カルデアの闇 -あらゆる生物の生体データを集めてください- 作:九折
前回「次は異種姦を出す。」と言ったな?あれは嘘だ。この次だ。
まぁ話の前座みたいなものです。どうぞ。
ランサー・アルトリア=ペンドラゴンは昼休憩をとっていた。
その日は休日だったので藤丸がカルデアにいる日であり、歴史の授業の課題との戦いを食堂で繰り広げていた。
幸い、3桁にもなるサーヴァントを従えているマスターなので実際の人物がいることが多く大変助かってはいたのだが、この場にいないサーヴァントも多いためにインターネットや本を使って課題を進めているようだった。
彼女が率先的にマスターに話しかけることはほとんどない。もちろん用事などがあれば別だが彼の周りはいつも女性だらけで自分が行くことで彼の負担が増えることは避けたい気持ちだった。
「アルトリアっ!」
食堂の端で大量の食事を取りつつ、食器を片付けようとしたところで藤丸から声がかかる。なにやらアーサー王伝説について少し聞きたい様子だった。
本来であればセイバーのアルトリアに聞くべきところではあると思ったが彼女はあいにく山形県芋煮大会に足を運んでおりこの場にはいなかった。
自身が役に立つかは不明だったが、マスターの要望とあればできる限りのことはしようと食器を片付けて彼の横に行く。
藤丸の横にはマシュ、清姫、燕青、エリザベート、マルタ、頼光がおり各々会話しつつも彼の近くから遠ざかることはない。
「ここのことなんだけど………。」
A4用紙に細かい字が記載されていてアルトリアは前かがみに前へ出て問題文や内容をみる。
答えられるところ、わからないところなどいくつかあるし、なぜこんな問題がと馬鹿げてる部分もあるが現代の教師にそこまで求めて意味はないのはわかる。
順々に藤丸へ丁寧な説明を展開し始めた。
藤丸は今日一落ち着きがない瞬間を迎えていた。
(えっでっか!?………でかい(確信))
藤丸が見たのは顔の横に垂れ下がった乳袋。
その大きさやたるや藤丸の頭部を超えて、重さで霊衣が弾けそうであった。もちろん絶対にバレないようにしつつも股間に血が集まるのを感じながらほのかに香るいい匂いを堪能していた立香だった。
「〜ので、そうなったと言われています。」
1つの解説を終えて、藤丸の方をみると彼は顔を真っ赤にしてもじもじとしていた。理由はわからないが体調が悪いわkではなさそうなので放っておくことにする。
「あっうん。そっそうなんだ!」
変な反応をして心ここに在らずのような態度に苦笑して、立香が次の問題で最後だからと指し示した。
問題をみるとアルトリアは少し苦い顔になった。
それは意図的ではない、正史に、つまりアーサー王伝説には当然語られていない部分も多くある。その中であまりおおっぴらに言いたくないことだって幾つもあった。
(そういえば………。)
と、少し物思いに耽り始めるアルトリア。
彼女がなにを思い出したのかといえば、ある一戦でのことだった。
厳しい戦いに勝利し、勝ち鬨をあげたもののその声に応えるものはなく、あたりには散っていった兵士たち。戦争で生き残っても帰る家がなくなった兵士。
そして継戦して休む間もない戦時中の記憶。
ーー
「………敵は?」
「はい、予想の10倍はいます。ぜっ絶望的状況ですっ。」
報告に上がった偵察から帰った兵士は顔を青くしながらアルトリアに報告する。膝は震え上がっており膝をつかせていることに申し訳なく思う。
本来円卓の騎士の1人に任せるべきところをわざわざアルトリアが出てきた。
その時に運悪く挟み撃ちにあってしまう。
「………下がれ。」
「はっ!」
仮の拠点でテントから部下を出す。と同時にため息がこぼれ落ちた。
士気の低下が著しい。明日適と相対する。
その不安は明確にアルトリアにも伝わっていた。だからと言って逃げるわけにはいかないし逃げ場もない。
その日はとにかく英気を養ってもらうしかなかった。
しばらくして夜も更けた頃、アルトリアは催したので仮設されたトイレにたった。
満月の美しい夜空、あたりは鈴虫の羽の音が心地よい音色で響いていた。
