※この作品はR-18です。

銀髪ロリ巨乳の死神がセックスお誘いしてくる   作:緋枝路 オシエ

20 / 53
残-8-5

『恋人だと思ってる』

 

 

 ……………………バッ、バカも休み休み言えっ………… その言葉は未聞だから〝そのつもり〟になってしまうぞ…………

 

 

 名前を呼び合う。肌と肌を触れ合わせる。

 

 私が抱きしめれば裕矢も応え、裕矢がキスを求めれば後頭部を軽く押して唇まで誘導させる。

 

「そのつもりになって欲しいよっ、イシュチェと恋人っぽいこと全部したいよっ……! イシュチェ、イシュチェ!」

 

「ちゅむっ!? ふぅぅ~~ん…………! れひゃぁぁ…………♡ 名前ぇ、呼びながらキス…………ズルい…………ぇ゙ゔぅ゙っ゙!? やっ、やはぁぁっ! 耳ぃ! だぁめ…………りゃああっ! くぁ、んああう…………~~♡」

 

 可能であるならば…………死にたくても死ねず困憊していた私は、ずっと対等でありながら支え合える関係を欲していた。

 

 叶わないと心の牢獄に閉じ込めながら、ふとした拍子に脱獄されその都度自らの運命を呪い自傷行為――――自殺未遂――――も少なくなかった。

 

「耳を舐められる…………こんなに気持ちがいい物なのだなっ…………666年も生きてるがされた事がないっ、情けない話だ…………」

 

 自虐しながら回想し直す、性玩具として、負の感情のはけ口としての役割は果たせていたが、コミュニケーションと捉えられる性交は一度も無かった。

 

 長生きだが上辺だけの経験談、私から『キスがしたい』と思った初めての相手…………年甲斐もなくキスの一つで春が訪れた、万年雪の積もる私が変わってきている。

 

(首とかもどうかな? 昔読んだエロ本に書いてあったけど…………おっ、そんなにビクビクしちゃうの? 大丈夫だよね…………? 口が寂しそうだから――――)

 

 裕矢も手探りで女性が快感を得られるであろう部位へ、手のひらを使ったり甘噛みしたりと試行錯誤。

 

 前日と違う優しい手つき…………ガラス細工を運ぶような繊細さ、私は大切に思われているのだな……………………

 

「ハァ、ハァ、ハァ…………裕矢とのキス…………危険だ、キスは媚薬に例えられているが…………やっと理解した…………ハァ、ハァ、そして――――麻薬でもある…………」

 

 お返し、せめてもの抵抗として耳元で「もっとキスしてくれ」とささやき、彼の耳たぶを甘噛みした。

 

 低い声質は変わりないが背をクンッと曲げながら何をされたのか分からない、そんな反応に気をよくしてしまった。

 

「俺は何度でもその麻薬味わいたいな…………ヤク(キス)漬け、まだ首から上だけだよね…………」

 

 抱きしめてキスをして、それだけで今夜は終わらない。終わりたくない…………

 

 互いに気持ち良くなるプロセスを踏んでいく、すぐに挿入され精液を引き込む〝役割〟とは違う、一人の女として〝そういうこと〟をしたい…………されたい…………

 

「イシュチェ…………ここ、凄いよっ…………今まではサラサラっとした愛液だったけど――――」

 

「言わなくていいッ!! どうなっているか自分がよく分かってるからぁぁぁ……………………」

 

 Mの字になっていた脚に触れられ、たったそれだけなのに遠吠えのような波動が清潔になった部屋に拡散する。

 

 …………間も無く汚れてしまうだろう。毎日掃除…………裕矢と一緒ならそれもいいかもしれない。

 

 下着が滲む膣液の量、性質…………

 

 役割を果たす為の膣液は、防衛本能と対象の欲求を叶えるよう否応に分泌していた。

 

 手順など不要だからな、手早い挿入を実現するプシュケテロスに備わった機能の一つ。

 

 それを働かせていないのにっ…………

 

「わっ! 蜂蜜みたいにネバってる…………」

 

「だからあぁぁ! 言わなくてもいはややぁ!?」

 

 

 こしゅっ、こしゅっ、すりすりっ…………

 

 

 下着など履いてない方がマシ、幼いままの縦筋を強調する補助道具にしかなっていない。

 

「キスと愛撫だけでこんな…………っ! イシュチェ、俺嬉しいよっ、興奮が最高値をすぐに更新しちゃってるよ…………ハァー! ハァー!」

 

「……………………触っていい、私も望んでいる…………」

 

「優しくしたいけど…………ガッついちゃう事もあるかもっ…………」

 

「構わない…………どうなるのか期待を抱いてすらあるから…………」

 

 性交よりもいやらしいキスをしながら互いのシンボルを軽く刺激する。

 

 本当に裕矢の陰茎大きくて…………横にも広くて…………この身体でなければ絶頂の前に絶命していた。私であるからくっ、咥えて酸素供給が途絶えても死ないのであって…………

 

 私が両手に構え何度か扱けば、裕矢も秘筋を同じ回数上下に擦る。

 

「ハァ、ハァ、ハァ、イシュチェ…………ハァハァ! チンポ気持ちいい…………!」

 

「裕矢ぁ…………私もぉ、はぁっ…………はぁ…………んんっ…………気持ちいいぞ…………はっ、ふぁぁぁ…………」

 

 今夜は私の方が甘えてしまいそうだ…………でも裕矢は頭頂部にキスをしながら「何時でも甘えてって言ったじゃん!」と返してくれる。

 

(はぁっ…………横に広げてっ…………くひゃはぁっ…………んっふぅぅ…………チュコチュコ、浅い部分で指を曲げてっ、ふはぁ!? あっ――――~~~きゅっ゙!? ううゔゔ~~~!!)

 

 666年も生きていて初めての性感、笑い話にもならないが人の、裕矢の手で私が到達した事のない絶頂を超過した『絶頂』まで連れて行ってくれる…………不安の花は咲かない、安心…………この者ならば大丈夫という信頼感情、過去を明かしてから実らせている…………

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。