7月下旬、蝉が喧しくなる季節。世間はすっかり夏休みムード。かき氷やアイスの需要がハンパない。
IS学園にも勿論夏休みはある。というよりむしろ普通の学校より夏休みや冬休みなどの長期休暇は長い。夏休みに関しては7月半ばから約1ヶ月半も続く。その分、宿題の数もエグいことになっているが。
「はぁ…」
そんなIS学園の学生寮、その一室にて相川清香は静かに溜め息をつく。ルームメイトの谷本は現在実家へ帰省中、というわけでこの設備が良すぎる部屋を絶賛貸し切り状態なのだが、どうしても気分が乗らない。
「連絡…こないなぁ…」
清香には待ち人がいた。相手は先日想いが通じて、晴れて恋人同士になった愛しの彼氏君の秋。
しかし夏休みに入って数日、秋から一向に連絡が来ない。とはいえ清香も清香でメッセージを書く→恥ずかしくなって送るのを躊躇って消す→メッセージを書く、の繰り返しで連絡を送るということをしてないので、もしかしたら互いに牽制してるのでは?と推測することもできる。
(わかってるよ原因は。でもこういうのって男子から誘うものじゃん。知らないけど)
秋にはもう少し自分をエスコートしてくれる積極性もあっていいと思う。それこそ、あの夜の営みのような…
「う………」
情事の記憶が甦り、清香は赤面する。
秋と激しく愛し合った初エッチ以来、あの時の感覚が忘れられなくなっていた。
普段は穏やかな彼が雄となって、ベッドの上で何度も何度も求めてくるあの姿。自分にしか見せない野生的な一面にすっかり清香は惚気てしまっていた。
その日以降、秋とのセックスを思い出してはルームメイトや友人に悟られないように自慰をしてはいたが、あの時以上の快感は得られていなかった。
「秋くん…」
段々と身体が火照りはじめた瞬間、スマホに着信が入る。慌てて手を伸ばしたせいで危うく落としそうになったが、ギリギリで持ち堪える。
チャットアプリを開く。そこには待ち望んでいた相手からの一言が綴られていた———
「たーまやー」
どぉぉぉぉぉぉぉん…、と夜空を彩る色とりどりの花火を見上げていた清香からテンプレのような台詞が漏れる。
「あはは、お馴染みの台詞だね」
「花火と言えばこれだもん」
隣で柔和な笑みを浮かべる秋に、清香はにししと笑う。互いに浴衣を着込んでのデートに秋も清香も愛しのひと時を送っていた。
彼らがいるのは全国的に有名な隅田川の花火大会、その会場より少し離れた位置から見物していた。なんでも秋が1度生で見に行きたかったそうで、清香も同じく見たかったため実現した。
ちなみに、多国籍多民族の生徒が多く通うIS学園では民族衣装が予約制ながら無料で貸し与えられるサービスがあり、清香と秋が着ている浴衣もその恩恵を受けている。IS学園ってしゅごい(小並感)
「ねぇ、手繋いでいい?」
「うん。ホラ」
ぎゅ、と互いの手が握られる。
「秋くんの手、暖かい…」
「手汗で暑いの間違いじゃなくて?」
ぺしっ。清香の平手打ち(弱)が秋のほっぺに当たる。
「ムードを壊すようなこと言わない」
「ハイハイ」
「ハイは1回」
どぉぉぉぉん…、と再び花火が上がる。全て打ち上がるまでの間、2人は手を繋いで空を見上げていた。
「終わった〜」
「楽しかった?」
「うんっ!」
帰り道、秋の問いに清香は満足げに頷く。
「よかった」と微笑む秋に清香は思わず胸の高鳴りを感じて黙り込む。この優しい笑顔が自分を良い方向に惑わせる。
(電車に乗っちゃうと、また秋くんとはお別れになっちゃう…)
顔を上げればすぐそこに駅舎が見える。あとはこのまま電車に乗って帰るだけ。
