転生者だけど、前世の記憶を喪失している上にジェダイの騎士で指揮官になっています(白目) 作:断空我
重桜編がスタートします。
といいますが、重桜の話は次回から本格的にスタートしていきます。
スカイウォーカーの夜明けみてきました。
アズールレーンが再放送スタートしたのと今回の話の流れも大体、まとまったので、投稿します。
重桜ヤンデレ爆発したいなぁ。
皆さんもフォースと共にあらんことを。
NYシティの中心の近くにあるジェダイ聖堂。
パダワンや多くのジェダイ達が帰るべき家というべき場所。
俺にとって二つ目の家に戻ってきていた。
「マスターヨーダ」
「戻ってきたようじゃな、ゼロよ」
ポッド・チェアーに腰かけているヨーダはお茶を用意していた。
「そろそろ戻って来ると思っていたぞ。飲むと良い」
「ありがとうございます」
差し出された茶を飲む。
顔をしかめながら味わう。
「ありがとうございます」
「今のところ、お前さんだけじゃな、付き合ってくれるのは」
「そうですか?オビ=ワンは?」
「一杯飲んで終わりじゃ」
「そうですか」
茶のお代わりを貰いながらしばらく無言の時間が続く。
「マスターヨーダ、俺はジェダイを殺しました」
「……」
ヨーダの手が止まる。
お茶の道具を置いて、ヨーダはゼロをみた。
「そうか」
たった一言、ヨーダは言う。
「……それだけ、ですか?」
「他に何を言う必要がある?もしや、罰を期待していたのか?」
「……否定はしません、俺は若き命を奪った罪から逃げたかったのかもしれません」
「それは許されぬことじゃ、お主はジェダイを殺したという事実と向き合わなければならぬ。逃げるという事はその者の命をなかったことにするものと同じ、お主が逃げれば、本当の意味でその者達は死ぬだろう。そして、お前は暗黒面へ堕ちてしまうだろう」
「……わかっています。すいません、少し弱気になっていました」
「仕方あるまい、お前の場合は事情がある」
ヨーダの言葉にゼロは沈黙する。
戦場で強大な力を振るうことができるジェダイだが、クローン戦争によって多くのジェダイが命を落としている。
シスと戦って散った者、ドロイドの攻撃で命を落とした者、戦争でイッてしまい、その場で斬られた者、既に多くのジェダイがいなくなっていた。
「じゃが、時期にこの戦争も終わる」
「はい」
「ドゥークー伯爵、グリーヴァス将軍、そして、黒幕を捕まえれば、長い戦争も終わるのじゃ」
「はい、必ず、黒幕をあぶりだします」
「そのためには手がかりを探す必要がある。ゼロよ」
「はい」
「お主には重桜へ向かってもらいたい」
「はい、え?」
ヨーダの告げた言葉にゼロは間抜けな表情を浮かべていた。
「あれ?」
ジェダイ聖堂に戻ってきていたアソーカ・タノはそこで珍しい人物と遭遇する。
小さなジェダイ・イニシエイトの子供たちと一緒にヘルメットで顔を隠してライトセーバーを構えて訓練を受けている少女。
重桜のセーラー服と呼ばれる服を纏い、ヘルメットに隠れているがクリーム色の髪。
アソーカと同じくらいの身長の少女を見たことがあった。
「綾波?」
「む?アソーカです?」
声に気付いて訓練を中断した綾波はかぶっていたヘルメットを脱いだ。
「やっぱり、綾波じゃない、どうしてここに?」
「ゼロに特訓を受ける様に言われたのです」
「特訓?え?どういうこと?」
綾波の告げた言葉に目を点にするアソーカ。
突然のことに理解できないのだろう。
「アソーカじゃないか」
「あ、マスターゼロ」
戸惑っているところにゼロがやってきた。
「えっと、綾波がジェダイの訓練を受けていたみたいなんですけれど、何かあったんですか?」
「あぁ、そのことか、マスターヨーダから許可はもらっている、綾波がフォースに覚醒したんだよ」
「え、そうなの!?」
