※この作品はR-18です。

玲瓏の翼【18禁版】   作:珍歩意地郎_四五四五

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057:           〃             (5【ますますヤベー版】

 ――『成(・)美(・)』だ……。

 

 だれに、教えられたわけでもない。

 記憶に、残っていたわけでもない。

 

 本能的な――きわめて本能的な、察知。

 “畏怖(おそれ)”と言う人間が持つ原初の防衛反応の発露(あらわれ)から感じとる。

 

 愛香の妹である、否(いや)、で(・)あ(・)っ(・)た(・)オリジナルの、“成美”。

 

 そして――骸骨めく、老人。

 

 つぎに、その防衛反応は『成美』の脳裏(のうり)に一連の過去を、シーン毎(ごと)に、かつ連想的な繋がりで鮮明な像をむすび喚びおこした。

 

 『ペンギン』の見舞いに行った帰りのトラム。

 廉人(れんと)中尉に引きずられる形で、雲海の降下中に見た“フロイト”。

 あるいは、ミラ宮廷秘書官と出会う直前、カタコンベ(地下墓所)の上屋でみた光の模様。

 

 もはや、意識を灼(や)いていた強迫観念的な情欲の陰火は、液体窒素にいきなり漬け込まれたように冷えきり、あ(・)と(・)か(・)た(・)も無かった。死神がジワジワと後をつけ、次第に距離をつめてくる、否応なしの皮膚感覚。存在の危機に際し、はじめて発露する根源的な生存本能と防御対応。それらが『女体化・洗脳調教』などという“お遊び”を、モノの見事に木っ端微塵(みじん)としている。

 

 

 凝然(ジッ)と“彼女”は、目の前の幽冥と睨(ニラ)みあう。

 

 ふと、血の涙を流す“成美”(オリジナル)の眼が、うっすら開きかけているのに気づいた。

 

 ――ダメ!……みては不可(イケ)ない!

 

 だが、そう思うはしから身体は言うことを聞かず、金縛りに遭(あ)ったように。

 ほそい隙間からあらわれる、血泪をたたえた白目。可憐な小さい唇は、まるで何かを呪詛(のろい)するがごとく、災殃(まがつい)の気配を孕(はら)んで。

 

 いよいよ少女の目が見開かれようとしたそのとき!

 スキだらけの白い腰背(ようはい)に銀髪(シリブロ)の悪意をこめた黒いムチがうなった。

 紅い跡をつけて“彼女”は身をのけ反らせ、結果的に死神から目を離すことに成功する。

 

「ひぎぃ!……ッ!」

「キャハハハ!このメス豚、イキすぎて腰ヌカしてやンの!」

「シリブロったら――さっきも言ったでしょう!あまりキズをつけないで?」

 

 叩かれた『成美』の身体は、電撃を受けたようにしびれを巡らせるが、そのあとは温かい湯をかけ流されたように、内から甘美な切なさと情欲、そして快楽とが拡がって、全身をトロけさせる。

 

「ホラホラほらぁ!シリブロさまのお(・)ム(・)チ(・)のお味は、どうだい!」

 

 一発、二発――そして三発。

 

 艶(なま)めく背中を。

 白磁の乳房を。

 豊かな臀肉(しり)を。

 

 顔を庇(かば)ってうつむきに打たれながら、恐るおそる視野のはしを使って木馬の傍(かたわ)らを窺(うかが)えば、もう老人の姿はもちろん、少女の生首もない。代わってそこには、壁に穿たれた絵ガラスからの赤い光をポールが反射するのか、不定型な金色の光が床面の黯(くら)さに反抗するばかり。

 

 怪異に出遭(であ)った衝撃で、いちど醒(さ)めた頭はムチでいくら叩かようか、もはや快楽に溺(おぼ)れることはなかった。だが調教された身体のほうは意識をうらぎり、苛(さいな)まれれば苛まれるほどに秘部は濡れさかり、大理石(なめいし)の床に恥ずかしい染みをつくってしまう。

 

 これを銀髪は目ざとく見つけたか、ヒュン、とムチの軌道が微妙に変化し、ヘビのようにうねると、『成美』の“お股(また)”を直撃した。

 

「いぎぃ、ッツ!?」

 

