※この作品はR-18です。

転生者だけど、前世の記憶を喪失している上にジェダイの騎士で指揮官になっています(白目)   作:断空我

20 / 31
番外編を書いてみました。
微エロかな?

アンケートはじめました。

もう少し、暴走したかったけれど、抑えました。


番外編 ゼロが記憶喪失になったら

 突然だが、任務中に事故でゼロが記憶喪失になった。

 

「明石、指揮官殿の様子はどうだ?」

 

「命に別状はないにゃ、ただ、頭に衝撃を受けたことが原因で一時的な記憶喪失になっているみたいにゃ」

 

「それは、すぐに戻るのかしら?」

 

 心配そうに尋ねる愛宕の言葉に明石はなんともいえない表情を浮かべる。

 

「正直いって、怪しいにゃ、明日に戻るかもしれないし、一生戻らないかもしれないにゃ」

 

「つまるところ、様子を見るしかないという事か……」

 

 高雄の言葉に執務室は沈黙が広がる。

 

 ふと、ヘヴィが周囲をみた。

 

「おい、赤城の姿がないぞ?」

 

 場に沈黙が走る。

 

 数秒後。

 

「あの駄狐!やりやがったわね!」

 

 御淑やかなお姉さんはどこにいったのか激昂しながら外に飛び出す愛宕。

 

「将軍のいる部屋に向かおう」

 

「それしかあるまい」

 

 ため息を吐きながら高雄とヘヴィも後に続いた。

 

 そして、目的の部屋にたどり着いた時、そこには爆撃された痕跡と地面に倒れている翔鶴の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼロは私が守るから!」

 

「えっと、ありがとう……その」

 

 瑞鶴に手を引かれて外に出ているゼロ。

 

 記憶を失っているので目の前の相手が誰なのかわからない。

 

「私は五航戦の瑞鶴!ゼロを守るために頑張るから!」

 

「えっと、ゼロっていうのは俺の名前?」

 

「うん!」

 

 戸惑いながら尋ねるゼロに瑞鶴は迷うことなく答える。

 

「えっと、さっきの髪の長い人は?」

 

「翔鶴姉は……その、疲れているから、気にしないで(言えるわけないよ!翔鶴姉がゼロにウソの記憶を植え込もうとしていたから背後から爆撃しちゃったけど、生きているよね?大丈夫、多分、メイビー)」

 

「瑞鶴さん?」

 

 考え込んでいた瑞鶴にゼロが声をかける。

 

「あ、ごめん、なに?」

 

「えっと、俺のことを教えてくれます?後は……その、瑞鶴さんと俺の関係とか」

 

「瑞鶴でいいよ、えっと、私とゼロは」

 

 その時、瑞鶴の頭にある天啓が流れこむ。

 

 内容は。

 

――ここでゼロにあることないこと、吹き込んでおけばその関係が実現するのでは(悪魔のささやき)

 

 瑞鶴はゼロに好意を持っている。しかし、その好意は家族に対して持つようなものどまり?で今のところある為、翔鶴のように「私達は結婚を約束した関係なんです。フフフ、これで先輩の悔しがる顔がみられます」なんて企みをしていた姉ほどではない。決して。

しかし、一瞬、浮かんだ天啓をすぐに振り払えるほど、瑞鶴は清らかな少女ではない。

 

「瑞鶴さん?」

 

「私とゼロは……」

 

 しばらく葛藤したのち。

 

「私とゼロは兄妹のような関係だよ!」

 

 自分の願望を少し満たすことにした。

 

「兄妹?」

 

「血の繋がりとかはないよ。でも、それより強い絆で結ばれているんだ!」

 

「へぇ、血が繋がっていないとはいえ、キミみたいな可愛い子が妹なら、嬉しいだろうな」

 

 

――可愛い子が妹なら嬉しい。

 

 

――可愛い子が妹なら嬉しい。

 

 

――可愛い子が妹なら嬉しい。

 

 

――可愛い子が妹なら嬉しい。

 

 

――可愛い子が妹なら嬉しい。

 

 

――可愛い子が妹なら嬉しい。

 

 

――可愛い子が妹なら嬉しい。

 

 

 瑞鶴の脳内で繰り返される言葉。

 

 その時間、僅か五秒。

 

「あれ?」

 

