※この作品はR-18です。

雀野さんはドスケベビッチ   作:モブガサ

8 / 10
そして よが あけた !
いつのまにか よんかげつ が けいかしていた !

一気に飛んで時系列としては2が終わったあと
各ヒロインのアフターほど以心伝心おちんちん状態ではないぐらいの仲
これまでとは違い1、2のネタバレが含まれていますのでぬきたしをこれからプレイする予定の方がいればお気をつけを……



雀野さんは証明したい!

 短い秋も終わり冬に移り変わろうとしている時節だが、蝕む暑さは少しも陰りを見せていない。

 夜だというのにじんわりと額から流れる汗を前腕で拭き取りながら、俺はタブレットに表示された画面と建物を照らし合わせ頷く。

 

「……ここだな」

 

 中心街に聳えるビルの一角に入り、受付で簡易的な手続きを済ませ奥に進む。

 指定された階層、地下へエレベーターで降りていき角に配置された一室を数度ノック。

 どうぞという呼び掛けに応え、キーをかざし扉を開いた俺の耳に心地よい涼声が届く。

 

「よくぞ参られた──淳(・)之(・)介(・)殿?」

 

 薄暗い照明の下。ベッドの横で、深々とお辞儀する少女がいた。

 白と赤を基調とした、巫女服を思わせる戦闘装束を纏いながら彼女はゆるりと面を上げる。

 服装も相俟って神事の祭場に迷いこんだのではないかと錯覚してしまう程に、その所作は洗練されていて美しく。

 見惚れて固まる俺を少女が悪戯っぽく笑い、立ち上がった。

 

「今晩は貴方に頼みがあってな。聞いてくれるか?」

 

「ああ、ち……薙(・)帆(・)が望むことなら何でもしてやりたい」

 

「ありがとう。ふふ。まだ言い慣れないようだ」

 

 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花──先人はきっと彼女と瓜二つの女性を目の当たりにして、このことわざを思いついたのだろう。あらゆる仕草に華があり、気品がある。

 光に当てられた濡羽色の髪は夜空に輝く星屑を浴びているかのよう。

 振袖で口元を隠しながら小気味良く笑う彼女は雅、という他なく。

 そんな大和撫子の体現者が、緋色の袴を入口に佇む俺の手をそっと握り。

 

「貴方にレイプされたい」

 

 

 ────ん?

 

 

「なんて?」

 

「貴方の手で! どちゃくそに! レイプされたいのだが!」

 

 聞き間違いじゃなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 雀野薙帆と再会し彼女の秘密を知ってからは、まさに激動の毎日だった。

 

 実は処女だった──俺は仲間に加えてからもずっとただのビッチだと勘違いしていたのだが──学年でも一二を争うギャルビッチ片桐奈々瀬。

 身長のせいで未性年と思われ誰からも相手をされていなかった、小さいが心は大きな先輩渡会ヒナミ。

 それとラーメンデブ。

 

 その日を境としドスケベ条例に仇なす同志が続々と集まり、やがて俺たちはひょんなことから戦える力を手に入れる。

 童貞と処女を守り無事に帰宅することを目的とする、反交尾勢力NLNSとして活動し大掛かりなドスケベイベントを協力して乗り越えて、SSとは水面下で数え切れぬ程にぶつかり合った。

  

 本当に。本当に、沢山の出来事があった。そして俺の傍らにはいつも彼女がいた。

 格好つけようとして空回りして、雀野さんの前で何度無様を晒したことか。

 ドスケベ条例を憎み怒りを露わにする俺はどれだけ醜かったか。

 しかし彼女は俺に、友として武術の師匠として、いつだって真摯に向き合ってくれた。

 俺が明かした憎悪に満ちた胸中を決して否定せず、それでも俺のためを思って幾度となく口論を重ね、秘められた憎しみ以外の想いを引き出してくれた。

 

 やがて島そのものに怨讐の念を抱いていた独りの老人の計謀により、青藍島は本土の人間たちに占拠され崩壊の一途を辿るようになる。

 そして島の存亡を賭けた戦い"ドスケベ戦役"を経て、ドスケベ条例は真ドスケベ条例へと生まれ変わった。ドスケベセックスをしてもしなくてもいい、新たな道を皆で作り上げたのだ。

 

 俺はその後、気持ちよさのあまり光の速さに達したオナホコキが原因で平行世界の魂と入れ替わってしまうというチン事に遭遇したのだが──その話はさておき。

 

 無事元の世界に帰還して暫く時が経ち、お互いが落ち着いた頃──俺は彼女に告白した。

 武道を通して心身を鍛え、誰でも敬意を払って接する雀野さんは何歳も年上の立派な大人に見えていた。

 しかし彼女は、漫画やアニメへ真剣にのめり込み、笑い、泣く。

 女子力の高い身内に憧れて、涼し気な表情をしながらも裏では彼女らに追いつきたい一心でひたむきに努力する。

 そんなどこにでもいる頑張り屋な女の子で。

 そんな一面を知るたびに、俺は彼女に惹かれていって。

 

 薙帆は俺を受け入れて、下の名前で呼び合う特別な関係になった。

 ドスケベ戦役の折、老人に雇われていた己が師匠を打倒したことで静乱流免許皆伝を授かり、卒業まで処女を守り切るという制約がなくなった彼女と、一週間ほど前に初体験を済ませたばかりなのだが──。

 

 

「事の始まりはあの憎っくき横綱、メスブタを超えたメスブタ……!

