絶望的な『成美』の魂からの叫び。
それを
「キャハハ。ザ~ンネン♪ウソぢゃないんだナァ~これが」
「証明に、ちょうどイイものがあるわよ?……ほぅら」
意識を失った少年。
ふくみ笑いを浮かべる金髪と銀髪のボンデージ・スーツをきた
両側から支えられ、少年は前面がグラス状となった、シリンダーの中へと安置され、様々な電極コードやカテーテルを身体に接続、あるいは
前面のモニターが、つぎつぎと悪魔的な施術内容を浮かべた。
プロラクチン管理プラント埋設。
各種の
大量の女性ホルモン。
細胞の融合剤。
神経手術。
さまざまな、見ようによっては残酷な文字列。
少年の睡り顔をおおう、硬度の高そうなグラスの表面をよぎって。
「
自分の
長いタイムスパンで、柔らかいものに変化してゆく。
顔つきも、いつのまにか
だが、培養した子宮らしい、うすいピンク色な臓器が自分の下腹部に安置されるのを観るにおよんで『成美』はとうとう吐き気をもよおした。次いで、画像は容赦なく恥丘のしたに造膣された部分をアップにし、『デザイン・ヴァギナ』(遺伝子培養:性技用
“彼女”は力なく、自分の豊かにされた下半身を
安産型にされた造形のなかには、仔を
昏睡させられているあいだに、
女医の神経質そうな手が執拗に器具を
ほどなくして手術室めく場所からシーンが転換し、日本間のような一室。
相変わらず昏睡する『
どういうわけか、髪を和風にセットされ、花かんざしで飾られて。
着せられた緋色な着物のまえをはだけられ、白い布団に寝かされる
白足袋をはかされた生々しい脚と下腹部を、障子の薄明かりに冴え冴えとうかべる。
そこへ、押さえきれぬ喜悦を浮かべて入ってくる一人の
テロップは“人間国宝・刺青掘り師:青竜氏”と浮かべる。
やがてこの奇怪な“
ひと針――ひと針――。
まるで
斯かる作業の間にあって、出っ歯の口もとは
長い時間をかけ……。
とうとう、この傴僂は一匹の
彼女は
昏睡しているあいだ、出っ歯の彫り師に、出来上がったモルフォ蝶の彫り物を頬ずりされ、ヨダレの浮くブ厚い唇でキスをされるのを観たときは、おぞ気と悔しさで涙がにじんで。まるでこの身が徹底的に
とどめに、シーンの最後に浮かび出た字幕は、『成美』を一番の絶望へと叩き込む。
なよやかに変化した肢体。
それを、まるで人魚姫のようにシリンダーからユルユルと引き出される姿。
定着液まみれのまま、安らかに睡るその美女を映す3D画面の
【After 6 month】
――そんな……!
愕然とする。
さきほどまで、広間で大皿にかざられて辱めをうけていたはずなのに。
自分は6ヶ月も眠らされ“メス化”処置を受けていた?
ありえない。
いや、でも……それでは、この呪われた
それに、と“彼女”の胸は正体不明の悲しみに包まれる。
――なんだろう。なにか大事な約束を、
「どうやら……気にいってくれたみたいねェ」
金髪が、底知れぬ思惑を秘めて
「それじゃぁ――試してみましょうか?」
銀髪が、尻を乗せる鞍部から突き出た二本の黒い
「りゅッ、りゆっ、りゆつ」という、イボのついたその凶悪な張り型を愛撫する音が、暗く秘密めいた部屋に。
おもわせぶりな
サッ、と『成美』の顔色がかわる。
――あんな大っきなモノを、わたしの“なか”になんて!
「
「そうかしら?大丈夫よ。半年もかけて定着させたオ〇ンコですもの。たぶん」
「そぉれ……そぉれ……そぉれ……」
M字開脚に拘束されたまま、ジリジリと、リフターのアームが下がってゆく。
ヴァギナとアヌスの高さまでくると、いったん下降が停止された。
「ぅん――ぅん――ぅん――ぅん――」
『成美』のよがり声にウンザリしたのか、金髪が、
「もうそろそろ佳いでしょ?そこまでサービスする必要はなくてよ」
テラテラと、ローションまみれに耀くプラグたち。
壁面の赤ガラスに映え、上の
軽やかな音をたて、ふたたびモーターは鳴る。
ついに、ピトリ、とディルドの先が“女”の入り口に触れた。
『成美』は、改造された哀れな身体をヒッ、と緊張させ、
「
「フフフフ……ザーンネン♪」
ガチッとロックがいきなり解放。
ズン、と拘束された体が下がる。
熱い塊が、いきなり“彼女”の前後をつらぬいた。
――ッつ!……ア"ッ!カ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!