「ねぇ、今の、もう一回」

 

 目を見開きながらゆっくりと瑞鶴が手を伸ばした時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見つけたわよ、五航戦」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 底冷えする低い声にゼロと瑞鶴は空を見る。

 

「全く、油断も隙もないわねぇ、私のゼロ様を拉致するなんてぇ」

 

 笑みを浮かべながらも瞳は全く笑っていない赤城。

 

「あの人、宙に浮いているんですけど」

 

「赤城先輩ならあれくらいできて当然だよ!」

 

「えっと、知り合い?」

 

「あぁ、悲しい、赤城のことを忘れてしまっているというのは本当らしいですね、でも、大丈夫ですわぁ、この赤城が手取り足取り、記憶が戻らなくても赤城がゼロ様を支えますわ」

 

「えっと、瑞鶴さん、あの人と俺って」

 

「少なくとも赤城先輩の、今の赤城先輩の言葉は真に受けちゃ駄目!」

 

「あらぁ、酷いことを言うわね、そもそも、貴方も信用できるのかしらぁ?」

 

「私はゼロを守る!例え、相手が一航戦の先輩であろうと」

 

 そこで瑞鶴は気づいた。

 

 目の前にいるのは赤城一人。

 

 赤城の傍には常に加賀がいた。

 

 その姿の見えない彼女は今どこに?

 

 疑問を浮かべた直後、彼女の耳は艦載機のプロペラ音を捉える。

 

「まさか!」

 

「ほぉ、気付いたか、だが、手遅れだ!」

 

「でかい狐!?」

 

 衝撃と共に現れるのは白く巨大な狐。

 

 瑞鶴が覚えているのは振り下ろされる巨大な前足だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼロ様、目を覚まされたようですね」

 

 むくりと体を起こそうとするゼロを赤城はやんわりと抑える。

 

「えっと、貴方は?」

 

「あぁ、そんな他人行儀な態度を取らないでくださいな。私は赤城、貴方の妻ですわ」

 

「つ、妻?」

 

 突然の発言に目を点にするゼロ。

 

 尖った耳をピコピコ揺らしながら赤城は頷く。

 

「えぇ、将来と誓い合っている仲です。まだ、ちゃんとした契りを交わせてはおりませんけれど」

 

 悲しむように着物の袖でよよよと泣くようなそぶりを見せる赤城にゼロはあたふたする。

 

「えっと、その、ごめん、急に記憶を失って」

 

「あぁ、お気になさらず、ゼロ様が悪いわけではございません。悪いのはゼロ様へ砲撃を行ったセイレーンですわ。ふふふ、その場にいなかったことがとても悔やまれます。えぇ、血祭りにあげられなかったことが」

 

 ふふふ、うふふふと不気味に笑う赤城。

 

 幸運なことにゼロは考えていて気付かなかった。

 

「えっと、赤城さん」

 

「赤城で構いませんわ。もしくはおまえと呼んでも」

 

「じゃあ、赤城、その聞きたいことがあって」

 

「何でしょうか?何でもおっしゃってください」

 

「えっと、俺とキミのなれそめって?」

 

 落ち着いたことでゼロは気になっていた。

 

「俺みたいな奴とキミみたいな美女がどうやって知り合えたのかなって」

 

 

――美女がどうやって知り合えたのかなって。

 

 

 ゼロから紡がれた言葉は弾丸となって赤城の心臓をぶち抜いた。

 

 頭の中でゼロの言葉でエコーする美女。

 

 頬を赤く染めて嬉しそうな表情を浮かべる赤城。

 

 後ろの尾がぶんぶんと揺れていた。

 

「あのぉ、赤城?」

 

「はぁい!何でしょうか?」

 

「いや、あの……ここって、どこ?」

 

「私と貴方の愛の巣ですわ」

 

「いや、木造建築で小屋みたいだけど……それに瑞鶴はどこに」

 

「ゼ・ロ・様」

 

 顔を近づけてくる赤城、その目に光はない。

 

「私と貴方しかいないのに他のムシの話などしませんように」

 

「えっと、はい?」

 

 赤城の言葉に渋々という形だがゼロは頷くしかなかった。

 

「さぁ、まずは体を清めませんと、服を脱いでください」

 

