※この作品はR-18です。

悪夢の転身   作:花木 悠

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逮捕

  33-039

地下室で猿轡のタオルを外すと、しばらくして気が付く芽生。

「おお、気が付いたか、眠って居る時におっぱい揉んでやったが、良い感じだったな」と言うと、ぼんやりとしていた芽生が急に正気に成って「あなた方は誰なの?私をどうする気!」と尋ねる。

話では自分を襲うのは、木原の予定に成っているのに、見るからに暴力団の親父が前に居る。

「まあ、後で俺の物を食べさせてやるから、待ってなよ!放り込んで置け」重田に命じて木原に早く来る様に催促をした。

 

恭子は時計を見ながら「もう限界だわ」と口走ると警察の緊急電話の携帯ボタンを押した。

いきなり暴力団に友人が誘拐されて、場所は暴力団の事務所地下ですと伝えた。

しばらくして、サイレンの音が鳴り響いて、木原の車をパトカーが追い越していく。

「事件か?事故?」まさか自分が行く場所に向かっているとは考えもしない木原。

しばらくして、五台のパトカーが恭子の目の前に集結して地下の駐車場に入って行く。

全員が拳銃を片手に恐る恐る突入する。

驚いたのは今田達「警察が、何の用だ」と言ったが銃口を向けられて、思わず手を上げて「何もしていない」怯え始める。

「娘さんを誘拐監禁で緊急逮捕する!」と警官に告げられて「何故?誰が通報したのだ!」と言い始めるが、奥の檻の中から水野芽生が助け出されて、今田と重田は緊急逮捕されてしまった。

三人を載せたパトカーが現場を離れる時、漸く木原が到着してその現場を目撃した。

もう少し早かったら自分もあの様に成っていたのか?胸を何故降ろしたが、今田達が自分の事を喋らないか?それが心配に成ってきた木原だ。

恭子の強姦の時に、お互いが失敗しても絶対に仲間は売らないと約束をしているが、それでも心配な木原。

未成年で被害者の名前の公表を警察が控えた為、絶好の機会を逸した芽生。

恭子と安達は、これで木原が水野芽生には手を出さないだろうと、また新たな獲物の用意を迫られる事に成って頭を痛めた。

安達には何故ホテルに木原が来なかったのか?芽生が暴力団に拉致監禁されたのか?理解出来ない出来事に終わった。

水原芽生が有名人なら、これはこれで記事に成るが、無名の未成年では全く記事の要素も無かった。

恭子は一人には復讐が出来たが、肝心の水原を取り逃がした事は大きい。

 

菜穂の元には台本が届き中身を読み始めると、大奥で将軍のお手付きに成った菊乃が、世継ぎ争いに巻き込まれてしまい。

妊ったとの噂で敵方に誘拐されて、中条流の町医者に連れて行かれて堕胎をさせられそうに成る。

その時浪人に助けられて危機一髪脱出して悪を退治する活躍をした。

今回は事実では妊娠は噂で、これからと思った矢先将軍が急死して、大奥を去って尼に成る波乱と陰謀の渦に巻き込まれるストーリーに成っている。

先日の正月時代劇の連想作品の様な感じの作り方で、その後を連想させると台本を読み始める菜穂。

中条流

ちゅうじょうりゅう

とは、堕胎を専門にする女医を意味する言葉だが、同名の薬も存在していた。        

「中条流」の語源は、元来豊臣秀吉の臣、中条帯刀を祖とする産婦人科の流派に始まる。

しかし、太平の世が続く間にいつの間にか、これが堕胎専門医の名目となってしまった。

堕胎と言っても、現在の医学で行われている方法とはかけ離れ、そのほとんどが、強引に流産、死産をさせる方法で、母体の健康をも害してしまう荒っぽい治療であった。

特に「中条丸」なる薬は水銀と米粉を混ぜあわせ錠剤にしたお粗末な丸薬であったのだが、当時大ヒットし、お局までが愛用していた薬である。                            

このように、当時の国民こぞって享楽を軽んじる風潮を幕府が黙認するはずがない。

天保改革時にはこれら中条に関る女医を取り締まる法律が施行されたがその効果はなく、その後地下に潜った中条流は益々繁昌したのであった。            

 

手術を受けてからシャワーの勢いが陰部に当たると、身体に電気が走る様に成る時も有る菜穂の指が最近は陰部に行く事も多く成っていた。

陰毛が生え始めて痒い関係も有るが、一人の時は直ぐに指が向かう。

何故ならこの作品の中に将軍との寝所のシーンが書かれていて、木原とのSEXを想い出してしまった。

その後には、脱毛の前の剃毛の感覚が蘇ってしまう菜穂だった。

思い出すシーンに成っているので、絡みは無い様に想われるが数少ないSEXを想いだしてしまう。

 

翌日、闇プロのスタジオから迎えが来て、いつもの運転手と山本と鈴木が同乗してきて、菜穂の安心感を演出している。

「こんにちは、お世話に成ります」と車に乗り込む菜穂。

「手術後の体調は如何ですか?」山本がいきなり尋ねる。

「ええ、少し慣れてきました」と答えた菜穂の言葉に、クリトリスを剝かれて刺激が有って困ったのだわと感じて微笑んだ。

「私も最初は戸惑ったけれど、その後はとっても良く成ったわ」山本が微笑むと鈴木が「マグロって言われなく成ったのよね」笑った。

菜穂の心配を払拭する二人の言葉は計算された物だった。

その後は今日の撮影の段取りを話して、水着の写真をビキニで撮影予定だと説明した。

「でも、鬘を切る何て信じられないわね」山本が言うと「これなのよ!見てみて」と鬘の入った箱を見せた。

箱を開けて中身を確かめる菜穂「長い髪の鬘も有るのね、これ人毛ね!驚きだわ」

菜穂はこんなに長い髪を売る人が居る事は驚きだった。

車がスタジオに到着するのと、丈が到着するのが同時で菜穂を見て微笑んで会釈をした。

「今日はよろしくお願いします」菜穂も笑顔で挨拶をすると「私も緊張します」と丈は握手を求めてきた。

握手には熱い思いが一杯込められていたが、菜穂には判る筈が無い。

悪い気持ちは無かったが、丈の思いまでは伝わらない状態でスタジオに入って行った。

 

 

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