飛龍「大規模遠征?」
花田中将「あぁ大規模遠征で力を貸してほしいとの事だ」
飛龍「編成は?」
花田中将「第一艦隊はまだドックに入ってるし第二艦隊は第一の任務のカバーで今手が離せないから第三艦隊かな?」
飛龍「第四艦隊は特務艦護衛の任務で遠征中だしそれしかないね」
花田中将「あぁ明日出発だ」
飛龍「ってまた乗るの?」
花田中将「あぁ今回はただの遠征だし、もし戦闘になっても後方で指揮をとるよ。」
飛龍「もう!無茶しないでね」
花田中将「承知した」
第二十九話「大規模遠征」
舞鶴海上基地 連邦宇宙港
第三艦隊 旗艦マゼラン級戦艦 大和
艦長「花田中将!発進準備整いました。」
花田中将「よし全艦発進せよ」
艦長「大和発進!」
航海長「大和発進します!」
ドコォー
月軌道
レーダー員「12時方向に艦影多数。識別信号確認。連邦軍艦隊です」
艦長「にしては多いな。何個艦隊だ?」
花田中将「恐らく七個艦隊だな」
艦長「大規模遠征で七個艦隊とは」
花田中将「何か裏がありそうだな」
通信員「中将!山北少将から通信です」
花田中将「山北か。メインパネルに」
山北少将「久しぶりだな。花田?」
花田中将「あぁ久しぶり。で今回の遠征の目的は?」
山北少将「実はな太陽系内に駐留している連邦艦隊の通信が途絶えた。」
花田中将「通信障害じゃないのか?」
山北少将「駐留艦隊全ての通信が一気に途絶えるのが?」
花田中将「なっ!駐留艦隊全てでだと?」
山北少将「あぁ八個艦隊全ての通信が途絶えた。」
山北少将「しかも我々の第三艦隊が謎の艦隊から奇襲をうけ艦隊はほぼ全滅した」
花田中将「それで原因を調査するために艦隊をだしたと?」
山北少将「あぁ第三艦隊はまだドックに入ってて動けないだから君に応援を頼んだとおもう。」
花田中将「なるほど承知した。で我々はどこの宙域を?」
山北少将「まもなく司令部から暗号通信が来るはずだが」
通信員「司令部から暗号通信、花田艦隊八土星二向カイ現状ヲ調査セヨ」
花田中将「了解した。」
山北少将「私は冥王星に向かうことになった」
花田中将「武運を祈る」
山北少将「ありがとう。じゃまたな」
プツン
花田中将「よし全艦土星に向けて発進!」
ドコォー
土星宙域
通信員「哨戒機より入電、前方に艦影をみゆ」
レーダー員「レーダーでも捉えました。識別信号確認これは連邦軍第十三艦隊です。」
花田中将「他の艦艇は?」
レーダー員「識別信号確認できません。」
花田中将「照会は!」
解析員「データベースにヒットしません。」
艦長「攻撃されているようですし片方の艦隊は報告にあったやつですね」
花田中将「そうみたいだな。全艦第一種戦闘配置」
戦闘班長「全艦第一種戦闘配置」
花田中将「全艦陣形を単縦陣から複縦陣に変更。」
航海長「了解。」
戦闘班長「陣形整いました。」
花田中将「解析。敵の機関部はどこだ?」
解析員「見つけました。これです」
花田中将「よし敵の機関部を狙う。全艦主砲発射準備目標敵艦の機関部。」
戦闘班長「主砲発射準備完了。照準よし」
花田中将「全艦撃ち方始めー!」
Pkuuuuun
敵艦隊旗艦
艦長「ええいまだやれないのか!」
補佐官「敵は小惑星滞のなかにいるのでなかなかやれないのでしょう。」
ドカーン
艦長「なんだ!」
レーダー員「後方に艦影みゆ!敵の増援です。」
艦長「なんだと艦隊反転!敵増援を叩け」
補佐官「正面の敵艦隊はどうします?」
艦長「知るか!捨て置け!」
大和 艦橋
花田中将「第十三艦隊旗艦に」
通信員「繋ぎます。どうぞ」
花田中将「こちらはNPF第三艦隊旗艦大和司令部よりそちらの救援に参った。敵艦隊はこちらが引き付けます。その間そちらの艦隊は前進し共に挟撃しましょう」
第十三艦隊司令官「こちら第十三艦隊了解した。その作戦乗りましょう。」
花田中将「ありがとうございます。」
レーダー員「敵艦隊反転しこちらに向かってきます!」
花田中将「全火力を敵艦隊に集中!」
戦闘班長「前甲板VLS一番から十六番対艦ミサイル発射用意!」
花田中将「てぇー!」
ドコォーシューーー
花田中将「主砲発射!」
戦闘班長「てぇー」
Pkuuuuun
第十三艦隊 旗艦
レーダー員「敵艦隊陣形乱れます!」
司令「よし!我々も行くぞ!全艦全速前進
残っている全ての火力を敵艦隊に集中させろ!」
戦闘班長「はい!」
敵艦隊 旗艦
「我が艦隊の陣形乱れてます!」
艦長「ええいさっさと立て直せ!」
レーダー員「後方の部隊敵艦隊の攻撃を受け全滅!」
