転生先が転生前よりクソだったので異世界転移してHするわ 作:匿名希望者
悲鳴と喧騒が鳴り響く森の中でそれに負けないような毛色の違う音が響いていた。どこか水分を含むその音を奏でるのは一組の男女だった。
「あっ」
地面に四つん這いになり、未だに名前すら知らない相手にお尻を向け、誘惑するように軽く揺らしているエンリは発情したような熱い吐息を漏らす。村の危機が迫る中、既に何度も膣口に指が侵入を果たし、陰核の辺りを嘗め回すような優しい手付きで刺激する。
びくりと身体を震わせるエンリの姿に騎士は小さく笑う。
「お前は“雌犬”。獣なんだから快楽を受け入れればいいんだぞ。ほら、ギャラリーもいる事だし、お前の声を聞かせてやれ」
淫声を上げるエンリとそれを見守るようにピクリとも動かないギャラリーを指差して命令する騎士。
「ワン、ワン、ワン!」
何かが壊れたエンリは気持ちよさそうに叫び、快楽に染まった表情を浮かべている。
――――頭が可笑しくなりそうだった。村が襲われるという大事件、自身に得も言われぬ快楽を与え続ける騎士、そして無表情でこちらを見ているネム。
エンリという少女の情報処理能力を超えた事態に彼女が導き出した答えは単純なモノだった。もたらされる快楽と騎士の言葉に身を任せる。騎士がすべて正しく、自分は騎士の所持品でしかない。
エンリはすでに壊れている心を守るために思考停止していた。
エンリの膣口から溢れ出る愛液が彼女の太腿を伝い、赤い液体と混じったソレを掬い取った騎士はエンリの眼前に差し出す。
「舐めろ」
ぴちゃぴちゃとした音を立てて姉妹の合作となったソレを騎士の指から舐めとるエンリ。
「そろそろいいかな?」
瞳に映る色が消えていながら、与えられる快楽に頬を染めるエンリの姿に騎士は小さく呟くと自身の逸物をエンリの眼前へ見せつけるように取り出す。
「っ!」
目の前に差し出された逸物にエンリは息を呑んだ。男性器は太く猛々しくそびえ、びくんびくんと脈打っている。彼女にはソレが大きいのかどうか、判断するような知識など存在しない。男性器など幼い頃に父親のモノを見たとき限りだ。もちろん、その時の記憶も曖昧で大きさを明確に覚えてはいない。
それでも目前に差し出されたソレが記憶にあるソレよりも大きい事は確かだった。
今からこの逸物に自身の秘部が蹂躙されるのだと察したエンリは小さく微笑む。
“雌犬”である自分を抱く為に脈打つソレが何故かわからないが妙に愛おしく思えた。
「ああ、それでいい……」
経験の無い生娘なれど多少の知識は持ち合わせている。目前の亀頭に口づけを落とし、恐る恐る舌で舐め始める。
『……美味しい』
ソレは脳から思考力を奪う甘美な味わいだった。喉も舌も蕩けるような、それでいて何度も口にしたくなるような癖になる、今まで経験した事の無いモノだった。
初めはチロチロとしたフェラチオだったが少しずつそして大胆に口へ含むエンリの頭を騎士が優しく、愛おしそうに撫でた。
実際に行うのは初めてなのだ。お世辞にも気持ちの良いフェラチオではなかったと思う。
それでもこちらを優しく撫でる騎士の手付きにエンリの壊れた心が小さく揺れる。
『……嬉しい』
――――自分はなんて事をしてしまったのだろう。
後悔の念がエンリの心を過ぎる。こんなにも自分の事を慈しんでくれる騎士から逃げ出してしまった事。【これほど愛してもらえる権利をネムから奪ってしまった事】。なにより、それほどの過ちを犯しながらやり直すチャンスを与えてくれた騎士の心の広さにエンリの感情は大きく揺さぶられる。
自身の行為も顧みず、浅ましくも肉棒を頬張るエンリはフルフェイスの向こうに隠された瞳と視線が合った気がして頬を赤く染めた。
傍から見れば狂った光景にしか見えなかった。
それでもエンリは騎士に奉公出来る事に心を昂らせながら感謝し、恋する少女のように頬を赤らめながら肉棒を咥えるエンリの姿に言い表せぬ征服感を覚えた騎士はエンリの頭を両手で掴むと脈打つ巨根をエンリの喉奥に押し付ける。
「出すぞ!」
騎士の言葉と共にエンリの喉に大量の精液が流し込まれた。
『く、苦しい』