 ハハッ!と調教役たちは顔を見合わせ嘲笑い、

 

「見た目は佳(よ)いけど、しまりのないヴァギナだこと」

「いつまでヘタばってんのサ!とっとと立ちな!」

 

 ガクガクと脚を震わせながら、ぶざまに『成美』は立ちあがる。

 下腹部のワレ目から、はしたないヨダレが糸をひいて垂れた。

 それが恥ずかしさに胸と秘部とを両腕でかくし、おもわず内股で前かがみになってしまう情けなさ。

 安定しないピンヒール。

 フラフラと、みじめな想いが情欲の野火のように広がって。

 

「まぁまぁ。お(・)く(・)ち(・)が、ずいぶんと物欲しそうに」

「うしろの淫孔(アヌス)も、ずいぶんヨクバリだったよね?」

 

 どんどん熱をおびる体の欲求を、冷え切った頭はブレーカーが効いているように截然(ハッキリ)と無視し、両腕がふさがるシまらない格好ではあるものの、キッ!と『成美』は美しい眦(まなじり)も険(けわ)しく、いまこそ二人を睨(ニラ)みすえた。

 

 ――ヒトの体を、こんなにして!

 

 もはや時系列が入り乱れた記憶の中。

 己の聖水(おしっこ)を呑み吸った少女の生首を想う。

 併(あわ)せて声帯だけが目的とされた美貌の少年たちも。

 扇情的なお仕着せと、淫具を強制される愛香のようなメイドたち。

 得意客に際し、媚びと快楽、そして性を鬻(ひさ)ぐ高級公子――それにビェルシカ。

 

 『成美』は窃(ひそ)かにじぶんの“お股”を撫でさする。

 

 尿道にソースを注入されたおチ○ポも今はなく、代わりに淫汁を垂れ流す淫乱女の秘裂が。

 界面翼の高機動に耐えるように、そこそこ鍛(きた)えられていた胸は、走るのにも気をつかいそうな巨乳(おっぱい)が植えつけられて。

 エースマンの尻(ケツ)バットに怯(オビ)え、いつも緊張に引きしまっていた表情(かお)は、鏡を見ずとも色呆(ぼ)けにトロンとしているのが自分でもわかる。

 

 ――そのお尻(しり)だって……こんなにエッチにされて!

 

「あらぁ?一丁前に、反抗的な雰囲気を出してるのねぇ」

「前に、後ろに、おクチ。おチ○ポ三本も、喜んで咥(くわ)えこんでたクセにぃ♪」

 

 そういうや、シリブロは『成美の』髪を手荒にひっつかむと笑顔のまま、部屋の外へと勢いよく引きずり出した。

 

「イタい!――おねがい、非道(ヒド)いことしないで!!」

 

 ヒッソリした薄暗い通路の両側にならぶ扉の列。

 消臭剤でごまかされてはいるが、安物のカーペットの匂いに混じる愛液の気配。

 

「口の効き方が、なってないねェ?!エロ豚(ブタ)が!」

 

 ふたたびビンタが小気味よい音を立てて殺風景な通路に鳴りわたる。

 不安定なピン・ヒールが災いし、『成美』は頬をおさえたまま蹌踉(よろ)け、通路の壁に肩からドッとぶつかった。

 

「生(・)意(・)気(・)な(・)ク(・)チ(・)を(・)効(・)い(・)て(・)申(・)し(・)訳(・)あ(・)り(・)ま(・)せ(・)ん(・)で(・)し(・)た(・)、だろ!?」

 

 アオ筋たてて怒鳴るシリブロの背後では、ゾーロタ。

 これも大きな胸の下で腕を組み、うすく冷たい微笑(えみ)を浮かべて。

 

「……」

 

 『成美』は壁に身を寄せたまま、頬をおさえて顔をそむけ、唇を引きむすぶ。

 

 ――ここで、相手の言いなりになったら……すべてが負けだ。

 

 そんな想いが、胸のどこかでヒタヒタと強く主張し、心をつかんで放さない。

 

「どうした!ヨがりすぎて、口ィ効けなくなったのかィ!?」

 

