転生者だけど、前世の記憶を喪失している上にジェダイの騎士で指揮官になっています(白目) 作:断空我
ここのところ、モヤモヤと溜まってきたので発散目的で書きました。
スター・ウォーズ、大好きなんですよね、クローン・ウォーズとか、アナキン・スカイウォーカーとか。
これは俺が転生する直前の記憶だ。
「やぁ、待っていたよ」
濃い霧のようなものが漂う森林で人生という皺を刻んだ爺ちゃんが笑顔でこちらをみている
「貴方、誰?」
「儂?神様」
「はぁ、神様」
神様と名乗った爺ちゃんは笑みを浮かべる。
「疑わずに目の前の存在を神と認識するか、よいよい、見込んだとおりだ」
「?」
首を傾げた俺に爺ちゃんは笑みを浮かべる。
「ここ、どこ?」
「儂の住んでいるところ、唐突だけど、キミ、死んだよ?」
「そう、なんですかね?」
「覚えていない?」
「まぁ」
死んだと言われたが記憶が綺麗さっぱりないのでなんともいえない。
ジリジリと胸元に小さな痛みが訴えてくる。
「あんな最期だったら仕方ないかなぁ?まぁいいや、キミは転生させるから」
「転生?」
「知らない?神様のミスとかそういうので別の世界で転生するって話」
「全然」
「そう~、じゃあ、仕方ないかなぁ」
爺ちゃんはそういうと杖をつきながら近付いてくる。
近づいてきて転生とやらについて話してくれた。
曰く神様転生というジャンルがあって、神様のミスや遊戯等の理由によって命を落とした魂を別世界で人生を過ごさせるために命を与えて転生させるというもの。
その際に神様は転生させる人間に強い力を与えたりするという。今回はそういうことはしないらしい。
「転生させる理由だけど、キミが死んだ理由がまぁ、あまりにむごいからさぁ、可愛そうに思ってね」
「そうなんですか」
「……というのはウソなんだ」
「はぁ」
小さく謝罪しながら爺ちゃんは話す。
何でも興味本位で俺より前に転生させた人物が色々とやらかしたことでその世界が滅茶苦茶になってしまっているらしい。
他の転生先でも似たようなことが度々あるために色々と対策を講じようと決定した直後のことだったらしい。
「そういうわけでキミを転生させて世界のバランスを何とかしようという訳、選んだ理由はまぁ、死に方がねぇ」
さっきから微妙に言葉を濁しているが俺は一体、どんな死に方をしたのだろうか?
何度も同じことをいわれてしまうと酷く気になる。
思い出そうとすると頭痛が起こっていた。
「キミが新たな人生を幸せに歩むのか、それともドロドロの人生を歩むのかとても興味深いよ」
「はぁ、え?それってどういう」
「じゃあ、」
笑顔で爺ちゃんが俺の額を杖で突く。
「フォースと共にあらんことを……」
目を覚ますと木造の天井が目に入る。
「懐かしい夢……でいいのか、わからないが」
傍に置かれている時計をみれば起床時間よりも少し早い程度。
どうせだし、このまま起きて準備をするとしよう。
布団から這い出てそのまま外に出ようとしたところで腕を掴まれて引き寄せられてしまう。
「どこへいく」
布団の中で青い瞳と目が合う。
さらさらと揺れる銀よりの白い髪と頭部でピコピコと揺れる狐耳。
「あぁ、朝ごはんの準備?」
「そんなものは我々に任せればいい。それより、お前の子種が欲しい」
「いやぁ、さすがにあんなに絞られたら」
「チュッ」
逃れる暇もないままキスをされる。
「ン、ジュル……ズズズ、チュッ」
抗う暇もないまま口の中を蹂躙されていく。
一旦、解放されるも顔の周りをベロベロと舐められた。
絶世の美女と言える彼女の猛攻に抵抗できないまま、布団の上に押し倒される。
そのまま両手足を白い狐の尾で拘束されてしまう。
「お前は我々のものだ。今は鉄血と共通の財産となっているがいずれ奪い取る。逃がしはしない。今は私が味わっているが、もうまもなく姉さまの番だ。それまではじっくりと味合わせてもらおう……何より、貴様に選択肢は存在しない」
視界一杯の加賀に埋め尽くされている中で俺は抵抗できないままキスの嵐に襲われる。
「ン、反応したな」
加賀の目線は俺の下腹部、肉棒へ向けられている。
「あ、ま」
「いただくぞ」
既に全裸の彼女は上に跨って肉棒が侵入を果たす。
「あぁ、この瞬間がたまらない!」
既に準備ができている彼女と合体したところから卑猥な音が聞こえてくる。
異世界より突如現れた異形の敵【セイレーン】。今までの兵器を一切受け付けず、猛威を振るう存在に人類は結束して世界的軍事組織【アズールレーン】を結成。
【アズールレーン】
はセイレーンを退けることに成功はした。
しかし、理念の違いから三つの陣営に分裂してしまい、愚かな戦争を繰り返そうとしていた。
