※この作品はR-18です。

花田提督と艦娘達の日常   作:花田司令

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刀龍 中央作戦室

花田少将「これより作戦会議を伝える今回の作戦目的は活動家の身柄を確保することにあるこの作戦が成功すればこれからの奴等との戦いそして三木乃確保に一歩近づくだろう。移動は揚陸艇を使う。尚作戦中敵の妨害が予想される皆こころしてかかるようにいいな!」


憲兵ら「はい!」

花田少将「よし行くぞ!」

憲兵ら「応!」


第二十二話「小笠原の戦い」

深夜、小笠原諸島の名も無き小島‥‥

 

 

 

波打際のゴツゴツした岩場に数人の男達と

 

一人の艦娘の姿が‥‥

 

 

 

 

 

活動家A「ふん、俺達をこんな所に連れて来てどうする

つもりだ?」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「決まってるだろ?天憲隊としてお前等を裁判にかけるのさ♪」

 

 

 

活動家A「裁判だと~?一体何の話だ?」

 

 

 

活動家B「何の権利があって裁判なんか出来るんだ!?」

 

 

 

活動家C「(こいつ‥絶対ヤバい奴だ!‥‥しかもこんな

 

絶海の孤島に俺達を連れ込んで‥‥絶対俺達を

 

生かして帰さないつもりだ!)」

 

 

 

木曾「それじゃ審問を始めようか?さっさと申し開き

してみせろよ」

 

 

 

活動家B「かっ!艦娘風情がえらそうに!!‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「貴様だけ今すぐ死ぬか?」

 

(454カスール→ジャキッ!)

 

 

 

活動家B「ひいいい~~~‥‥」(失禁)

 

 

 

 

 

月夜の光に照らされ、鈍い光を放つ巨大拳銃

 

『454カスール』を活動家Bに向ける吸血鬼

 

憲兵‥‥それを見て、やれやれと言った感じ

 

の表情を浮かべる木曾‥‥

 

 

 

 

 

艦娘に危害を加える事を目的に、深夜の

 

六本脚鎮守府に忍び込み、艦娘用の燃料タンク

 

(実際は飲料水のタンク)に砂糖を混入させる

 

テロ行為を働こうとした『隙間解放戦線』は

 

その場で二等憲兵吸血鬼と木曾によって検挙

 

された

 

そしてこの名も無き小笠原諸島の無人島に

 

強制連行されて来たのである

 

 

 

 

 

活動家C「従兄弟(活動家D)は‥‥従兄弟はどうなった

んだ!?あんた!俺達を殺すのか!?」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「そいつは裁判の判決次第だ」

 

 

 

活動家B「ひいい‥‥こんな‥こんな話聞いてないぞ!!」

 

 

 

活動家A「喚くな!!腰抜けが!!こいつはハッタリだ!」

 

顔面蒼白の活動家BとCに対して、活動家Aは全く

 

動じる気配がない

 

余程肝が据わっているのか?、それとも現実が

 

見えていないだけなのか?

 

 

 

 

 

活動家A「お前等憲兵に俺達を裁けるものか!そんな権利

 

なんか無いだろうが!さっさと俺達を警察に突き

 

出せよ!どうせ直ぐに保釈される、あとは精々

 

罰金程度た!そうしたらまたやってやる!!

 

お前等には俺達を食い止める事は出来ないって

 

訳だ!」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「便利なもんだな、こんな時は自ら率先して名乗り出る奴が必ず一人は現れる、分かった!

貴様から審問だ!」

 

 

 

活動家A「何だと?」

 

 

 

 

 

お互い相手の言い分など知った事ではないので

 

話が噛み合う訳がない

 

ともかく裁判は始まった、検事も弁護士も居ない

 

裁判官と被告、そして傍聴人が一人‥‥

 

 

 

 

 

活動家A「ふざけるな!弁護士を呼べ!俺達を解放しろ!」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「一つしか聞かん、答えろチンピラ」

 

 

 

活動家A「こんな茶番はウンザリだ!こんな島からさっさ

と‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「艦娘の生命を、故意に危険に晒した事について

悔い改める気はあるか?」

 

 

 

活動家A「ああ~?何の話だあ?」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「言葉通りの意味だ、そのミジンコ並の脳みそじゃ理解出来んか?」

 

 

 

活動家A「一塊のただの憲兵には俺達の崇高な目的は

理解出来んようだな!