しばらくは、口が金魚のように。
パクパクと動かすだけで、
シャ――ッ!と音を立てて失禁した
とたん、長いゴムベラ状のムチが、むっちりした尻にスパァン!と鳴り響いた。
「オごぉ!」
豊満な乳房を一度、はげしく揺らし“美貌の備品”は、のけぞる。
「ダレが
さらに、もう一発!
骨盤から改変された豊かな
そのあとで彼女は、鞍部から垂れ下がる均整のとれた『成美』の脚に、
足先だけ赤くなっているので、チョッと見には黒いニーハイ・ソックスに、赤いピンヒールを履かされたように。そう――あの初めて目覚めたときの装いで。
さらに彼女は“蝶”を封じ込めた恥丘に、そしてその周りにまで、技巧をこらした舌をソヨソヨと、あるいはネットリと
調教役の女たちによってモルフォ蝶の刺青には交互に幾度も口づけされ、舐め上げられることで、あの出っ歯の傴僂に
女の
「ぅくぅぅ……」
「さっきまでソースのボトル代わりにされてたんだもんネェ……おしっこタンク、ゆるくなって当然よねぇ……」
――え……?
「シリブロ!余計なコト言うんじゃないよ!」
金髪が声高に叫ぶや、『成美』のほおに、強烈なビンタ。
結い上げられていたとみえる髪留めの
床に響く、澄んだ金属音。
口の中が切れたらしく、唇の端からひとすじ、赤いモノが流れて。
「ほぉら。よけいなコト……考えるから」
金髪は、そういうや『成美』に口づけをして舌を侵入させ、傷口や、ピアスを
「
頭上で拘束されていた腕も、いったん片方ずつ外され、ワキの下まであるラテックスの黒いロング・グローブをはめられる。これもご丁寧に、指先は爪を模し、赤くなっているデザイン。
ポールについた枝をワキの下に通し、手首とヒジは、ふたたび背後でまとめて拘束。
背景の暗さとあいまって、ピッチリとしたラテックスに覆われた腕や脚が闇にぼけ、まるで四肢を切断され愛玩目的のダルマ女にでもされたかのような光景に。
「貴女はすでに“レベルD”まで女体汚染されてるのよ?観念なさい」
金髪の無機質な言葉の調子。
まるで冷たい水が
「あと戻りは――もうデキないわヨ?」
ふといモノで前後をつらぬかれ、呼吸するたびに鈍痛がはしった。
しかし、塗られたローションに薬でも混ぜてあったのか、そのうち甘い感覚が“彼女”の全神経をも支配して全身をめぐりはじめる。
大きな張り形を二つも呑み込んだ肉感的な下半身は、そのムッチリとしたふとももをモジモジと動かし、貪欲にもさらなる刺激を求めるかのように
ゆるゆると動かす身体につれて振れる豊かな乳房も、かたちの見えない未経験の欲求を持ち主に
感心するような、呆れたような声色が、両サイドから、
「あらあら。思いのほか、お気に入りのようよ?」
「イヤらしいねコノ娘!もうコシ使い始めてる!」
やがて(はぁっ、)と金髪はタメ息をつき、小声で、
(ようやくねぇ。ずいぶん手間ひまかかったわぁ)
(やっぱりアレかな!?航界士の一級候補生、だったから?)