【キューブ】という人類の英知の結晶から生み出された鋼鉄の艨艟たちの力を有する少女達。
歴史的に名を遺した戦士の遺伝子を基にして生み出されたクローン兵士たち。
多くの犠牲を払いながらも後に【クローン大戦】と呼ばれる一つの戦いが終わった。
戦いが終わった後、アズールレーンは二つに割れた。
【セイレーンの力を用いるか否か】【フネは人かそうでないのか?】
【クローンは兵士といえるのか?】【人権など必要か?】
これからの考えからアズールレーンを離反した二つの国家、重桜と鉄血はレッドアクシズを結成。
レッドアクシズはアズールレーンへ宣戦布告。新たな戦いが勃発した。
「どうした?」
考え事をしていたところで傍にいた加賀に抱き寄せられる。
抵抗しようも後ろから伸びてきた尾が俺の腕を拘束してきた。
「加賀……近い」
「当然だ、まだ、貴様を食い足りないからな!」
「力説しない――」
ちらりと周囲を確認する。
窓は鉄格子がはめられ、扉は明石が作成した特注品の指紋認証が設置されていて、当然のことながら俺は認証をしようとしても拒絶される。
「さて、ゼロ」
離れようとしたことに気付いた加賀に“首輪”を掴まれて引き寄せられる。
無骨な黒い首輪。
「フフッ、これをみているとお前が私達のものだと認識できる」
当然のことながら首輪は奴隷の証というわけではない、逃げようとすれば電撃を流して意識を刈り取るための機能がある。
「貴様は無欲すぎる……普通のオスならば、私に獣のように襲い掛かってもおかしくはないというのに」
「そういうものとは無縁な生活をしてきたので」
「ジェダイの騎士とやらは理解できんな、当然というべき欲を絶つ等」
「訂正しておくけれど、俺はジェダイの騎士とはいえない」
「よく言う、貴様があの光の剣で多くのドロイド、そして敵艦を壊してきた」
今度はほおずりしてくる。
ぺろりと舐められたことでぞくりと体が震えた。
「そんなお前の強さが欲しい!」
妖艶でどこか狂気を秘めた加賀の目に吸い込まれそうになった時。
「失礼する」
扉が開いてそこから一人の女性がやって来る。
当然のことながら彼女もフネ。
白い重桜の軍服にすらりとした伸びた足、腰には軍刀がぶら下がっている。
「高雄か、何の用だ?」
武人としての印象が強い高雄は手の中にある懐中時計の時間を加賀へみせる。
時間を見た加賀はため息を零す。
「時間、か」
「左様」
高雄の言葉に加賀は名残惜しそうに手が離れる。
「今回の連行は拙者が行う」
「わかった、任せるぞ」
頷いた高雄は俺の首輪に繋がっている紐を掴む。
「きてもらおう」
抵抗することもできない俺は廊下へ連れ出される。
興味津々という風に離れたところでこちらをみている少女達の姿を眺めながらある部屋の前へ通された。
「入れ」
高雄に言われて中に入る。
「ウフフフ」
中に入ると両手を広げて妖艶な笑みを浮かべる女性が待っていた。
実質、この重桜の軍事施設の全権を握っていると言っても過言ではない相手、赤城が近づいてくる。
「お待ちしておりましたわぁ、だ・ん・な・さ・ま」
語尾にハートマークがついていそうな嬉しい声を上げながら覆いかぶさって来る赤城。
どうしてこうなった?
キスの嵐で意識を失いそうになりながらゼロと呼ばれている俺は自問する。
答えは当然のことながら帰ってこなかった。
ゼロ
(現)29歳
杖をついたヨーダ似の爺ちゃんによって世界のバランスとやらのために転生させられた男。
死んだときの影響で前世の記憶がきれいさっぱり喪失しているが前向きに生きようと(一応は)している。
この世界に存在するジェダイの騎士の一人だが、現在はレッドアクシズに監禁状態。
毎日、ドッタンバッタンやっているらしいとか?
次回の要望が多ければ、続けます。
番外編 どの陣営がいい?
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ロイヤル(ベルファスト)
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ユニオン(ヨークタウン)
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鉄血(アドミラル・グラーフ・シュペー)
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重桜(加賀or長門)
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その他