※この作品はR-18です。

花田提督と艦娘達の日常   作:花田司令

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第六十七話「収束」

背中にロケットエンジンを背負い、手足に頑丈そうな篭手とブーツを身に着け。ヘルメットを被っただけという簡素な武装をした、小柄な少女。鉄人

しかし……市民に向けて振り下ろしてきた、モンスターの巨大な右腕を両手でしっかりと受け止め。

人や建物に被害が出ない方向へ逸して退けたのだった

 

鉄人「……ガオー」

 

ガッツポーズで戦意を表明。

 

しかし……モンスターからすれば、そんなものは関係無い。目の前のものは全て破壊する、それだけだ。

 

「あっ!!危ない!!」

 

「逃げてーっ!!!」

 

モンスターのパンチが襲いかかるが、少女―――鉄人28号はロケットで再び飛翔。

 

パンチを躱しつつ

 

鉄人「ガオ!」

 

左フック。

 

すると、モンスターの巨体が『吹っ飛んだ』。

 

「………え」

 

「ええぇぇぇぇぇッ!!?」

 

街の人々は、皆己の目を疑った。

 

今、何が起こった?

 

どこにでも居るような、小柄な少女が飛んで……しかも、明らかに勝ち目の無いような巨大ロボットにパンチを食らわせて、その上数メートルほど吹っ飛ばした??

 

「……マ、モル。マモリ…タイ」

 

ぎこちない言葉を発しつつ、鉄人はモンスターを追いかけた。

 

鉄人28号が吹っ飛ばした先は、先にモンスターが暴れ、破壊した区域だった。

 

『ギイィ……』

 

鉄人「……ガオ」

 

巨大ロボットと少女の戦闘、第2ラウンドである。

鉄人を捕らえようと、モンスターが手を伸ばしてきた。

それを難無く躱し、隙あらばパンチを打ち込んで、少しずつダメージを与えていく。

そこへ、花田中将たちが合流した。

 

鉄人「す……すごい…」

 

花田中将「これが……鉄人の力……」

 

パワーは凄まじいが、小柄な見た目に反した防御力の高さも凄まじかった。

ロケットエンジンのエネルギー残量を考慮したのか、地上に降りて、モンスターの足下へ向かい始める。

これを好機と見たのか、モンスターは踏み潰そうとするも、鉄人はそれを受け止め、アスファルトがめり込み、足を取られながらも耐え抜き。

 

鉄人「ガーッ!!」

 

押し返し、再び転倒させた。

さらに、そのままモンスターの片脚を掴むと

 

憲兵「………え?」

 

………ブン回し始めました。

 

鉄人「ガオー!!」

 

鉄人としても、ちょっとだけ無理をしたのか。海上の方へ投げ飛ばしたときは、少しだけ息が上がっていた。

しかし、鉄人の戦いはまだ終わらない。

 

再度、飛行し、モンスターの元へ。

 

『ギイィ……』

 

流石のモンスターも、海上では足を取られ、動きが鈍くなるらしい。

 

鉄人は僅かな隙を逃さず。

 

モンスターの頭上へ回り込むと、両手をしっかりと組み、勢い良く突撃。脳天からアームハンマーを叩き込んだ。

 

ドゴシャッ!!!

 

モンスターの上半身は真っ二つに割れ、鉄人はすかさず蹴り飛ばして離脱。モンスターは仰向けに倒れ、海中に没した瞬間……大爆発。

鉄人28号の初陣は、大勝利を飾った

 

 

翌日 舞鶴海上基地 

 

食堂

 

瑞鶴「またやっているね」

 

花田中将「まぁ情報統制はこれ以上は無理だからな」

 

あの後帰りはまたカポネに送ってもらった為、鉄人が報道陣に詰め寄られるなどの事態は一切無かったが

代わりに『正体不明の飛行少女、巨大ロボットを撃退!』という、鉄腕な子供型ロボットのような存在として一時テレビを騒がせることにはなった

 

瑞鶴「しかし本当に強いね」

 

花田中将「あぁ三木之が欲しがる訳だ。しかしやつらに渡すわけにはいかない。あの鎮守府周辺の警備を強化しないといけないし」

 

瑞鶴「事後処理もしないと あぁ」

 

花田中将「忙しいー!」

 

こうして数日は処理に追われることになった花田中将であった。

 

続く

 

 

 

 

 

 

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