アオイは、全裸で過ごすのは流石に無理があると言ってみたところ、なんとご丁寧に下着と服を与えられた。悪名高いノマドの手先にしては分別があると、アオイも関心したものだ。
「違うそうじゃない! ベルトの上からショーツを履け!」
「馬鹿かキサマは! オープンランジェリーは履いたまま用を足すための下着じゃないぞ!!」
が、このアオイ、性の知識がまっったく無いために、ランジェリーひとつに手こずっていた。ガーターベルトの正しい付け方も分からないし、オープンランジェリーは穴が空いているから便利だと、履いたまま小便をしようとした。男を誘う褥専用下着なぞ、アオイの理解の外だったのだ。
「うむ。やはりザーメンは美味しいな」
そしてアオイに出された朝食は、ザーメンたっぷりのトーストに、ザーメンたっぷりのベーコンエッグに、ザーメンたっぷりのサラダと、ザーメンの牛乳割りである。未だに、ザーメンをラーメンと名前が似ているよく知らないけど美味しい食べ物、としか認識していないアオイは、何の警戒も、また何の羞恥心も無く、オークの精液だらけの食事を完食した。ザーメンの牛乳割りなどは、飲みやすくなって良いとまで言った。
これがオークのペニスから出た体液であると知っていれば、嫌悪感と怒りを露わに、決して手を付けないであろうが。しかし、アオイはザーメンが何であるかを知らないのだ。ましてや、美味しくて、味わうだけで幸せを感じられるザーメン。アオイが拒否する理由は無かった。
男たちにしても、ここまでコケにされてはもう堪らない。オークの精液を食わせるやら、とても恥ずかしい下着を着せてやるやら、そんな嫌がらせではこの対魔忍の心をへし折る事が出来ないと解って、次なる手を考えた。
「直球でいこう、アオイ君」
そして、男は理解した。羞恥心を刺激しようなどと、そんな回りくどい方法を取っているから、女にナメられるのだと。ならばここは初心に帰り、どんな女も腰が抜けるまで感じさせてやった、快楽拷問で堕としてやると。直接的性感で、本能から刺激してやるのだと。
「ほう、今度は何をする気だ?」
「素直に気持ち良くしてやろうと言うのだよ」
「気持ち良く・・・? なんだ、マッサージでもしてくれるのか?」
「ククッ・・・、言い得て妙だな。そうだ、マッサージだよ」
その言葉に何か裏があるのだろうと、流石のアオイも思わないでもないが。しかし相手は、センスは無いが下着も服も用意してくれて、美味しい食事も出してくれる、ノマドの人間にしては良心のある男。もしかしたら、本当にただのマッサージかもしれないと、そう思いつつ媚薬の注射を受けるのであった。
「くっ・・・!?」
今度の注射は首筋だけではなかった。両方の乳首と、クリトリスにも媚薬注射がなされた。このノマド製超強力媚薬、性感帯に打ち込めば、軽く撫でるだけで絶頂してしまうほどの感度上昇をもたらす。流石の強情対魔忍もこれには耐えられまいと、男と白衣達がほくそ笑む。
「くぅっ・・・・・・変なところに注射しおって・・・! どこをマッサージするつもりだ・・・!?」
「もちろん、今打ったところをだよ」
スピーカー越しの楽しそうな男の声に、アオイは困惑する。今まで一度も触った事がないクリトリスはともかく、乳首は母乳を出すための器官である事くらいは知っている。そんな乳首をマッサージするとは、いったいどういう事か。
白衣の一人が操作パネルを操り、アオイを拘束している改造ベッドからロボットアームを伸ばす。昨晩、アオイが眠っている間に、尋問用ベッドから奴隷娼婦改造用ベッドに換装されたこのマシン。その性能は凄まじい。なにせ、何百という女の心をへし折り奴隷娼婦に変えてきた、ノマドの技術を結集して作られた最新モデルの改造ベッドだ。ロボットアームに取り付けられた機械は、女の性感帯を破壊的なまでに刺激し、一瞬で
「ほ、本当に乳首をマッサージするのか・・・!?」
乳首と股間に装置を取り付けられて、驚きを隠せないといった様子のアオイを見て、男たちが笑う。思い知るがいい、対魔忍め。散々コケにしてくれたお返しだ、と。
「やれ」
「はい」
白衣の男が命令に従って、スイッチを入れた。
———ブィィィンンン!!