俺達は腐敗した連邦を打倒する闘志だ!

正義の闘志である俺達が何を悔い改める事が

ある?

連邦の走狗てある艦娘を真っ先に粛清する事で

連邦から道具を剥ぎ取ってやる!

人権憲章なんぞ建前に過ぎん!連邦にとっても

実際、艦娘は道具にしか過ぎんだろうが、それ

でも名ばかりでも『人権』を与えた以上、艦娘

が失われるのは連邦にとっては面目丸つぶれ

だろうよ!」

 

 

 

 

 

本気で連邦政府に反抗する気なら、あんな田舎

 

の民間鎮守府に嫌がらせなどしている筈がない

 

 

 

御大層な言葉を並べていても、やっている事は

 

もの言えぬ艦娘に対する当てこすりか八つ当た

 

り、それもごく身近にいて尚且つリスクの少な

 

そうな相手を選んで‥‥‥‥

 

その程度の事だ、二等憲兵吸血鬼にとっては

 

『隙間解放戦線』は、そこら辺のチンピラと

 

なんら変わり無い手合いであった

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「そんな下らん政治ごっこに、生命を危険に晒された艦娘達を少しは不憫だと思わんのか?」

 

 

 

活動家A「鍋やフライパンに命があるか?大体艦娘如きに

人権なんぞ与えた法律なぞ悪い冗談にしか思えん

!これこそ連邦が腐りきってる証拠だろうが!」

 

 

 

活動家B「そっ!‥そうだ!‥人間の俺達を差し置いて

 

何で艦娘がデカい顔出来る法律なんか作るんだ

 

よ!?奴らはただの道具じゃねーかよ!!」

 

 

 

活動家C「おい!!止せよ!!アイツ何かヤバいぞ!!

 

(冗談じゃない!!こんな狂った奴らと一緒に

 

殺されてたまるか!!)」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

 

木曾「(あ~あ、奴ら最後の望みも棄てたか‥‥)」

 

 

 

 

 

艦娘達を目の敵にする『隙間解放戦線』にとっ

 

て、艦娘の人権保証を定めた『艦娘人権憲章』

 

は悪法でしかない事がはっきりした‥‥

 

二等憲兵吸血鬼の様子が明らかに変わったのを

 

感じ取ったのは木曾と活動家Cのみ‥‥

 

 

 

 

 

活動家A「何度でも言ってやるさ!俺達が一大勢力を築き

 

上げたら、深海棲艦と組んでお前等憲兵諸共、

 

現行権力を地球から根絶やしにしてやる!!

 

艦娘はただの道具、だったら俺達もその道具を

 

利用させてもらうまでさ!それで奴らが沈もうが

 

くたばろうが知ったことか!!」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「審判はくだった!」

 

 

 

 

 

それは取り返しのつかない致命的な失敗であった

 

活動家Aの運命は本人の気持ち・高揚感とは全く

 

無関係に、今ここに極まった!

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「ギルティ(有罪)!」

 

 

 

 

 

活動家A「何だあ~?まだ続ける気か?いいかげん‥‥」

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「ハアアアァァァ~~♪」

 

(‥‥‥シュン!)

 

 

 

 ゴブシャアアアーーー!!

 

 

 

 

 

活動家A「!?ゴバガッ!!!」

 

 

 

 

 

‥自分の喉笛を食いちぎられるまで、活動家A

 

にはおそらく自分が他の誰かに殺される可能性

 

など全く考えられなかったに違いない‥‥

 

その顔は恐怖と苦痛以上に『信じられない』と

 

いった感じの表情であった‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼は片手で活動家Aの胸ぐらを掴む

 

と、そのまま喉を食い破ったのだ!

 

 

 

 

 

活動家B「ひっ!?ひいいい~~~!!!」

 

 

 

活動家C「うわああ!!!(喰った!!喰われた!?)」

 

 

 

木曾「あ~あ、やっちまった、まっ、仕方ねーか」

 

 

 

 

 

活動家A「‥‥ごっ‥‥ごぶっ‥‥」(流血ボタボタ‥‥)

 

 

 

 

 

活動家Aの喉から大量の血液が流れ出て岩場に

 

滴り落ちる‥‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「‥‥ペッ!‥まじい!‥‥思った通りだぜ」

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼は不快そうな顔で何かを吐き出す

 

と、直後に不適な笑いを浮かべて話す‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「どうだチンピラ?もうすぐ死ぬ気分は?貴様が艦娘達に味合わせようとした気分がそれだ!」

 

 

 

活動家A「‥‥‥‥‥‥」 

 

 

 

 

 

全身が痙攣を起こし始めた活動家Aに、もはや

 

返答する力は無かった‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「最後に貴様に言っておく事がある、自分の血液が肺に溜まって溺れ死ぬ前にこれだけは

覚えて地獄に行け!

