パーティーの翌日、レオンは自室にてラナーと向かい合って座っていた。
クライムの姿はここにはない。
傷心を装ったラナーの「今日は1人にさせて…」という願いを聞き、彼女の元を離れている為である。
その話を聞いたレオンは「本当に傷心なのはクライムの方だろう」と内心思っていた。
それでも、その傷心中の筈の主人が、ノコノコと1人で原因の男の部屋を訪れていると知ったならば、何を放り出してでも駆け付けるに違いない。
レオンはメイドに入れさせた紅茶をラナーに勧めると、自分も一口飲んでから口を開いた。
「それで、本当に処女を奪ったが良かったのか?」
「はい。これでクライムの中で私は手の届かない天上の花ではなくなりました」
計画通りに、とラナーは嗤う。
これが昨日「わたしもよ…クライム…」と儚く微笑みながら愛する人と愛を確認し合っていたお姫様であるから恐ろしい。
「好きな男と結ばれる為にその相手の目の前で処女を捨てるなんて理解できないな」
「お兄様と違ってクライムなら穢された私でも愛してくれますから」
昨日被っていた化けの皮をどこかに捨て去って、黒い笑顔を浮かべてレオンと話すラナー。
今の彼女の姿を見たら、あの憐れな少年騎士はどんな顔をするだろうか。
「そういえばお兄様。最初に交わした約束を覚えていますか?」
ひとしきり自らの騎士が如何に可愛いかを語ったラナーは、ふと思い出した風にそう質問した。
笑顔で訊ねる彼女の目は1ミリも笑っておらず、忘れたなどと言わせない、という雰囲気をこれでもかと醸し出していた。
「勿論覚えているとも」
そんな妹に苦笑いを浮かべながらレオンはその約束を口にする。
「お前は処女を俺に差し出し、更に今後内政面で全力を尽くして王国に貢献する、だったな」
自分に都合の良い所までしか述べない兄に呆れながらラナーはその先を付け足す。
「代わりにお兄様は処女を奪ったら二度と私に手を出さず、私とクライムが結ばれる様に全力で支援する、までですよ」
そう。それが2人の目的だった。
レオンからすれば妹の処女は権力にモノを言わせれば簡単に奪える物でしかなかった。
しかしラナーに恨まれたら最期、その頭脳をレオンの為に使ってくれる可能性は失せていただろう。
いくら強制してみても、その悪魔の如き頭脳から繰り出される策によって気付かない内に破滅させられかねない。
帝国を始めとする敵対国家が存在する以上、ラナーの協力は不可欠であった。
その為、レオンは権力を手に入れてからもラナーに手を出す事なく比較的紳士な対応を心掛けていた。
国の繁栄と妹の処女ならば、国の繁栄を優先したという事だ。
しかし、そんな時に持ちかけられたのがこの取引であった。
ラナーに恨まれる事なく彼女を抱く事が出来る。
加えてクライムとの仲の援護など大した負担でもない為、レオンは二つ返事で了承したのである。
一方、ラナーにとってもクライムと結ばれ、共に国を豊かにしていけるとあって、特に不利益はない取引だった。
処女の喪失だって多くの障害を突破する為には寧ろ必要な事であった。
「ちゃんと覚えているのなら良いのです。それでは早速お願いなのですが、クライムに私を抱くように命令して頂けますか?もう今のあの子なら『お兄様の命令』という免罪符さえあれば、私を抱く事も拒否はしないでしょうから」
昨日、さり気なく自分に股間を押し付けていたクライムを思い出し、クスクスと笑うラナー。
しかし、その笑顔は次の瞬間には崩れる事になった。
「いや、断る」
「え?」
「一方的で悪いが、この取引はなかった事にする」
直ぐにでも受け入れてくれると確信していたラナーは、レオンのまさかの拒否に怪訝な表情を浮かべる。
その頭脳をフル回転させて理由を考えてみるが、納得の行く結論は出なかった。
彼女が考えている間に、隣へ移動したレオンはその手をラナーのドレスの中に忍び込ませ、彼女の太ももをイヤらしく撫で回し始める。
「お兄様は私が思っている程賢くはなかった、と言う事でしょうか?」
言外に「拒否して被る事になる被害がわからないの?」と非難するラナー。
彼女には自分を手放すのが惜しくなった兄が後先考えずに発言しているとしか思えなかった。
今も恥部まで到達した彼の指が下着の上を這っている。
「いくら俺が優秀でもお前の助けがなければ王国は、近い内に法国なり帝国なりに滅ぼされるって事くらい理解しているさ」