媚薬を直接打ち込まれたアオイの性感帯に、強烈な
「ひぃぃぅぅぅっ??!!!」
いくらそれが性的快感であると知らないとはいえ、感じないという事はない。アオイは情けない悲鳴を上げて、乳首とクリトリスから伝わる強烈な快感を貪った。
(なっ、なんだこれはっ・・・!!? 気持ち良すぎるっ・・・!!!)
凝り固まった筋肉をほぐしてもらうマッサージとは違う快感。湯船に浸かるのとも違う快感。魔物を斬り殺す快感とも違う。アオイにとって初めて経験する、性的快感。超強力媚薬によって高められた感度がもたらす壊滅的な快楽の前に、アオイの精神は為す術なく浚われた。
「ひぃぃぃぃぃんっっ♡♡♡」
ジンジンする? キュンキュンする? 言語化出来ないほどに強烈な乳首の快感。
(こっ、これはちょっと危ないくらい気持ちいいのでは・・・?)
「あああああーーーっっ♡♡♡ あーーっ♡ あーーっ♡」
高まっては弾け、そしてまた高まって。気が付けば高まったままで、弾けっぱなし。クリトリスから伝わる暴力的な快感に、目の前が真っ白になってしまう。
「あーーっはぁっん♡♡ ひぎぃっ?! ・・・ひゅぅぅっ♡♡ ひゅいっ!?」
気持ち良すぎて辛い、などという感覚は、アオイにとって初めてのもの。しかしあまりにも気持ち良すぎるために、逃げようという発想が出てこない。体は快感から逃げようと必死になって暴れもがくが、理性が継続を望んでしまう。
「あーーっっ!! あーーはっ!! んぎぃっ!? あああんっっ♡♡♡」
性感帯開発器による破壊的な刺激を受けて早5分、アオイは完璧に快楽を貪っていた。
立て続けの絶頂地獄で涙を流し、よだれを垂れ流し、小便まで漏らして快楽に溺れていた。
「あ〜〜〜♡♡♡ ああ〜〜〜♡♡♡ きもちいいぃ〜〜〜♡♡♡」
(凄すぎる・・・! こんな快楽がこの世にあったなんて・・・!!)
ようやくマシンの動きが止まっても、絶頂の余韻がいつまでも続いていて、なかなか正気に戻れない。太ももには小水と愛液の混ざり物がちょろちょろと伝って、身体が快感に屈服した証拠を示している。そしてアオイ本人は、自分が漏らしてしまっている事に、未だ気づけないでいる。初めての性的快感はそれほどまでに強烈だったのだ。
「うぅ・・・ヒック♡ あん・・・。ふぅ・・・。すごかったぁ・・・♡」
アオイがようやく意識と理性を取り戻したのは、マシンが止まってから10分後だった。
「どうだね、性感マッサージの具合は?」
「せい・・・かん・・・? あ、ああ、特別なマッサージだったんだな。いや・・・、実に凄かった・・・。こんなに気持ちのいいマッサージがあったなんて、知らなかった」
それはアオイの本心の言葉だった。確かに、監視窓の正面に拘束されているため、自分のだらしない泣き顔や、小便を漏らして感じている姿をバッチリ見られてしまったが。逆に考えれば、そんな事も我慢できなくなるほどに気持ちが良かったのだ。
もちろん機械と薬を使って敵の前で無理矢理に絶頂させられた、という屈辱的な事実に変わりはないのだが。アオイの認識はまるで異なるため、『少々恥ずかしい思いをしてしまったが、気持ち良くしてもらったので良し』となる。
「シャワーを浴びて、水分補給にしよう」
そしてスピーカーから男の声。アオイはこれに素直に従い、シャワーを浴びて、オークのザーメンの牛乳割りをまたたっぷりと飲んだ。なにせアオイにとって、このいかにも悪人面した男は、顔とは裏腹に、ノマドに所属していながら捕虜をそこそこ丁重に扱ってくれる、そこまで悪人でないかもしれない男、という評価になっていたから。
———
七月四日、
今日の朝食はザーメンたっぷりのコーンフレークと、ザーメンたっぷりのフルーツサラダに、ザーメンの牛乳割り。アオイは今朝も、嫌悪感を一切見せずに、美味しそうに完食した。それどころか、精液を食べさせられているという屈辱感すら垣間見えず、普通の人間が美味しい朝食を食べるのと同じ様子で、平然と完食した。