 来な!とこの調教役は、またもや『成美』の髪をつかんで引き寄せた。

 美しく豊かな髪を雑に扱われるのが、なぜか無性に哀しくなった“彼女”は、

 

「後生(ごしょう)ですから髪は……乱暴(らんぼう)は止(よ)して!」

「乱暴だぁ!?あれだけ“乱暴”されて、ヨがってた――クセに!」

 

 シリブロの編み上げニーハイ・ブーツが、対面のドアを蹴り開けた。

 

 ムワッと吹きよせる“行為”の臭い。

 

 汗、愛液、精液。涎(よだれ)。涙。

 こもり、ない交ぜになった体臭の生暖かさ。

 なにより――喘(あえ)ぎ声。

 

 小部屋の中央にしつらえた、ラバー製とみえる巨大なマットレスの上では、幾本ものベルトが付いた△の革袋(アーム・バインド)で腕を後ろにまとめ、拘束されたひとりの女が三人の黒人に上から前から後ろから、ガッチリと固められるか(・)た(・)ち(・)で奉仕(ほうし)を強制されていた。

 

 マットレスの中は液体が充たされているのか、上下、左右にはげしく揺れる彼等の動きがブヨブヨと、なんとなく定まりがない。

ピンク色になった肌を上気させ、懸命に媚びる若い女。

 頭をうごかし……腰をねじり……尻をふって……。

 

「あらあら『成美』チャン。あんなにガンバっちゃって」

 

 シリブロのせせら嗤(ワラ)う声。

 いったい何を、と背後で腕を組む銀髪のドヤ顔をチラ見する。

 そしてしてふたたび前を見たとき……。

 

 ――ヒッ!

 

 『成美』のあたまから、音を立てて血が退いた。

 

 汗やローションにテカる目の前の黒い“円形劇場”。

 一生懸命に體を脈動させ“殿方自身”をほおばっていた女。

 その顔が――極太のモノを口いっぱいに頬ばったまま、動きを休めることなくコチラを見たかと思うと、さも満足げに目を細めて。

 

 ――自分(わたし)……?。

 

 そんなバカなと『成美』は、ピン・ヒールをグラつかせる。

 不覚にも、おしっこジョロロロロ……。

 

 ジョロロロ! ジョロロロ! ジョロロロぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!11

 パイズリするンだ、びゅん! びゅびゅ~ん!

 黒人CHINPOを る~ろ、るろろ!

 マ○コにハメ~て ズババババーーーン!

    (今日はラフロイグです)

 残業で

   もうヘれおえhれ」なんだよぉぉぉ~~~!!111111

・・・シャンパンとウィスキーのハイオク燃料は効きますねlw・・・

 

 脚をピッチリとおおう薄いラテックス・ブーツ越しに、おどろくほど熱い感覚の流れが、モモから足首まで伝って、ヒール周辺にふたつの水たまりをつくった。

 

「またこの娘(コ)は!」

 

 シリブロが股間に手をまわし、手荒く小淫唇をかき分けヴァギナをくじる。

 

「!――!!」

「哀(あわ)れな娘(コ)。でも辛(つら)いのはこれからよ?覚悟なさい」

「やめて……これは――いったい……」

「コレが貴女(アンタ)なんだよッ!ツイさっきまでの貴女(アンタ)!」

 

 もっとよく現実を思い知らせようというのか、シリブロは髪の毛をワシづかみにして『成美』の頭をオラオラ!とゆさぶり、目の前の陰惨な光景を見せつける。

 

「いまさらカマトトぶったところで――もう遅いのよ?」

 

 容赦(ようしゃ)のない、冷ややかなゾーロタの声がダメ押しに、

 

「コレはね?においと感覚を体感できる3Dステージなの。先ほどまで貴女(あなた)が繰り広げた痴態を、臭いも感覚も同調して“侵入思考”的な強さで追体験できるシステムよ?航界士候補生だった貴女なら、似たようなモノは経験済みなはずだけど……」

 

 ――存在識失調(ヴァーティゴ)・追体験(トレース)システム!