「…ん?」
秋は袖を引っ張られる感覚を覚え、後ろに振り返る。そこには袖を摘み、俯いたままの清香がいた。
「どうしたの?どこか身体の調子でも…」
「帰りたくない…」
「清香…?」
周りの喧騒で聞き取れないほどのか細い声色で呟いた清香に、秋はキョトンとしてしまう。
「私、まだ秋くんと一緒にいたい…」
顔を赤らめながらギュッと袖を掴み、清香は静かに言葉を紡ぐ。
「ねぇ…行ってみたい場所があるんだけど、いい?」
ラブホテル、その名の通り男女が愛を営む桃源郷。
入口は人目につかないように工夫されていたり自動精算機があるなど極力他人と遭遇しないような設計を施されていることが多い。またやたらとサービスが充実しているのを魅力と感じ、普通の宿として利用する層も少なくない。
「待って。汗かいてるしせめてシャワー浴びてから…」
「僕はそんなこと気にしないよ。それに…」
秋は言葉を切って、清香の首筋に優しくキスを落とす。
「どのみちこれから汗だくになるし、ね?」
「そういう問題じゃ……ん…」
この初々しい雰囲気の浴衣カップルも、そんな例に漏れず愛を営みにきた内の一例だったりする。
「清香………」
「んぅ…秋くん…」
部屋に入るや否や、秋に背中から抱きつかれた清香はあっという間に淫らなスイッチが入り、まだベッドにもたどり着いてないどころか部屋の全体図すら見ていないにも関わらずキスをせがむ。
最初は優しく、そっと触れるように唇を重ねる。これだけで準備万端。興奮のボルテージは最高潮になる。
「清香」
「何?」
「大好き」
「うん。……んぷっ♡」
今度は舌を絡ませた、濃厚なやつ。お互いに身体の奥底から沸き上がる熱に犯され、吐息が荒くなる。
秋の手が浴衣を分け入って、清香の股に辿り着く。
「はぁ…はぁ…、んっ!そこっ!あうっ!」
ショーツの生地越しにくすぐるように触ると、愛撫に敏感な清香の身体は面白いように跳ねる。
「もう濡れてる。清香はえろいなぁ」
「だっ……だってぇ…!」
「こんなにトロトロだと、僕も我慢できないかも…」
どこかで聞き覚えのあるフレーズではあったが、ぶっちゃけそんなことを気にしている余裕は全く無かった。
やたら的確に自身が感じるところを愛撫されている清香は、今日この日のために我慢を重ねて敏感になっていたせいで早々に限界に達しようとしていた。
「あっ、いやっ…んっ、久々だから…いっぱい感じちゃ……う…っ!」
小刻みに嬌声を発し、淫蕩な表情を浮かべる清香についムラッとくる感情を感じ取った秋はショーツの中に手を突っ込み、直接秘所を弄る。
「ふぇ!?あっ、いやっ!ふぁっ!あうぅ…あんっ♡」
ぐちょぐちょという水音が聞こえてきそうなほどにおまんこをかき回される清香が足元をガクガクいわせながら喘ぐ。
ショーツ越しでさえ蕩けてしまうほどの快感を味わっていたのに、直接アソコを触られてはもう色々とダメになるのは当然のことかもしれない。
「まっひぇ…もうむり…もうイっちゃう…!イっ……!あっ、あああああっ!!」
びくんっ!とこれまで以上に清香の身体が痙攣する。秋が股を弄っていた手を抜き取って指を着けたり離したりすると、ぐっしょりと手を濡らした粘液が指と指を繋ぐように糸を作る。
「すごい糸引いてる。そんなに気持ち良かった?」
「うぅ………」
清香は力なく頷く。
「本当はもっといじわるしたかったけど、これ以上耐えれそうにないかも」
もう限界だと言わんばかりに、秋は清香をベッドへと押し倒す。