しばらく歩いていると声が聞こえる。
木陰に隠れ、敵襲、闇討ちを警戒するが自軍の兵士たちだった。なんでもあした死ぬかもしれないと悟り、隠し持っていた酒を数人で飲み愚痴をこぼしているようだった。
アルトリアは一瞬それでも騎士道かと憤るが、同時に仕方なさも感じてしまう。
「俺よぉ………3日後に結婚する予定だったんだよ。」
「それは……きついな。」
「婚前交渉は不純だとかで全然ヤらせてもらえなかったけどよ。今はとにかく、会いてぇ。」
「…………明日、死ぬよな?」
「……あの騎士様だって深刻な顔してた。無理だろ。」
絶望的な状況にやけを起こしている。酒の力もあるだろうが。
アルトリアは木陰からゆっくりと出ると、兵士たちは近くの武器を取り彼女に向けるが、上司だと気づくと途端に顔を青ざめる。
酒を持ち込み、飲み明かし、あまつさえ上司に武器を向ける。
「落ち着きなさい、咎めはしません。」
その言葉が真実かはもはやどうでもよく、精神的に疲れ果てた兵士達は立ち尽くす。
「きっ騎士様!」
微妙な空気を壊したのはこの場で一番従軍歴が短い若い男だった。
目はもはや正気ではない。
「騎士様っどうか!抱かせてください!」
何をいっているんだと、他の兵士すら目を見開き思考停止にすら陥りそうだった。
アルトリアも流石にそんなことを言われるとも思っていなかったのでぽかんとする。しかし同時に彼女自身焼きが回っているのか、それとも地震の不甲斐なさに罪悪感を感じているのか、自然と怒りはわかなかった。
「もっもう2週間だっ射精してなくってぇあっあのっ頭がおかしくっ!」
「すっすみませんこいつぁまだ分をわかっちゃねぇガキでしてっすんません!」
若い兵士の先輩が彼の頭を掴んで一緒に跪き謝罪する。
騎士に逆らえば反逆罪は免れない。
しかしアルトリアはその謝罪にしばらく反応することなく黙っていたのだが必死になって謝る3人を見て、ため息をつき、
「………いいでしょう。性器を出しなさい。」
そこからは、もはや愚かしさと腹立たしさで嫌になる。
兵士たちは許可がなぜ出たのかなど考えることもなく決壊し、アルトリアを組み敷いて己が剛直を取り出す。長らく湯浴みをしていない男性器は汗臭さと雄臭さを内包しアルトリアはむせ返るが許可を出したのは自分なので嫌悪することはなかった。
下腹部の装備だけ外し、男を受け入れる。3人を同時に相手をするのは骨が折れたが、騎士としてそのくらいの体力と根気はあった。
中でも一番大変だったのは一番若い男で、2週間貯め続けた濃厚な精液と精力でアルトリアを失神まで何度も導いていた。
アルトリアがなぜその記憶を忌まわしいと思っているのかと思えば、結局あれは一夜の過ちのようなもので己の精神の弱さを露呈させた瞬間であったからだ。
民を守る騎士が男根に善がる姿は客観的に言ってアルトリアには許し難かった。
もちろん今は藤丸と出会い旅をして思考が柔軟になったので、ああいうことも受け入れることはできた。しかし苦い思い出はいつになっても嫌なのだ。
ーー
そしてこの「彼の生涯で一番己自身に恥ずかしいと思わせた状況を想像してみよ。」という問題を作った教師は半ばボコボコにしてもいいのではないかと思ってしまう。
長考に入ったアルトリアに訝しげな視線を送る立香は、「大丈夫?」と声をかける。
「えっええ、いくつかありますが、問題は想像してみよなのでマスターが想像して描くのが一番かと思います。」
「そうだよなぁ。………ありがとう。」
立香はアルトリアにお礼を言うと、その問題は後回しにしてまた他のサーヴァントを呼び始める。彼女は役目は終えたと食堂を出ることにした。
食堂を出る際に1人の女性から声をかけられる。
「すみません。」
「………なんでしょう?」
「お願いしたいことがあるのですが、場所を変えて歩きながらでも?」
「……いいでしょう。」
アルトリアは首肯して女性スタッフについていった。
少しして食堂から完全に離れたところで口を開き始める。
「カルデアは現在あらゆる人理破壊に対処するために様々なデータを収集しています。」