 我の大親友の軽はずみな発言よ──!」

 

「大親友に滅茶苦茶言ってんな。もっと言ってやれ」

 

 俺は元々友達の水引ちゃんとシュウくんの三人で遊ぶ予定があって、雀野さん……薙帆はNLNSと偶然非番だったSSメンバーで集まってお茶会を開いていた。

 成績や進路相談、一通り真面目な会話をした後で、俺とは上手くいっているのかという話題に移り、嬉しいことに薙帆は惚気話を皆に聞かせていたそうだ。

 だがラーメンデブリこと畔美岬の何気ない一言が彼女を硬直させた。曰く──

 

『薙帆ちゃんって淳之介君とくっころプレイとか調教プレイとかとっくに体験済みですよね?

 どうでしたどうでした!? 好きですよねそういうの!』

 

「……それを引き金に桐香と郁子、そしてスス子も乗っかってこう言い出したのだ」

 

『薙帆さんは催眠に弱そうですよね。マゾっぽいです』

 

『チホちゃんってアナル弱いよね。マゾだし』

 

『スズさんはムッツリスケベっぽいっすよねー。風紀委員長が似合ってそうっす」

 

『というよりドスケベに関する全てに弱そうですよね。なんせマゾですから!』

 

『ブーブーメラン飛んでんぞ豚女。あんたの場合頭も弱いだろうがよぉ』

 

『当たり前じゃないですか!』

 

『声でっか……』

 

 薙帆は常に冷静沈着、修行で身に着けたポーカーフェイスによって、余程のことがなければ彼女は感情を表に出さないのだが──

 

「っかしいだろ……あの子たちおかしいだろ! なんだあの偏見は!

 しかも何故マゾヒストであることが共通見解となっている!? 彼氏としてどう思う!」

 

 こういった話は余程のことらしく、ご覧の通り彼女は激情を剥き出しにして吠える吠える。

 そして俺の主観を素直に白状するのは火に油を注ぐと同義。

 

「……でも、ほら! 文乃は勿論のこと、奈々瀬やヒナミ、礼先輩だって薙帆のことをフォローしてくれただろ!?」

 

「ああしてくれたさ……礼先輩は母君のお見舞いで今日はいなかったが……

 全員! 目を背けて! ソノヨウナコトゴザイマセヌヨーとカタカナで!」

 

「ドードー」

 

「んぅっ……」

 

 この手に限る。

 彼女はよく頭を撫でるのだがそれは誰かに撫でられたいという欲求の裏返し、らしい。

 現世に生を受け、入れ替わるように母を失った薙帆は母性に飢えていて、愛を欲している。

 だからどれだけ拗ねていても頭を撫でさえすればご機嫌取れるクッソちょろい女だぞと、彼女の父親いやさお義父さんが言っていた。俺も教えられた時は半信半疑だったが試しにやってみるとぐうの音も出なかったものだ。

 

「大体アナルや催眠に弱いってなんだよ。我は自己暗示も最近会得したんだぞ……

 我不敗也!我無敵也!我……最強なり!と明治催眠おじさんの再現だってできるんだぞ……

 言うなれば催眠強者、例えるなら催眠を知り尽くし催眠アプリを開発した女博士……」

 

「サンプル渡した人に下剋上されるやつじゃん……」

 

「むー」

 

 薙帆は真ドスケベ条例が制定された後も島民からビッチとして崇められている。

 奈々瀬が皆にビッチでないことを打ち明けた時、それに薙帆も便乗しようとしていたのだが。

『でも、雀野は違うよな!?』という、水乃月学園生徒たちの不安立ち込める熱視線に耐えかねて、ただ彼女は薄く笑った。

 それを誰もが肯定と捉えてしまいあっという間に噂が広まって、奈々瀬という対抗馬が消えた翌日には青藍島随一のドスケベビッチとして祀り上げられるようになってしまったのである。真実を知る者はNLNSとSSの一部だけだ。

 

「……どうしてだろうな? 気心の知れた者が一様に我をムッツリだの何だのと決めつけるのは。

 毎度否定してるがその度にハイハイと流されるぞ」

 

「どうしてだろうな」

 

「な」

 

 …………口には出せないが。

 

 俺も彼女たち同様、薙帆はムッツリスケベで被虐願望持ちでないのかと疑っているのだ。

 