(おそらく――こんなに楽しませてくれた子は久しぶりよ)
謎のような二人の会話も、『成美』には届かない。
ゆるやかに時に激しく。
突き出た二本の
一瞬、脳内が軽くホワイト・アウト。
ふわっとエアポケットのように堕ちた。
やがて、また
頭のなかをかきみだされ、もみくちゃにされるような、
そんなことを、幾度も、幾度も、さざ波のように重ねられる。
だが、一番の肝心なとこで快感は引いてゆき、高みに登りつめられない。
身体を拘束する背側のポールも上下運動をはじめ、身体全体を更に責めたてて。
どれくらい経っただろうか。
――もう……ダメ……。
泡立つような“彼女”の頭に、次から次へと淫らな妄想が、浮かんでは消える。
おムチを打たれたい。
思いっきり乱暴され、嬲られたい。
乳首だけぢゃなくおマ○ムコにピアスされて、いじられたい。
お口を××され、××ギナの入り口を手術され真珠をいっぱい××されたい。
×××に××してもらって、腰も、もっと細く、お×××も×××してほしい。
戦前の伏せ字のようなことを考える『成美』を見た
「へぇ。いっぱしなマゾの顔になってるジャン」
シリブロが、シコり
鈴の音が、ひときわ哀しく鳴り響く。
「ひぎぃっ!?」
一瞬、悲鳴をあげる。
だが、つづいてやってくる甘い感覚に、アヘ顔をさらして、
――
金と銀とが、黒い責め具の傍らで、ヒソヒソばなし。
(ふふふ。やっぱ、あのクスリのせい?)
(とうぜん。あれを塗られたディルドー
(この仔犬チャンも、カワイソーに。ダレが買うのかナ?)
(もう買い手が二人にまで絞られてるらしいの。なんでもケモナーな西の大僧正と、おなじ西の名家の跡取り坊チャンとか。その子も
(ひぇぇぇ……まーたエッチな身体、いぢられちゃうネェ)
(ケモノの皮膚組織移植されて、モフモフ人形にされてしまうかもね)
周囲で、なにやら話が交わされているが、イキたい欲求でいっぱいの『成美』のアタマには、もう何も入らなかった。
(あぁ……グジョグジョに濡れた、おマ……………………………………
……《コノ間、作品ノ品性ヲ下ゲル為、二〇頁ト十五行抹消ス》………
…………ダレをながし、ホイストクレーンを使って木馬からふたたび吊り上げられる。ヴァギナとアヌスから淫猥な音をたててディルドーが抜かれ、床に降ろされると、脚と腕との拘束を、解かれた。
「そら。最後の手術台まで、じぶんの足で進みなさい」
とろけた眼差しで、フラフラと『成美』は歩んだ。
むわっ、と
大きな姿見に映り込んだ自分の
ふたつの豊乳の頂きから下がる大きなリング。
黒ラテックスの長手袋にピッチリしたロング・ブーツ。
おもわず腕の左右をつかい、豊かにされた乳房と、メス化され、美しい蝶が飾る“おまた”を、オズオズと恥ずかしげな上目づかいで、
「あらあら。もうすっかり身も心も、女の子ね」
「そんなハズ……ありません」
ようやく舌の感覚をとりもどす『成美』。
だが、言ったそばから、ピアッシングされ、プラチナ製の飾り輪が下がる乳首をグニグニと愛撫し、情けなくもメスの快楽を
くやし涙が――ひとすじ……。
ためらいの手つきで“彼女”は、
そしてガクガクとふるえる紅い
対して、もう片方の手の指は、戸惑いながらも女の秘部を押し開き、中なる指をつかって、先ほどまでイボ付きの野太いディルドに犯されていた
――もうだめ……手が……手がとまらない……。
観念したようにキツく閉じた眼から、また涙があふれて。
そう――イイ娘ね、と金髪が満足そうに。
「コレからもォっと、気持ちイイお人形サンにしてあげる……」
身体のうちから、情欲をもたらすピンク色をした淫火に
“彼女”の正面に立てられた鏡の中。
そこには、見慣れぬ少女が涙目で、
「くぅぅ……」
二人の調教役がニヤニヤと見守るなか、せつなげに一度、二度、ビクビクっと身をふるわせるや、自身の乳首を肉感的にされた紅い
そんなときだった。
ふと、“彼女”の動きが止まった
最初は、自身の目が信じられなかった。
フワフワした脳疲労が、自分に見せた幻覚かとうたがう。
次の瞬間、氷の入った水を、顔面にBukkakeられたように。
視点が変わった先の、木馬の傍ら……。
二人の調教役からは見えないであろうところに、一人と一個の姿が。
そして――手にするのは、血の涙をながす少女の生首……。