貴様は知らんだろうが、本物の悪党の血肉って

のはな、最高に美味なんだよ、だが貴様の血肉

は臭くてまずい!とても食えたもんじゃねえ!

この意味が分かるか?」

 

 

 

活動家A「‥‥‥‥‥‥‥」(ヒュー、ヒュー‥‥)

 

 

 

剥き出しの気道から空気が漏れる音だけが

 

聴こえる‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「貴様は悪党ですらない、ただの雑魚って事だ!

ただの使いっパシリ、都合よく利用された挙げ句

 

要が済めば切り捨てられるだけの粗大ゴミ‥‥

 

失った所で代わりなんぞいくらでも代用が効く

 

虫けら以下の存在‥‥貴様の周りには誰も居ない

 

‥‥金づると思っていた連中にただ使われていた

 

だけの哀れな消耗品、それにも最後まで気付かな

 

かった裸の王様‥‥それが貴様だ!」

 

 

 

活動家A「‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

二等憲兵吸血鬼「たとえ貴様は生きていても何も成し遂げる事は出来ない、貴様にはそんな根性も覚悟も無い

からだ!元からな!

身の程知らずで現実を見ようともしないただの

クソガキ!

他人の命を奪おうとしておきながら自分の命が

奪われる可能性も全く考えられない甘ちゃんの

クソガキ!

そんなクソガキの貴様に何が出来るっていうんだ

?ええ?

貴様に出来た事は他人に利用され、コキ使われた

事と、艦娘を殺そうとした事だけだ!」

 

 

 

活動家A「‥‥‥    」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「誰も恨むなよ?この生き様も!死に様も全て!貴様自身が選んだ事だ!

本来なら最大限の苦痛を味合わせてから

地獄に送ってやる所だが、生憎俺は忙しい!

貴様の相手をしている暇はない、裁判だけは

受けさせてやった事に感謝して‥‥‥‥‥‥‥

 

消えろ!クソガキ!!」

 

 

 

(バアッ!‥‥)

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼は、先程まで活動家Aを形成して

 

いた肉塊を片手で海に向かって放り投げた

 

空中を飛翔する活動家Aの肉塊‥‥‥

 

 

 

ツヤの無いブラックフレームの巨大拳銃

 

『ジャッカル』を引き抜く二等憲兵吸血鬼‥‥

 

 

 

 

 

 BAGOM!!!‥‥

 

 

 

 ZUBASHUuuu!!!

 

 

 

 

 

 

 

人間の肉体を『破壊』するには過剰な火力という

 

他はない『対化け物用焼夷徹甲弾』を喰らった

 

活動家Aの肉塊は、空中でミクロ単位に吹き飛ん

 

だ!後には血煙が風に飛ばされて流れていくだけ

 

‥‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「執行完了、次の審問はどっちだ?」

 

 

 

活動家B「あっ‥‥‥あわわ‥‥」(ブルブル~‥‥)

 

 

 

活動家C「殺された‥‥本当に殺しちまったあーー!!」

 

(ガタガタガタ~~‥‥)

 

 

 

 

 

活動家Aが文字通り消滅した『隙間解放戦線』は

 

もはやただの活動学生崩れの集団でしかない

 

それでも裁判は続く‥‥‥

 

木曾「今のを見て分かったろう?審問を拒否する

事は出来ない、よ~く考えて返答しろよ」

 

 

活動家B「‥‥嫌だ‥‥死にたくない‥‥」(メソメソ)

 

 

 

活動家C「(何でこんな事に‥‥俺はただムシャクシャ

してたから‥不満解消に何かに当たり散らす

事さえ出来ればそれで良かったんだ‥‥‥‥

艦娘がどうなろうと俺には関係なかった‥‥

‥ただ八つ当たり出来る相手がいれば‥‥‥

それで良かったんだ!‥‥それなのに何で!