 何故ムッツリスケベと思ったのか。それはドスケベ条例が機能していた頃の話だ。

 昼休憩に入り、いそいそと俺が隠れ家に逃げ込もうとしていたら、校内で行動を共にしていれば目を付けられるからと、教室で別れた薙帆が存在感を消して立っていた。

 ジーッと廊下の隅でドスケベセックスを眺めている。何してるの?と尋ねると彼女は。

 

『敵を知り己を知れば百戦危うからずと言うだろう? これは敵情視察みたいなものさ』

 

 そう言われ、その時は俺もさす雀と感心していたのだが──親交を深めていくにつれ、徐々にだが彼女の分かりづらい機微というものがわかってきた。

 そのような光景を、何回何十回と目にする内に、あれもしかして? と疑念が湧いてくる。

 彼女は、あたかも性行為には何ら興味ありませんよという素知らぬ表情を顔に張り付けて。

 その実エッチなことにガッツリ興味を持っているのではないかと……!

 

 特に女の子が攻められる過激なSM系エッチを目の前にした時、薙帆は露骨に発情していた。

 

『おお……なんと激しい……なっあの体勢からまだイけるのか……!?』

 

 器用にも気配遮断は維持していたがその時の薙帆は無防備も無防備、真横で呼び掛けても俺には気づけていなかった。

 そんな彼女の日常生活を、みんなそれぞれ別の視点で見かけていたのだろう。友人の気配には気が緩むようで、真ドスケベ条例施行以後はそれが顕著であった。

 

 そのままナデナデしていると、薙帆と目が合って。

 

「ふぅ……感謝する淳之介。少しは頭も冷えたようだ。

 そして、改めて貴方にお願いしたい! 我をレイプしてくれないか?」

 

「それは、アレか──薙帆がその、マゾでないという証明の?」

 

「麻沙音には数え切れぬほど煽られているから然程気にしていなかったのだが──NLNS並びSSメンバーに勘違いされているという現状を知ってしまった以上、捨て置くことは相成らん!

 我が嗜虐的行為に耐え手本を示し、彼女らの誤謬を正さねばならんのだ!」

 

 ドスケベ戦役の前哨戦時、薙帆の自宅は粉微塵に爆発させられたためお爺ちゃんと彼女、そして彼女の従者である文乃の三人は現在我が家で暮らしているのだ。

 アサちゃんと薙帆は意外なことに仲が良く、陵辱物や調教物の抜きゲを二人で雑談しながらプレイしては感想戦をよく行っている。

 そしてやっぱ興味あんじゃん……と鼻で笑うアサちゃんに、そんなことはない我は青藍島で生き残るために淫語が多くなりがちな抜きゲを学習目的でやっているのであってそのような嗜好には全然興味ないのだと早口で返す薙帆。

 

 未だ九九をマスターできないほど勉強が不得手な妹であるが、口喧嘩にはめっぽう強い。

 薙帆はその都度言い負かされ次第に半泣きとなり、バブみハンドという母性の暴力によってアサちゃんを強制的に黙らせる。高確率でしれっと撫でられる側に混ざってる文乃。

 その一連の流れを反復する内に、アサちゃんはすっかり撫で中毒者となって頭皮マッサージをしてもらうためだけにレスバを仕掛けるようになってしまったのだ。

 ちなみにアサちゃんはどれだけ可哀想でも抜ける派で薙帆は可哀想すぎると抜けない派らしい。

 

 ズバッと言い放つ薙帆だったが、直後申し訳なさそうに俺を上目遣いでチラチラと見つめている。

 

「……しかし、な。そういった性的嗜好では抜けないという淳之介だからこそ、却って泰然自若に審判を下せるではないか──そう考えたのだが」

 

 ただのプレイといえど純愛好きな貴方がそれを嫌がるのも十二分にわかる。

 これは我の我儘だ。貴方が少しでもその行為に否定的ならば、この話はなかったことにしよう。

 何しろまだ1(・)度(・)しか睦言を交わしていないのだし……彼女の提案を、俺は首を横に振った。

 

「やるよ。やらせてほしい。彼女の我儘を聞くなんて、彼氏冥利に尽きるじゃないか──!」

 

 薙帆は俺に合わせようとしてくれる節があったので純粋に嬉しかったりする。

 俺の返答を聞き、彼女の顔がパーッと明るくなった。

 

「やだ淳之介格好良すぎる……ふふ、ならば二人で立証してみせようではないか!

