書類を両手で抱えているので佐藤の視線から美恵子の下半身を見る事はできなかったが、佐藤の目の前で美恵子の下半身は淫らな指で蕩けさされていた。
淫部を覆っている指は、陰毛の茂みを擦りつけ、尻をまさぐっている指は肛門のあたりをまさぐり、肛門をジリジリと押し開こうとしていた。
(ああ・・・やめて)
美恵子は下半身を硬直させた膝がガクガクと震えた。
顔がますます赤くなってゆく美恵子を佐藤は心配そうな顔をして見ていた。
(そ そんな目で見ないで・・)
美恵子にはその視線すら耐え難いような官能の刺激を全身で受け止めていた。
そんな中、ようやく目的の駅に電車が到着した。
「お・・降ります!!」
美恵子は群がる指を払いのけるように人を掻き分けて電車から押し出されるように降りた。
必死だったので佐藤に挨拶する間もなかった。
美恵子は脱兎のごとく駅のトイレに駆け込んだ。
朝のトイレは幸い人影もなく急いで奥の個室に入りバタンと扉を閉める。
「はぁ・・はぁ・・・」
男達に触れた感触がまだ淫部に肛門に残り、美恵子は気分が悪くなる。
トイレの個室の壁にもたれながら何度も何度も深呼吸をする。
気分は落ち着いたが下半身に残る嫌な感触は消えてくれない。
(し・・下着・・)
美恵子は卑劣な男の指で触られた下着を履いていることが汚らわしく感じた。
書類を荷物置きに置くと、スカートの中に手をいれパンティを膝までズリ下げた。
不安定な格好で壁に手をつきながら、靴を脱ぎ、片足づつパンティを脱ぎ取る。
汚いものでも触るように指先で摘んでパンティを持つ。
(こんな もの 履いているのも嫌・・・)
美恵子の目に留まったののはトイレの隅にあった汚物いれだった。
そこへ捨てようと下着を両手で丸めようとした時、親指にヌメる感触を感じた。
(あっ?)
そしてヌメりの感触の先を見て美恵子は愕然とした。
透明の粘りのある汁が淫部を覆っていたあたりにべっとりと付着していた。
(濡れてる? 卑劣な男の指なのに。まさか・・そんなことありえない。)
美恵子は動揺していた。
自分の指でならまだしも、痴漢の卑劣な指で感じるはずがない。 なのに・・
混じりけのない透明な汁は、パンティにシミがわかるぐらいに濡れていた。
感じている印を目の前にして、自分の身体を信じることができなかった。
(せ・・生理が近いからか・・も)
美恵子は想いを掻き消すように急いでパンティを丸めると、汚物いれに闇雲に突っ込んだ。
そして、トイレの水を流して、トイレから離れた。
まず、夫に書類を届けいなければいけない。それが先決だ。
夫の健次は改札の近くで待っていた。
急いでいるらしく「ありがと」と笑顔で美恵子に言うと、すぐにタクシーに飛び乗って行ってしまった。
美恵子の顔が赤かったことには気付かなかったようだ。
(ふー 良かった。)
美恵子は安堵した。
そして家に戻ろうと改札に戻ろうとした時に異様な感覚が美恵子を襲った。
やたら、スカートの中がスースーするのだ。そこであらためて、自分がノーパンでいることを思い知らされる。
そうなると人の視線がやたら気になりだす。
無防備な下半身を庇おうと、無意識のうちに内股をあわせるように歩く。
その不自然な歩き方は、人の視線をよけいに集めてしまう。
人にすれ違うたびに、突き刺すような視線を感じた。
(お願いだから・・見ないで)
帰るまでの間、電車の中、駅の階段、家までの帰り道、美恵子は視線を感じながらやっとの思いで家にたどり着いた。
家に帰ると一目散にバスルームに行くと、着ていた汗ばんでいる服を脱ぎすてると、冷たいシャワーを浴び、今朝の起った出来事を洗い流そうとする。
思い出すとまだ羞恥心で火照る身体を必死になって冷まそうとする。
急いだせいなのかそれとも羞恥心のせいなのか鼓動はドキドキしたままだった。
そして、卑劣な男に触られた淫部を洗い落とそうと恐る恐る指で触れる。
ヌチャ。。
(え? まだ濡れてる?)