驚いた表情でアソーカが綾波を見る。
綾波は少し戸惑った表情になった。
「実感は湧かないのです。それに、周りから何か、じろじろみられている気がするのです」
「それは綾波が可愛いからよ!」
楽しそうにアソーカが綾波へ言う。
「よく、わからないのです」
「もう~」
「アソーカ、アナキンは?」
「マスターなら評議会へ報告。一人でいいからって私は周囲を散策しているの」
「そうか……ありがとう」
そこでゼロは少し考えて。
「アソーカ、良い機会だから綾波の修行を手伝ってあげてくれないかな?」
「え?私が?」
「頼むよ、イニシエイトと一緒でやってもらうにしても、少し目立ってしまうから」
イニシエイト達は幼い、その中に見た目が年上の綾波がいることは多くの者達からの視線を集めてしまっている。
「そうですね、良いですよ!」
「ありがとう、綾波、俺はアナキンと少し話すことがあるからもう少し頑張ってくれ」
「わかったのです」
ゼロは小さく微笑むと聖堂の中へ入っていく。
綾波はそんな彼の背中をじっと見つめている。
「綾波?どうしたの」
「アソーカ、相談、いいです?」
「いいわよ!友達だもの」
アソーカの言葉に綾波は笑顔を浮かべた。
「ありがとう、なのです」
「アナキン」
「ゼロか」
報告を終えて歩いていたアナキンをゼロは呼び止める。
「久しぶりだな、前に会ったのは」
「ロイヤルのパーティーの時以来だよ」
「あの時か、聞いているぞ、そっちの部隊の噂」
「どういう噂かは聞かないでおこうかな?」
「その方がいい、それよりも大丈夫なのか?」
「一応は、かな?その様子だと」
「あぁ、聖堂内で噂になっている。お前が、ジェダイを殺した事」
「そっか」
遅かれ早かれ噂として、広まることはわかっていた。
しかし、少しばかり早いなぁとゼロは心の中で思う。
「すまない、だが、僕は」
「大丈夫、殺してしまったのは事実だ。後は俺がどう受け止めるかだけだから」
「そうか、もし、何か悩みがあればいつでも相談にのるよ」
「ありがとう」
「当然だ、僕達は親友だからな」
アナキンの言葉にゼロは感謝する。
「早速だが、相談がある」
「いきなりだな、まぁいいが」
「相談っていうのは綾波のことだ」
「さっき評議会が話題にしていたな。艦船でフォースに覚醒したんだって?」
「そうだ、しかも、その力は並のジェダイなら歯が立たないほどの力を持っている」
「何だって?それは、本当なのか?」
「あぁ、なり立てとはいえ、ジェダイとしてそれなりの研鑽を積んでいたローンメイルが動揺して動きを止めるくらいだ」
「それは、なんというか心配だな」
「そこなんだ、綾波のフォースはとても強い。マスターヨーダに無理を言って俺が綾波の指導をする許可はもらっている。ただ、今まで弟子をとったことがなくて、色々と手探りしているところなんだ」
「読めたぞ、それで僕に相談か」
「まぁね、マスターとパダワンという関係においてはアナキンが先輩だしね」
ジェダイ・ナイトとしての歴はゼロが長い。
しかし、弟子の育成という点においてはアナキンが上なのである。
ベテランのマスターヨーダへ伺うのも手ではあるけれど、こういう場合は親友のアナキンの方が聞きやすかった。
「俺が食事をおごるから、話をどうだ?」
「いいな、お前の奢りは久しぶりだ」
「まぁな」
親友との語らいはとても充実していた。
そして、心が癒される時間だった。
「ゼロと綾波の関係が変わるのではないかと心配なのです」
「関係?」
二人はベンチで話をしていた。
「綾波はゼロの相棒なのです。でも、綾波がふぉーすに目覚めたことでジェダイの特訓を受けるという事で、綾波とゼロの関係が変わるのではないかと不安なのです」
「そっかぁ」
アソーカは綾波をみる。
「綾波はゼロのことが大好きなんだね?」