「ええ。そして私は例え強制されたとしても知恵を貸す気はありません」
「わかっているとも」
自分の正気を疑うラナーを見て、レオンはニタァと悪どい笑みを浮かべた。
「だが、それは過去の話だ。状況が変わったのさ」
ついに下着の中へと入り込んだレオンの指は、純潔を失ったラナーの割れ目を上下に撫で始めた。
レオンは数日前の出来事を思い出す。
突然目の前に現れた自分より遥かに強い男。
スレイン法国の特殊部隊の隊長をしていると言う彼に半ば脅される形で、レオンは法国と同盟を結んだ。
彼らからの命令にある程度従う代わりに、王国は彼の国の庇護下に入る。
それは、人類国家統一を密かに目指していたレオンに取って不本意な選択だった。
しかし、個として最強を自負していた自分を軽く上回る男の存在と、彼から聞いた人類の置かれている現状はレオンに初めての「諦め」を決意させるには充分だった。
「状況が変わった…?」
「ああ。もう他の人類国家は敵ではない。そして人外国家を相手にする時、モノを言うのは単純な武力だけだ。ラナー。最早お前の頭脳を俺は必要としていない」
「!」
ラナーはそこで初めて焦りの感情を露わにする。
情報が少な過ぎて今起きている緊急事態に上手く対応出来ない。
分かるのは兄が本当に自分に価値を感じていないと言うことだけだった。
「頭脳」という唯一にして最強のカードが意味をなさなくなった。
それはつまり、レオンに対抗できる手段が失われた事を意味している。
いつか、彼が考えていた通りだ。
賢いだけのラナーでは、多くを持つレオンには結局及ばないのだと。
「……そんな…いやっ…」
ラナーはその瞬間一つだけ理解した。
クライムとの幸せな未来は、恐らくもう訪れる事はないだろう、と。
絶望を感じ、呆然とするラナーの下着の中では、レオンの指が激しく動いていた。
☆
部屋の中には2人の唇が触れ合う音が響いていた。
レオンは「チュパッ…チュパッ…」と水音をわざと立ててラナーの反応を伺う。
「初めてのキスはクライムに取っておこう」などと可愛い事を考えるラナーではないが、それでも自分がただ奪われるだけの身だと理解した今、残るモノを少しでも守ろうと抵抗を始めた。
しかし、唇を強く結んで顔を背ける彼女にいい加減イラついてきたレオンは、殺気を込めて「抵抗するな」と言い放ち、ラナーを大人しくさせたのだった。
その際、股の間から黄色い液体が流れてきたのを見て、彼女の心が折れかかっている事を理解し、ほくそ笑む。
憐れな小動物の様に、震えながらされるがままになったラナーは、唇を割って侵入してきたレオンの舌に口内を蹂躙された。
小さな舌を必死に逃がそうとするが、すぐに捕まってしまい、絡み合って唾液を啜られる。
身体の方では、キスをしながら服を脱がしていったレオンによって小ぶりな乳房と、ビショビショに濡れたパンツが外気に晒されていた。
トロンと僅かに蕩けた顔で身体を弄ばれる彼女の姿は、今までのどこか演技臭い反応よりずっと情欲を誘った。
最後に残ったパンツも剥ぎ取り、完全に全裸となったラナーの身体をレオンは自分の膝の上に抱える。
そして、向かい合う形でお互いの性器を触れさせると、亀頭からゆっくりと割れ目の中に侵入させていった。
昨日に続く2度目の挿入は大した抵抗もなく進み、ラナーの肉壺を深く深く犯していく。
肉棒を根元まで飲み込んだ穴は、グロテスクに開いていた。
自分の柔らかい肉を押し開いて突き刺さる剛直を、ラナーは悲しげに眺める。
「本当に…挿れてしまったのですね…」
「お前に優しくしてやる理由はもうないからな」
「…これから私は…どうなるのでしょう」
「別に一生縛り付ける気は無いから安心しろ。俺が飽きるまで抱いた後ならクライムの奴にくれてやってもいい」
「飽きるまで…それは一体いつになるのかしら…」
訪れるはずだったクライムとの幸せな未来。
それは兄の突然の心変わりによって脆くも崩れ去った。
身体の中に打ち込まれた、この硬い肉棒はもう自分を逃がすことはないだろう。
「じゃあ、動かすぞ」
「…はい」
尻を掴まれ、ゆっくりと動き始めた肉棒にラナーは身を任せた。
☆
クライムがレオンの私室を訪れたのは、挿入から20分程してからだった。