 そしてやるからには一切の手加減不要! 本気で我を陵辱してくれ!」

 

 当然だ、俺は首肯する。手を抜いたり手心を加えてしまえば即座に看破されてしまうだろう。人に押し付けないが、薙帆は極めてストイックで妥協を許さない性格だ。

 恋人として、全力でぶつかっていかなければ失礼というもの。

 ハード系のジャンルは門外漢だが、俺はアサちゃんとの付き合いでテンプレ、鉄板というものをそれなりに把握しているつもりである。

 

「よく見たら手錠や足枷が壁にぶら下がってるな……どれか使ってみるか?」

 

 俺たちが今いるのはラブホテル。学割で実質無料という青藍島特有の学生に優しいサービスだ。

 そしてこのホテルはSMを専門とする。電マやローター各種、ベッドルームに取り付けられた四肢拘束キット、ハメ撮り用ビデオカメラ、ムードを出すためか様々な拘束具や縄が並べられていた。

 デスクの上にはそれぞれの説明書や注意書きが積まれている。セックスはあくまで幸せに楽しむもの、が青藍島のモットーである。注意喚起は徹底しているらしく入口でもそういった指導を受けるそうだが、なんせ相手はあの雀野さんだ。パートナーには伝えるので安心してくださいと言えば二つ返事でOKだったそう。

 

「それらではなくこちらを使おう」

 

 彼女が椅子に置いていた余所行き用のバッグからいくつかのアイテムを取り出し、その一つを俺に提示する。

 ──それは、異常なまでに輪が太く、鎖も極太な、地下牢に閉じ込められた賢人(ゴリラ)を連行するために造られたような厳つい鉄輪だった。

 

「ガチなやつじゃん……」

 

「これは我が家で特訓用に使われる特別製でぇ──」

 

「大丈夫か薙帆!?」

 

 前に飛び出して、俺は超重量の鉄枷を受け取りつつ抱き支える。

 解説している途中で彼女が不意に姿勢を崩したからだ。立ち眩みを起こしたようにフラつく薙帆に動揺を隠せなかったが、彼女は体調が優れないというわけでもないらしい。

 辛い様子は見られず、バツが悪そうに頬を掻き苦笑いを浮かべていた。

 

「すまない……きっと貴方は我の願いを受け入れてくれるだろうと思ってな。

 再会するまでの間に抵抗する余力を削ぎ落すため地狼を常時発動していたのだ」

 

 なるほど、それで体力が尽きてしまったと。

 

「最後に我が淳之介へ頼み込もうと思い至るまでの記憶を我の奥義澱魔(でんま)で消去すれば調整は完了だ。

 技による消耗で完全に力尽き指一本動かせなくなり、記憶喪失となった未来の我は訳も分からず貴方に蹂躙されてしまうことだろう」

 

「そこまでする?」

 

「する」

 

 ……薙帆が着ている、巫女服に似た和装は雀野家伝統の決戦装束である。

 彼女も、平行世界の彼女も。島が危機に陥るたび、それに袖を通し縦横無尽に暴れ回った。

 大切な勝負服だろうに、いやこの子はそれだけこれから行われる性戦に懸けているのだ。

 そうだ、これは橘淳之介と雀野薙帆の真剣勝負──戦う前から気圧されていてどうする。

 

「転びそうになった拍子にバッグから落ちたみたいだけど、これは媚薬か?」

 

「我にも効く強力な物らしいぞ。桐香が私にくれたものだ」

 

 ピンク瓶を俺から受け取り鞄へ仕舞い思い出したようにあ、と呟いて彼女はスマホを取り出す。

 そして操作を終えると共に、俺のタブレットへ薙帆からの通知が一件届いた。

 開いてみると、そこには数分間の動画が添付されている。

 サムネイル画像から察するにこの場で撮影をしたようだ。

 

「我が貴方に依頼した証拠兼勝利宣言が含まれている映像だ。

 事が済み次第我に見せてやってほしい」

 

 そう言って薙帆は寝台へ上がり、俺に再び頭を下げ──黒の目隠しを自らギュッと縛る。

 

「貴方の準備が出来次第、起こしてくれ──さぁ! 始めようか! ヌンッ!」

 

 薙帆の両腕が、床と平行に力強く伸び袖も舞う。己の頭部を掴み、深呼吸。

 側頭部に手を当てた薙帆の総身が大きく揺れて、糸が切れるように彼女は俯きがちとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 失神したことを感じながら、まずは彼女の細い手首に重々しい枷を後ろ手で嵌め込む。

 落ちる寸前に『あの力の存在を』と言い残してていったのだがアレは一体なんだったのか。

 

 まぁ考えても仕方ないので、一先ず備え付けのシャワールームで汗を流してからノクターンなノベルで少し勉強しようと、彼女に背を向けたら──

 

「う、ん……? んん!? 何だこれは!」

 

 擦れる鉄鎖と困惑の音色が室内に響き渡った。

 視線を戻すと、気絶していたはずなのに、既に覚醒を終えている薙帆がそこにいる。

 あまりに目覚めが早い。俺もだが薙帆のやつ、自分の回復力を全く考慮に入れてなかった!