‥‥何でこんな事に!?)」

 

 

 

木曾「(‥‥こりゃ駄目かな‥‥)」

 

 

 

活動家B「たっ!‥助けてくれぇーー!!」(ガバッ)

 

 

 

 

 

藁にもすがる想いで木曾のマントにしがみ付く

 

活動家B、活動家Aに便乗していただけの男には

 

もはや命ごい以外何も出来なかった

 

 

 

 

 

活動家B「俺は機械が好きでそれを活かしたかっただけ

なんだーー!!俺の工業大学の知識を‥‥‥

世間に見せてやりたかっただけなんだーー!!

‥‥俺は機械の天才なのに‥‥誰も俺を認めて

くれない‥‥だから活動家になって、それで

世間をあっと言わせてやりたかった‥‥‥

あの発火装置は‥‥それだけの物だったんだよ

ーー!!」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「よし、次はお前だ!」

 

 

 

活動家B「うあああーーー!!!」

 

 

 

活動家C「おい!待てよ!!あんたは憲兵なんだろ!?

 

俺達を守るのがあんたの役目だろう!?

 

こんなに簡単に人間を殺していいのかよ!?

 

俺達が何をしたって言うんだ!!」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「ああ~?貴様は何を勘違いしてるんだ?」

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼は何を今更‥‥といった感じの

 

表情で活動家Cに向き直る

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「言った筈だ!俺の憲兵としての使命は艦娘を守ること、それ以上でもそれ以下でもない

とな!、それから」

 

 

 

(サラ~‥‥)

 

 

 

よく見ると、二等憲兵吸血鬼の右手の先から

 

月明かりに反射する糸の様なものが風に揺ら

 

いでいる‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「俺は今まで『人間』を殺した事は一度も無い!一度もな!」

 

 

 

活動家C「うっ!‥‥」

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼が余りにも平然と言いきったので

 

活動家Cは二の句が口から出せなかった‥‥

 

有罪となった時点で活動家Aは『人間以下』の

 

存在になったという事か?

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「俺が裁きを下すのは、ウジムシ以下のブラック提督と、それに便乗するシラミ共、そして

艦娘を沈めに来る深海棲艦(強硬派)だ

奴らは艦娘を苦しめる、奴らは艦娘の命を危険

に晒す、そういう条件が揃ってかつ、更正の見込

みが無いと判断された奴は排除する!

それが俺の憲兵としての責務だ、お分かり?」

 

 

 

活動家C「‥‥そんな‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「そういえば、お前の従兄弟(活動家D)だったかあいつ」

 

 

 

活動家C「!?従兄弟が!?従兄弟はどうなったんだ!?」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「安心しろ、俺は忙しい、面倒臭いのはゴメンだからさっさと審判したうえで解放してやったよ」

 

 

 

活動家C「!本当か!?」

 

 

 

活動家B「‥‥ほっ‥‥ふう‥‥」

 

 

 

 

 

活動家Aを躊躇無く吹き飛ばした男の口から出た

 

その言葉は、それはそれで意外なものだった

 

活動家B・Cはそれが自分達にとっても僅かな

 

希望の光に思えた、自分達の未来に重なって

 

見えたのである‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「仲間のいる所にな!」(ニヤリッ!)

 

 

 

活動家B「!?」(ビクッ!)

 

 

 

活動家C「‥‥何!?‥それはどういう‥‥」

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼の笑う顔はさながら、快楽で獲物

 

を仕留めた後のハンターの様な笑い顔であった

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「ゴミカスその物のブラック提督とそれに便乗するシラミ共を除けば、艦娘を沈めたり危害を加えるのは、それすなわち深海棲艦(強硬派)だ!

さっきのクソガキ(活動家A)は深海棲艦と組む

と言っていた、つまり奴は深海棲艦の仲間だ!

そして奴の行為は深海棲艦そのものだ!