 笑顔で告げられた言葉にゼロはえ?と首を傾けるしかなかった。

 

 首をかしげていたゼロへ覆いかぶさるように飛び掛かって来る赤城。

 

 反応する暇もないまま、服を脱がされてしまう。

 

 あっという間にお互いが全裸になっていた。

 

「いや、あの、いきなりすぎて、何が何やらで」

 

「すべては赤城に任せてくださいな。ゼロ様は赤城の目をみて愛を囁いてもらえれば良いのですよ」

 

「いや、でも、俺は記憶喪失でいきなりこういうことは」

 

「それとも」

 

 赤城は瞳を潤ませながらこちらをみつめてくる。

 

「赤城のことは、お嫌いですか?」

 

「いや、待ってほしい」

 

 ゼロはやんわりと赤城を抑える。

 

「俺は記憶を失っているんだ。その、キミとそういうことをするにしても、ちゃんと思い出してからの方が」

 

「ふぅ、仕方ありませんわね」

 

「ふぇ?」

 

 言葉を発しようとしたところで舌が上手く回らなくなる。

 

 体が痺れたことを理解した時。

 

「記憶を失っているからこそ、重要なのですよ」

 

 笑顔を浮かべながらゼロの腹部の上へ跨る赤城。

 

 赤城の尾がゼロの両手足を拘束した。

 

「今ならより、強く、深く、他の娘達よりも深くつながることができる……この時を逃すつもりはありませんわぁ。さぁ、ゼロ様、今こそ、私と」

 

 微笑みながら赤城はゼロに口づけを落とす。

 

「深くつながりあいましょうね」

 

「させないです」

 

 壁を壊して赤城へ振り下ろされる刃。

 

 赤城は着物を瞬時に纏うとゼロを確保しようとする。

 

 しかし、乱入者が一足早く、ゼロを抱きかかえた。

 

「えっと、キミは?」

 

 突然のことにゼロは乱入者へ尋ねる。

 

「大丈夫、です」

 

 聞こえた声にゼロは不思議と落ち着いた。

 

「綾波がゼロのことを守るのです!」

 

 大型ブレードを片手に、もう片方にゼロを守るようにしながら駆逐艦の綾波が宣言する。

 

「赤城、貴方にゼロは渡さないのです」

 

「小賢しい……そもそも、貴方、自分の欲望の通りに行動しないのかしら?」

 

「その必要はないのです。綾波はゼロの相棒なのです。相棒を守ることが綾波のやることなのです」

 

「フフ、忠犬として立派かもしれませんが女としては駄目駄目ですね」

 

「何とでもいうのです。ゼロを困らせることは許さないのです」

 

「困らせるとは心外な。赤城は指揮官様の幸せを第一に考えております。つまること、赤城と一緒にいれば不幸なことはなないのですよ」

 

「だとしても、今のゼロが記憶喪失なのを良いことに好き勝手していいわけではないのです」

 

 にらみ合う綾波と赤城。

 

「えっと、二人とも」

 

 

「「潰す!」」

 

 ゼロが止める暇もないまま、二人は戦いを始める。

 

 戦闘の余波にゼロは巻き込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

「申し訳ないのです。ゼロ」

 

「ゼロ様ぁ、赤城が看病しますわぁ」

 

 しゅんとうなだれる綾波と赤城に板挟みされる形でゼロは看病を受けていた。

 

 記憶が戻ったゼロだが、怪我は大きく、入院する必要がある。

 

「そういえば、加賀の姿が……なかったような?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜。

 

 寝静まっている時間。

 

「チュ、ジュル、チュゥゥゥゥゥ」

 

 赤城と綾波のいない病室、そこでゼロは加賀の襲撃を受けていた。

 

 意識のないゼロの上へ覆いかぶさってキスをしている加賀。

 

 怪我の為に本番はできないものの、赤城の為に奮闘したがご褒美がなかったことでこうして夜這いに近いことをしている。

 

「ふぅ、もっとだ、もっとだ」

 

 寝ているゼロはその日、全裸の加賀に貪り食われる夢をみたそうな。

 

番外編 どの陣営がいい?

  • ロイヤル(ベルファスト)
  • ユニオン(ヨークタウン)
  • 鉄血(アドミラル・グラーフ・シュペー)
  • 重桜(加賀or長門)
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。