夕食が終わり、日が沈み始めた頃ラナーは専属のメイドを伴って廊下を歩いていた。
その足取りは心なしか軽く感じられる。
彼女達が向かっているのは王宮内にある大浴場であった。
「今日はお兄様に呼ばれなかったから、身体はあまり汚れていないわね」
「それでも外へ散歩に行かれましたのでしっかりと湯に浸かった方がよろしいかと」
「ふふ。そうね。
同性でさえ見惚れてしまいそうな笑顔を振りまきながら進むラナー。
そんな彼女とやり取りするメイドの声には抑揚が感じられず、表情は人形の様な無表情であった。
それは別に彼女が不機嫌であったり、怒っているからなどでは決してない。
ただ仕事中に感情を露わにしないという彼女のメイドとしてのスタイルである。
しかし、元々感情が顔に出難いこともあって以前仕えていた第一王女から疎まれラナーの専属へと収まったという過去があった。
実はこれでラナーに対する忠誠心はかなり高い。
そしてそれを理解しているラナーからも使える駒として認識されていたりする。
そんな主従2人は長い廊下を抜け、ようやく目的地にたどり着いた。
慣れた様子で扉をくぐると、大浴場の中へと足を踏み入れる。
同時に50人程が利用出来る広い浴場は、しかし王族か王族に許可された客人しか利用することが出来ず、脱衣所もガランと空いていた。
ただ1人いた先客はラナーの姿を見つけると笑顔で手を振ってくる。
「奇遇ね、ラナー。先にお邪魔させて貰ってるわよ」
「ラキュース!今日も王宮に来ていたのね」
「…レオン殿下に呼ばれてね。それより一緒しても大丈夫かしら?」
「ふふっ。勿論よ」
天使の仮面を貼り付けたラナーは先客──ラキュースに微笑むと「一緒に入りましょう」と返事をした。
ラナーの許可を得たラキュースは脱ぎかけていたドレスに手を掛け、スルスルとほどいていく。
そして、あっという間に下着のみの姿になった。
大人っぽい黒い下着を身に付けた彼女の身体をラナーはこっそりと観察する。
自分よりいくつか歳上なだけの彼女の身体は女性としてかなり完成しており、ブラジャーに包まれた双丘は、男性なら目を惹きつけられてしまうに違いない。
事実、色欲の権化の様な兄王子だけでなく、愛しい
自分の小振りな胸を見下ろしたラナーは「この女、もうあまり価値ないし殺そうかしら」などと物騒な事を考える。
そんな事など知るよしもないラキュースは淡々と下着を脱いでしまい、ラナーの前に全裸を晒していた。
と、そこでラナーの方を振り向いた彼女は服を脱ぐ気配もなく自らをジーっと眺める視線に気付く。
「え、えっと…どうしたの?早く行きましょう?」
いくら同性であり、そして浴場という場であっても服を着た人の前で全裸を晒すと言うのはなかなか恥ずかしいモノがある。
それはアダマンタイト級の冒険者だろうと関係なく、ラキュースは照れた様にタオルで自分の身体を隠した。
タオルの端から見え隠れするピンクの乳首や、金色のアンダーヘアをチラッと見た後、ラナーは「ごめんなさい。先に入ってて」と笑顔で浴場の方へと促した。
ラキュースが脱衣所の向こうへと消えたのを見送ると、ラナーはメイドの方を振り向く。
「じゃあ、お願いね」
「はい。では失礼します」
シュルシュルと言う音と共にラナーの着ているドレスが脱がされていく。
それを行なっているのは彼女の背後に回ったメイドである。
王国の貴族の中には自分で着替えをしない者もそれなりにいる。
それは服の作りが複雑すぎて1人では脱ぎ難かったり、そもそも自分で着替えれる様な構造では無かったりと様々な理由からであるが、ラナーに関しては生まれてから一度も自分で着替えを行なった事がない為に最早それが当たり前となっている。
大抵は年頃になると羞恥心を覚え、自分で行う様になっていくのだが、彼女に関してはそんな物とは無縁であった。
普通の人間が動物相手に裸を見られて恥ずかしいと思う事などない様に、彼女は他の人間に裸を見られても何とも思わない。
そういった事情からラナーは着替えをメイドに任せていた。
「ラナー様。両手を広げてください」
「はい」
あっという間にドレスは完全に脱がされ、ラナーの足元に落ちる。
下着姿になった彼女は、クルリと振り返りメイドの方へと身体を向けた。
メイドも馴れた様に手を伸ばし、ブラジャーのフロントホックに指をかける。
