転生者だけど、前世の記憶を喪失している上にジェダイの騎士で指揮官になっています(白目) 作:断空我
次回の話のつなぎです。
「ゼロ君、遊びにきたよ~」
掃除をしていたところで小屋へ来客がやってきた。
「白露か」
高い位置で二つ結びにしている茶色の髪、頭部で揺れる猫耳。
緑色の大きな瞳は俺を見て、嬉しそうにこちらへやってきた。
「あ、片付け中だった?」
「もう終わるから大丈夫。あれ、白露だけ?珍しい」
「カプ」
最後まで言う前に背後から何かに首筋を噛まれた。
抵抗しようとしたが後ろから抱きしめられていて、逃げられない。
「あわわわ、時雨ちゃん!?」
「うふふふ」
振り返ると黒い艶の髪と猫耳。
お腹を丸出しにしたショート丈のセーラー服、いたずらっ子のように目を細めている。
白露の姉妹艦の時雨だ。
「痛い……」
「時雨様がアンタにかまってあげているんだから光栄に思いなさいぃ、ペロペロ、チュゥウ~」
「く、くすぐったいよぉ」
ぺろぺろと首筋を舐められてくすぐったい。
白露は慌てるだけで助けてくれそうになかった。
しばらく時雨のされるまま。
それが彼女達とのいつも通りだ。
「えっと、大丈夫?ゼロ君」
「首の周りがベタベタする」
白露が申し訳ない表情で尋ねてくる。
用意してくれたタオルで首元を綺麗にした。
時雨は不満そうにこちらをみているが、いつものことだろう。
「長期任務お疲れ、こういうものしかだせないけれど」
俺は彼女達へ粗茶を出す。
お茶については艦船の比叡から教わっているから安い茶葉であろうとおいしく淹れられる自信はある。
「うん!おいしぃ!」
「まぁ、この程度なら飲めるわね」
それから白露と時雨と他愛のない話をする。
白露の話によると江風は彼女達の妹であるらしい、後、基地で昼寝をしている夕立という妹もいるという。
時雨は爪に施しているネイル?というものが終わると俺へじゃれてくる。
身長差があるから時雨が覆いかぶさると逃げることは出来ない。
彼女のされるままになってしまうのだ。
当然のことながら白露は助けてくれない。
「次はこっちの番だよ!」といって抱き着いてくるのだ。
この後、江風が来ないことを俺は願った。
二人が帰った後に江風がくるといつも不機嫌になる。
そして、鍛錬がガチの殺し合いのようなことになってしまう。
「あ、そうだ。最近、セイレーンが重桜に近づいているから、異変を感じたらすぐに避難をしてね?」
白露からの注意に俺は頷いた。
その忠告がすぐに実現することは夢にも思っていなかった。
「女の匂いがする」
夜にやって着た江風によって布団の上で寝技をかけられた俺は死ぬかと思ってしまった。
「はぁ、はぁ、くそっ!」
重桜をセイレーンが攻撃した。
俺は飛来する砲弾や爆撃から逃げる様にしながら必死に重桜の社へ向かっている。
「うわっ!」
近くで爆発が起こって体が吹き飛ぶ。
飛来した破片が腕に刺さりながらも必死に目的地を目指す。
ふらふらとバランスを崩しそうになりながら社を目指していた時。
「た、たすけ!」
目の前で人が綺麗に両断されるところに遭遇した。
両断された人間は俺に暴力を振るっていた相手。
その向こう、そこに鬼がいた。
「あ?何だ、お前」
鬼の面をかぶった男の手には一振りの光る剣が握られている。
赤い光剣に返り血の類は一切ない。
「何だ、お前」
「餓鬼か、命が惜しいならすぐに失せろ、あぁ、丁度いい、重桜の社っていうのはこの先にあるのか?」
コイツの狙いは社なのか?