つまり奴は『深海棲艦そのもの』という事になる、

立派な利敵行為だ、奴自身もさぞ満足だったろう、

憲兵の俺が奴を排除するのは当然の帰結だ」

 

 

 

活動家B「‥‥‥‥‥‥‥」(呆然)

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「因みに貴様の従兄弟(活動家D)は、最後の最後まで『深海棲艦の仲間』だったよ」

 

 

 

活動家C「‥‥‥そんな、それじゃあ従兄弟は‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「安心しろ、さっきも言った通り俺は忙しい面倒くさかったから‥‥」

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼は、左手に握った『ジャッカル』

 

を海の方向に向けて‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「『仲間』のいる所に帰してやったよ♪」

 

(ニヤリッ)

 

 

 

 

 

活動家B・C「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「運が良ければ仲間の所に辿り着けるだろうよ

もっとも『細切れ』になったから、魚の餌に

ならなければの話だがな♪」

 

 

 

活動家B「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

 

活動家C「(やっぱり‥‥駄目だったか‥‥)」

 

 

 

 

 

微かな希望から絶望に叩き落とされた活動家B

 

活動家Cは予想はしていたとは言え、現実に

 

従兄弟の辿った運命を知らされてショックを

 

隠しきれない‥‥

 

 

 

 

 

 

 

木曾「‥‥今夜は、長丁場になりそうだな‥‥」

 

(カチャ‥カチャ‥)

 

 

 

 

 

木曾は周辺に漂う気配を察すると、接近戦用にも

 

使う『指揮刀』と、普段から携行する二丁拳銃

 

『エボニー&アイボリー、シリアルNO.2』を点検

 

し始める‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「審問を始める、質問は一つだ!答えろ!艦娘の生命を故意に危険に晒した事について

悔い改める気はあるか?」

 

 

 

活動家B「助けてくれぇぇぇーーー!!!」

 

 

 

 

 

活動家Bは命乞いをするばかりで審問に応じる

 

様子はない、活動家Aとは違って只々恐怖に

 

襲われていたのだった

 

 

 

 

 

活動家B「死ぬのは嫌だあぁ!!俺は機械が好きなだけ

なんだぁ!!俺の作った機械で世間をあっと

言わせやりたかっただけなんだーー!!

それなのに何でこんな恐ろしい目にあわなけ

りゃならないんだあああーーー!!!」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「死ぬのは嫌か?お前の作ったガラクタのせいで命を危険に晒された艦娘達も、死の恐怖と戦い

ながら必死で生きてる、お前はそんな艦娘達に

自分が嫌がる恐怖を与えたんだ、その事につい

てはどう落とし前を付けるつもりだ?」

 

 

 

活動家B「落し前って、俺には関係ない事じゃないか!?

あのリーダー(活動家A)の計画が上手くいった

って、ただ艦娘共が沈むってだけじゃないか!!

俺は!俺はそんな悪い事なんかしてないだろ!!」

 

(メソメソ‥‥)

 

 

 

活動家C「!!バカッ!!やめろ!!」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「審判はくだった!」

 

 

 

活動家B「(ビクッ!?)」(ドサッ!)

 

 

 

 

 

活動家Bの発言は、これまた致命的だった

 

二等憲兵吸血鬼は憲兵であり、同時に提督でも

 

あるのだ、彼の前で艦娘の命を命とも思わない

 

発言は許されない‥‥

 

 

 

腰を抜かして岩場にへたり込んだ活動家Bを

 

上から見下ろして吸血鬼は一言‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「『仲間』の所に帰れ!」

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼の右手指先から揺れ動く、糸状

 

の物体が光って見える、月明かりは微かにしか

 

出ていないのに、その微かな光に反射している

 

その物体と吸血鬼の言葉が何を意味するか‥‥

 

 

 

それが自分に『絶命』をもたらす物である事は

 

活動家Bにも確信が持てた、最悪の確信であっ

 

たが‥‥

 

 

 

 

 

活動家B「うわあああーーー!!!嫌だ嫌だ嫌だー!!

誰か助けてくれぇぇぇーーー!!!」

 

(ダッ!)

 

 

 

 

 

活動家Bは余りの恐怖から大声をはり上げると

 

腰が抜けながらも、はいつくばって必死で

 

逃げようとする‥‥‥

 

 

 

しかし、直後に光る糸に全身を絡め取られて

 

いた‥‥‥

 

それは糸ではなく、鋭利に研ぎ澄まされた

 

『カッターワイヤー』であった‥‥

 

 

 

 

 

メリッ!BShuuuーーー!!

 

 

 

 

 

活動家B「いぎいぃぃぃーーー!!!」

 

 

 

 

 

産まれてからこれまで一度も味わった事の無い

 

凄まじい苦痛が活動家Bの全身を襲った!

