※この作品はR-18です。

【廃棄】センズリ享楽ユニット・ハメキューレ   作:夜叉五郎

23 / 39
設定で抜く。


扇情のプロローグ(2)

「ひどい・・・」

 

 その綺麗な顔(かんばせ)を曇らせ、カナメが呟く。

 マクロス・エリシオンのブリーフィングルームのスクリーンには、彼女たちワルキューレが撤収した後のアルシャハルの惨状が映し出されていた。

 そこにはヴァール化した男たちが、アルシャハルの若い女たちに襲い掛かってレイプ三昧している姿が。

 

『いやーっやめてーっうぐ』

 

『ヒィッ、ヒィイ、ふぁーーーッダメっ、中は許してぇ』

 

『だっ誰か助けてーーあんっあんっあああああぁ』

 

 うら若い女の子たちで構成されるワルキューレ。

 そして若手女性士官のオペレーターたちにとって、それを目視するのは酷な光景であった。

 だがこれは彼女たちが戦場ライブに失敗してしまった結果である。

 みな顔を顰めながらもこの現実を直視せざるをえなかった。

 

「みんな聞いてくれ。この新型ヴァールだが、つい先ほど沈静化したことが確認された」

 

 艦長のアーネストが状況を述べる。

 ざわめくブリーフィングルーム。

 

「どうやらこの新型ヴァール、男性にしか発動していないようだ。そしてこの通り、女性を襲って満足したら治るらしい」

 

 嫌がる若い女を押さえつけレイプしているヴァール患者。

 体を震わせて中出しした後、男たちがどさりと崩れ落ちるシーンが画面にいくつも映し出される。

 ヴァール化が解けた男たちから解放された女たちの股間から、レイプの痕跡である白濁液がドロリと溢れ落ちていた。

 

「私たちがアルシャハルに出撃した後、ブリージンガル球状星団の十数箇所で同様の新型ヴァール化騒動が発生。いずれも一日程度で沈静化している」

 

 スクリーンに新型ヴァール化現象が発生した箇所が映し出される。

 発生箇所は星団内の各所に散らばっている。

 ウィンダミア騒乱時のヴァールシンドロームよりも広範囲かつ同時に多発しており、状況が深刻であることを示していた。

 

「そしてこれが星団内に残されたプロトカルチャーの遺跡群の情報だ。新型ヴァール化騒動の少し前のタイミングで、各遺跡から特定の波長パターンのフォールド波が発生していることが明らかになった。レディMの話では、この前の戦役でコントロールタワーである星の神殿が破壊されたことによる遺跡群の暴走らしい」

 

「現在ケイオスは統合政府と合同で遺跡群の暴走を止めるための調査を開始している。だが、いかんせん超古代のプロトカルチャー文明の遺産だ。下手に弄ると星団規模の災害が発生する恐れがあるため、調査は長期間に及ぶと予想されている。その間に今回のような騒動がまた発生する可能性が高い。ワクチンライブのような予防措置の実施が必須だ」

 

 そこで美雲が問う。

 

「でも今回の新型ヴァールシンドロームには私達の歌が通じない。どうやって?」

 

「うむ。ここからはレディMが派遣してきた本件の担当者、オリッシュ・ハメルマン管理官とその秘書官たちに説明してもらおう。入ってきてくれ」

 

 アーネスト艦長が一人の男と二人の女をブリーフィングルームに招き入れた。




結局レディMって誰やねん。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。