 

「そこにいるのは、淳之介だな!? 布を外してくれないか? 力も入らず現況が掴めん。

 筋弛緩薬の類ではなく極度の疲労による脱力状態に近いようだが……」

 

 気配察知スキルのある薙帆は俺の気というものを憶えているから、視力に頼らずとも同部屋の人間が誰かを見抜けるだろうとは睨んでいたが──やばい。言い訳が全然思いつかない。

 一度離脱するのは不自然すぎるし、予想外な回復速度を鑑みれば愚の骨頂だ。

 限りなく無抵抗な素の薙帆がどうリアクションをするか、それが今回のテーマ。

 ここで猶予を与えるのは、彼女の意に背く行為となる。

 

 ──こうなったらアドリブで乗り切るしかない!

 

「そうして迫られると後ろから抱き締められるようで、少し気恥ずかしいな」

 

 俺も寝床に上がり、力ない彼女の背を鍛え上げた自慢の胸板にもたれ掛けさせる。

 先に身を清めていたのだろう、普段とは異なるシャンプーの良い香りが俺の鼻を突き抜けた。

 はにかんだ声色と遮眼物を取り除いてくれるだろうという彼女の期待に心苦しさを感じつつも。

 

 俺は薙帆に手を伸ばし──前開き状の服を包む帯を緩め。

 

 きつく巻かれたさらしを解き。

 彼女の双胸を、下から掬い上げる。

 

「ちょ、な、何を……」

 

 表舞台での華々しい無双シーンから一転、薄暗く湿り気のある地下世界へ。

 力を削がれた囚われヒロインをグヘヘと男が舌なめずりしながら品定めをする。

 獣欲を突き付けられながらも反抗的な態度を取る気丈な少女。しかし地の文で語られる、女の子に内心渦巻く恐怖感や無力感にプレイヤーは嗜虐心を煽られて否応なしにボルテージが上がってしまうものだとアサちゃんは熱く語っていた。

 

 まず俺が言うべきは、女としての価値を褒め称え、これから行われる性事を意識させること!

 確かこんな感じだ── 

 

「ふっ──良い身体しやがって……! 大きいおっぱいに大きいお尻……!

 立派な赤ちゃんをいっぱい産めそうじゃないか──!」

 

「も、もう……赤ん坊なんて気が早いぞ……えへへ」

 

「殺す気か?」

 

「どうしてそうなる」

 

 危うく薙帆ニウムの過剰摂取で心臓が破裂するところだった……!

 同性愛が禁忌とされていた青藍島女子からの人気も高い凛とした女の子が俺の前でだけ、肩を預けながらか細い声を上げて、しおらしく縮こまっているのだ。

 さらっと将来的に子作りする気満々なことを呟く辺りあざとい……! 卑しか力が高すぎる。

 心なしか彼女もまた小さく見えて庇護欲を大変掻き立てられた。今の甘い薙帆ボイスを録音しPCに焼き付け複製元音声ファイルが入った記録媒体を俺の体内に埋め込み墓まで持っていきたい。

  

「あの、な? 貴方が我を求めてくれるのは非常に嬉しく、心躍るのだが……な?」

 

 恋人持ちなら誰もが抱くであろう一般的願望を思い描き、このまま小動物じみた彼女を抱擁しながら朝までイチャイチャ添い寝したい──と妄想したところで、薙帆の囁きにより目が覚める。

 そうだ、今の俺は橘獣之助平。彼女をどちゃくそに犯すことが使命の変態クソ野郎。

 目的を見誤るな──心を鬼にするんだ! 薙帆のために!

 

「何ゆえにまた胸!?」

 

「愛ゆえに──!」 

 

「む、胸に触れるのは構わんがひとまずこれを外してからだな……」

 

「薙帆こそ今の状況をわかっているのか!?」

 

「わからないからこうして言ってるのに何故我が怒られているんだ……?

 ……うーむ、今の、状況………………ハッ──!」

 

 そうだ。目隠しされた上に腕を拘束され肉体は満足に動かせず、胸を弄ばれている。

 これは確実に乙女のピンチと思わざるを得ないシチュに違いない。

 

「我々は何者かの手に落ち、制限時間内で我をイかせられないと部屋ごと爆破され二人とも死ぬといったシチュエーションだな」

 

「ごめんそういうシリアスな話じゃないです」

 

「では我をイかせるかセックスしないと出られない部屋に閉じ込められたか──!」

 

「探せばこの島のどこかにありそう」

 

 僅かな情報や手掛かりを基に繰り出される彼女の推理能力はとても心強かった。

 しかし深刻でないと直感した場面では決まって見当外れな結論をドヤ顔で導き出すという、肝心な時にしか役に立たないとNLNSでもっぱら評判な雀野さん。

 ……今回に限って言えば俺が悪いのだが。

 彼女の体を性的に褒めるといってもそれは敵対関係にある人物や見知らぬモブが言ってこそ。

 俺が言ったところで誉め言葉でしかないしチョイスもズレていた気がする。

 

