※この作品はR-18です。

【廃棄】センズリ享楽ユニット・ハメキューレ   作:夜叉五郎

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BVS! BVS!


扇情のプロローグ(5)

 アーネスト艦長が説明を開始する。

 

「ケイオスの芸能部門はアダルト関連に弱い。その為、バーチャルAV配信サービス事業者のH-ReM社にハメキューレとしての活動を業務委託する事になった。現ワルキューレのメンバーには皆、本日付でH-ReM社に転籍してもらう。つまり今日でケイオスは卒業だ。皆、長い間よく頑張ってくれた」

 

「マジかよ!」「そんな急に!?嘘だろ」

 

 外野のハヤテとチャックたちがうるさい。

 それを尻目に、オリッシュに尻を撫で回されていたクレアが、アーネスト艦長から説明を引き継ぐ。

 

「あんっ。H-ReM社のオーナーはオリッシュ管理官なの。管理官自らが開発したBVSと呼ばれる機材を使った、全く新しい体験型AVを提供する企業よ。レディMや統合政府が本件をオリッシュ管理官に一任したのも、そのシステムが有効活用可能と判断されたからなの」

 

 隣に立つオリッシュをうっとりと尊敬の眼差しで見つめるクレア。

 もちろんそのプリプリの尻は撫で回すオリッシュの卑猥な手付きは止まっていない。

 

「BVS?いったいそれはどのような仕掛けなのかしら」

 

 その美雲の疑念に、リディがオリッシュに生褐色乳を揉まれながらも答える。

 

「ああんっ。BVSはBarrier Vision Systemの略称です。人体の表皮に微弱なフォールドバリアを張って、感覚を共有するシステムになります。このシステムの凄いところは、サーバー役の男性が感じる触覚・味覚・嗅覚・聴覚を、フォールドハウリングにより不特定多数のクライアントに伝達可能な点にあります!視覚については従来のVR技術で十分に対応出来ますから、ほぼ完璧に生AV配信を疑似体験出来るんです!」

 

「そんな!凄いわ。それってつまり!」

 

 流石リーダーだけあって察しの良いカナメ。

 クレアが続ける。

 

「そう。貴方達ハメキューレの特殊生体フォールド波、ヨガリ声もBVSを使えばこのブリージンガル球状星団の三十億の男子全員の聴覚に直接同時に届ける事は可能!更に触覚も一緒に伝えることで擬似セックスを体感させてヌイてあげれば、一気に新型ヴァールを予防出来る。ワクチンライブならぬ、ワクチンライブセックスね!」

 

「さ、三十億。ふぇー」

 

 あまりの数の多さに困惑するフレイアをリディが追い打ちする。

 

「新型ヴァールは研究により欲求不満な殿方が罹患しやすいという研究結果が出ています。殿方の精嚢は平均三日で回復すると言われていますから、三日に一回はヌイてあげる必要がありますね」

 

「えー、つまり週に二、三回。って一年で言うとー、百回以上もー?」

 

「メンバ一人当たり年間約720億射精浴びる計算。多すぎ」

 

「そんなにいっぱい男の人の欲望を受け止めないといけないのね。気が遠くなる数だわ。何リットルくらいになるのかしら」

 

「ぶっちゃごりごり・・・」

 

 自分のヨガリ声を聞かせる男の数と、その射精回数に圧倒されるハメキューレの面々。

 ただ一人、美雲だけはミステリアスに瞳を輝かせている。

 

「三十億人に届く、歓喜の嬌声」

 

 美雲の頭の中は既にオリッシュによって弄られている。

 美雲の中でヨガリ声は歌声のさらにその先、より高尚なものとして位置付けられていた。

 

「早くそのヨガリ声、私もあげてみたいわ。フフッ」

 

 歌声よりヨガリ声の方を銀河に響かせたい。

 思考を誘導されているとも知らず、美雲は高揚した笑みを浮かべる。

 オリッシュはその様を満足げに見つめていた。




こんなシステムあったら、人類滅ぶわ。
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