 

しかし、それも長くは続かない‥‥

 

 

 

 

 

‥シュン‥‥

 

 

 

活動家B「!びっ‥‥」

 

BEKI!BEKI!BShuuuー!!

 

 

 

ボトッ‥ボトッ‥‥チャポンッ‥‥

 

 

 

 

 

カッターワイヤーに全身を文字通りみじん切り

 

にされた活動家Bの肉塊は、バラバラに飛び散

 

り、岩場に、海に、散らばって落ちた‥‥

 

花田少将「あらら相変わらずえぐいね」 

 

玄田隊長「どうしますか?介入しますか?」

 

花田少将「いや今行ったら面倒なことになる」

 

玄田隊長「ではここでみすみす見過ごせと?」 

 

花田少将「いやあの人の事だ必ずチャンスがくる

それまで待つんだ」

 

活動家C「‥‥うわああああーーーー!!!」

 

(ガタガタガタ‥‥)

 

 

二等憲兵吸血鬼「執行完了、最後はお前だ」

 

活動家C「たっ!‥‥助けてくれ‥‥くださいー!!

許してくださいーー!!」(土下座)

 

 

 

とうとう一人になってしまった‥‥

 

もはや助けてくれる者も代わりに死んでくれる

 

者もいない‥‥そんな心境に陥った活動家Cは

 

恥も外聞もかなぐり捨て只命ごいをするので

 

あった‥‥‥

 

 

 

 

 

活動家C「これからは真面目に生きます!!もう世間に

不満ばかり持っていないで謙虚になります!!

危ない連中とは手を切って真人間に戻ります!

だから‥‥だから命だけはーー!!!」

 

 

 

 

 

もはや活動家Cの頭の中には『隙間解放戦線』

 

の事も、先にやられた連中の事も従兄弟の事も

 

無かった、ただ、自分が助かる事しか無かった

 

土下座をし、必要なら靴を舐めてでも命ごいを

 

する、それだけだ

 

 

 

活動家Cは致命的な勘違いをしていた‥‥

 

 

 

二等憲兵吸血鬼が彼等を裁こうとしている理由

 

は、彼等が真面目に謙虚に生きて来なかった

 

からでは無い!そんな事は関係なかった!

 

 

 

そして『隙間解放戦線』の全員に共通している点

 

それは‥‥艦娘など、どうなっても構わない‥‥

 

という思考であった‥‥

 

 

 

二等憲兵吸血鬼は、彼等が仕出かした事の内容、

 

そして彼等の『艦娘』に対する共通認識に対して

 

裁きをくだそうとしているのである

 

しかし、艦娘の運命など眼中にない活動家Cには

 

二等憲兵吸血鬼の本当の怒りの理由を理解出来る

 

訳が無かった‥‥

 

 

 

 

 

活動家C「許してくださいーー!!何でもしますから!!もう法は破りません!!警察に自首して刑務所

に入れと言われたらそうします!!

俺には政治的な目的も、特技を他人に見せたい

とも思ってないんです!‥ただ日常にムシャク

シャして‥‥何かに八つ当たりしたかっただけ

なんです!!もうこんな事しませんからー!!」

 

 

 

 

 

木曾「‥‥くだらん奴だ、死にたくないなら何で

あんなマネをした‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「その程度の覚悟でこんな糞事に手を貸したのか?、八つ当たりだと?、そんなくだらん理由で

命を危険に晒された艦娘達に対してお前はどう

考えているんだ?」

 

 

 

活動家C「許して下さいーー!!必要だというなら艦娘

が相手でも頭を下げますから!!だからどか!!‥‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「‥‥てめぇムカつくなぁ!‥‥最悪だぜ!」

 

 

 

活動家C「‥‥へっ?」(理解不能)

 

 

 

 

 

艦娘に頭を下げるのはあくまで助かる為の手段

 

、方便に過ぎない、そんな事は二等憲兵吸血鬼

 

にも木曾にもまるわかりであった

 

しかも、『艦娘が相手でも‥‥』とはどういう

 

了見か!?つまり艦娘に詫びを入れるのは本来

 

はありえない特殊な事象だとでも言うつもりか

 

!?

 

艦娘にまで頭を下げた自分の誠意を汲み取って

 

欲しいとでも言うつもりか?

