銀髪ロリ巨乳の死神がセックスお誘いしてくる 作:緋枝路 オシエ
「はむっ、むくっ…………ムグムグッ、…………美味い、貴様は魚料理が得意なのだな」
「バイトだけど調理場に立っていた事あったからね、どんなジャンルも一通り作れるよ。お客以外の誰かに食べて貰うのは初めてだけど…………自分でも最高の出来だと自賛したいよ…………もぐもぐ」
朝食兼昼食、ブランチとしては遅い時間帯。
無職だから生活リズムが崩れたって問題は無かった、砂時計の音が聞こえてこなければ。
(残り8日、極力早く起きて徹夜せず寝れるよう心掛ける。本当の意味で1秒も無駄にしたくなくなった…………)
近場のスーパーへ買い出し中、炊飯器のタイマーをセット。俺が帰ってくるまでイシュチェは阿鼻叫喚部屋をホウキ・小型ちりとり・雑巾の三点セットを使って掃除してくれた!
「礼はいい、何もせず待っているだけは忍びないからな。…………残り期間私もこの部屋で暮らすのだろう? 汚いよりも綺麗な部屋の方がいいだけだ…………」
化け物って罵っていた相手なのに、ゴミを分別して袋に入れている姿に和んでしまうなんて。
…………床にペタン座りしたまま、さらに姿勢を前のめりにしてるから夏に積もった雪が原材料になった二つのかまくら、その頂部に建てられたピンクの社が――――やっぱ見えそうで見えなかった。
股間はムズッとしたけど、あの時の異常性欲に支配されず収まっていった。
「ご馳走様、貴様は料理人になればいいのでは?」
過去を簡単に覗き見出来るのに、敢えて力を使っていないんだろうな。
俺の予備箸を置いて、さっぱり空白になった皿群へお辞儀するイシュチェ。
料理人なんて無理だって、まず調理師免許を取得しないと雇ってくれないよ。
バイトは簡単なレシピ通りに作ればいいだけ、魚も全部捌いてあったし。
「ズッ―……んっ、湯気の立つお茶も久しぶりだ。私の為に二人分も済まないな、あっ……………………ありがとう…………」
外見が雪女だからお茶飲んで内側から溶けないか心配になる。
感謝の言葉、仕事関係なく言われるのって初めてかもしれない…………少なくとも学校生活と施設生活では一度も言われた記憶無し。
「皿洗いも手伝うぞ。まだ掃除も終わっていない、手分けすればそこまで時間は掛からないだろう」
「そこまでしなくていいよ、俺がやっておくからの――――」
のんびり、してもしょうがないよな。イシュチェには無限に等しい未来があるから…………
危ない、感謝されたのが嬉しくてテンパッた勢いで…………もう〝化け物〟でも〝死神〟でもない、一人の女の子『イシュチェ』として接していきたい。
この子の処女膜壊しまくって来たってのに…………情緒不安定とか二重人格と疑われそうなくらい、考えも行動も変わった、いい方向へと信じたい。
「…………じゃあ部屋掃除の続きをお願い! 皿洗ったら加勢する」
「分かった、ちりとり借りるぞ」
ふにゅ~~~ん♪
乳ぅ~~んと男が聞き惚れるオトマトペの発信源はテーブルの上。
イシュチェのおっぱいが乗り上がって、乳休めをしている図を必死で見て見ぬ振りしてたけど、立ち上がったイシュチェに対して残念って感情が少しでも浮かぶのは結局ガン見してたって事ですな。
やっぱスゲーわ…………枕代わりになりそう、次に触れる機会があったら乱暴にじゃなくてぽわっ――――てくらいに優しく…………
(機会、作ろうと思えばイシュチェは…………)
まだ『身体を許す』条件は継続しているのだろうか?
うっ、でも…………散々慰み者にした前科あるし…………
「どうした? また私の身体を見ているのか?」
低身長の前のめり、ブカブカユルユル衣装のふろく付き。
やはり肝心な部分は見えないが――――ホウキが谷間に吸い込まれ疑似パイズリ0.1秒前になってるッ!?
見てないって視線を(本当はずっと眺めたかったのは言うまでも無い)反らし、皿洗いを再開させたら「そうか」とだけ呟きイシュチェも掃除に戻った。
残念そうなトーンだったのは気のせいじゃない筈だ…………