中央作戦室
花田中将「特に異常はないな」
オペレーター「はい今の所は」
花田中将「そうか今のうちに休んでおけ」
オペレーター「分かりました ではお言葉に甘えて」
オペレーター「司令!横須賀女子海洋学校から緊急連絡です」
花田中将「すまないが」
オペレーター「大丈夫ですまだいけます」
花田中将「すまないな」
オペレーター「いえ」
花田中将「で状況は」
オペレーター「晴風より比叡発見の報を受けたとのことです」
花田中将「場所は」
オペレーター「メインモニターに出します」
花田中将「行方不明だった比叡がこんな所にいたとは」
オペレーター「通りで見つからなかった訳ですね」
花田中将「でこの近くの海域にいる船は」
オペレーター「朝風とブルーマーメイド艦が一隻です」
花田中将「艦名は?」
オペレーター「べんてんです」
花田中将「確かか」
オペレーター「はい」
花田中将「そうかべんてんか」
オペレーター「司令のお知り合いでもいるんですか」
花田中将「あぁ艦長が友人の妹でな」
オペレーター「あぁなるほど」
花田中将「朝風の到着はいつになる」
オペレーター「四時間後です」
花田中将「なるべく急ぐよう伝えろ」
オペレーター「了解です」
花田中将「うん?ちょい待ち」
オペレーター「どうしました?」
花田中将「このままの進路の場合比叡はどこに行く」
オペレーター「お待ちを 結果出ましたこのままの進路速度で進んだ場合あと三時間でトラック諸島に到達します」
花田中将「トラックってたしか」
オペレーター「はい居留人口は1万を超えています おまけに海上交通の要衝でもあるので一日平均1000隻の船舶が出入りします」
花田中将「艦艇の到着は4時間後間に合わないな」
オペレーター「海上安全委員会に報告しますか」
花田中将「あぁもし可能なら住民の避難と艦艇の待避を要請してくれ」
オペレーター「了解しました」
花田中将「すまないがここを頼む」
オペレーター「どちらへ」
花田中将「横須賀女子海洋学校の校長と会ってくる」
オペレーター「了解しました」
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横須賀女子海洋学校 校長室
コンコンコン
花田中将「失礼します」
ガチャ
宗谷校長「あなたがここに来るとはよほどの事ね」
花田中将「はい実は」
コンコンコン
「失礼します」
花田中将「なんだ真霜か」
宗谷監察官「あら刀君どうしてここに」
花田中将「君こそ」
宗谷校長「あなたまで来るなんてよほどの事ね」
宗谷監察官「はい」
花田中将「私はいったん席を外しましょうか」
宗谷監察官「いやちょうどあなたの事を呼び出そうと思っていたからそのままで」
花田中将「ほう君が俺を呼び出すとは今回の件それほどやばいのか」
宗谷監察官「えぇまずはこれをみて」
花田中将「何々『密閉環境における生命維持及び低酸素環境に適応するための遺伝子導入実験』?」
宗谷校長「はっ」
花田中将「失礼『実験艦は深度1500メートルまで沈降制御不能 サルベージ不可能』」
宗谷監察官「のはずが海底火山の活動で押し上げられ浮上してしまった」
花田中将「西之島新島 確か今年の海洋実習の集合地点ですよね」
宗谷校長「えぇ教員艦さるしまに研究員を乗せる手配をしたわ 西之島新島沖で海洋生物の生態を研究したいとの申し出を受けて」
宗谷監察官「それが実は実験艦からのデーターを回収しその後自沈させるためのチームだったのです」
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数日前 病院
「予想を遙かに超える感染力ださるしまだけではすまないかもしれない」
「うちの研究員全員が入院こんなことになるとは」
「あの御方にどう報告すればいいんだ 我々の責任問題になるぞ」
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宗谷監察官「それで私が独自に調査したんです」
宗谷校長「ラット」
宗谷監察官「海中プラントで偶然生まれた生物に彼らがつけた名称ですこの生物が媒介するウイルスは生体電流に影響を及ぼします。そのため感染者同士が一つの意思に従って行動する」
宗谷校長「一つの意思」
花田中将「まるで軍隊だな」
宗谷監察官「えぇだから記憶があるのに行動の説明が出来ない 付近の電子機器が狂う原因もこの生体電流の影響です」
花田中将「でその男が言っていたあの御方とは誰なんだ」
宗谷監察官「それも調べがついていますその男の名は三木之 ジャギ」
花田中将「三木之だと!」
宗谷校長「知っているの」
花田中将「えぇ別件で重要参考人であり容疑者でもある男ですなるほど奴ならこんなことやりかねませんなるほどそれで俺を呼んだ訳だな」
宗谷監察官「ビンゴ」
花田中将「しかし事態を収拾する方法はないんですかね」
宗谷校長「それなら晴風から報告書が届いたわ(この生物が媒介するウイルスあり 試作した抗体があるので増産されたし)と」
宗谷監察官「抗体を学生が?」
宗谷校長「晴風には鏑木 南が乗っているのよ」
花田中将「えぇあの海洋医大始まっての天才ですか」
宗谷校長「飛び級で海洋実習をしていなかったから今年済ませたいと聞いて」
宗谷監察官「変わり者とは聞いていたけどかえって助かりましたね」
宗谷校長「感染後時間が経過していなければ海水で有効であると推測されるしかしそれ以外は抗体を投与するしか方法はないと思われる」
(校長晴風から通信です)
「「「なっ」」」
(繋ぎます)
(こちら航洋艦晴風艦長 岬 明乃です現在比叡監視の任務についていますが比叡もさるしまと武蔵同じ状態になっていると思います
このままだと二時間以内にトラック諸島に到達する見込みなので比叡の足を止める作戦実行の許可をください)
宗谷監察官「晴風1隻で比叡をしかも昼間に 無理よただちに待避を」
ピピ
宗谷校長「はっ花田君」
花田中将「はい失礼します」
宗谷校長「どう」
花田中将「よく考えられていますね確かにこれなら実行可能ですね」
宗谷監察官「そんな危険すぎるわ」
(今この海域にいるのは私達だけです やらせてください)
宗谷校長「燃料は足りる?故障箇所はない?」」
(はい大丈夫です)
宗谷校長「クラスの子達の体調は」
(問題ありません)
宗谷校長「分かりました許可します ただちクラスの子達全員とよく相談して」
(ありがとうございます)
宗谷監察官「いいの母さん」
宗谷校長「私が見たところ作戦そのものは決して無謀ではないわ」
花田中将「あぁやってみる価値がある作戦だ」
宗谷校長「それに」
宗谷監察官「猫?」
宗谷校長「晴風からの報告でね ラットを捕らえた猫にはウイルスが感染しなかったのよ」
宗谷校長「いい風が吹いて来ているかもね あの船には」
数時間後
花田中将「分かったご苦労様」
宗谷監察官「どうだったの」
花田中将「作戦は成功晴風に損害なし比叡のほうも大きな損害はなかったそうです 現在真冬隊が引き継ぎ作業をしているそうです」
宗谷校長「そう それは良かったわ」
花田中将「はいでは私は戻ります」
宗谷校長「えぇご苦労様」
花田中将「はいそれでは」
ガチャン
花田中将「さてと帰りますかね」
続く