 

 

 

 

 

つまり二等憲兵吸血鬼の解釈としては、この

 

活動家Cにとっても、艦娘はただの『道具』と

 

しか捉えられていない‥‥という事だ

 

そしてそれを前提に、八つ当たりの対象として

 

、自分の命を守る為の材料として利用するだけ

 

‥‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「‥‥たいした決意も覚悟も無い癖に、こんなマネしくさりやがって!

それがどんな結果を招くかも考えずによ!‥‥

俺はテメーみたいな中途半端野郎が最高に

ムカつくんだよ!‥‥このウジムシめ!!」

 

 

 

活動家C「ええっ!?‥何でそんなに怒って?‥‥」

 

 

 

 

 

艦娘を終始道具としか見られない活動家Cに

 

二等憲兵吸血鬼の怒りの理由は分からない

 

しかし、この憲兵を自分は余計に怒らせた

 

のは理解出来た

 

そして自分の生命が更に危機的状況に陥った

 

という事も‥‥‥

 

 

 

しかし、その後の吸血鬼憲兵の口から出た言葉

 

は以外なものだった、そして活動家Cはそこに

 

本当に微かな、そして最後の希望の光を見出だ

 

した

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「‥馬鹿馬鹿しい、何か真面目に相手しているの

 

が馬鹿らしくなってきたな、消えろウジムシ!」

 

 

 

活動家C「‥‥‥‥えっ!?」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「40秒間やる、さっさと俺の視界から

消え失せろ!!」

 

 

 

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

その言葉の意味を理解するのに、活動家Cは

 

ほんの少しだけ時間がかかった

 

 

 

 

 

活動家C「‥‥‥たっ‥‥助けてくれるのか?‥‥」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「あと35秒!!」

 

 

 

活動家C「!!!!!!!」

 

 

 

 

 

ここに来て、活動家Cはようやく理解した!

 

これが自分に与えられた最後のチャンスだと

 

いう事を‥‥‥

 

 

 

 

 

活動家C「うわああああーーー!!!」

 

(ダァーッ!)

 

 

 

 

 

活動家Cは脱兎の如く逃げ出した

 

足場の悪い岩場で何度も派手に顔面から転んでも

 

構わず起き上がって走り続ける‥‥

 

 

花田少将「よし来た!」

 

玄田隊長「では」

 

花田少将「あぁ取り押さえる」

 

玄田隊長「了解。」

 

活動家C「助けて!‥助けて!‥‥神様!‥助けて!‥」

 

 

 

冷静に考えれば、ここで逃げ切ったところで

 

活動家Cに明日は無かった

 

 

 

ここは小笠原、絶海の孤島

 

海岸線を30分も歩けば一周してしまうような

 

小さな無人島である

 

ここから生還するには、ここまで乗せられて

 

来たあの『高速艇』に乗って帰る他はない

 

そしてそんな事をあの吸血鬼が許す筈がない

 

 

 

しかし今の活動家Cにとって大事なのは、明日

 

の自分の命ではなく、40秒先の自分の命を

 

守る事であった‥‥‥

 

 

 

 

 

それでも人間必死になれば何とかなるもの‥‥

 

活動家Cは岩場の影に入って二等憲兵吸血鬼の

 

視界から自分の姿を見えなくする事に成功した

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「時間切れだ」(ジャキッ!→ジャッカル抜く)

 

 

 

木曾「助けてやるんじゃ無かったのか?」

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「木曾ちゃん、俺は奴に『40秒以内に俺の視界から消え失せろ』と言っただけさ

『助けてやる』なんて言った覚えは無いけどな

ーー♪」

 

 

 

木曾「酷いやつだな、まったく♪」

 

 

 

 

 

木曾の指摘におどけて見せる二等憲兵吸血鬼

 

木曾はそれをとくに咎める様子もない

 

二等憲兵吸血鬼は、既に姿が見えない活動家C

 

に対して言い放つ‥‥

 

 

 

 

 

二等憲兵吸血鬼「‥‥と、いう訳で、これが貴様への審判だ!」

 

 

 

 

 

左手に握った『ジャッカル』を大きく振りかぶ

 

った、そして大きく振り回しながら‥‥‥

 

 

 

 

 

 BAGOM!!!‥‥

 

 

 

 

 

 発砲!!