「その対象にはサーヴァントしかり、魔力で生み出された生き物も適用されています。しかしながら私たち通常の人間では困難なことも多々あって人手が足りていません。」
「ほう。」
「なのでアルトリアさんにも色々手伝って欲しいことがあるのですがよろしいですか?」
アルトリアは女性の真剣な眼差しで頼む姿勢に好感を持ち、快諾する。
「それで、貴女のように召喚されたときに一緒に魔物や動物などを引き連れてくる人もいます。そういった方々にはその生物の指定された情報を提出して欲しいのです。」
「具体的には?」
「アルトリアさんの場合はドゥン・スタリオンさんだと思いますが、唾液や尿、血液、それでこれが最も必要としているものなのですが精液をお願いしたいんです。」
精液というところだけほんのりと恥ずかしそうに声をすぼめて言う女性スタッフにアルトリアは初々しさを感じる。科学的なこと、魔術的なことでの研究はアルトリアのあずかり知らぬところだが、別段精液を集めろと言われて恥ずかしいと思うことはない。
もちろん自身の体液を出してくれと言われれば恥ずかしいとは思うが。もちろん必要に応じて提出はする気ではあるが。
「そしてこの研究や実験はマスター藤丸立香さんには内密にお願いしたいんです。」
とそこで少し違和感を覚える。
それを察したのかスタッフは補足する。
「はい、騎士王様に隠し事を強いるのは大変遺憾ですが、彼の性格からすると…。」
と言われて察する。
確かに彼は優しく、それでいて思春期真っ只中の子供だ。目の前の成人女性でさえデリケートな問題だと恥ずかしがっているのだからできるだけ隠し通せるところは伏せるべきだと思う。
騎士の矜持や高潔な精神など等に散っている。先ほど食堂で思い出した記憶も意図的に隠したわけなのだから大したことはないだろう。
「わかりました。極秘任務了解です。」
「ありがとうございます!」
いつになっても感謝されることは喜ばしいことだ。
「きちんと報酬も出ますし、様々な特権も扱えるようになりバックアップもしっかりとされるのでよろしくお願いします!」
そう言うと忙しいのか女性スタッフはアルトリアに「特注の端末です。」とタブレットを渡してパタパタと走っていった。
アルトリアはイマイチ電子機器の使い方がわからなかったが、そう言うところに配慮されたUIになっており慣れれば簡単に扱えた。
(今日の任務は?)
カレンダーのアプリで確認すると翌日の深夜1時に指定の場所にドゥン・スタリオンを連れて一緒にきて欲しいと記載があった。アルトリアは2時間前にアラームをセットして自室へと戻った。
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「ナイチンゲールぅ〜。」
藤丸立香は婦長の部屋の前まできてノックする。隣にはマシュが同伴していた。
室内から足音がして一拍遅れて「どなたですか?」と聞き返される。
「僕だよぉ〜。」
「………どうぞ。」
自動ドアがシュッと音を立てて開くと彼女の質素で遊び気の無い部屋が視界に飛び込む。生活するための最低限の内装、カレンダーやテレビはあるようだが女性らしい小物などはなかった。
「ご用件は?」
「暇だったから遊びに来たんだ。お邪魔だった?」
「いえ、ただ後4時間後には任務があるので。」
「じゃあ少しお茶しようかな。」
「こんにちはナイチンゲールさん。」
マシュが挨拶した後、立香は台所に行きお茶を準備しようと動き出す。彼女の部屋は最近来ていなかったもののかなり前に何度かお邪魔しているので間取りも何がどこにあるかもある程度わかってはいた。
「いえ、私がやります。客人をもてなすのは部屋の主人でしょう。」
そういって立夏と交代して台所に行く。
立夏はその理論もよくわかるので甘えることにしてマシュと一緒にソファでくつろぐ。
そして立香はすることがないので部屋を見渡していると対岸のソファーの下にあるものを見つけて驚愕する。
(あっあれって!?まさかっでっディルドでは!?)
