銀髪ロリ巨乳の死神がセックスお誘いしてくる 作:緋枝路 オシエ
サラサラサラサラッ――――
砂時計、俺らが寝ていても身体を重ね合っても、ただ無慈悲に忠実に時間という概念に器も、魂も追い詰められていく。
――俺が死に逝く存在であると思い出させてしまう、夏祭りデートの最中であろうとも。
考えない様にしていた、忘れていた…………砂時計にこちらの事情は関係ない、時間以上に与えられた役割をこなせる概念は存在しないであろう。
残り…………3日。
俺が死んで悲しむ奴は居なかった。誰からも気にされず明日も世界は環状(まわり)続ける。
「裕矢♪ リンゴ飴だぞ! 食べさせあいっこだ!」
「え~~~~! 口移しがいいなぁーー! どっちの赤が美味しいのかなぁって、イシュチェに決まってるけどさぁ! モグムグムグッ…………!」
全ての生物に等しく死は訪れ、等しい時が刻まれる。
前者は予想よりも遥かに早かった、何歳まで生きたいかなど考えた事もない、死にたくないから34年間生き延びてきただけだ。
後者――等しくないんだな、世界のシステムを知ってしまった。平等に思えて違っていた。
俺は理に不利益だと判断された、13日間というのは情けなのかもしれない。
「ぱくっ♪ ング、ムグッ♪ ぐもキュッ♪ 裕矢が口付けた場所から食べるとな、もっと美味しくなった気がするぞ!」
何時もの着物でも怪しまれない、他の者達へは丘の1つも無いぺったんとして親子の団欒としか捉えられていない。
はしゃぐ子供に手を引かれて、困った表情になりつつ昔を懐かしむ両親。
(………………………………っ)
お祭り、行きたかった、憧れていた。
母親は連れて行ってくれなかった…………手は握る為に差し出されるんじゃなくて暴力の為に差し出されていた。
施設の奴らがお祭りに連れて行って貰っても、俺だけは倉庫に閉じ込められる虐めを受けて――
その頃から「人間は平等ではない」って気づいていた。赤ちゃん欲しくて欲しくて、愛し合った答えとして産まれた皆、無責任中出しされて恨みをぶつける為の標的として〝産んでやった〟俺。
「夏祭りは一年前にも邪魔をした。また夏が来た、風情の感覚を忘れない為にだが」
誰にも見えないし誰とも喋れないけど、季節の行事に参加する意味。666年の過去、未来は寿命的な意味で無限…………自身を保つ、春も冬も分からなくなってしまえばプシュケテロスとしての『自分』すら見失う。
「お好み焼きたべよーぜ! 昼飯抜いたから取り戻すぞー!」
「お~~♪ 〝あ~~ん〟するぞ! こっ、恋人はアレをしなくてはダメだ…………」
「えぇっ、家の中で食う時も毎回してるのに?」
「…………そうだっ! やらないとダメなのっ! 裕矢と一緒に食べるならずっとそうするの! ハイッ、口を開けて…………あ~~~ん♡」
お祭りだからイチャ付くカップルは珍しくない。俺らが群を抜いてバカップルしてるけど。
「イシュチェ、谷間にソース落ちたよ」
「ぬぇ゙!? 手が塞がっているから裕矢が拭――」
「うぅ~~~んふにふにおっぱ~~い! あっ、見間違えだった! 零れてないや!」
「キッ゙…………~~~!! 触りたかっただけか貴様ァ゙ァ゙ァ゙!(………………………………あとで、なっ…………♡)」
チラッ…………着物をズラして縦長おっぱいチャレンジ!
フランクフルト屋に視線を移しているので『後でチンポ挟ませて』な趣旨。エッロ…………
(それとも…………我慢出来そうにないなら今するか……? ………………♡)
(…………もうちょい我慢する、花火を配ってるらしいからそれしたら…………!)
了解したと、チラどころか〝モロ〟になるまでおっ広げていた着物を正し、手を繋ぎながら右手では購入したばかりの綿飴を「あ~~~ん♪」してくる…………爪先立ちで!
イシュチェのKは綿飴よりも甘くてふわっふわ…………おっと、パンツん中から亀頭が出てきちゃったよ…………ズボンが先走りで汚れたけど大丈夫か…………
(スンッ…………裕矢、まさか、まさかとは思うが…………♡)
なんだよぉそのハートぉ!?
花火終わったらって、やっぱり待ちきれないのはイシュチェの方じゃんっ~~~~!!