美恵子の美しさは、朝のラッシュには似つかわしくない程に際立っていた。
いやが応にも、男達の視線が美恵子に集中している。
その視線を感じて美恵子はただうつむいているしかなかった。
(今、騒ぎ立てたら・・・時間通りにこの書類を届けることができない。もう少しの我慢・・)
時間にしてあと15分ほどで着くはず、とそう思い美恵子は事を荒立てずに、
卑劣な痴漢行為を耐えることを決意していた。
そんな美恵子の決意を見透かしたように、少し骨ばった長い指をしているほうの手が、
パンティのラインに沿ってスーッと指先を這わせる。
指は美恵子の敏感な部分をくすぐるように感じさせ、美恵子を蕩けさせる。
もう一方の手は尻の片方の丘をぐいっと掴んで豊かな肉付きを味わうように揉みだす。
(んぁ・・いや・・・いやです・・・)
美恵子は心の中で叫んでいた。
ぎゅっと唇を噛み締め、ゾクゾクっと刺激的な痙攣に耐えていた。
やがて、骨ばった指がパンティの上をスルスルと滑りながら美恵子の股間に向っていった。
(あっ そ そこは・・)
朝の行為で既にぐっちょりと濡れているパンティを気付かれてしまうと美恵子は全身をぶるっと震わせた。
這い回る指は最初、あまりにも濡れているので少し動きが止まったが、今は下腹部の繁みのあたりをこすっていた。
うしろからは、別の手が肛門のあたりをまさぐってきた。
「ぁぁ」
美恵子は思わず声を漏らしてしまう。
ハッと周りを見回すが誰も気付いていないようだ。
パンティの上からとはいえ、薄い布なのでじかに触られているのと同じような
錯覚に陥る。
(そんな処は嫌っ!)
排泄器官を弄られる初めての感覚に美恵子は怯え、必死に抵抗しようと身体を少し動かす。
太腿をギュッと閉じ、尻を締めるが蠢く指は難なく肉と肉の間に押し入り肛門をグイっと突いてくる。
(このまま続けられたら・・・私は・・おかしくなってしまいそう・・)
淫部に吸い付いた指は、さらにくすぐるように微妙な動きを繰りかえし
ジワジワと甘く蕩けさせてゆく。
ガタンっ
また、電車が大きく揺れる。
その動きに合わせて美恵子のパンティをぐいっと引き下げた。
(ああっぁ い いやっ)
ガタンっ
次の大きな揺れとともに、パンティはするっと太腿までずり下ろされた。
(う 嘘!? こんなところで・・)
こんなに周りに人がいるのに、パンティをズリ降ろされている自分のされている行為が信じられなかった。
ガクガクと震える内腿はびっしょりと汗をかいていた。
剥きだしなった尻に指がくい込んでくる。
股間を弄って指は茂みを撫でまわしその下にある大事な淫部に向ってゆく。
(ひっ・・そ そこは・・・)
必死に閉じ合わせている太腿をさらに別の手が撫でてきた。
その手は太腿を割り開こうとグイグイと手を押し込んでくる。
強引な動きの指はついに美恵子の淫部をさぐりあて、肉の合わせ目をなぞる。
(いやぁ・・ああ もう やめてっ)
触れられた途端、腰がビクビクっと反応する。
ガクガクと痺れてもう足腰に力がはいらなかった。
尻をを弄っていた指がククっと動いて肛門を弄り出す。
(い・・いやぁ)
排泄器官を撫でられる羞恥と屈辱で全身にゾクゾクとした感覚が這い上がってくる。
美恵子はあまりの恥ずかしさに頭の中がカァっと熱くなり気が遠くなりそうだった。
(あなた・・私・・・・)
必死で夫のことを思い出して、湧き上がる官能を押し止めようとする。
痴漢に触られて感じているなんて考えたくもない事だった。
しかし、さらに追い詰めようと肛門を動く指がスルスルっとくすぐる様に肛門を撫でる。
同時に淫部を撫でていた指が、トントンっと淫部を軽く叩き、染み出ている汁をびちゃびちゃとすくいとる。
その行為で蜜をあふれ出している自分を自覚させられる。
(痴漢に弄られて・・濡れてるの・・?違う・・朝に自慰をしたせいだわ・・)
カァーと顔が熱くなる。濡らしている自分を何とか正当化しようとするが、
卑劣な痴漢にたいした抵抗も出来ずに、濡らしている自分が恥ずかしかった。
美恵子に出来ることは声を立てないようにぎゅっと唇を噛み締め、目を閉じて
羞恥に耐えることだけだった。
(私は痴漢なんかに・・負けないわ・・)
何の根拠もない自信を唯一の心の支えにする。
美恵子を襲っている指は、強く性感帯を責めることはしなかった。
いずれもくすぐるように優しく肌を撫でる。
その優しい感覚が美恵子をジワジワと追い詰めていた。
(あぁあ だめ・・・)