(うん、やはりザーメンは美味しいなあ。救出されたら、里でもずっと食べたいなあ)
この様子を見て頭を抱えるのは、これまで何人もの女を奴隷娼婦に改造してきた、専門のスタッフ達である。精液を経口摂取させられれば、改造された女たちはみな、激怒するなり発情するなりと何らかの反応を見せるものだ。しかし、この対魔忍、アオイは違う。まるで普通の食事をするように、オークの精液を食すのである。
更には性感帯への刺激だ。強力な媚薬を投与したうえで機械による強烈な刺激を与えてやったのだが、この女、まるでこたえていない。小便を漏らすまで連続アクメしておきながら、数時間もすると「もう一度マッサージしてくれ」などと言い出すのである。敵の手で無理矢理に絶頂させられるという屈辱が、このアオイには通用しないのだ。
これまで堕としてきた対魔忍とは違う、それを認めざるを得ない。
今までこのような連続絶頂拷問に掛けた女対魔忍は、最初は歯を食いしばって快感に耐えようとし、最後には皆揃って怒りの表情を浮かべて「絶対に許さない!」やら「こんな事で屈したりしない!」などと強気なことを言いつつ、苦しそうに絶頂したものだが。このアオイは最初からだらしないアクメ顔を晒して、気持ち良さそうに小便を漏らし、イキまくっているのである。まるで暖簾に腕押し。硬い岩は砕けば壊れるが、水を砕く事は出来ない。
白衣の男達は若干ながら、自信を失っていた。耐えられるだけならば、この対魔忍が特別な精神力を持っているという事で納得できたかもしれない。だが、まるで苦しんでもいないというのは、いささかの無力感を覚えてしまう反応だ。
「い、いかが致しましょう・・・!? 強い刺激では限界があります。このままでは・・・!」
「ぬぅぅ・・・! ならば、より屈辱と恥辱に塗れてもらうしかないな!!」
男はついに蹂躙を決定する。女という性を徹底的に辱しめ、貶めること。即ち、強姦である。女であるからこそ許せない屈辱、女に産まれてきた事を後悔するほどの苦痛、それを体に刻み付けるつもりなのだ。
「急ぎこの女を改造しろ! 他の奴隷娼婦と同じ感度強化改造で、雌にしてくれる!!」
こうして遂にアオイの身体は、根本から性奴隷とされてしまう事になるのだが。ここで一つ、男達は誤算を知る。肉体改造を施す前のメディカルチェックの際、藍田アオイの処女膜が男性器によって破られたものではないと知ったのだ。
もちろん、対魔忍となるために過酷な訓練と修行を繰り返した事は容易に想像できる。なのでアオイも同じく、女性アスリートの様に運動のし過ぎや腹圧のかけ過ぎなどで、自然と処女膜を失ったのだと考えていた。しかし違った。
「はっきり言いましょう。この女の膣は使われていません」
「・・・・・・一度もか?」
「はい、断言できます。内視鏡だけではありません、複数の視点から調べての結論です。この女は処女です」
それを聞いて、男は頬を歪ませた。
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七月六日、
アオイの体は奴隷娼婦と同じように改造されてしまった。全身が性感帯となり、体のどこでも快感を得られるようになった。感度強化改造により、簡単な刺激だけで連続絶頂してしまう体だ。舌は精液を美味しい物として喜ぶようにされ、精液を飲むだけで幸せになれるようになった。乳首だけでなく乳房全体が性感帯となって、もしもパイズリなどすればそれだけで絶頂しかねないほど。これに耐えるには、相当の精神力が必要となる。いや、精神力だけで耐えるなぞ、不可能かもしれない。
そして、アオイが処女であると知った男、アオイを罠に掛けて確保した男、
この日、アオイはこの身体で、女の快楽を知る事になる。
次でようやく本番です。