シャワーの水とは明らかに違う粘着質な感覚を指先に感じる。
(どうして? 痴漢されて1時間以上は経っているはずなのに)
自分の身体の反応に美恵子は驚きを隠すことができなかった。
昼から美恵子はモヤモヤした気持ちを晴らすために買い物に出掛けた。
百貨店でお気に入りの化粧品を買うと少しは美恵子の気持ちも明るくなってきた。
化粧品を見てまわり、エスカレーターで2階に上がろうとした時に、
後ろから誰かがぶつかってきた。
「きゃっ」
咄嗟に手スリを掴んでこけることは免れたが、その男はそのままエスカレータを駆け上がっていった。
その後で、店員と警備員らしき男が息を切らして走ってきた。
「あら 佐藤さん?」
「伊達さんじゃないですか、奇遇ですね。」
「こちらで働いていらしゃったんですね」
佐藤がさらに話かけようとしたが、それを遮るように店員が美恵子に尋ねる。
「今、こっちに誰か走ってきませんでしたか?」
「あ はい、走って上っていきましたけど・・。おかげで私はこけそうになったんです」
店員はそれを聞くと軽く会釈するとエスカレータを駆け上っていった。
佐藤はチラっと登っていく店員を見上げるが追いかけていくようなそぶりを見せなかった。
美恵子は今朝の電車の中のことを思い出して、居心地が悪い感じがする。
「行かないんですか?」
美恵子は思い切って聞いてみた。
佐藤は、あ そうだと言わんばかりに行こうとした時だった。
「あ あれ 伊達さんのその鞄の中に入っているもの」
「え?」
肩にかけていたバックを降ろして、口を開くと
中に、美恵子のキラっと光るものが入っていた
「そ・それを探していたんです。 さっき宝石売り場から盗まれて」
「え・・そ・・そんなこと」
美恵子は一瞬でパニックになった。
有り得ないことだった。しかし、現にバックの中に入っている。
「そ そうだわ さっきの男が私の鞄の中に・・」
美恵子は声を上ずらせながら、訴えようとする。
「伊達さん まぁ落ち着いて、何かの間違いかもしれませんが
とりあえず、一緒に来ていただけませんか。」
「 あ・・はい」
訳もわかないまま、美恵子は佐藤に促されるまま、百貨店の地下にある警備員室に連れて行かれた。
がらんとした警備員室には、パイプ椅子と机が置かれていた。
パイプ椅子に座らされた美恵子は、落ち着かないといった雰囲気で下を向いている。
机をはさんでその前に佐藤は座り、この状況をどうしたものかと思った。
胸元が少し開いたシャツの間からは胸の割れ目が少し顔をだしている。
夏のキャンプのこと、電車での出来事が思い出し、佐藤はゴクリと唾を飲む。
夏のキャンプの出来事の後、何度、思い出してオナニーをしたことだろう。
その美人の女性が今、目の前に座っている。しかも二人きりだ。
机の上には、バックの中に入っていた財布とそれに挟まっていたダイヤのリングが置かれていた。
「伊達さん なぜか覚えていませんか?」
沈黙を破るように佐藤が切り出す。
「私 覚えてません。・・・」
「でも、伊達さん 現に入っていたじゃないですか。」
「本当に知らないんです。佐藤さん」
美恵子は佐藤を見つめて切実に訴えてくる。
佐藤はその美恵子の切迫した美しい瞳に見つめられて、
脳髄の奥からふつふつと加虐的な想いが湧いてくる。
興奮している美恵子は大きな胸を揺らして息をしている。
佐藤は自分の肉棒が熱く固くなってきているのを感じた。
「でも、知らないと言われても、私としてはこのまま、伊達さんを警察に差し出すしかないですよ」
佐藤は、美恵子をさらに追い詰めてみたくなる。
「そ・・そんな。何も知らないんです。本当に。」
美恵子は瞳を潤ませてさらに佐藤を見つめてくる。
男なら誰でもゾクっとさせるような淫靡な瞳だった。
佐藤は、またゴクリと喉を鳴らす。
「とりあえず、調書をとらして、もらいますよ。」
緊張した指でボールペンを胸から取り出すときに、
下に落としてしまう。
あわてて、机の下にもぐってボールペンを拾ったとき、
顔の前に両膝をそろえて座っている美恵子の美しい両足あった。
すらりと伸びた白い脚はさらに佐藤の肉棒を熱くした。