カチッ
小さな音を立ててホックを外されたブラジャーは、そのままメイドによって奪われる。
そうして露わになったのは手に収まるサイズの小さな乳房と、ツンと勃った綺麗な乳首であった。
別に興奮している訳ではない。
肌寒い廊下を歩いて来た為に身体が冷え、その結果起きた生理的反応に過ぎない。
しかし、それでも美しい王女が乳首を勃たせている。
そんな性を感じさせる姿はどうしようもなくクるモノがあった。
流石のメイドも一瞬だけそれに目を奪われる。
それでも直ぐに目を逸らし、最後の下着へと目を向けた。
「失礼します」と言いながらラナーのショーツに指を掛けるとゆっくりと下ろして行く。
金色の陰毛と縦に割れた幼い陰部が露わになり、そしてそのまま下着は完全に脱ぎ取られてしまった。
「タオルをどうぞ」
「ありがとう。貴女も早く脱ぎなさい」
「はい。少しお待ちください」
主人の服を脱がせたメイドは今度は自分の服に手をかける。
裸のまま主人を待たせる訳にはいかず、10秒ほどでメイド服を脱いだ彼女は、白い下着姿になった。
「お待たせしました」
「もうっ。そんなに急がなくてもいいのよ?」
「長い時間裸のままでは風邪を引いてしまいますから。では、ラナー様。浴場に行きましょう」
メイドに促されたラナーは、ラキュースがいる手前、照れた様にタオルで身体を隠しながら浴場に繋がる扉を開けた。
そしてその後ろを下着姿のメイドが付いていく。
☆
10人が同時に使える洗い場では、ラキュースが身体を洗っていた。
ラナーは彼女の隣に腰を掛ける。
「待たせたかしら?ラキュース」
「それは別に構わないのだけど……その、彼女はどうして下着のままなのかしら」
「彼女なりにこだわりがあるのよ」
ラナーとラキュースの2人から視線を向けられたメイドは小さく頭を下げて礼をした後、口を開いた。
その立ち振る舞いはメイド服を脱いでも尚、完璧な使用人のそれである。
「主人に裸を見せる事は不敬にあたりますので。本当なら服を身に付けたまま奉仕したいところですが」
「この間そう言ってメイド服をびしょ濡れにしたのよね」
「はい。残念ながらアレでは仕事に支障が出てしまいます。ですので、お見苦しいかも知れませんがこの姿で奉仕させて頂きたく思います」
「…別に貴女達がそれでいいのなら私から言うことはないわ」
少し困った様にそう返すと、ラキュースは身体を洗い始めた。
許可が出たと判断したメイドは、風呂椅子に座るラナーの背後に回るといつも通り作業を開始した。
「髪から洗いますね。少しの間目を閉じて下さい」
「はい」
「ではシャンプーをつけていきます」
「んっ…」
「泡を流しますね」
「んん〜っ」
メイドは手馴れた様子でラナーの髪を洗っていく。
ラナーはそれを当然の様に受け入れてされるがままに任せていた。
時間にして5分程。
髪の毛先まで綺麗に洗い終わる。
頭皮へ軽くマッサージを行いつつ、あまり時間をかけないプロの手際であった。
「終わりました。次は身体の方を洗っていきます」
「お願いね」
一声掛けた後、メイドは身体を洗う為に床に膝をつき、ラナーの身体を隠していたタオルを自然な手際で奪う。
そして、手の中で石鹸を泡立てると掌で直接身体を洗い始めた。
──ースッスッスッ
肩、背中、腕の順に丁寧に擦っていく。
時折ラナーの口より「んっ…」と悩ましげな声が漏れるが気にせずに続ける。
──そしてその手は身体の前側に回り、ラナーの2つの膨らみへと近付いていった。
「んんっ」
ラナーはそれまでより少し大きく声を漏らす。
彼女が視線を下に落とすと、そこにはメイドの掌に収まる自分の胸が目に入った。
メイドの手はそのままゆっくりと動き、小さな乳房を上下左右にと動かし始める。
胸の先端が掌で擦れる度にラナーの身体が小さく反応する。
明らかに他の場所に掛けるより長い時間、彼女の胸は洗われ続けた。
いや、弄ばれ続けたと言った方が正しいだろうか。
それからたっぷり時間を掛けて刺激を受けた乳首は、すっかり固く勃っていた。
メイドは最後にその突起を指で摘み、軽く擦り合わせた。
ビクンッと大きく震えるラナーの背中。
それを見届けると、メイドは彼女の胸から手を退かせた。
チラッと鏡を確認する。
鏡の中で頬を染めたラナーと目が合い、メイドは小さく頭を下げた。