 俺がおっぱいを触っているのも緊急事態を想像してのことだったのだろう。

 セックス部屋は如何様な仕組みの扉で閉じられてるのだろうか、と興味津々な清純派ヒロインの夢を壊すようで悪いが。

 あれこの子言うほど清純派ヒロインか? という疑問を頭の中から消し去りつつも、俺は彼女にストレートな物言いで告げるため腹を括った。

 

「薙帆。俺は前々から気になってたんだよ。お前がマゾなんじゃないかってさ」

 

 

 

「……ほーう」

 

 口にして、彼女がゆっくりと振り返った瞬間俺は硬直した。

 笑っているが笑っていない。黒布の裏にある蒼眼が俺を刺し穿っているのがよくわかる。

 浮つく少女は消え去り獲物を仕留めんと見つめる狩人が、俺の眼前にいた。

 

「なるほど、なるほど。合点がいったよ。誰が貴方を誑かしたのか──大方予想はつくが」

 

 雀野薙帆であることを気取られぬようSSとの戦いで敢えて威圧感を放っていたこともあったが。

 肝が冷えるとはよく言ったものだ。彼女から滲み出る圧力によって全身から汗が噴き出し、思わず呼吸も忘れ鳥肌が止まらない。当然俺の愛らしい股間も萎縮してしまっていた。

 

「しかしどのような卑劣な手段で貴方が我を捕縛したのか知らぬが、その事実は覆せん。

 貴方相手とて気を緩ませていた我が悪いのだ。敗者は勝者に恭順するのが世の習い」

 

 好きにしていいし、いかなる命令でも従おうではないか──漢らしく宣言する薙帆。

 

「けれどそれは我が復活するまでだ。必要最低限の力を取り戻すには……ふむ、凡そ10分といったところか。それが過ぎてもまだ我に何かしようと目論むなら──わかるな?」

 

 彼女は強い。尋常なく強い。一撃必殺技持ちなうえ、他人の技を目に映しただけでコピーする才能を秘めた薙帆は多種多様な格闘技を一流の精度で行使することができる。

 薙帆は腕が不自由だ。だが足には何の制限も課せられていない。足のみを使った関節技に持ち込まれれば、俺にはそれを防ぐ手立てがない。

 とっておきの防御技が手札にあるが、それは関節技に対し効果を期待できないものだ。

 タイムリミットが訪れれば、その時点で俺は為すすべなく封殺されてしまうだろう。

 

 果たして、俺は限られた時間の中で約束をまともに履行することはができるのだろうか──?

 

「折角我が真面目な雰囲気出してるんだから話を聞いてる時ぐらい胸触るの止めなさい」

 

「だって薙帆のおっぱいが好きなんだもん……」

 

「子供か貴方は」

 

「薙帆の子供になりたくて何が悪い!」

 

「ちゃんと会話してほしい」

 

 俺は彼女の胸が好きなのだ。

 一対の果実は上下対称の見事な円錐型で、手から零れ落ちそうになるくらい実っている。

 だが下品になりすぎない絶妙な大きさと鍛えた大胸筋によって押し出され、重力を意にも介さずツンと張る健康美とが融合し、寧ろ気品さえ感じられた。

 滑らかな白肌にチョコンと佇む薄桃色は、さながら楚々としたお嬢様といったところか。

 そのまま揉みしだいていると彼女は深い溜息をついた。

 

「はぁ…………貴方やる気あるのか?」

 

「何を言っている? お前の胸をどちゃくそに嬲る雀野ハードを絶賛プレイ中じゃないか」

 

「嬲ってなどいない。前回もそうだったが、それはたださすったり撫でたりしているだけだ」 

 

「え?」

 

「気付いてなかったのか……マゾかどうかを検証したいならもっと乱暴にやれ。

 我を傷つけまいという貴方の心遣いは伝わってくるのでそれは嬉しいのだがな」

 

 視界が、滲む。

 彼女の台詞を反芻して──目から熱い液体が下へ下へと流れて行くのを俺は自覚した。

 

 情動によって歪んだ気と、服を捲られ露出した肩に涙が落ちたことで俺の心情を察したのだろう、薙帆は射殺すような闘気を静め、先程より背筋を俺に密着させている。

 手を使わずとも慰めようとしてくれているのだ、彼女は。

 なんて良い子なんだろうと感激すると同時に、俺は俺を許せなかった。

  

 俺は、俺は、大馬鹿野郎だ──!