美恵子の動揺と興奮を感じているかのように、指は申し合わせたように
動きをさらに早める。
淫部を巧みに滑る指は割れ目に沿って指をぴたっと合わせてそのまま上下に擦り合わせる。
(あぁぁあ・・・)
前から後ろから責め立てられて熱いものが美恵子の身体の奥のほうから込み上げてくる。
ひとつの手がソロソロと這い上がってお腹、脇腹、そして胸のあたりまできた。
(えっ!? む・・胸は・・)
下乳のあたりをさすり、美恵子の豊乳の重みを堪能するかのような手つきで
揉みあげてくる。
(そんなにしたら・・他の人に見られちゃう・・・)
心臓がドクンドクンと大きく弾け、頭の奥が痺れてきた。
次第に漏れる吐息が荒くなっていた。
電車の揺れに合わせるように胸を揉みしだく。
美恵子は羞恥と官能で全身を震わせる。
胸をまさぐる手は重さを測るように乳房を持ち上げたり、さすったりしている。
そんな動きの中、指先がブラジャーの上からだが乳首に触れる。
ビクン
鈍く突きあがってくるような刺激が美恵子を襲い。
軽く顎を突き上げて快感を表現してしまう。
その反応に手はさらに乳首のあたりを弄り回す。
ブラの上からでも十分、感じるその刺激に美恵子は耐えていた。
(ん・・あ・・だめ・・ち 乳首は い いじらないで)
さらに荒くなる吐息を抑えるだけで必死だった。
胸、淫部、肛門と3方を襲う感覚に美恵子はもう気を失いそうだった。
すでに足には力が入らず混雑に身をまかせてようやく立っている状態を保っていた。
美恵子は疼く体がどんどん敏感になってゆくのを感じていた。
周りに気付かれていないか、少し顔をあげ周りの気配を察しようとすると
途端、自分がだか全裸で見られているような感覚に陥り、全身が痺れて思うように動かなくなった。
(沢山の人の前で、恥ずかしい姿を見られて・おかしくなるそう・・・)
痴漢にいいように、弄られながらも、この混雑のでは、身動きをとることもできず、
夫の大切な書類を落とさないようにぎゅっと抱えているしかなかった。
淫らな指はクの字に曲げた指で剥きだしなった淫部の縦割れをゆっくり前後に優しく撫でる。
夫の性行為でも、これだけ優しく撫でられたことはなかった。
いや、忙しい夫と身体を重ね合わせたのは、いつの頃だったろうか・・・。
男の指が美恵子の淡い陰毛をかき分けて、その奥に隠れている恥ずかしい割れ目の肉壁をまさぐっている。
ぎゅっと唇を噛み締めて官能を受け入れまいと抵抗する美恵子に反して、
じんわりと熱く潤いはじめた淫肉は、知らないうちに男のいやらしい指を受け入れようとしていた。
(私の身体が…、助けて……ああっ 誰か・・)
「あれ? 伊達さん」
突然、美恵子の斜め前の男が声を掛けてきた。
よく見ると、キャンプの日トイレで会った佐藤だった。
その瞬間、淫部と乳首に吸い付いていた指が一斉に離れていった。
美恵子は、身体の力がふっと抜けた。
助かったと思う反面、パンティを膝までずらされていることを思い出して
顔がカーッと熱くなった。
「伊達さん 気分が悪いんですか。大丈夫です?」
美恵子の顔色をみて、さらに佐藤が小声で声をかけてくる。
「い・・いえ 大丈夫です。電車ひさびさなので・・」
美恵子は必死に冷静を装った。
また、佐藤に恥かしい姿を見せるわけにはいかない。
電車がまた揺れて、佐藤と美恵子は向かいあうような格好になった。
ただ、佐藤より背が小さい美恵子は佐藤の胸のあたりに顔がくる。
もわっと佐藤の脂くさい臭いがかすかに美恵子の鼻腔をくすぐる。
佐藤もなんとか身体を離そうとするが、この混雑ではビクとも動かない。
二人の身体はぴったりとくっつき、佐藤の肌に、美恵子の胸の弾力が伝わり、ゴクリと喉を鳴らす。
「今日は、すごい混雑ですね」
美恵子はこの状態を無言で耐えることが出来ずに、佐藤に無理矢理話しかける。
「伊達さん 今日はどうしたんですか?」
「夫の忘れ物を届けようと思って」
混雑に揺られながら、ぎこちない会話が続く。
しばらくして、美恵子の尻にまた淫らな指が吸い付く。
(い・・いや・・)
今度は目の前に佐藤もいるので、あまり露骨に耐えている姿を
見せるわけにはいかない。
あまり抵抗しないこといいことに、指はそのままどんどん這い進み、
スカートの上から尻の割れ目をクイクイと指を食込ませてくる。
(はんっ、くっ・・・)
「伊達さん どうしました?」
美恵子の身体の反応を感じて、佐藤が声かけてくる。
「え・・・いえ ちょっと暑いから」