その間、ひたすら犯され続けていたラナーは身体中から体液を出し、何度も絶頂させられた。
クライムは傷心中の筈の主人の変わり果てた姿に目を見開く。
「あっ…気持ちいい…おにいさまっ…んああっ…♡」
「可愛い反応する様になったじゃないかラナー」
「は、はい…♡…あっ…私、またイっちゃいます…」
「おうイけ!さっきみたいに大きい声で果てろよ」
「んんあっ…イっちゃう……私…おにいさまのおチンチンで…オマンコ、気持ちよくされてっ……イっちゃいます!」
「くはは。教えた通りだ」
「あああぁっ、んああああっ♡…イクっ、イっちゃうの…イク…イクゥううううっっ!!!!!!!」
あそこでレオンの上に乗っかり淫らに腰を振る少女は本当にあのラナー王女なのか。
どれだけ穢されても心は清いままだった彼女が、自分から兄に抱き着き、決して言わない様な台詞を大声で叫んでいる。
自分がいない間に何があったのか、とクライムは呆然と見ていた。
それは「これまでの企みをクライムに暴露されたくなかったら淫らに乱れる演技をしろ」とラナーが強要されているだけであり、別に彼女が短時間で墜とされたなどと言う事実はない。
命令されるままに喘ぎ声をあげるという屈辱を受けてでも、クライムには最後まで自分の本性は知られたくなかったのだ。
しかし、そんな事を知らずにただその光景を見せつけられたクライムは、愛する彼女が、兄王子によって完全に躾けられてしまったのだと判断してしまった。
今もレオンとついでにその後ろにいるクライムに見せつける様に、白いお尻を振りながら兄の一物を舐めているラナーの心の中には、激しい憎悪と羞恥の感情が溢れている。
だから、レオンの顔の前に差し出す形になった2つの穴を弄られ、エッチな声を出している彼女の顔も酷いものである。
偶然見える位置から目撃してしまったメイド達は「恐ろしいものを見た」という表情をし慌てて目を逸らした。
「遅かったなクライム」
「何が…あったのですか…ラナー様が、あんな…」
「ん?ただ犯し続けただけだ。クククっ。最初は泣き喚きながら必死に抵抗してたのによ、チンコ突っ込んでやったらこのザマだ。なーにが《清く美しい王国の黄金姫》だ。ただの淫乱だったぜ」
レオンはクライムの反応を楽しむ様に有る事無い事語っていく。
「なあクライム。ケツの穴を弄られて善がる王女ってどう思う?流石に失望するか?」
「…いえ、仕方のない事…かと」
「ふーん。あ、そうそう。48回だ」
「…?何がでしょか」
「ラナーがお前の名前を呼んだ回数だ」
「!」
ラナーの姿を見ない様にうつむき気味だったクライムの顔が、一気にレオンに向けられる。
「愛されてるなお前。『クライム助けて』『ごめんなさい…クライム』と何度も呼ばれてたぞ」
「ラナー…さま…」
「まあ、最後には『お兄様』としか言わなくなったけどな!」
そう言うと、笑いながらラナーへの愛撫を再開したレオン。
それに合わせて「んあっ…お兄様っ…」と彼女は嬉しそうに身体を震わせた。
自分がいる事にも気付かずに兄から与えられる快楽に身を任せるラナーの姿に、クライムは顔を歪めて悲しみを飲み込む。
その目は花開いた彼女の割れ目へと釘付けになっており、硬くなった一物はズボンを突き破らんばかりに膨らんでいた。
その後、ラナーがクライムの姿を見つけ、悲鳴を上げながら正気を取り戻した時には、既に5度、膣内に精液を注がれた後だった。
クライムの胸に抱き着き、泣きなが「今見たものは忘れて…」と懇願する主人を彼は優しく包み込んだ。
それを面白くなさそうに眺めたレオンは、しかし、ある確信もあって2人の邪魔をする事なく部屋を出て行った。
数日後、ラナーの懐妊の知らせが王城を駆け巡り、ある騎士を絶望のどん底へと叩き落とした。
ラナーって賢い割りに守りお留守ですよね。
漆黒聖典という把握していない強者の存在で簡単に計算が狂ってしまいました。
なんにせよ漆黒聖典と主人公が繋がったおかげであの方々にも手が届きますね。
次回ラナーは出ません
特に意味はないアンケート。エロについて。
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がっつりセックスが好き
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パンチラとか微エロが好き