女性の部屋であればもしかすると珍しくはないかもしれない。しかし彼女がそれを持っているというのはなんとも想像できず、そしてソファの下に片付け忘れているというの珍しい。
紅茶を持って来たナイチンゲールに咄嗟に言ってしまう。
言いながら失言だと気づいてはいたものの男として言いたくなってしまうのはまぁ仕方のないことだった。
「あっなっナイチンゲール!そっそれっ!」
「せっ先輩!?」
マシュも立香が示した方を見て一瞬で察してしまい、そんなことをほんにの前で言ってしまう立香に驚いて、小声で「そこは気づかないふりをっ!」と注意しする。
「……ああ、すみません。」
ナイチンゲールは特に気にした様子もなくソファの下に転がっているディルドを掴んでとる。照明の下に出された張り型は鮮明に立香とマシュの目に焼き付いた。
30cmはあるのではないかというほどの長さ、太さ4cmほどで、竿部分は引っかかりが列をなして膣壁をえぐるような形になっており、血管のようなうねりが無数に表面に這っていた。深緑色から先端へ青くグラデーションを交えて変わって行く色彩。
まさにジョークグッズという見た目をしていた。
付け根は吸盤になっており大きな膨らみが睾丸をあらわしている。
どう考えても人外の形をしたディルドは根元から透明なカテーテルを伸ばしており、挿入中に擬似射精させることも可能な一品だとマシュは判断した。
「以前ある理由で性器を拡張しようと思い、ダ・ヴィンチ女史に製作してもらったのはいいのですが、数度使っても全く私の性器は緩むことがなく、結局断念して洗うことも忘れて放置してましたね。もしかするとバーサーカーは筋力の補正でもあるのかもしれません。」
洗っていないので乾いてはいるがナイチンゲールの膣分泌液がついていることに気づいて立香はズボンを張らせた。
マシュももじもじとしてどこか居心地が悪そうだ。
「滅菌処理して捨てようかと思っていますが使いますか?」
ナイチンゲールは飄々とマシュに提案する。
話を急に振られて首をブンブンと振って拒否をするマシュ。
そこからディルドをナイチンゲールは浴室に一旦置きに行く。
「……なっなんだかすごいことを聞いちゃったよ。」
「はいぃ………あんな大きいの………ナイチンゲールさんもスるんですね……。」
2人は小さな声でこそこそと話すが顔を真っ赤にしたマシュを見て立香は初々しさを感じ、さらに己が息子を硬くした。
もらった紅茶が冷めるといけないと思い、ミルクを入れて砂糖をスティック状の包装を破いて入れた。
ゴミを捨てる際に近くのゴミ箱に入れようとした瞬間、
「(まっマシュ!)」
小声でマシュに詰め寄る。
急に近くにに立香の顔がきて戸惑うが、一緒にゴミ箱を除くとそこには、0.01mmと書かれた空箱が3箱入っていた。
「「!!!?」」
2人はその事実に驚いて後ろから来るナイチンゲールに気づくことはなかった。
「…………ああ、避妊具の箱ですか?先週色々ありまして。」
「「(色々って何!?)」」
2人は声を揃えて(声は出てない)叫んだ。
さて本当に次はドゥンさん出て来ます。
エルダーグールとかも考えてたんですけどね。
闇カルデアこそこそ裏話
マシュ「先輩!ジャンヌさんが!」
立香「どしたの?」
マシュ「妊娠したそうなんです!!」
立香「!!?!?!?!!!!!?!?」
立香「だっ誰!?誰の仔!?ジーク!?」
マシュ「明言はされていませんがジークさんではという噂です。」
立香「サーヴァントって妊娠できるのか。」
マシュ「......そっそーですよー?デミサーヴァントはどうなんでしょうねー?(チラッ)」
立香「ちくじょーっジャンヌっぱいがっ!僕じゃない誰かに取られた!!(聞いてない)」