 

 かつて雲海に沈んだ航界士たちの恐怖(おそれ)、狼狽(うろたえ)、悔恨(こうかい)、憤怒(いかり)――そして悲哀(かなしみ)を、肉体的な痛覚(いたみ)や疲労(つかれ)と共に、経験できる共感シミュレーター……。

 

 『成美』は、錬成校に入学時、顔見せ訪問に行った探査院の広報センターで見たものを思い出した。大型の筐体から出てきた選抜の同級生たちは等しく顔面蒼白(まっさお)で、なかにはハッチを開けるや嘔吐(おうと)し失神する者も。抽選から漏れた『成美』は、中に入ることはなかったが。

 

「……貴女(あなた)、この三人の太(ふと)チ○あいてに、先ほどまで腰を振っていたのよ」

「もうオマエの身体は、ホネの髄まで淫乱ブタの因子に染まってるってワケ」

「ウソ……ウソです」

 

 ウソじゃない事を思い識(し)らせるのは、ワケ無いわよ?とゾーロタ。

 

「心的負荷をかけないように圧縮格納したあなたの感覚を解凍すれば、ご奉仕した時のことを思い出すもの――でもね?あなたの“飼い主候補”が、そ(・)の(・)お(・)愉(・)し(・)み(・)は自分用にとっておけと、強(キツ)いお達しがでてるの」

 

 豊かなシリに、ムチがまた一発。

 

「ウソだと思うンなら、つぎの扉を開けてみな!」

 

 “彼女”はラテックスグローブでピッチリと包まれた、見覚えのない華奢(きゃしゃ)な手で、隣(となり)の重い扉を押しあける。

 

 とたんに流れてくる、リズミカルなよがり声。

 もはや嗅ぎなれた感のあるモ(・)ノ(・)の(・)臭(・)い(・)が。

 

 ピンク色をしたダルな照明が充(み)ちる部屋の中。

 局部を計算高く露出する扇情的なボンデージ衣装に、身体のソコかしこから何かのコード線を這(は)わせる姿で、垂直に立てた四角な枠に拘束された自分が「大の字」なりの形に架かっていた。

 

 脚の付け根の前と後ろには、猥(みだ)らな性具(オモチャ)が挿入され、リズミカルなモーター音と併(あわ)せ、手枷(てかせ)足枷(あしかせ)で留められる不自由な四肢を悶えふるわせて。大きな胸に貼られた低周波・治療器のパットも、ふたつの巨乳を痙攣(けいれん)的に揉(モ)みしだき、あえぎ声に切なさを加味している。

 

『してぇっ!……モッと、してぇェェェエエエッ!……』

 

 ふいに、拘束する金属の枠と鎖を激しくゆらし、身をよじらせて、上と下の淫口(くち)からよだれを垂らしながらトロンと虚(うつ)けた目をしたで自分が叫ぶ。

 

 赫(か)ッ!と『成美』の顔が、その呆(ほう)けた自分の声を、醜態を、目の当たりにして赤らみ、全身からイヤな汗をジワリとにじませ、いたたまれない思いに耐えかねて。

 

 背後でせせら嗤(ワラ)う、金と銀。

 

『おねがィよォォォ……!』

 

 顔をそむけ、『成美』は細い腕のおよぶかぎり勢いよく扉を閉めた。

 

「もうわかったでしょう?あの惚(ほう)けたイヤしいト(・)ロ(・)豚(・)が、貴女(あなた)なのよ」

「認めて楽ンなっちゃいナ。暗示(あんじ)ひとつでアンタは肉人形堕ちなんだし」

 

「――いやだ」

 

 『成美』はポツリとつぶやいた。

 ギョッとする金銀ふたりの女。

 

「あァ!?」

「こんなのイヤで――」

 

 さいごまで言うまもなく、シリブロのムチが襲う。

 激しくのけ反る、愛玩人形候補生である“彼女”の悲鳴。

 強情なメスねぇ、とゾーロタも呆れたように。

 

――逃げなくては……ダメ。

 

 ゆれる巨乳を片腕で押しつぶし、もう片腕でお股(また)を隠しながら、足元のフラつくピン・ヒールで『成美』は、非常口とも思える突き当たりの扉にむけて精一杯のはやさで駆け寄る。女たちの哄笑が背中から追いかけてきた。それを背中で受けながら、渾身の力で“彼女”は身体ごと扉を押しあける。

 

