転生先が転生前よりクソだったので異世界転移してHするわ 作:匿名希望者
太陽が姿を隠し、月が顔を覗かせる時間帯。
自室にて本日の役目を終えた鎧を脱ぎ、楽な恰好で過ごしていたクライムの下に一つの連絡が入った。ラナー様が自分の事を呼んでいるという事だった。夜という事で少々面食らったクライムは脱いだ鎧を再び着込み、ラナーの部屋へ向かった。
「ラナー様、失礼します」
「――ええ、どうぞ」
「?」
ラナーの部屋の前に控えるメイド達に頭を下げながら部屋の扉をノックして声を掛けると返事が聞こえてくる。控えているメイド達は気付いていないようだが、ラナーの声音が普段と少し違う事に気づいたクライムは不思議に思いながら入室する。
月明りが照らす部屋の中には誰もいない。窓際に設置されたテーブルとイスに座っていると思っていたクライムは天蓋の下がったベッドの向こう側に人の気配と漏れ出す吐息に気付き、視線を向ける。
「ラナー様?」
クライムはベッドの傍に控えると中に居るであろうラナーに声を掛ける。
「クライム……、静かにこちらへ来てくれませんか?」
「ええ、失礼します」
内心で少しだけ不敬な妄想が頭を過ぎり、息を飲んだクライムはそんな筈がない、と自分を戒める。
「なっ――」
天蓋に手を掛け、ラナーの姿を確認したクライムは別の意味で息を飲んだ。
清楚を思わせる白を基調としたネグリジェは胸元を切り裂かれ、豊満ではないものの美しい乳房が顔を覗かせる。ボロボロに切り裂かれた襟下から染み一つない生足が見て取れた。
――――そしてなにより、片側の乳房を刺激されて頬を赤らめるラナーと片手で乳房を刺激して、もう一つの手でラナーの喉元に短刀を添える不審者の姿。
「それで? その剣を抜いてどうするつもりだ? その剣が俺に届くのとこの短刀が喉を切り裂くの、どちらが早いだろうな」
反射的に、腰に下げた剣の柄に手を伸ばしたクライムの姿に不審者――プレイヤーが声を掛ける。
「……何が望みだ」
ラナーの瞳に映る恐怖の色を確認したクライムはゆっくりと剣の柄から手を放し、戦闘態勢を解除して、プレイヤーに要求を問う。
「いや、なに、こいつに一番見られたくない奴は誰か、と聞いたら君の名前が出てきてな。折角だからこれから起こる事を君に見てほしかった。先に言っておくけど顔や視線を少しでも逸らしたら“殺す”からな。ちゃんと見ていろよ」
「ラナー様……」
「ごめんなさい、クライム。貴方を巻き込んでしまって……」
クライムとて、自分が選ばれた意味を察する事が出来ないような唐変木ではない。顔を背けるラナーの言葉を理解したからこそ、クライムは何も言えなかった。
「んー、なんか気に食わないな」
二人の間に流れる妙な空気に反応したプレイヤーはラナーの喉元に添えた短刀をクライムへ向ける。
――――六光連斬。
突如、放たれたクライムにとって見覚えのある武技は腰に下げた剣を吹き飛ばし、クライムの頬に五つの切り傷を刻む。恐ろしい精度と反応すら出来ない速度で放たれたソレに呆然とするクライム。ガゼフの武技を放ったプレイヤーはその精度を見て、満足そうに頷いている。
プレイヤーである彼がモモンガにすら教えなかった“裏技”。自キャラのプロフィールに書き込んだ“設定”による“中の人の強化”。『全ての武技が習得可能』という“設定”はきちんと効果を発揮して身体に馴染んできた様子だった。
「今日の気分は売女のように淫乱な奴を抱きたい気分だ。満足出来なかったら、腹いせに誰か“殺す”かもな」
わざわざクライムへ聞こえる声量でラナーの耳元に囁く。
「なっ!」
互いが人質に取られた状況の中、頬を涙で濡らしたラナーがそれでも覚悟を決めて、自分の手でネグリジェを捲り上げ、クライムに見えるように股を大きく開く。
「わ、私の事を抱いてください!」
男に劣情を抱かせる卑猥な言葉など“知る筈”の無いラナーは精一杯の言葉でプレイヤーを誘惑した。
◇
ベッドの上で胡坐をかいたプレイヤーの上にラナーが座り、イスに座ったクライムによく見えるように背後からラナーのおっぱいを揉みしだき、反り立つ肉棒は血を付けながらラナーの膣内を鼓動する。
