希望のオーバーロード ~うはうはハーレムえちえちナイツ~ 作:胆谷
俺は死んだはずだ。
アインズとしての肉体はこの世界から消滅し、1000年の刑期を終えた俺は、殺されている。
しかし、今、ここに存在している。
俺の下で、淫らな喘ぎを喉から搾り出し、豊かな乳房を自分でこねまわしているアルベドもまた、死刑に処されたはずだ。死んだはずだ。
彼女の弱点であるポルチオをノックしているこのペニスも、敏感にびくんと跳ね、腹筋の見事なシックスパックを披露している彼女も、すべては夢なのだろうか。
いや夢ならば、俺は、生きているということになる。そんなはずは無い。
では、ここはあの世……死後の世界なのか?
しかし俺が行き着くべき地獄とも思えない。地獄にこんな快楽が許される訳が無い。では、ここは何だ。
俺は大量の精液を吐き出し、アルベドの中を満たすと、ペニスを引き抜いた。引き抜く時の彼女の尻のびくんとした動きに再びもよおしたのか、また射精した。
アルベドは細かく痙攣しながらも跪き「飲ませて下さい、アインズ様ぁ」と口を大きく開け、べろりと出した長い舌でやはり大量に放出された精液を受け止め、味わって飲んだ。
俺が余韻に呆けていると、彼女は、未だひくつくペニスをねっとりと舐め上げ、丹念に咥え込んで残った精液を綺麗に平らげる。
彼女に何か言おうと、俺が見た時にはもうアルベドの姿は消えていた。
そこでようやく俺は気付いた。自分の姿が、アインズではなく、鈴木悟だという事に。
そして周りに色が満ち始め、それまで一面が白く染まっていたことにも気付かされ、目の前に何者かが存在してることにも気付いた。
そこはまるで、ギリシア神話に登場する神殿だった。幾つもの巨大な柱に支えられた荘厳な神殿の中央に、一際重量感を放つ煌びやかな玉座があり、そこに座っているのは■■■だ。
■■■は言った。
「おめでとう、ルートクリアだ」
俺に笑顔で「このルートは使えないが、中々面白かった。実験として十分だ」と言っているが、言葉の意味がまるで理解出来ない。
「ただの遅延だろう」と聞こえた途中から記憶がブロックのようにはまり込み、一瞬目の前が真っ白になり、俺はすべてを思い出した。未来予測プロジェクト。
荒廃した世界を変えるため、世界の森羅万象丸ごと事象をすべてをPC上でトレースし、エミュレートすることで望む未来を構築する計画。俺はその中の……擬似……人格……。
悟は言った。
「バッドエンド担当、ご苦労さん」
その瞬間、俺は弾けるようにして霧散した。
-了-
■解説
勇者:良性バグ。世界の法則として入力されているラムダ項が主な原因。調和や均整を図ろうとし、偏ったバランスを調節する存在。