プラチナ達は先に行ってしまった他の傭兵達に急いで追いつくことはせず、のんびりと歩いていった。
もっともファナが30分くらい戻ってこなかったので、その分、遅れに遅れて、結果として彼女達が草原へと出たのは1時間後のことだった。
草原での状況にプラチナは目を疑った。
先発した傭兵達が死屍累々となっていたのだ。
彼らの前に陣取るのはエルフの軍勢。
大軍というわけではないのだが、傭兵達と比べると人数は明らかに多い。
「森で漸減し、草原で本隊をぶつけるという、よくある作戦ですね」
アリアの冷静な分析に頷きながらも、プラチナは全く危機感を覚えていなかった。
むしろ、彼女の戦意は高まる一方だ。
率直に言って、先程の森での戦闘とも呼べない単なる魔法行使で、プラチナは自信をつけていた。
むしろ、アリアや舞華との訓練の方が大変なのでは、と思ってしまうくらいに。
「プラチナ様、今度は物質化を行って、あの軍勢を殺すなり無力化するなりしちゃってください」
舞華の言葉にファナは驚き、プラチナへと顔を向ける。
ファナであっても、まだそれはできなかった。
プラチナは鷹揚に頷いて、ゆっくりと敵軍に対して近づいていく。
それに従って、3人もまた歩き始めた。
目算でおよそ20m程の距離まで近づいたところで、プラチナは歩みを止める。
敵側は警戒しているが、まだ攻撃をしてきてはいない。
たった4人しかいない上、誰も武器を抜いていないので、降伏か寝返りのどっちかではないか、と指揮官が判断した為だ。
傭兵の降伏や寝返りなど、よくあることだ。
プラチナは敵のエルフ達に視線を巡らせ、深く、それはもう深く溜息を吐く。
もったいないもったいない、と思いながら。
おもむろに彼女は両手を前へと突き出す。
そして、魔力を使ってあるものを作り出した。
それは錬金術のように、あるいは通常の魔法と同じように見えるかもしれないが、似て非なるものだ。
アリアと舞華はその出来に満足し、ファナは驚愕のあまり目を見開いた。
プラチナの前には横一直線に鉄の棒が浮かんでいた。
その数は100や200ではきかず、1000に届いているのではないか、と思える程の数だ。
プラチナは魔力のみを使って、無数の鉄棒を作り出したのだ。
敵のエルフ達は目の前の光景が信じられなかった。
何をやったのか、と彼らが理解する前にプラチナはその鉄の棒を魔力でもって射出した。
高速で迫る数多の鉄棒はあっという間にエルフ達へと殺到し、その身を簡単に貫いていく。
地面に伏して逃れた者もいたが、それは少数に留まり、あっという間にエルフの軍勢は壊滅した。
「……本当にもったいないと思う。今、私は人生で一番そう思っている」
プラチナはずーん、と落ち込んだ。
「プラチナ、この先の村でエルフ達をレイプしましょう。最高のものを見繕いますから……」
「プラチナ様、何なら今度、奴隷街で良いエルフを探すのをお手伝いしますので……」
すかさずに慰めるアリアと舞華。
一方でファナは恍惚とした表情でプラチナを見つめる。
プラチナに全てを捧げたい――
プラチナの実力――魔力の物質化を目の当たりにして、そんなことをファナは思っていた。
「……ところで、生き残りっていない?」
プラチナの言葉にアリアと舞華、そしてファナは迅速に動いた。
彼女達には生き残りの気配が分かっていたのだ。
慰めの言葉として生き残りがいますから、というのは適切ではない為、3人は言わなかったに過ぎない。
5分と掛からずに3人は生き残りのエルフ達――10人を捕らえた。
彼らは一様に怯えた顔をしている。
実年齢は分からないが、見た目としては10代後半から20代半ばで、金髪に白い肌をしている。
スタイルはまちまちだが、美しいことに変わりはない。
「ここでやりますか?」
「……山奥とかならいいんだけど、ここはちょっと」
アリアの問いにプラチナの答え。
死んでいるか、死にかけとはいえ、大勢がいるに変わりはない。
「や、やめてください……」
エルフの1人が懇願するように、そう言ったが、アリアや舞華が何かをするよりも早く、ファナがそのエルフの顔を蹴り飛ばした。
ファナはかなり手加減をして蹴った為、首が飛ぶことはなかった。
まさかの行動にプラチナは驚き、アリアと舞華は何となく予想していた為に静観する。
ファナは蹴飛ばしたエルフの髪を引っ掴んで、地面にその顔をつけさせた。
傍目から見れば土下座をさせているように見えなくもない。
そして、ファナが告げる。
「プラチナに犯してもらえるんだよ? そんなことを言ってはダメだと思う」
決定的な一言に、さすがのプラチナも察した。
しかし、彼女はむしろ興奮した。
ファナのような美少女が、こんなことを言ってくれるなんて、と。
そして同時に思う。