 

「淳之介の優しさはよくわかっているとも。我を責めようなどとは土台無理な話だったのだ。

 貴方を唆した、脳内に居座る有害物質ミサキウムを二人で追い出そうではない──」

 

「俺は好きだと言いながら! お前のおっぱいを理解しようとしていなかった!」

 

「は?」

 

 小学生の頃美術館に展示されていた、世界的に有名な本物の絵画を生で見た際はいたく感銘を受けたが。しかし薙帆の胸はそれを上回る衝撃が、俺の五体に駆け巡った。

 そうだ。俺は彼女の胸を一つの芸術として愛している。この均整が取れた完全なる半球体の調和を絶対に乱してはならない──と、慎重に触れてきたつもりだ。

 

 しかし彼女は絵ではない。人間だ。

 それも極限まで人体を鍛え上げ、常識の枠から大きく逸脱した超人体を持つ少女。

 壊してはいけない。その気持ちは変わらないが、壊してしまうかもしれないから力を全く入れずに触るだけというのは、何年もの歳月を費やし作り上げた彼女に対する侮辱ではないのか。

 

「傷つけることを恐れ内側に踏み込もうとせず、表面上の美しさにのみ目を向け固執し知った風な口を聞く──俺は、なんて醜く臆病な男だったか」

 

「我そんな話1mmもしてない」

 

「おっぱいを揉むという行為は、恋愛に似ているらしい」

 

「我の話聞いてる?」

 

「だから俺は改めてここに誓う。お前の全てを知るために、薙帆を全力で犯し尽くす!」

 

 澱魔を使う前の薙帆は俺に言った。貴方の手でどちゃくそにレイプして欲しいと。

 それは彼女の、信頼の証。粗暴に振舞ったところで俺なら一線を越えない。辛い目には遭わされないと信じて疑わず、俺にお願いをしてきたのだ。 

 覚悟もなしに安請け合いした俺自身に腹が立つ。

 彼女の願いの本質を気づけず行為に及ぼうとした思慮のなさが憎らしい。

 

「……何でもいいが、あと5分もないからな」

 

「ああ、わかってる。痛いと感じたらすぐ声に出してくれ」

 

「…………うん」

 

 忘却前の薙帆が生んだ貴重な時間を早くも半分も浪費してしまった。

 俺の未熟さが招いたことだけど、後悔したところで時が遡るわけでもない。

 タイムリミットに焦り必要以上に力を入れてしまっては最悪だ。

 俺は冷静に、手荒に彼女の肢体を弄ばなければならない。言うは易く行うは難し──しかし、やり遂げなければならない。薙帆の彼氏として、一人の男として。

 

 彼女の果肉を、初めて揉んだ。

 

「──ひにゃん!?」

 

「え」

 

「……驚いただけだ」

 

 痛くはなかったらしい。突然の高音に驚いたけど、胸の感触がそれをすぐに忘れさせた。

 ハリがあり、誰にも心を許す気はないと言わんばかりの気高さをも感じる彼女の乳房。

 しかし力を入れてみると、どこまでも指が食い込んでいきそうなほどに、柔らかい。

 女王として島に君臨する孤高な少女──だが歩み寄ってみれば、彼女の慈しみに包容力に誰もが気づく。薙帆の胸は彼女そのものだ。

 

 おっと、これだけに集中してはいけない。

 

「薙帆の胸、熱くなっているぞ……俺のいいようにされて、興奮しているんだ」

 

「…………っ」

 

「イメージしてみろ。戦闘力に劣る格下の相手に組み敷かれて、許しを懇願する薙帆を。

 それでもチンポを入れられて惨めによがる自分の姿を」

 

「黙れ……!」

 

 よし、思いのほかスラスラと出てくる。

 薙帆はヒナミと同じく少女漫画が好きで、俺にもよく薦めてくるのだが王道系セレクトなヒナミと比べドSな男に強引に迫られて……というストーリーの作品がやたら多かった。

 無理に抜きゲの悪役を演じようとせず、彼女推しの男キャラをリスペクトしつつもあくまでプレイの一環と思えば何とかなりそうだ。

 

 俺の言葉責めに呼応して、胸の先端が目を覚ます。

 蕾は穢れを知らない無垢な桜色で、今すぐにでも舐め回したいほど。これほど惹かれるのはこの双丘によって育てられ、俺たちヒトの遺伝子が魂の故郷として認識しているからだろう。

 アサちゃんもおっぱい星人だし、きっと全人類みなおっぱい星人なのだ。そうに違いない。

 そのまま胸をまさぐっていると──薙帆の口から、吐息が漏れた。

 

「…………淳之介、無駄な真似はよせ。いくら貴方が責めようと我は反応を示さんぞ。

 わかっているだろう? 我が喘ぎ声一つ出していないことを」

 

「──くっ、しかし薙帆の乳首はこんなにも勃起しているぞ」

 

「ハッおめでたいな。そんなものただの生理現象にすぎん。当然この火照りもな」

 

 そうハッキリ言われてしまえば、彼女以外との経験がない俺では反論が出てこない。

 