「だったら」
「マスターからの指示でなぁ、そこにいる長門とかいう奴を殺せっていわれたんだよなぁ、そういうわけだからさ」
最後まで言わせる前に江風から渡されていた軍刀を振り下ろす。
「おーおー、純粋な殺意!やっぱりただの餓鬼じゃなかったか!」
一撃で殺すつもりだった刃は相手に躱されて距離を取られる。
てっきり光剣で防がれると思ったのだが違ったようだ。
「何で防がなかったのか?って顔しているなぁ」
「……」
「ダンマリか、まぁいい、この地にジェダイはいないって聞いていたからつまらん任務になると思ったんだが、少しは楽しめそうだ。餓鬼、お前の名前は何だ?」
「ゼロ」
俺の言葉に鬼の面をした男は小さく笑う。
「ふーん、まぁいい、俺の名前はダース・ゴート……餓鬼、シスの糧になってもらおう」
光る赤い剣を振るいながら襲い掛かって来るゴート。
咄嗟に転がっていた石を蹴る。
ゴートは光剣をぶつけた。
光剣によって石はあっという間に溶けてしまう。
刀でぶつかっても真っ二つにやられておしまいだ。
脅威の剣をギリギリのところで避ける。
今の俺じゃ、奴を殺せることは出来ない。
できることは。
「今の一撃を躱すとは面白いな!」
「知るか」
ギリギリのところで躱す隙を狙うということを行いながらジリジリと相手の体力を削ろうと考えた。
しかし、小細工などは目の前の相手にあまり通用しないらしい。
「ちょこざい」
振るわれる刃が肩を抉る。
じゅうと肉が焦げた。
直撃すれば死亡。
その状況下というのに相手の動きが手に取るようにわかる。
次に何がくるのか、まるで誰かが教えてくれているかのように。
「なんだ、この、強大なフォー」
振るった一撃が鬼の面を砕いた。
「ずぅぅあぁああ!」
面が砕かれたことでゴートの素顔が露わになる。
醜く焼けた顔、真っ赤な瞳。
頭部は巨大な弾痕があった。
「あぁ、いってぇなぁ、くそったれ、てめぇはここで必ず殺す!」
手から紫の雷が放たれる。
突然の攻撃に俺は咄嗟に刀を盾にするが、巨大な雷撃によって吹き飛び、崖から海に真っ逆さまへ落ちていく。
手を伸ばすも掴むことなくそのまま海の中へ落ちていった。
その後のことは知らない。
わかっているのは濁流に飲み込まれて、何があったのか調査任務に出ていたユニオンの艦隊、そして、一人のジェダイに出会ったこと。
後に敵となるが最高の師であったドゥークー伯爵。
十六年後、俺は任務の為に再び重桜の大地へ足を踏みしめることとなる。
「懐かしい夢を、みた」
倦怠感に全身が包まれながらも体を起こそうとした。
直後、首に強い力がかかって布団の上へ押し戻される。
「あーらぁ、どこへ行くのかしら?」
横でニヤニヤとこちらをみているのは赤い瞳、黒い髪、内側は紫色、頭部に猫耳を生やしたフネ、時雨がこちらをみていた。
「まぁだ、朝は早いわよ?」
「……水を」
「チュ」
最後まで言う前に時雨が上から覆いかぶさるようにキスをしてくる。
「チュ、ゴクン、ン!」
口を無理やり開けさせてそこから何かを流し込んでくる。
抵抗しようとしたが頭を両手で抑え込まれて抗うことができない。
一分ほど、時が過ぎて口が解放された。
「潤ったかしら?」
「何を飲ませたんだ」
「私の唾液よ?光栄に思いなさい」
何と言えばいいか、逡巡の迷いを時雨は見逃さなかった。
「何よ、時雨様の唾液を飲ませたのが不満だというの?」
「あ、いや」
「そんな悪い奴はお仕置きね、ガブ!」
首筋に時雨がかみついた。
歯が皮膚を切り裂いて血が流れる。
「んべろ、べろ、ちゅっ」
首筋を舐められて体が続々と震えてきた。
笑みを浮かべて時雨がのぞき込む。
「あーら、下は素直なのね。嬉しそうじゃない」
にやりと笑みを浮かべながら時雨がズボンをおろしてくる。
抵抗しようにも彼女が用意していた手錠によって両手の自由は奪われていた。
「今日は私の番なんだから、アンタは私の中にもぉっとアンタの白いものをたくさん、だしてもらわないといけないんだから!」
「しぐ――」
「さぁ」
にやりと時雨が笑みを浮かべる。
「時雨様の虜になりなさい」
時雨
白露型二番艦、小柄な見た目にボンキュッボンのスタイルを持っている少女。ゼロに対しては支配欲求と徹底的な管理を考えている。唾液を飲ませたことで自分のものだと思わせようと思っている。姉妹共々、ゼロを狙っている。
番外編 どの陣営がいい?
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ロイヤル(ベルファスト)
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ユニオン(ヨークタウン)
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鉄血(アドミラル・グラーフ・シュペー)
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重桜(加賀or長門)
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その他