希望のオーバーロード ~うはうはハーレムえちえちナイツ~ 作:胆谷
「あんっ、アインっズっっ!さまぁ!そっ…はぁ!そんっなにっ!お突きにならっれたらっダメ!あぁぁん!すごっ!だめぇ!」
ぱんっぱんっ!と濡れた肉を叩きつけるような音の中で、アルベドが嬌声を上げる。
いつもよりその叫びが甲高いのは、彼女がもうすぐ限界であることを告げている。
俺は、腰のリズムを崩すことなく、アルベドの弱点である最も奥の部分を小突き上げる。
「ひいっ!あぐ!だめだめ、もう…!アインズさまっ!私っ!」
息も絶え絶えに、叫び、滝のように汗を滴らせ、彼女が懇願する。
無駄だ、俺に慈悲は無い。
ここぞとばかりに、えぐり込む様に打つと、会心の一撃であったらしく、それが止めとなった。
「……っ!……っっっくぅぅぅううううう!!!」
少し大仰ではないかと思うくらいの断末魔と、身体の痙攣。アルベドの腹筋がびくびくと収縮し「あっ…あひっ…」と引き付けまで起こしている。
「はい!ゲームオーバー!交代!」
シャルティアが素早くアルベドを押しのけ、俺の隣を陣取りコントローラを握った。
「ちょっと!ずるいわよ!まだ残機あるでしょ!」
アルベドが抗議するも「命を懸けた勝負は一度きり。負けたら終わりですわ」と独自の理論で譲らないシャルティア。
「あなたが、横でぱんぱんぱんぱん手を鳴らして邪魔するからでしょう!今の負けは無効よ」
「あら~、あれは二礼二拍手一礼という作法で、アインズ様必勝祈願を古代神へお祈りしていたのですわ。これが問題ですの?」
「二拍手ってレベルじゃなかったじゃない!神への冒涜と同時にアインズ様への忠誠心の低さが露呈したわね!だいたい…」「なによー」
俺はその微笑ましいやり取りに、思わず懐かしさと寂しさを覚えた。
名前を呼ばれた気がした。
覚醒した脳に、栄養素が雪崩れ込む。久しぶりの夢に興奮したのか、エネルギーの消費が尋常ではなく、そしてそれは同時に、ある訃報を受け入れたための負荷だったことを俺は理解した。
唯一、生き残っていたアルベドがたった今死んだ。
神具で身体を裁断され、108の肉片になってなおも、実験材料として生かされ続けていた彼女が、最期の悲鳴を上げ消失した。
断末魔の叫びとしては、どうにも寂しくか細い声だった。
俺は、生ける記念碑として、これから何十年いや何百年拘束され続けるのか。
頭より下はすでに、大部分が消され、僅かに残った欠片が、邪教徒などの手によって世界各地に細かく散らばっている。
アルベドのログが途絶えたことを知る俺の脳は、観察機関によって保護され、こうして現在も自由を許されず、強制的に思考を垂れ流す。
もはや希望は無い。
かつて死の支配者(オーバーロード)として、生死を自在に操っていた俺の生殺与奪は、神の手に握られている。
俺は、魔王として、超ド級の罪人として、刑期を終えるまで全ての自由と権利を剥奪され続けるのだ。
それから1000年後、俺は死んだ。