艦長「なっ!」
レーダー員「まっすぐこちらに向かってきます!」
補佐官「恐らく我々を挟撃するつもりでしょうやられましたね。」
艦長「くそ!」
レーダー員「前方の部隊も全滅!のこるは我が隊のみです!」
大和
花田中将「全艦攻撃中止」
艦長「なぜですか?」
花田中将「通信第十三艦隊に攻撃中止を打電しろ」
通信員「了解。」
花田中将「全艦複縦陣から包囲陣に移行」
航海長「了解。」
通信員「司令第十三艦隊から通信です繋ぎます」
司令「指揮官殿なぜ攻撃中止命令を」
花田中将「敵艦隊の数はもう多くありません。そこで降伏を促します。」
司令「降伏ですか」
花田中将「ええ我々の任務は敵の正体を探ることです。降伏させれば情報を聞き出せる。」
司令「なるほど承知したこちらも攻撃を中止し包囲陣に移行する」
花田中将「了解です。ただしシールドは展開してください。攻撃してくるかもしれません」
司令「了解した。」
プツン
花田中将「さて通信!敵旗艦に繋げ」
通信員「了解。」
敵艦隊 旗艦
補佐官「どうします?降伏なさいますか?」
艦長「するわけないだろ!正面突破だ!」
レーダー員「敵の攻撃が止んでいきます!」
艦長「なんだと!」
通信員「敵艦隊から通信です」
補佐官「繋げ」
花田中将「こちらは地球連邦軍NPF第三艦隊旗艦大和。敵艦隊につぐ直ちに降伏せよ」
艦長「なんだと!」
花田中将「のこる艦はわずかこれ以上犠牲者を出すのは愚策である。降伏すれば貴殿らの身柄は我々が保障する。捕虜的な扱いはしないこれ以上被害を出したくなければ降伏せよ。」
補佐官「了解した。降伏します」
艦長「貴様!何を勝手に!」
バァン
艦長「なっ、貴様、何を」
補佐官「貴様の無能のせいで多くの仲間が犠牲になった。貴様にはその死をもって償うがいい精々あの世で償うことだな」
艦長「き、貴様!」
バァン バァン
補佐官「フゥ。失礼した指揮官殿」
花田中将「いや構わない。それで降伏でいいんだな」
補佐官「ええ。部下の命の保障さえしていただけば」
花田中将「分かった。必ず守る」
補佐官「指揮官殿。あなたの名前は?」
花田中将「地球連邦軍NPF所属花田刀治郎。階級は中将だ。あなたは?」
補佐官「私は帝国軍銀河方面軍所属、オーベル・スタイン階級は大佐です。」
花田中将「ではスタイン大佐地球については?」
スタイン大佐「特に問題はありません。酸素濃度は我々と同じですから」
花田中将「さようか。では航行は可能ですか?」
スタイン大佐「航行できるもんならとっくに逃げてます。」
花田中将「そうですな。では本艦隊から艦艇を出し牽引します。よろしいですか?」
スタイン大佐「はい。よろしくお願いします。」
花田中将「ではまた後ほど」
プツン
スタイン大佐「ふぅ全艦につぐ火器を全てロックこれ以降の戦闘は中止とする」
戦闘班長「はっ」
大和 艦橋
花田中将「フゥー通信。司令部に高速暗号通信。我敵ト交戦スルも勝利。同時二敵ノ身柄ヲ拘束シタコレヨリ四個戦隊ヲ駐留サセ第十三艦隊ト敵艦隊ト共二海上基地二帰投スル。ナオ敵ノ身柄ハ我々ガ預カラセテモラウ」
通信員「了解。司令第十三艦隊から通信です繋ぎます」
司令「指揮官殿。救援にきていただきありがとうございます。おかげで被害は最小限に留められました」
花田中将「いえいえ。たった今司令部に連絡しました。我々は四個戦隊を残し帰投します。よろしければわが海上基地で補給と修理を行いませんか?」
司令「いいんですか?」
花田中将「ええ構いませんよ。あぁそういえばまだ自己紹介がまだでしたな。私はNPF司令花田刀治郎階級は中将。」
司令「私は連邦軍第十三艦隊司令ヤン・ウェンリー階級は少将。」
花田中将「まさか不敗の魔術師がここにいるとは。」
ヤン少将「そちらこそ元エースパイロットが艦隊にいるとは」
花田中将「いやはや一度お会いしたかった。でどうだ?ヤン少将。」
ヤン少将「補給と修理よろしくお願いします。」
花田中将「分かりました。すぐ基地に準備させます。」
ヤン少将「ありがとうございます。」
花田中将「いえいえ。では地球で」
ヤン少将「はい。」
プツン
花田中将「よし!帰るぞ。通信基地に二個艦隊ほどの修理と補給の用意をさせろ。」
通信「了解。」
花田中将「よし地球に向けて発進!」
こうしてNPF第三艦隊は敵との戦闘に見事勝利した他の連邦艦隊も敵を退けることに成功するも被害は甚大であり。唯一被害が少なかったのは花田中将が率いる第三艦隊とヤン少将率いる第十三艦隊だけであった。