もうこれ、ファナは私に仕えたがっているに違いない――
だからこそ、プラチナは積極的にいく。
基本的に彼女は好意を向けられたら簡単に堕ちるし、向けてきた相手に好意を向けてしまう。
それも過剰な程に。
プラチナはファナに抱きついた。
抱きつかれたファナは目を丸くしつつも、その状況に喜び、興奮する。
「ファナ、私のこと好き?」
問いかけにファナの心臓は一気に高鳴った。
だが、彼女は不安に苛まれる。
受け入れてもらえなかったら、どうしよう、と。
しかし、そんな不安は次のプラチナの言葉で吹き飛んだ。
「私は、ファナに仕えてもらいたいし、ファナとエッチしたい。ずっと傍にいてほしい」
ファナは息を荒くしながら、尋ねる。
「プラチナ……嬉しい……私でいいの?」
「ファナがいいの」
そう言って、プラチナはファナの首筋に顔を埋め、その匂いを思いっきり嗅いだ。
少し汗の匂いがしたが、むしろ彼女にとってはご褒美だ。
ファナはプラチナの男根が勃起しているのを鎧越しに感じつつ、勇気を出す。
ここでプラチナの言葉を受け入れるのは魅力的だ。
だが、自分のことを知ってもらいたい、知った上で受け入れて欲しい、とファナは思い、プラチナに告げる。
「プラチナ、実は見てほしいものがあるんだ」
そう言って、ファナはプラチナをちょっとだけ自分の体から離す。
プラチナは首を傾げているのを見つつ、ファナは自らのミニスカートへと両手を突っ込み、その下着を下ろした。
そして、ミニスカートの前側を捲り、腰を前へと突き出して、プラチナへよく見えるようにする。
プラチナはそこにあったファナの男根に思わず息を呑んだ。
ファナの男根は、皮を被っており短く、そして細かった。
男のような短小おちんちん――プラチナはそう思ってしまう。
ファナは告げる。
「私ね、ふたなりなんだけど……おちんちんがこんなのだから……これまでみんなに馬鹿にされて、主も見つけられなくて……あと、早漏で、射精の時の精液の量も少なくて……継戦能力は凄いと自分では思うんだけど……」
自分で言って、ファナは気分が落ち込んでしまう。
だが、彼女の男根はプラチナに見られているということで興奮しているのか、勃起している。
ひくひくと震えているその様は可愛らしいものだった。
なお、包茎に関しては個々人の性癖に左右される為、大した問題ではない。
アリアやプラチナ、舞華の3人もまた包茎だった。
意を決して秘密を打ち明けたファナにアリアと舞華は大いに納得する。
短小なふたなりというのは、かなり恥ずかしい。
ましてや早漏で射精時の精液量も少ないなんて、劣等感に苛まれるのは間違いない。
母国や両親、主探しについてファナが話さなかったのも、過去のトラウマが蘇るからだろうことは簡単に想像できた。
一方でプラチナは、やはりというか興奮していた。
彼女は完全に勃起してスカートを捲りあげている自分のものを外へと出す。
ファナはそれを見て、劣等感を覚える。
プラチナのおちんちん、あんなに大きいんだ――
しかし、そこでプラチナはファナの予想外の行動に出た。
彼女はファナを抱きしめた。
そして、そのまま彼女に口づけた。
それは唇同士だけではない。
ファナは驚きに目を見開くが、それを拒むことはない。
むしろ、状況を理解して、喜びが込み上げ、またあまりの嬉しさに涙が出てしまう。
プラチナとファナは唇同士でキスをしつつ、互いの男根同士でもキスをしていた。
ファナとプラチナの男根ではサイズが違う為、ファナの鈴口がプラチナの竿部分の半ばくらいの位置に当たっている状態だが、それでもファナは勿論、プラチナもキスだと感じている。
数分程して、プラチナはファナから顔を離し、微笑んで告げる。
「アリアや舞華みたいな巨根も、ファナみたいな短小おちんちんも、私は大好き。ファナのおちんちん、オマンコに欲しい。金玉が空になるまで中出ししてほしいし、ファナの中に出したい」
あまりにも欲望一直線な言葉であったが、ファナにとっては何よりも求めていた言葉だった。
「うん……プラチナ、私の主になってください。永遠にあなたに仕えます。私をあなたのものにしてください」
「うん、勿論だよ。あ、でも、私って欲望一直線なので、片っ端からヤるけどいいよね?」
「うん、いいよ……プラチナのヤッてる傍で、自慰するから」
プラチナは鷹揚に頷いて、とりあえず最初にやることがあった。
「ファナ、腋と足裏の臭い、嗅がせて」
「いいけど……その、汗になっていて、臭いよ?」
「大丈夫。私、そういうのも大好きなの。ファナがうんことかおしっこしているところを見たいし、何なら食べたい、飲みたい」
「そんな……ちょっと恥ずかしいな……汚いよ?」
「ファナの汚いところも見たいし、受け入れたいの」
