銀髪ロリ巨乳の死神がセックスお誘いしてくる 作:緋枝路 オシエ
びゅぶっ!? ドププッ! ビュルビュッ、ビュブッ! ビュッ……………………
「……………………………………な、ん、で………………………………」
せめて物手向けか情けか、詩を詠うように砂時計は語る。
――――残り9日。
俺は…………3日間もセックスしていたのかっ…………この――――
「はぁ…………っ…………っは、はぁ…………ん゙…………っーーー…………?」
死神、違う。
「どうし……………………た…………っ? 私を犯さないのか…………ッ?」
化け物、違うっ。
「……………………?、?、?…………貴様っ…………」
「なんで…………お前は抵抗しないんだよっ、レイプ…………されてんだぞっ!? 無責任膣内射精っ、俺…………の父親がっ…………したのと同じっ…………俺もして…………そん、そんな事されて…………なんで! なんで! なんでっだよっ…………!」
注文した食べ物の容器はテーブルだけに収まらず、床へも無造作に散らばって精液に愛液に汗も、俺とこの子の体液も広くない一室を酸素が切れそうな程に模様替えしていた。
正真正銘のヤリ部屋、俺が一方的に無抵抗なのを良い事に乱暴して…………髪を引っ張って…………角を揺さぶったり…………
膣内射精した精液をさらに膣内射精で上書きする。望まれないプレスでの子作り…………お遊びで実ってしまった命…………大嫌いで顔も知らない父親と同じ事を…………この子にっ!!
「はぁっ、はぁぁ…………性の衝動から我に返った…………っ、こんな現象、あぁ、はっ、ふンッ…………初めてだが…………」
男の力で四肢を押さえつけられ、乱暴セックスしていた相手がチンポを萎ませ身体を解放。
童貞を捨ててからずっと本来なら12日間ぶっ続けて中出しセックスさせられていた相手――――俺…………のチンポは射精すればするだけ硬度や直径が増大していた。燃料切れなど起こさない…………筈だったチンポは、銭湯で見かけたお子様よりもミニマム。
賢者タイムではない、この子に飽きたからでもないっ。
「お前はずっと…………こうやって過ごして来たのか?」
「私の…………過去など貴様には関係ないだろう」
「そうだけどっ! お前からは『命を狩りとる』意思がこれっぽっちも感じられないっ! 俺は完璧に死神って思い込んでて、お前も〝死神と勘違いさせる〟言動をしていたけどっ――――」
本当は死神じゃ…………ないんだろ?
彼女の表情が無、そして苦以外に初めて変化したそれは〝驚〟
演技ではないだろう、体液まみれの不浄な肌は彼女が黙してしまっている間、浄化され破けていた着物すら初対面の時と同一の姿を取り戻す。犯している最中にも何度か見た…………
人体組織や衣装の繊維まで一番清潔な状態に巻き戻しされる。
この能力…………死神ならば「不死身だから」で納得出来るが、彼女のは自ら力を使っている感じがしないのだ。意思とは無関係に『勝手にそうなってしまう』としか。
「…………私の使命だからっ、貴様は背負い生み出してしまった負の思想や概念、その全てを私にぶつければいい。私が受け止めるからっ…………最期には安らかに、旅立てるように…………」
この子を犯す事しか考えられなかった三日間。
この子と出会って四日目の今、性欲は失せ湧き出て来た感情――――哀情だった。
「…………っ゙、なぜ…………貴様は泣いているっ…………?」
涙が頬を伝い地面を濡らす、それ自体は俺の34年間で同世代の誰よりも流したと言い切れてしまえる。
母親から拷問される、学校で虐められる、施設でも虐められて、社会人になっても見下され陰口を叩かれまくられる――――もう陰口のカテゴリーではない、隠そうともしない尊厳批判。
涙の数だけ強くなれる、くだらない、まやかしの言葉がガキの頃流行ったっけ。俺は強くなれたか? ――――なれませんでした。
「触れ…………たんっ、だよ、お前のっ…………おっ、お前は絶対違うっ、死神なんかじゃないっ!」
彼女は言っていた、『狩るのは私だが選んだのは私では無い』と。
――――嘘だ、狩るなんてこの子には出来やしないっ。
この三日間、回想出来る…………
人間としての生存本能、危機的な状態に陥った俺は何としてでも異性を孕ませ、遺伝子を残存させようと性欲の権化になって射精して、射精して射精して…………膣内に注いで子宮に潜り込ませて……………………
理性は本能の前に死んだ、…………けど再び戻ってこれた。理由としては最低かもしれないけど…………
「身体の内側、そのっ…………おまんこと俺のが繋がっててさ………そこから来たんだっ…………悲しみ」
「っ…………っ、私にっ、悲しみなどないっ、戯言はあの世で聞いてやる」
流している側なのに、流されて来たとは。
アウイナイトの瞳が夜の海へ落ちていく、瞳孔が拡大され眉が十一時と一時に向かう、初めての威嚇にも不思議と怯まず言葉を繋げる事が出来た。
「…………ッ、ごめんなさいッッ!!」
「ハッ……………………? 何故っ、命を狩りとられる者が狩る側に対して謝罪をするっ…………? 謝罪される理由が分からないっ…………」
そうだろうな、三日ぶっ続けて犯していた癖に、今更布団に額が付くまで頭下げられても「何だよお前」って…………なるよな。
頭を上げろ、そう言われグズついた目を擦りながら、今っ、たった今初めてこの子と本当の意味で視線を合わせる事が出来た。
「……………………なるほど、貴様は優しすぎる性格をしているのだな。辛かっただろう、その生き方は…………」
彼女の第三の目は渦巻くように煌めく、俺の過去を拝見していなければそのセリフは発せ無い。
肉体を殴られても蹴られても只管に耐えた、陰湿な嫌がらせで精神を削られても耐えた。
俺は優しくなんてない「今抵抗したら相手と同じになってしまう」と言い訳しながら、反論の言葉一つも出せなかったヘタレだ。
「やり返したい相手は数え切れないくらい居たよっ! でもやり返せば施設から追い出されたり、学歴も資格も無いから本当に何処からも雇って貰えなくなりそうでっ…………怒りや苦しみの発散方法も分からなくって…………」
34年間、溜めに溜めていた全てを彼女にぶつけてしまっていた。けしかけるように誘惑されたって、「やってしまった」事実は覆せ――――