悪魔は乳牛に堕ちる 作:暴れる性癖
ドンドコドン。ドンドコドン。
とある村では年に1度成人になる女性を囲み、特別な牛乳を飲ませる儀式があった。
「待て!」
とある廃ビルで男子高校生が中年男性を追いかけていた。傍から見ればありえない光景だが、生憎この2人は人間ではない。
高校生の名前は兵藤 一誠。グレモリー眷属のポーンだ。
中年男性の名前は…知らん。はぐれ悪魔Aでいいだろ。
「クソ!来るなぁ!」
はぐれ悪魔は闇雲に魔法を放つ。
「そうは行くか!ブーステット・ギア!」
Boost!
一誠は神器を出し、魔法を避ける。
「何!」
はぐれ悪魔は驚きはしたが、止まらない。
しかし、既にはぐれ悪魔の運命は決まっていた。
「そこまでよ」
凛とした声。一誠のキングである、リアス・グレモリーの声だ。
ここから先は既にお馴染みの展開だ。知らないお前、YouTubeとかで動画見てこい。
あの一件からしばらくして。
「海外旅行…ですか?」
一誠の疑問にクイーンである、姫島 朱乃が答える。
「えぇ、どうやらアザゼル先生がアフリカ旅行のチケットを当てたのですが、生憎予定が入ってしまい、行けないので私たちにプレゼントだそうですわ」
なるほど、と一誠は納得する。
「それだけでなく、先日のはぐれ悪魔が作ったはずの魔薬がアフリカのどこかにあるそうなの。今、普通に動ける悪魔は私たちだけだから、それを探すのも私たちの仕事になったわけよ。一応引率でロスヴァイセが来るわ」
リアスは旅行だけが今回の目的ではないと言う。
「わかりました。それでいつ行くんです?」
「明日よ」
「え?」
てなわけで場所はアフリカ。
現在一誠達はアフリカのケニアにあるカカメガの森に来ていた。
「本当にここにあるんですか部長?」
一誠はリアスに聞く。
「ここで間違いないはずよ」
一誠達はアフリカに着いてすぐに他の悪魔から情報をもらい、カカメガの森のどこかにある村に転移魔法陣が繋がっているらしい。
「でも全然村なんてないですよ」
「イッセーさん大丈夫ですか?」
愚痴を零す一誠にビジョップのアーシアが心配そうに尋ねる。
「アーシア先輩。イッセー先輩は意外と丈夫なので大丈夫だと思います」
そういうのはルークの子猫だ。
一誠はその言葉に反論しようとした時、
「ん?あそこがその村じゃないか?」
ナイトであるゼノヴィアが村らしきものを見つけ、声をかける。
「そうだね…。多分あの村だ」
同じくナイトの木場も言う。
無事に例の村に着いたようだ。
村に着いたグレモリー眷属一行は村長から歓迎を受けていた。
「この村に人が来るなど久しぶりです。ささ、どうぞ」
そう言い、村長は木のコップに入った牛乳を配る。
「この牛乳…、とてもまろやかで風味が濃いですね」
「えぇ、この牛乳は我が村で特別な時に使うものです」
この時一誠達は気づいていなかった。
この牛乳が災いの元だと。
自分達がこれからどうなるかと。
次の犠牲者は?
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アーシア
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子猫 ギャスパー ロスヴァイセ
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木場 ゼノヴィア