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「目が覚めたわよ」前田が居眠りしていた杉本を起こしてモニターを見る。
「わーキスしているけれど、随喜の影響無いのかしらね?」杉本が濃厚なキスを見ながら言う。
「私、坊主にされちゃったの」キスが終わるといきなり口走ったので驚く丈。
「納得したの?」と驚いて尋ねると「判らないけれど、髪を剃られたのは知っているのよ、だって今鬘を被っているでしょう?」と話すと、前田が「この子覚えているよ!」と驚く。
「衝撃が大きかったから、覚えているのかも?」杉本が自分が坊主にされた時を思いだして話した。
「知っているなら、話すよ!お爺さんは昔から髪フェチで、問題を何度か起こしたのだ!僕がもう少し注意していたら、この様な事には成らなかったよ!ごめんな!」と話した後、丈はもう少し詳しく拓次郎の事を話して、最後に君の髪を握り締めて心臓麻痺で亡くなったと話した。
曖昧な記憶が丈の話で繋がった菜穂は、薬の影響と随喜の影響が徐々に現れて「私、お爺さんに体中の毛を剃られたのよ」と言うと驚く丈の手を持つと、薄いタオルケットの中に丈の手を引っ張り込む。
いきなり、寝間着の中に丈の手を持って、自分の股間を触らせて「ほら、無いでしょう?」と微笑むので、驚く丈に「抱いて、お願い!駄目なの」と強請り始めた。
丈の指に愛液が付く程の濡れ方に「お願い!抱いて!」その言葉に我慢が出来なく成る丈が服を脱ぎ始めると、タオルケットを横に退けて寝間着の帯を緩めて引き抜く菜穂。
トランクスに成った丈に「これで、手を縛って」と寝間着の帯を見せる菜穂。
「えー、そんな事を?」驚く丈、同じく驚いたのは前田と杉本だった。
「あの子、マゾだったわ」画面を見ながら、二人は驚いて見入ってしまった。
仕方なく納得すると、寝間着を脱ぎ全裸に成った菜穂の美しい身体を見て、我慢が出来ない丈は、両手を前で簡単に結ぶと「そこの、タオルで私の口も縛って」と言い始める菜穂に「何故?」驚くと「馬鹿ね、ここは病院よ、変な声がしたら誰か来るわよ」と言われて納得する丈が、枕元のタオルを手に持つと、大きく口を開く菜穂。
「待って、強く縛ってね、外れたら大変だからね」と念を押す菜穂。
丈は大きく開いた口にタオルを結びつけて、長い鬘の後ろで縛った。
菜穂が嬉しそうに仰向けて寝ると、今度は足を開いて丈を迎え入れる態度をする。
「あれを見て、完全にマゾの女だったわね」前田が画面を見て話す。
「調教と薬で、完全に本性が出たのね」杉本も納得した。
丈は指で無毛の陰部を触って、膣に指を滑り込ませると洪水状態の膣の中に驚く。
トランクスを脱ぎ捨てて、乳房を揉みながら吸い上げると「うぅ」と最高の表情で目を閉じる菜穂。
大きく足を広げて丈の身体を自分の股間に入れて、挿入を催促する仕草。
膣が男性のペニスを求めているので、我慢が出来ない菜穂。
丈がペニスを挿入すると「あぅ」と声を発して最高の表情に変わる。
腰に力を入れて奥に勢いよく挿入すると、仰け反って喜びを表して、腰を動かし始めると今度は「おお、良いー感じる」と丈が口走りながら、動きを早くする。
しばらくして完全に満足したのか菜穂と、丈は殆ど同時に終わってしまった。
「あっ、しまった」射精をしてしまった丈が、驚いてペニスを抜くと「ごめん!中に出してしまった」と言ったが菜穂の目は笑っていた。
タオルを外すと「良かったわ、ありがとう」と菜穂が丈に御礼を言った。
漸く身体の異常が嘘の様に消えて行くのが、菜穂自身が一番感じていた。
「結婚しよう、お爺さんが行った事を許して貰えるなら?」と腕の中の菜穂の耳に囁く。
「SM好きの変態女よ、良いの?」と尋ねると「木原が逮捕されて、北条さんの疑いは完全に晴れたのですよ」と教えると「本当なの?」と驚く菜穂。
「もう、テレビはその話題で一杯ですよ、菜穂さんの携帯にも沢山、その電話とメールがあふれていますよ」と微笑む丈の横顔を見ながら「噂は恐いわ」と言って頬にキスをする。
翌朝に成って、菜穂は実家に電話をして「私結婚するわね」といきなり話して脅かせる。
「誰と結婚するのよ、いきなり恐いわ、木原が逮捕されて貴女の疑いは晴れたのに」
「でも汚れた噂は消えないから、結婚する事が一番よ」と言い放つ。
「誰と?結婚するの?」母親は驚いて尋ねるが、事件の最中は遠ざけていたので、文句も言えない家族。
「K&Cの次期社長さん、衣川丈さんよ」嬉しそうに話す菜穂は、漸く噂も消えて静かに暮らせると思う。
その後衣川拓次郎の自宅で、拓次郎の遺体に対面した菜穂は「お爺さん、私の髪を持って天国に行くの?」と語って手を触ると、その時丈が驚いて「あっ、髪を手放した!」と叫んだ。
お手伝いの渋井と葬儀社の人が「えー、本当ですか?」と棺の処に集まってきた。
これで着物が着せられると喜んだが、先程までどの様にしても手から放す事が出来なかったと唖然とした。
そして葬儀が終わって、丈は自宅に引っ越して結婚の準備に入って、菜穂は芸能界を引退の準備に入った。
拓次郎の四十九日が終われば、結婚をする事にした二人。
結婚式の準備中も、毎日の様に二人は会うと丈の自宅に泊まる事も度々だ。
そして結婚式の二日前に菜穂が闇プロを訪れて、驚く様な事を頼んだ。
「明後日結婚式が有るのですが、お願いが有って参りました」とショートボブの鬘でやって来た北条菜穂。
「ご用は何でしょう?」と有藤が尋ねると、いきなり鬘を外して「伸び始めのこの頭をもう一度剃って欲しいのですが?」前回剃って二ヶ月程経過して、少年の様な頭の菜穂。
「えー、どう言う事でしょうか?」と驚いて尋ねた有藤に頼み込む菜穂。
有藤は意味が判ら無いが、執拗に頼まれて困り果てたが、仕方なく井上を呼んで伸び始めた髪を再び剃る。
青光りのつるつるの頭が出来上がると「人生が変わりました」と言って、再び鬘を被って帰って行った。
結婚式の当日、沢山の出席者の前、長い髪の鬘を着けた菜穂、テレビ局の取材も有る中、ビデオ紹介で今日から流れるK&CのCMが流れて、坊主の菜穂が現れて画面を見ている式に出席の全員が驚きの表情で見た。
「明日からCMで流れます、K&CのCMをご覧頂きました。ご両人のお色直しも終わりました、皆様盛大な拍手で新郎新婦をお迎え下さい」と司会が紹介して、スポットライトが入場口を照らして、扉が開いて二人が入場して「おおーーーーーーーーーーー」と会場が響めいた。
そこには純白のウェディングドレスで、つるつるで青光り頭の菜穂が丈と手を組んで現れた驚愕の光景だった。
完
2016.11.07