そして「次の場所を洗います」と言うと両手を胸から下におろしていった。
下腹部に伸ばされたメイドの指はサラサラとした感触を捉える。
「ここ少し伸びてきましたね。また剃っておきましょうか?」
「そうね。…一応お兄様の許可を取ってからにするわ。偶に触ってくるもの。多分ソコはあった方が好きなんだわ」
「かしこまりました。では今日は洗うだけにしておきます」
隣で聞いている
2人が話しているのは勿論ラナーの下の毛についてである。
ラキュースはチラリと
彼女の股の間にある黄金の茂みは本当に薄っすらとした物だ。
所謂Vラインにしか生えていない。
その下にある幼い割れ目も殆ど隠せておらず、顔を出していた。
正直、ラキュースの物と比べると半分以下の密度だろう。
しかし、他人の陰毛など早々見る機会はない。
その為、2人の会話を聞いて「もしかして自分は毛深いのでは!?」と勘違いしてしまったラキュースは、恥ずかしそうにそっとタオルを下半身に被せた。
時間をかけてしっかりと泡立てた手をラナーの陰毛に絡ませる。
洗いやすい様にと自然に脚は開き、鏡越しに王女の秘すべき場所が丸見えとなる。
メイドの手は遠慮なくそこに滑り込まされた。
毛の上で円を描く様にして指を動かす。
その動きに合わせて泡に塗れた金色の毛先も右、左と向きを変えた。
時折指で挟んで
何本か指に絡まり抜けてしまった。
それを数度繰り返した後、お湯で泡を流す。
すると泡の中から洗う前より光沢を増した茂みが現れた。
メイドが確認する様にサラサラと撫でると、ラナーは流石に恥ずかしそうに頬を染める。
勿論演技だが。
「ではラナー様。もう少し脚を広げて下さい」
陰毛の確認が終わり納得した様子のメイドは次の場所を洗うべく主人の脚を大きく開かせた。
元々、秘部が見える程開いていた脚を更に広げられた事で淑女らしからぬ格好となる。
しかし、ラナーは特に不満を言うことなく従う。
流石に他の人の目があれば躊躇するが、今日は親友のラキュースがいるのみ。
ラナーの良からぬ噂を流すなんて事はないだろう。
──ーそれに
そのラキュースは、隣の様子が気になり度々視線を向けては顔を赤くしているが。
「少しくすぐったいかも知れませんが我慢して下さい」
「…その、優しくお願いね?」
「はい。かしこまりました」
さて、上から下に洗って行けば陰毛の次は勿論陰部である。
何気に自分で洗うのが難しいこの場所は、幼い貴族令嬢なら使用人に洗わせる者も多かったりする。
鼠蹊部から太ももの付け根に掛けて
くすぐったい感覚にラナーの脚が僅かに震えるが、メイドは気にせず続ける。
そして、それを何度か繰り返した後、大陰唇に指を掛け左右に開いた。
「やっ…」
クパァと広がる割れ目。
その中にある陰核や尿道が外気に触れ、ラナーは小さく声を漏らした。
先程胸を触られた為だろう。
お湯とは異なる粘り気のある液体がキラキラと光っていた。
その様子は隣のラキュースからもよく見えいる。
無垢な美しい王女がメイドの手によって最も大切な場所を暴かれ、そしてエッチな汁を流している。
潤んだ美しい顔と合わさり、とてもいやらしかった。
ラキュースは無意識に太ももを擦り合わせる。
「それでは中を洗っていきます」
そう言うとメイドは割れ目の中を撫でるようにして洗い始めた。
☆
それから時間をかけて全身を洗われたラナーは、ラキュースと共に湯船に浸かり一息ついていた。
2人は何気ない会話を楽しみ、笑い合う。
ラナーがクライムの事や王宮での出来事を話せば、ラキュースは仲間の事を話す。
それは仲の良い親友同士に見えるのだが、主人の本性を知っているメイドには
壁際に立って待機していた彼女は、会話がひと段落するのを見計らって主人に声を掛けた。
「ラナー様。今日は
チラリとラキュースを見ながら訊ねれば、ラナーも親友の方を見て少し考える素振りをする。
そして開き直った様な表情で「お願いするわね」と答えた。
「ラナー?アレって何かしら」
「ふふ。少し恥ずかしいのだけど、見ていたら分かるわ」
立ち上がって湯船の縁に腰掛けるラナーは、首を傾げながら質問するラキュースに笑顔で返す。
その背後には近付いてきたメイドが膝を着いた。
そして「失礼します」と言ってラナーを抱きしめる様に腕を身体の前に回した。
「あっ……♡」
「え?」