「好き?好きですか、それもよくわからないものなのです。他の艦船、ベルファストやホーネット達はゼロのことを好きと沢山、言うのです。でも、綾波はその好きということがよくわからなくて戸惑うのです」
「それは私も、だね」
「アソーカも?」
「ジェダイは少し前まで恋愛禁止だったからねぇ、今更、愛とか恋と言われてもすぐにピンとこないから」
「どうすればよいのです?」
「時間が解決してくれるんじゃないかな」
「時間、です?」
「うん、だって、今すぐに解決できるというわけじゃないもの、それだったらもっと修行して、色々なことを知れば、そのうちわかるんじゃないかな」
「綾波も、わかるでしょうか?」
「きっと、わかるよ」
アソーカはベンチから立ち上がる。
「さて、相談も済んだことだし、特訓をはじめようか!」
「はい、なのです!」
「びしばしいくからね!」
「頑張るのです!」
二人は笑みを浮かべる。
「それで、もう一つの相談はなんだ?」
「バレていたか」
「当たり前だ」
食事を終えたタイミングでアナキンは本題を促す。
バレていたことにゼロは息を吐いた。
「マスターヨーダから次のオーダーの指示がでた」
「忙しいな、まぁ、戦時中といえば、仕方ないか?」
「次の行先は重桜だ」
「重桜、そうか、お前の故郷だったな」
「もう何年も帰っていないけれど……」
ふと、アナキンは気づいた。
ゼロの故郷が重桜であることは聞いているが、彼に家族はいるのだろうか?
「ゼロ、お前に家族は?」
「いない。俺が物心ついた時にセイレーンの攻撃で死んだ」
「そうか」
「悪い、重たい話を」
「いいや、聞いたのは僕だ。相談の内容は故郷のことだな?」
「あぁ、いや、故郷に帰ることに戸惑いがあるんだ」
「戸惑い?」
「もう十年以上、故郷へ帰っていないんだ。色々と変わっているんじゃないかと、それと……」
長門、陸奥、江風。
他に接してきた彼女達は自分のことをどう思っているのか。
前に長門と再会した時を思い出そうとして顔をしかめる。
彼女達にどう思われているのか、ただ、そのことが怖かった。
「怖いという感情を抱くのはジェダイにとってあるまじきことだろう、けれど、故郷へ向かうというオーダーを告げられた時、俺は嬉しさよりも恐怖が勝った」
「ゼロ……」
「ごめん、こんなことを話せるのはアニーだけだ。俺はこの任務、故郷へ戻ることにどうしょうもないくらいの恐怖を抱いている」
「本当なら、僕もキミを手助けしたい」
アナキンもかつて故郷へ戻ったことがある。
それはパドメと再会した時からみるようになった夢、母のシミ・スカイウォーカーが命を落とすというもの。
悪夢ともいえることを唯一、話せたのはゼロだけ。
その後、パドメの許可もあったことから三人でアナキンの故郷へ向かう。
母は盗賊に誘拐されて拷問を受けて、瀕死だった。
ゼロがいなければ、シミは死んでしまい、アナキンは怒りのあまり盗賊たちを皆殺しにしていただろう。
それほどまでの怒りにあの時のアナキンは支配されていた。
母を救出した後、短い時間ながら親子としての時間を過ごせたことはとても大事な思い出だ。
だからこそ、ゼロを助けたいと思う。
しかし、評議会から新たなオーダーを下されているアナキンは彼と共に向かうことができない。
「ありがとう、その気持ちだけでも十分だ。話せてよかったよ」
ゼロの言葉にアナキンはあることを考えた。
「(申し訳ないがアソーカに協力してもらうことにしよう)」
賛否両論はあるかもしれないですが、スター・ウォーズを好きな人はスカイウォーカーの夜明けをみることを勧めます。
もし、最後のジェダイの監督や脚本が違う人なら、また違う展開もあったのかなぁと思います。
この話のキャラクター設定は
-
必要
-
不要
-
もっとヤンデレを増やせ、本編はよ