秋が徐ろに下着を脱げば、汗で蒸れたペニスが露出する。今すぐ子宮に種を注ぎたいといわんばかりにそそり立ったソレから、清香は目が離せずにいた。
(秋くんのおちんちん…やっぱりでかい)
完全に勃起しきったソレを見た清香は、身体が熱く火照るを感じる。
「清香…」
「秋くん…早く、早く挿れて…。いっぱいシて…」
雌の本能が刺激される。あの時みたいに抱かれる快楽を求めてしまう。
清香が股を開けば、愛液で濡れた秘所が丸見えになる。愛撫に刺激され痙攣しているクリトリスに秋の理性は崩壊一歩手前まで追い込まれたが、なんとか踏ん張りベッドの角に置かれている箱から1個の包みを取り出す。
「つけちゃうの?」
「僕達まだ高校生だし避妊しないと。清香もいま子どもできたら困るでしょ?」
「それは…そうだけど……」
秋が取り出したのはラブホに常備されてあるコンドーム。前回は互いに初めてだったことで清香も秋も生セックスを許容した。しかし2人の立場は学生、身分を弁える以上最低限の避妊を怠らないと決めていた。
「じゃあさ、そのコンドーム、私に着けさせてよ」
「え、いやいいよ。自分でできるから…」
「んもー大丈夫だって。着け方の知識は頭の中に入ってるから」
「そ、そうじゃなくて…!我慢してたせいで今結構敏感に……」
あたふたする秋からコンドームをひったくった清香は中からゴムを取り出す。装着しようと清香の指先がペニスに触れたその時…
「っ………!あっ…!」
…ぴゅっ!びゅるるる!びゅるっ!
「ふぇ?きゃっ…!」
秋の身体がぶるっと震えた瞬間、溜め込んでいた精液が亀頭から飛び出る。暴発といっても過言ではない突然の射精に対処できなかった清香の顔、胸、腹部に満遍なく精液が付着する。
「ご、ごめん!すぐ拭かないと…!」
「う…うん大丈夫。それに…」
清香は身体に付着した精液を一箇所に集め、指についた精液を舌で舐める。
「私のためにこんなに出してくれたのが嬉しくて…」
精液を舌に乗せて艶やかな笑みを浮かべる清香を前に、秋は直感的に悟った。あ、これはもうダメなやつですわ、と。
「〜〜〜〜っ!」
「きゃんっ♡」
清香の裸体を押し倒し、秋は射精したりないと再びそそり立つペニスにコンドームを装着。熱に浮かされている清香を一瞥したのち、秘所にあてがっていたペニスを勢いよく突き入れた。
「ふぁぁぁぁっ!き、きたぁ…」
「うぐっ…!うぅ…!」
まだ挿れただけなのに、温かい膣肉にきゅうきゅうと締めつけられて射精感を覚えた秋は全身に力を入れ、ギリギリのところで射精せずに済んだ。
「はぁ…はぁ…」
久々に味わうセックスの快感に腰が抜けそうな感覚を覚えながらも呼吸を整える。
「秋くんのおちんちん、固くて、ビクビクしてて…気持ちいい」
「動くよ。清香の膣、気持ちよくて我慢できない…」
「うん、動いて。いっぱいいっぱいイチャラブエッチしよ?」
清香に覆いかぶさった秋は、腰を動かし抽送を始める。亀頭が秘所から露出する限界まで引いて、一気に突き込むと清香の身体には快感が走り、びくっと震える。
清香の身体が跳ねる度に膨よかな乳房が揺れ、互いにはだけた浴衣が一層エロくて官能的な気分を引き立ててくれる。
「あっ、ああっ、そこっ!いいっ!激しいよぉ…!」
「清香…!清香ぁ…!」
秋が腰を打ちつければ、肉と肉がぶつかりあう水音が響く。
「はっ…はっ…はっ…はっ!」
「あんっ!あんっ!あきっ…秋くんすごいよ!お猿さんみたいに腰振って…やんっ♡」