「うん、それじゃ……いいよ。これからおしっことか、う、うんことかそういうのはプラチナの前でするね」
中々に凄まじい会話だが、止める者は誰もいない。
「プラチナ様、ファナさん。盛り上がっているところ申し訳ありませんが、エルフ達はどうしますか?」
舞華の言葉にプラチナはエルフ達を見つめる。
すっかり怯えきっていた。
「うーん……どうしようかな。今の気分はファナとヤりたい」
「ではプラチナ、とりあえず捕縛して、連れて行くということで……どうですか?」
「じゃあ、それで」
プラチナはそう言いながら、鉄の鎖を魔力でもって作り出した。
アリアと舞華がエルフ達を縛り上げているのを横目で見ながら、ファナはプラチナへと告げる。
2人共、露出していた男根は数秒前にしまっていた。
「呼び方とか変えたほうがいいかな?」
「これまでと同じがいい。敬語とか使われてもイヤ」
「分かった。それじゃ、プラチナ。改めて、私はファナティシア・ジェラルードです。色んなところで傭兵をして、その、自分で言うのは凄く恥ずかしいけど、黒風のファナティシアって呼ばれたりもします」
最後の方は恥ずかしさから、顔を真っ赤にして俯かせて、小さな声だった。
自分の実力を伝える為に必要なこととはいえ、二つ名を自分で名乗るなんて恥ずかしさが極まっていた。
「二つ名持ちは中々の掘り出し物ですね」
「ええ。プラチナ様、ファナさんは大当たりですよ」
アリアと舞華の評価にプラチナはファナをしげしげと見つめる。
恥ずかしいので、ファナは俯いたままだ。
「アリアは知らないの? 知っていてもおかしくはなさそうだけど……」
「最近の二つ名持ちの傭兵事情には疎いですね。ここらの国々を回っていたので」
プラチナとアリアの会話に、そういえばとファナは顔を上げる。
疑問があったからだ。
「アリアさんと舞華さんって、何者ですか? プラチナからは、深い関係で教育係って聞いているんですけど……」
ファナの言葉にアリアが豊満な胸を張る。
ファナは胸なら張り合える為に――鎧で圧迫されているが――対抗して胸を張った。
「私はアリアレーナ・グラヴェラ・ヴェレスターレです。プラチナとは夫婦の関係にあります」
ファナは固まった。
おや、とアリアとプラチナは揃って首を傾げ、舞華はけらけらと笑う。
「そりゃ、ヴェレスターレの第一皇女で悪名高いあのアリアレーナが他種族の子と遂にくっついたってなったら、そうなりますって」
「そういうものですか?」
「そういうものなの?」
舞華の言葉にアリアとプラチナは揃って問いかけた。
「そういうものです。というか、プラチナ様って地味に鈍いですよね。アリアさんって将来の皇帝ですよ? つまり、皇配ってやつですよ?」
舞華に言われて、プラチナは両手を叩いた。
そういやそうだった、と。
「アリア、今度は皇帝プレイしよう。皇女プレイもいいけど、皇帝プレイもかなりいいと思う」
「ええ、私もそう思います」
意外とあっさりとした反応だが、舞華の予想通りだ。
そして、彼女もまた自分の正体を明かす。
「それと、私は昔にちょっと暴れまわった九尾の舞華です」
そう言って、舞華は1本の尻尾を9本に戻してみせた。
もふもふの尻尾にすかさずプラチナが飛びついて、顔を埋める。
「あんっ、プラチナ様ったら……」
「相変わらずのもふもふで、とても好き。でも、ヤるときには邪魔になる悲しみ」
物理的な意味で、9本の尻尾はセックスのときには邪魔だった。
そのために舞華はそういうときには基本的に尻尾を出さないか、あるいは1本か2本程度にしている。
「歴史の教科書に出ていた神殺しの九尾巫女……もしかして……」
「それ、私ですね」
あっさりとファナの言葉を肯定する舞華。
それを聞き、ファナはプラチナへと顔を向け、万感の思いを込めて告げる。
「プラチナって……すごい……」
「たぶんだけど、性癖が合致すれば誰でもダーティードラゴンと夫婦になれると思う」
プラチナの言葉にファナは小さく頷きつつ、上目遣いで彼女に問いかける。
「その、プラチナは私の……ち、チンカスとかマンカスとか……舐めたい?」
「勿論、喜んで。ちなみにだけど、アリアと舞華のチンカス掃除は私の口と穴の仕事。マンカス掃除はおちんちんの仕事」
その言葉にファナは告げる。
「わ、私のチンカスとマンカスもっ……プラチナに掃除してほしいっ……!」
「うん、いいよ」
あっさりと肯定され、ファナは歓喜した。
「とりあえず、村に向かいましょうか。その、話をしていたら、ムラムラしてきてしまって……ここでプラチナを犯してもいいのですけど、やはりベッドの上が一番ですから」
アリアの正直な言葉にプラチナ達に異論はなく、捕虜のエルフ達を連れて村へと向かうのだった。