『あぁっ!堪忍(かんにん)!!――ゆるして頂戴(ちょうだい)!』

『フフフフ……そんなことを言ったって、おまえのココはもうぐっしょりだぞ……』

 

 ガクぅッ、と脱力した『成美』の足首がコケ、グッタリとひざをつく。

 

 中には和服姿でひし形に縛られ、宙づりにされた自分。

 ひらいた前身ごろ。そこからのぞく白足袋(たび)をはいた脚は、淫欲にモジついて。

 ふたすじの縄で上下に縊(くび)られる豪奢な和服の胸が、見るからに往年のマニアをターゲットとした格好……。

 

 結い上げが半ばホドけた頭をかたむけ、相変わらず股間から異音をさせる態(すがた)。

 上気し、汗ばんだ首筋に後(おく)れ毛を張り付かせ、うっとりと半眼にした顔。

 イヤよイヤよと言いながらも、わきに立つ屈強な黒メガネに、濃い目な化粧(けしょう)の眄(ながしめ)で媚びをおくっている。

 やがて、その視線をわずかにこちらに向けるや、蹂躙(じゅうりん)され、奴隷となった己を誇るように、微笑しつつ上唇をゆっくりと舐めた。まるで(……いかがかしら?)といわんばかりに。

 

 ――いやらしい!

 

 またもや力まかせにノブを閉め、次!とばかり、いちばん近くの扉を。

 

 今度は、シルクのシーツを敷いたキングサイズのベッド。

 ピンクのベビードール。

 おなじ彩(いろ)のシフォンな造花を飾るチョーカー。

 光沢(こうたく)が趨(はし)る波のうえでショーツを片足に引っかけ、うつぶせでヨガる自分。

 やや久しくして、物憂(ものう)げにおきあがると、左手で豊かな髪をかきあげ、ほそ首を飾るチョーカーの具合をなおし、ふと、闖入者(こちら)を観て莞爾(ニッコリ)とするや、右手をひらき、指のあいだに細い糸を耀(かがや)かせる……。

 

 ――くっ、なんてこと!

 

 『成美』は美しく整えられた眉をひそめる。

 自身では気付かないが、扉を開くたび“彼女”の美しさはどんどん増して。

 

 

 ――つぎの扉を!

 

 窓から流れ込む朝の光。

 

 背もたれの大きな籐イスに、真珠の長いネックレスを幾重にもかけて全裸の容(すがた)でスラリと脚を組み、悠然と座る姿勢。

 いたいけな美少年たちを周囲(まわり)に侍(はべ)らせ、ペディキュアが輝くゆび先を、そのうちのひとりに丹念な舌遣いで舐めさせて。

 ひとしく首輪を巻かれた少年たちは、幼いチンポをピン勃ちさせて、鈴口からカウパー液をテラテラと滲ませて。

 それが己の魅力の証左であることを悟るのか、よく躾けた飼い犬を愛玩するような手つきで、幼い竿を愛撫する。

 中にはガマンをしきれずに、若い性のほとばしりを溢れさす仔すら。

 

 きわめて満足げな――自分のドヤ表情(がお)。

 

 

 ――つぎの扉!

 

 大型犬と繋がる自分。

 交尾の最終段階で、尻合わせとなったスタイルのまま、ふくれたイヌのペニスが膣を蓋するように圧迫し――。

 

 その時の記憶が脳に浸透してきた『成美』は、アツく濡れそぼった股間を思わず押さえ、切なげに身もだえする。

 

 ――つぎ!

 

 笛を差したランドセルを背負う幼い少女のスカートを――。

 

 ――時節がらマズいわよ!!!!

 

 哄笑とともに、シリブロの鞭が『成美』の背中を打った。

 足くびが負け、うつぶせで廊下に倒れこむ。

 顔を上げようとして、ゾーロタが乱れたその髪を踏みおさえる。

 冷酷な眼差しが、かろうじて面(おもて)を上げた“彼女”の瞳を射て。

 

「もうわかったでしょう?貴女(あなた)の身体は……完(・)全(・)に(・)調(・)教(・)済(・)み(・)」

 

 そういって金髪(ゾーロタ)は、ゆっくりと次の扉を開ける……。

 

 

 

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