突如、喉を襲った熱い精液にエンリは呼吸出来ず、苦しさを覚えて咥えていた肉棒から逃げようとするが騎士が頭を固定している為にそれは叶わなかった。
苦しさに顔を顰めるエンリだったが少しするとその表情は驚きに変わり、最後には愉悦の笑みに変わっていった。
『苦しかったけどこんな美味しいモノは初めてだわ……』
本当に騎士の精液が美味なのか、壊れたエンリの心が最後の防波堤としてそう感じさせたのかどちらか分からないが、少なくともエンリには無理矢理流し込まれた精液が極上の味へと変化していた。
「ふぅ……」
ドクンドクンと脈打つ息子が落ち着いてきた事を確認した騎士は押さえていたエンリの頭を解放し、肉棒をエンリの口から引き抜く。少し未練の帯びた表情を浮かべながら肉棒の汚れを舐めとっているエンリを見下ろしつつ、騎士は一時の賢者タイムに突入していた。
『何処の世界でも女の抱き心地は一緒だな』
騎士は所謂、“転生者”という奴だった。ユグドラシルと呼ばれるゲームが開発される腐った世界とは別の世界の話である。その世界である程度裕福な暮らしをしていた騎士は有り体に言えばヤリチンという奴だ。見た目も悪くなければ金もある、据え膳は全て食べてきたし、気に入った女性なら人妻でもお酒の勢いを借りて喰った。案外、お酒の力やこちらが無理矢理という建前さえ作ってしまえば股を開いてくれるものだ。
トラブルは御免だったので関係は一度きりが信条でそれ以降に付き合いのある相手とは普通の友人・知人として接するようにしていた。だからこそ、嫉妬に狂ったストーカーに刺されて死ぬとは思ってもみなかった。
そして気付けば二度目の生を受けていた。
そして、その世界では下から数えた方が早い家庭環境で生まれた為、生きるだけで精一杯だった。そんな時、一つの情報が目に入ってきた。
ユグドラシルの開発が進められているというものだった。その時、彼の中で何かが壊れた。生きる最低限のお金を残し、その他は全てユグドラシルへ課金した。そしてユグドラシルのサービスが終了するアナウンスが流れると彼は歓喜した。これでようやくこの腐った世界からオサラバできると。
ユグドラシル最終日頃、彼は今までのお礼参りとばかりに目をかけていた女性達を強姦した後、ゲームを起動し、展開を予測しやすい時代へ転移する為、ナザ――――。
「ワン、ワン!」
媚の含む鳴き声で騎士の賢者タイムが終わりを告げると騎士は肉棒を綺麗にして媚びるように四肢を地面につけてお尻を振っているエンリを見下ろす。必死に肉棒をねだるエンリを見下ろしながら周囲の状況に意識を向けた騎士は村の方角から蹂躙の喧騒から戦いの喧騒になっていた事に驚く。
段々と壊れていくエンリが面白かったとはいえ、愛撫の時間を長く取り過ぎたようだった。このまま続けて、ガゼフが死ぬのは少し困る。
騎士は少し考えた後、小さく笑うと再び反り立たせた肉棒を手際良くエンリの肉壺へ挿入する。
「ワン!」
淫声を上げて喜ぶエンリを無視しつつ、アイテムボックスからリード付きの首輪と巻物を取り出すと巻物を“ギャラリー”に向けて発動する。
「おねえ……ちゃん?」
転移を見越して製作しておいた巻物は問題なく発動し、目の前に広がる光景にネムは困惑した声でエンリを呼ぶ。
「ワン、ワン!」
【姉妹で愛してもらえる事】を喜ぶエンリは腰を振りながら嬉しそうに吠える。
「いいかい、この“雌犬”は俺のペットで、君は俺の奴隷だ。ペットの世話は君に任せて大丈夫かな?」
困惑するネムへ言い聞かせるように頭を撫でながらペットの世話を命令する騎士。身体を恐怖でガクガクと震わせながら頷くネムは騎士からリード付きの首輪を手渡される。
「え……?」
「ペットが逃げだしたら困るだろ?」
困惑したネムは騎士の意図を理解すると淫声を上げて腰を振り続ける“雌犬”へ首輪を付ける。声こそ出さないもののその表情は涙をこぼしている。
「さて、リードも付けた事だし、散歩にでも行くか」
騎士はそう告げると喧騒が聞こえる村の方へ歩き出し、ネムはリードを持ちながら無言で騎士についていく。
騎士達は歩く度に身体を痙攣させる“雌犬”の淫声を響かせながら村に向かって歩き始めた。
主人公はユグドラシル廃課金プレイヤーです。