理性を捨てて、ただただ本能に、快楽に身を任せて腰を振る。コンドームをつけている以上妊娠する可能性は格段に低くなるが、秋と清香はこの交尾とも呼べる動物的なセックスが大好きになり、虜になっていた。
「清香、お尻、こっちに向けて」
「う…うん。こう…?」
一度ペニスを抜いた秋は、膝立ちの状態で清香の尻を持ち上げて自分の方に向ける。
「清香、こうされるの好きでしょ」
「うん…交尾えっち大好き。秋くんに種付けされてるみたいで」
「僕も、清香と交尾してるみたいで興奮する。だから………!」
秋は清香の尻を持って、ペニスを乱暴に突き入れる。
「だから…!僕の子供産んでほしい!今は無理だけど…いつか絶対産んでもらうから!」
激しく腰を突き込みながらの求愛行為に、清香の神経はトロトロに蕩けきっていた。
「産むっ、秋くんの赤ちゃん絶対産むからぁ…!あっ、あんんっ…!」
本気のピストンが清香の子宮口に届いた瞬間、電撃が走るような感覚を覚え、清香はイった。
「あう…!あああっ……!」
「き…清香!出る!出るぅ!」
膣ヒダに締め付けられ、これまで以上の快感を感じた秋のペニスも限界をむかえた。
ペニスが膨らむ感覚が込み上げ、秋は清香の背中に抱きつき亀頭を子宮口までねじ込んだその時、2回目の射精とは思えないほどの量と濃さの精液が吐き出された。
びゅるっ!びゅるるるるるる♡びゅっ!
「あぁ…出てる。秋くんのせいし、びゅるびゅるって出てる…」
「はぁ……はぁ……まだ、出るよ…清香…」
清香の膣内を蹂躙せんと吐き出される精液はコンドームの先端部分に溜まっていき、秋は少しでも奥へ奥へ精を注ぎこもうと腰を押し込む。
長く続いた射精も終わり、秋がペニスを引き抜けば、精液をたっぷりと溜め込んだコンドームが露わになる。
「すごい…こんなに出したんだ」
「あの、そんなに見ないでほしいな。なんか恥ずかしいから」
ペニスから外されたコンドームを持った清香はまじまじと先端の突起部分に溜まっている精液を眺める。
「こんなに濃かったら、あっという間に赤ちゃんデキちゃうね」
蕩けた笑みを浮かべた清香は、一仕事終えて萎み始めたペニスにキスを落とす。
「あっ」
「あっ」
キスに反応したペニスは一瞬でおっきして完全復活。あまりの反応の良さと自身の絶倫具合に清香と秋は互いに見合わせ苦笑するしかなかった。
「…まだゴムあるけど、どうする?」
「どうするって…そりゃもちろん」
2回戦開始、それ以外に何がある。
「じゃあ、次はお風呂場で、さ………」
「……うん」
後ろから優しく抱きつかれた清香は、しおらしく頷いた。この後風呂場では汗を流しながら立ちバックに興じ、風呂から上がったと思えばベッドに直行して———
「あんっ♡あんっ♡いいよ…!もっと、もっとぉ!」
「清香の膣、あったかくて気持ちいい…!また…出るっ!」
びゅるっ!びゅくっ!びゅるるっ!
「ふあああああっ……!」
「まだ…ゴムあるから…」
「もぉ、おちんちんすごすぎるよぉ…」
若さ特有の性欲が暴走して、常備されていたコンドームを使い切る勢いそのままに、2人は日付が変わったのにも気付かぬまままぐわい続けた。
最後の1個を使い切って、精魂尽き果てた直後、強烈な眠気に襲われた秋と清香は下着も何も身につけない一糸纏わぬ姿のまま深い眠りに落ちた———
本編の方も何卒よろしくお願いします。最新話はこちら↓
https://syosetu.org/novel/199738/50.html
R18って羞恥心捨てて一気に書かないとやってけないから更新頻度が落ちるんですよね…。次はどんな感じにしようかな…