「どうした? お前の方から誘ってきたからには動いてくれないとな」
「クライム……」
「ラナー様……」
前戯も無しに挿入された肉棒から与えられる痛みにラナーは顔を顰め、ラナーを手荒に扱うプレイヤーを睨むクライム。その視線を飄々と受け流したプレイヤーはラナーに行為を催促する。
痛みに耐え、ぎこちなく腰を振るラナーの姿にプレイヤーはまあ、こんなもんかと内心でため息を吐く。はっきり言って、膣内自体は気持ちいいが技術が足りない。ずば抜けた頭脳を持っていたとしても性行為自体は初めてのようだった。経験豊富なプレイヤーですら無茶な態勢での行為だと思っているセックスはラナーが腰を振る度に肉棒がラナーの膣内から外れ、上手く出来ない事に動揺しながらラナーが肉棒に手を添えて膣内に挿入するという行為を繰り返している。そもそもプレイヤーの肉棒が巨根だからこそ挿入出来ているが普通の人間なら挿入する事自体、困難だろう。
性行為に不慣れな少女である事をこれでもか、というほど表現出来ているし、肉棒が外れて再びラナーの手で挿入する度にクライムの顔が曇るのでこれはこれで面白いのだが、これではいつまで経っても射精に至らない。
「もういい、ベッドの上で四つん這いになれ」
「っ~!」
プレイヤーは肉棒を一度引き抜き、ラナーの態勢を無理矢理四つん這いに変更すると再び肉棒を挿入する。すると今まで届いていなかった位置まで入った肉棒に身体を痙攣させるラナー。
ネグリジェを捲り上げ、柔らかい腰に両手を添えて腰を振る。パンパン、とリズムよく出したり挿れたりの繰り返しに少しずつラナーの膣内から愛液が溢れ出す。段々と滑りが良くなってきたラナーの膣内にプレイヤーは前後の動作だけではなく、左右の動きも織り交ぜながら腰を振る。
「ひゃっ!」
腰を振り始めて数分、突如ラナーから漏れ出た声にプレイヤーはピクリと反応する。クライムは終始表情を顰めていたが漏れ出た声が演技かそうでないか、歴戦のプレイヤーには簡単に分かった。演技ではない、本当に感じた声音と背後から犯す征服感。少しずつ気分の乗ってきたプレイヤーはラナーが“本当に”反応した近辺を重点的に攻め始めるとラナーの声音が少しずつ変わっていく。
「い、いや!」
バレた、と直感的に理解したラナーは片手で口を押え、演技ではなく勝手に漏れ出す吐息を隠そうとするがそもそもの経験値が違う。巧みにラナーの両手はプレイヤーに掴まれると腰の動きが段々と激しさを増す。
せめてもの抵抗に下唇を噛んで喘ぎ声を隠すラナーはプレイヤーの腰がピストンする度に身体を痙攣させる。
「んっ」
唇を結んだまま、漏れ出す声に加虐心を刺激されたプレイヤーは笑みを浮かべ、クライムへ視線を向ける。
「恥じるなよ、異性の痴態を目前に興奮しない奴は同性愛者くらいだぜ」
股間にテントを張るクライムにプレイヤーは声を掛け、喘ぎ声を必死に抑えるラナーを見せつける。
「いや、いや! 見ないで、クライム!」
「ラナー様!」
幾度となく身体を痙攣させるラナーはクライムの張ったテントに気付き、本気で嫌がり、身を捩る。
「ほら、これで孕めよ!」
トドメ、とばかりに大きく挿入した肉棒がラナーの膣内で脈を打ち、射精する。
「っ~!」
大きく身体を震わせたラナーはプレイヤーが手を放すと同時にベッドへ倒れこむ。
「良い事を教えてやろう。エ・ランテルの墓地区画、【青の薔薇】にしっかりと調べさせた方がいいかもな」
ラナーの膣内から肉棒を引き抜き、血と愛液と精液で汚れたソレを当然のようにラナーの美しい金髪で拭き取り、髪を穢すプレイヤーはそう言い残すと魔法で転移門を開き、姿を消す。
「ラナー様!」
プレイヤーが立ち去った事を理解したクライムは慌ててラナーに近付くと犯されている時は見せなかった涙を流している事に気付く。
「クライム……、私はあんな人の子供を孕みたくありません」
弱弱しく、縋るようにクライムの手を取るラナーの姿にクライムは生唾を飲んだ。
主人公の設定には【感度3000倍】や【幸せスイッチ】とか色々と書いてあります。