 ……薙帆との初セックスはやや失敗気味だったのではないのかと俺は感じていた。

 俺のコンプレックスだった一物を、彼女は幸せな笑顔で迎えてくれたのだが──後になってみれば、全然喘いでいなかった、と。

 俺にとってエロゲとは恋愛指南書であり性教育学習媒体である。

 前戯をせずとも思い人と一緒にいるだけで自然と濡れるものだから、すぐに挿入しても大丈夫。

 処女であっても大きな艶声を上げ、蕩けた表情で異性を見つめるもの。

 前者は実際そうだったから参考書通りの展開だと安心していたが、後者は違っていた。

 俺が射精し終えるまで、薙帆は会話以外一言も声を上げなかったのである。

 

 確かに薙帆は微動だにしておらず、声のトーンに変化もなく無機質だ。

 不感症という線もあった。しかし雀野家玄関の鍵が開いていることを伝えるために上がり込んだ美岬曰く、2Dエロ格闘ゲームでNPCに負けた薙帆は普通に声を出して喘いでいたそうだ。

 美岬もその後ろで気配を隠し自分の後ろを責め喘いでいたそうだ。

 だから薙帆が黙っているということは、悔しいが彼女のオナニーよりも俺が与える刺激が微弱だっただけ。

 マジで感じていないのなら彼女に被虐的な性癖はなかった。ということになるが、もし俺の技量不足で感じる感じない、それ以前の問題だったとしたらこのテストに意味はあるのだろうか──?

 

「む、無駄だと言っているだろう……!」

 

「ん?」

 

 力を取り戻すまでなら好きにしろと彼女は言い切った。

 生真面目なこの子は、やれと言ったからには刻限まで余計な口を挟まないものだ、平静ならば。

 無意味だと強く主張して手を止めさせようとする薙帆にふと違和感が込み上げて、一つの推測が頭に浮かんでくる。

 

 もしかしたら。

 

 ──彼女は今、焦っている?

 

「止めろ……! 淳之介、もうやめろ……!」

 

 俺は強く力を込め五指を埋没させていく。

 完璧な曲線を描く豊熟した膨らみが指に連動し姿形を変え、紡がれるのは明らかな焦燥の声。

 下から掬い上げては、彼女の乳肉を堪能すべく何度も何度も捏ね繰り回した。

 そして彼女の指示に従い、俺は勢いを緩め美桃の表層のきめ細やかさを楽しむように、弱く弱く指を巡回させ、やがて手を離す。

 

 聞き入れてくれた──と思い込んだのだろう。

 嘆息ではない、安堵による深い息をしたその刹那。

 

 このタイミングだ、と俺の勘は告げていた。

 

 狙いは赤みがヒクつき、ここが弱点ですと自己主張する可憐な突起。

 

 俺は今宵最も力を入れて、彼女の胸丘と頂きを、同時に握り弾いた。

 

 

「……ぁ」

 

 傍目から見れば、何も起きなかったように映ったかもしれない。

 密着状態だからこそ薙帆の僅かな痙攣がダイレクトに伝達し、吹けば飛ぶような声量も拾うことができたのである。

 本当に大したものだ、彼女の感情制御術というのは。

  

「薙帆、あとどれくらいで回復するのかな?」

 

「は……ぁ……何故、そんなことを……」

 

「言ったよな。いかなる命令でも従おうではないかって。

 じゃあ命令だ、俺の問いに答えろ──お前はあと何分あれば回復する?」

 

 質問の意図を汲み取ったのだろう、薙帆は言いにくそうに口篭もる。

 俺が急かすように胸元を撫で上げると彼女は息を乱しながら、8(・)分(・)だ(・)、と言葉を投げた。

 

「さっきより分数が増えたのはどうしてだ? 俺を油断させるための作戦か?」

 

 彼女は正直に返事する、俺は確信を抱きつつ結ばれる黒帯を取り除いた。

 布の向こうには、俺を睨み付ける切れ長の蒼水晶。しかし布越しから見せていた凍てつく殺気は見る影もなく。

 嘗て転校してきた週末の日に俺が見た快楽に染まった瞳を、どこか彷彿とさせられる。

 長い沈黙の後、彼女は絞り出すように。

 

「ぜ、絶頂……したから、だ……!」

 

 薄い唇を歪ませ悔しさを隠そうともしない、ひどく呆気なく達してしまった薙帆を前にして。

 

 俺の縮こまっていた息子に電流が駆け抜ける。

 

 新たな扉の開かれつつある音が、俺の頭に響き渡った。

 

 

 

 

 




最初にやった抜きゲで、媚薬なしに処女がこんなに喘ぐわけないでしょこれじゃただの変態じゃないと呆れていた雀野さん

抜きゲってリアリティあるんだなぁ、と思いつつも純愛エロゲーマーな淳之介はきっと処女ヒロインの清楚な演技に慣れているだろうから、変態だと勘違いされないよう途中から必死になって声を抑え込んでいた雀野さん

あと2話分を1日おきに投稿するつもりですので、またよろしくお願いします
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