ラキュースが驚いた様に声を出したが、それも仕方ないだろう。
メイドの手がラナーの胸と秘部に伸ばされ、そこを優しく愛撫し始めたのだから。
先程の身体を洗う行為とは全く違う。
メイドの指は主人の尖った乳首を転がし、陰部を弄る。
その度に美しい王女は「んっ…」「あんっ…♡」と、その小さな口から気持ち良さげに声を漏らしていた。
「指を入れますね」
「はっ…はぁい……」
数分もしない内にメイドの細い指を大切な場所に受け入れ始める。
入れやすい様に開かれた脚の間で伸ばされた腕がゆっくりと動き、小さな穴に指を出し入れする。
そして、少しもしない内にいやらしい水音がラキュースの耳に聞こえてきた。
「ラ、ラナー、何をしているのかしら?!」
「んんっ…見た通りよラキュース…っ……ああっ」
「み、見た通りって…」
刺激に耐えるのに精一杯のラナー。
それを見かねてメイドが変わりに説明する。
「私は元々第一王女様の性欲処理をしていたのです」
「せ、性欲処理…?」
☆
彼女がラナーの専属になった一年前。
今日の様にラナーの身体を洗っていた彼女だったが、それまでの習慣からほぼ無意識にラナーに愛撫を行い、イかせてしまったことがあった。
我に返って謝罪する彼女を、その時は笑顔で許したラナーだったが、内心ではどう処分しようかなどと考えていた。
しかし、しばらく側においている内にこのメイドの口の固さやラナーに対する忠誠心を理解した彼女は、考えを改め、自らも性欲発散を頼む様になった。
ラナーも身体は思春期の少女と変わらず、
自分で発散出来れば良かったのだが、なまじ他者より理性が強いが為にその行為はどうしても嫌悪感を抱いてしまいできなかった。
その為、勝手に性欲を発散させてくれ、自分に不都合な事もしないならと週に一度の頻度で彼女の愛撫を受け入れる様になったのである。
☆
「んあっっ……!」
膣内を焦らされる様に刺激され、五分。
遂にラナーは親友の前で絶頂を迎えてしまった。
身体を一度大きく跳ねさせた後、小刻みに何度も震える。
「はぁ…はぁ…気持ちよかったわ」
「それは良かったです」
力が抜けたのかラナーはメイドに背中を預ける様にして息を整える。
主人からの言葉に少し微笑んだメイドは「ところで」とラキュースの方に顔を向けた。
「ラキュース様もいかがですか?」
「え!?わたし?」
「はい。先程からご自分で慰めている様ですが、あまり慣れていない様ですので。宜しければ私が致しますが」
「なっ!?」
湯船の中で秘部を弄っていた手を慌てて引っ込めた。
その反応で図星なのだと判断したラナーは、メイドの提案に賛成し彼女の手を引いて立たせる。
「ラキュース。遠慮しなくていいわ。さあ、私の隣に座って」
「あっちょっと、ラナー」
親友の手を振り解く訳にもいかず、流されるままにラナーの横に座らされる。
身体を隠していたタオルも奪われたラキュースは、2人の顔を見返し、そして──ー
「その……お願いするわ」
──ー潔く諦める事にした。
☆☆☆
『先程から思っていましたが、ラキュース様は下の毛が濃いですね』
『や、やっぱり!?あ、撫でないでっ』
『どうしたらこんなに大きくなるのかしら』
『あんっ、や、やめてラナー、胸揉まないでっ、んああっ!』
『おや?これはクリトリスですか。固くなっていますね』
『あ、いやっ、摘まないであああっ!!!!』
☆
レオンの自室。
そこでレオンはラナーから受け取った映像記憶の効果のある魔道具を使っていた。
部屋の壁では丁度、ラキュースが絶頂を迎える映像が映されていた。
「これでよろしいですか?お兄様」
映像の中の無邪気な姿とは全く異なる黒い笑顔でラナーは訊ねる。
「ああ。言った通り撮れているな。礼を言うぞ」
「はあ…。では私はもう行きますね」
ラナーはめんどくさそうに溜息を着き、部屋を後にする。
大浴場での出来事、あれは全てレオンの指示であった。
ラナーがメイドに性欲処理をさせているのは事実であり、それを偶然知ったレオンがその様子を撮影してくる様に命令したのだ。
そして、ついでの様にラキュースも巻き込む様に指示し、ラナーと浴場で会う様に調整したのである。
ラキュースのエロ描写とかメイドへの逆襲とか書きたくてワザワザ下着姿で浴室に入れたりキャラを掘り下げたりしたんですけど7000字超えちゃったので断念