 

 

 

 

 

発射された『焼夷徹甲弾』は、まるで意思が

 

ある『魔弾』のように、放物線を描いて岩場

 

の反対側に飛んでいく‥‥‥

 

 

玄田隊長「おい嘘だろ!」

 

花田少将「くっ!」

 

玄田隊長「少将!」

 

活動家C「助けて!‥助けて!‥助けて!

‥助けて!‥」

(ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ‥‥)

 

 

 

 

 

あの怪物から一歩でも遠くに逃げる事しか考え

 

ていない活動家Cは必死に走り続ける‥‥

 

その背後から『魔弾』が追いかけてきた

 

 

花田少将「させるか!」

 

(水の呼吸漆の型滴波紋突き!曲!)

 

 

パッチーーン‥‥‥

 

 

BAMU!‥‥

 

 

活動家C「ぐえっ!」

 

謎の音が響くと、その直後に爆発音!

そして活動家Cの意識はそこで

途切れた‥‥‥‥

 

花田少将「ふぅー間にあったか」

 

玄田隊長「少将!」

 

花田少将「よし作戦は成功だ帰投するぞ」 

 

玄田隊長「了解です。」

 

花田少将「っていいたい所だがそうはいかないみたいだな。」

 

 

気づけば花田少将らの回りには大量のジュラル星人がいた。

 

花田少将「どうやら通してくれる訳ではなさそうだな。」

 

玄田隊長「どうしますか?ドミネーターだと弾切れになります。」

 

花田少将「玄田。あれ持ってきただろうな?」

 

玄田隊長「はい。全員に持たせてってまさか!」

 

花田少将「ここでテストをかねて使ってみるか

このサブマシンガン型ドミネーターを」

 

玄田隊長「正気ですか?」

 

花田少将「それしかこの現状を打破できない」

 

玄田隊長「了解。」

 

花田少将「いいか。回収機がつくまで持ちこたえるぞ!いいな!」

 

憲兵ら「応!」

 

「マルチ鎮圧システムドミネーターSMG型起動しました。ユーザー認証花田刀治郎査察官

海軍省査察局所属適正ユーザーです。

脅威レベル3以上を複数探知。

執行モードデストロイエルミネーター慎重に照準を定め

対象を排除してください」

 

花田少将「撃て!」

 

Pukyuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu

 

ジュラル星人「グワ!」バシャ

 

ジュラル星人「ダハ!」バシャ

 

玄田隊長「撃ちまくれ!」

 

 

花田少将「奴等に我々の力見せつけるのだ!」

 

 

憲兵「少将!回収機が来ました!」

 

憲兵「第一防衛ラインもう持ちません!」

 

花田少将「第二防衛ラインまで退却!」

 

憲兵「第二防衛ラインまで退却」

 

花田少将「負傷者をフォロー」

 

憲兵「はい!」

 

花田少将「動け!」

 

Pukyuuuuuuuuuuuuuuuuu

 

花田少将「シャー!」

 

Pukyuuuuuuuuuuuuuuuuu

 

カチカチ

 

花田少将「くそ!弾切れか」

 

玄田隊長「少将殿をフォローするぞ!フォロー」

 

Pukyuuuuuuuuuuuuuuuuu

 

玄田隊長「少将殿!こちらへ!」

 

タタタ

 

花田少将「ふぅーありがとう。」

 

玄田隊長「少将殿!これを」

 

花田少将「これは?」

 

玄田隊長「明石殿が開発したドミネーターでその名も強襲型ドミネーター複数の敵を一掃出来るタイプです」

 

花田少将「なるほど。使ってみるか!」

 

「ユーザー認証花田刀治郎査察官海軍省査察局所属

適正ユーザーです。脅威レベル3以上の対象を複数探知執行モードデストロイエルミネーター慎重に照準を定め対象を排除してください」

 

花田少将「これでも喰らえ!」

 

カチ

 

Pukyuun

 

ドカーン

 

玄田隊長「対象の完全排除を確認。お見事です」

 

花田少将「ふぅー作戦終了。さあ大隊諸君帰るとしよう。」

 

憲兵ら「はっ!」

 

こうして攻防戦は勝利に終わった確保した活動家は査察局にて取り調べをする事になり彼の身柄は我々査察局が持つ事に決まったのだった

 

 

続く

 

 

 

 

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