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北条菜穂は、残酷な脱毛とクリトリス包茎の手術まで受けて松宮整形外科を後にした。
山本が「時間かかりましたね、手術も受けたのですか?」と興味有り有りで尋ねた。
「ええ、まあ」と答えた菜穂は、この人達が世間に喋らないか?心配に成っていた。
三人の話は脱毛の話に終始して、有藤の菜穂が疑念をもって居なかったかの探りに成っていた。
松宮の応接室では、興奮が収まらない衣川が「本当にあの子はSM好きのマゾなのか?私には信じられないよ、控え目で清楚は本当だったよ!陰毛の手入れも全くしていないから、遊んでいる様には思えなかった、奥さんはどの様に思った?」咲江に尋ねる。
「そうですね、会長がおっしゃる様に遊んでない様に見えましたね、でも木原とのプレーがどの様なもので、その頻度は判りませんから、もう少し調べてみなければ判りませんね」
「先生はあの子のマンコを調べていましたが?回数は多かったのか?」
「回数までは判りませんわ」と笑う咲江。
「奥さん、回数では無いよ、多いか少ないかを尋ねているのだよ」今度は衣川が笑う。
「それなら、少ないですね」と答えると「そうだろう!あの子はSM好きでは無いよ、そうだよ!間違い無い」と確信した様に言うと「だが、二ヶ月後が楽しみだ」そう言うと嬉しそうに帰って行った。
しばらくして前田が「あのお爺さん、北条さんの陰毛を持って帰りましたよ!」と驚き顔で話した。
「老人の楽しみよ!今度は髪を持って帰るわ!」と笑う咲江だった。
翌日恭子が「美容院のCMに出演したの?」と携帯に連絡をしてきた。
「恥ずかしかったけれど、プロダクションに迷惑かけたからね、我慢したわ」菜穂が答えたので、CMに出るのが恥ずかしい?意味不明の話に「髪切ったの?」驚いて尋ねた。
「髪は切ってないけれど、水着を着るので昨日エステに行ったのよ、だから恥ずかしかったのよ」
「ああ、エステに行ったの?菜穂には大冒険をしたわね!手入れなんかした事無いでしょう?いつも濃いからね」そう言いながら笑う恭子。
「でもエステが恥ずかしくて痛いのは、知らなかったわ」
「そうよね、女性だけれど見られるのは良い気持ちしないわね」
「総て剃られるとは思っていなかったから、ショックよ!」
「レーザー脱毛だわ、それが一番良いのよ!つるつるに成って毛穴も綺麗なのよ、涼しく成っちゃったでしょう?」
「そうなのよ、風邪に成りそうだわ」
「菜穂は濃いからそんな感じに成るわね、でも一回だと直ぐに戻ってしまうわよ」
「私は今回の撮影の時だけで良いわ、もう二度としないわ」
「いつ撮影なの?明日?来週?」
「二ヶ月程先なのよ、六月の末だって聞いたわ」
「変ね、折角脱毛しても、殆ど生えているでしょう?陰毛一ヶ月位で生えるわよ」不思議に思う恭子。
「レーザーの処は生えないから、大丈夫だって聞いたわ」
「そうだけれど、今の方が綺麗に決まっているけれどね!」
「話は私の事なの?」
「違う、違う、木原尻尾を掴めそうなのよ、貴女の潔白を証明出来そうよ!私の復讐もね!」
「先輩の復讐って?」
「あの人を許せない事が有るのよ、必ず捕まえてあげるからね、もう少しの我慢よ!でもよく髪を切る気に成ったわね」
「私の為にプロダクションに迷惑をかけたからね、髪で助けられるならと思ってね、それと私のイメージ壊れたから良いチャンスかも知れない」最後は涙声に成っていた菜穂。
翌日咲江は、有藤と初めての撮影会議を開いた。
先日の剃毛の結果と、衣川の仕草、喜び方等々を加味してどの様な撮影にするか?
世間では、SM好きのマゾ女として有名に成っているので、その暴露的な作品が世の中で爆発的に売れる事は確定だ。
あの時代劇の延長線上の作品を制作すると、衣川の希望の断髪、剃髪をどの辺りに入れるかが問題だ。
CMの撮影が無いのなら、簡単なのだがK&Cの撮影がネックに成った。
小柳、有藤、松宮、咲江、千田が頭を並べて考え込んだ。
小柳が衣装を貸してくれるので、全く同じ着物での撮影が可能に成るから、時代劇のポルノは制作可能だ。
「水着の撮影を先に鬘で行って、時代劇一色にしてしまう?」
それぞれの意見が乱れて、惨撮DVDを制作する事は全員一致だが、CMをどの様に撮影するか?
心機一転ショートカットに変身して、水着で活動的な姿の北条菜穂を撮影する事は決まっている。
カットのシーンを撮影する事に困っていた有藤達、結局話は結論が出ない状態で、衣川に聞きに行く事に成った。
翌日、衣川に会いに行った有藤に「有藤さん、お願いが有るのですよ、孫の丈がカットしたいと言うのですよ、どうしたら良いでしょう?」と言われて益々困惑の有藤。
拓次郎の頼みを聞けば、全く丈の頼みは聞けない。
自分がカットしたいのに、剃髪まで望む拓次郎とは全く相反する事に成る。
拓次郎も、自分が陰毛を剃った女性の事を孫に言われて戸惑ってしまったのだ。
丈が北条菜穂に好意を持っているとは気が付いていない。
会社のCMの為に孫が協力をしてくれたのだ。
丈も漸く大人に成って、今後自分の後継を担ってくれると喜んでいた。
「困りましたね、日にちを変更して、鬘で撮影をしましょうか?」苦肉に策を話す有藤。
「そうだな、丈が鬘で納得するかな?」困惑の衣川。