※この作品はR-18です。

KAN-SENは指揮官が急にオープンスケベとなってムラムラしているようです   作:ねんころり

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 今回は特別編。指揮官の一日をお送りします。
 本当は一話でまとめようと思ったけど、予想より長くなったので前後編に。


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 ジリリリリリリリリーン!

 

「ん、もう朝か……相変わらず暑いな。でも、昨夜はエンプラとズッコンバッコン大騒ぎしたお陰か、気持ちはスッキリしてるな」

 

 うるさい音を鳴り響かせる目覚まし時計を止めると、俺はいつも通り身支度を整える。え? 朝チュンじゃないのかって? セフレとはいえ付き合ってる訳では無いし、流石に朝帰りはやめさせた。

 エンタープライズに限らず、やることヤった後は基本的に自室へ戻ってもらっている。俺が複数のKAN-SENと肉体関係を持っていることが知られたら、恐らく大勢のKAN-SENが押し寄せて来るだろうからな。いくら何でも二桁以上の人数で大乱交は俺の息子と金玉が持たない。

 自惚(うぬぼ)れ? 自意識過剰? いやいや、あれだけがっつきまくったKAN-SENばかり見てきたら、誰だってこんな思考になるだろ。実際に俺はエンプラに逆レ〇プ……いや、この世界で言えば普通のレ〇プか。とにかく一度襲われた訳だし。

 もちろん俺としては美少女揃いのKAN-SENにレ〇プされるなら大歓迎だけどな。そんな馬鹿なことを考えつつ、洗顔して歯を磨いて……着たくも無い上着を羽織って準備完了。さて、今日は誰とセックス……じゃなくて今日の仕事もダラダラとやりますかね。

 

「そういえば、今日の秘書艦はまだ決めてなかったな。さて、誰にしようか……」

 

「おはよう、指揮官……」

 

「ん? エンタープライズか。おはよ……だ、大丈夫か? 目の下に隈が出来てるぞ……?」

 

 ドアを開けると、ちょうど食堂へ向かっていたところであろうエンタープライズと出会った。いつもの凛々しい表情とは違い、いかにも寝不足な顔でフラついていた。あぁ、昨夜は何度もヤったからな……もしかしなくても疲れが取れていないんだろう。

 

「あ、あぁ。問題無いさ……少しだけ」

 

「あ~……その、すまん」

 

「いや、貴方が謝ることは無い。むしろ私が部屋に押しかけて、行為を迫っただけだから……お互い気持ち良くなれたし」

 

 確かにそうなんだけどさ。俺が「なんかムラムラしてきたし誰かとセックスしようかな~」とか考えていたら、いきなりエンプラがドアから現れて「指揮官! そろそろ我慢出来なくなった! セックスさせて欲しい!」だからな。

 それにしても、これだけ俺とヤりまくってるのにヨークタウンやホーネットに一切バレてないって凄いよな。エンプラ曰く二人が寝ている時に抜け出して来てるらしいが、それでもこれまで一度も見つかってないのは流石だと思う。

 

(い、言えない……指揮官とヤり過ぎたせいで、腰がガクガク言って中々寝付けなかっただなんて……ようやく眠れそうだと思ったら、ヨークタウン姉さんとホーネットが指揮官のエロ写真でオナり出して、聞くに堪えない喘ぎ声のせいで眠れなかっただなんて……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ、今日の朝飯は和食か。いつも通り美味そうだな……いただきます!」

 

 目の前に置かれているのは、ホカホカの白米と、出汁の香りが漂う味噌汁。それに納豆、厚焼き玉子、そして焼き魚だ。確か重桜の一般的な朝飯だっけか。

 納豆をかき混ぜてご飯にかける。重桜所属以外のKAN-SENからは、この納豆の臭いが苦手という声が多い。だが臭いなんて気にならないくらい美味いんだけどな。食わず嫌いは良くないぞ?

 まずは厚焼き玉子を一口食べる。予想通り熱々で、それでいて絶妙な焼き加減の玉子が舌を刺激する。フワフワの感触に、塩と出汁の味が良いアクセントを醸し出している。甘い玉子焼きも悪くないが、俺は塩辛い方が好きだ。

 

「「「「「「「「…………」」」」」」」」

 

 何やらねっとりとした視線を感じるが無視。続いて味噌汁をいただこう。湯気が出ていていかにも熱そうなので、フーフーと冷ましながら少しずつすすっていく。

 辛すぎず、そして薄すぎない味噌の味わいが口の中に広がっていく。もちろん具材もしっかり食べていく。柔らかなワカメとふ(・)は、味噌汁と最高の相性だ。

 そしてメインディッシュも忘れちゃいない。箸で焼き魚の身をちぎり、ゆっくりと味わう。塩で味付けされた魚の旨味を舌で感じ取っていく。毎日食べても飽きない味だ。

 

(……じんわり汗かいた指揮官、エロ過ぎ)

 

(昨日抜いて無かったせいか、指揮官がご飯を食べてる姿を見てもムラッときちゃう……)

 

 もはや隣に座っているKAN-SENからチラチラ見られているが無視。次は納豆ご飯だ。納豆菌が元気に働いてくれているお陰で、豆からはねっとりした糸が伸びる。

 ご飯と一緒に口に入れると、納豆特有のネバネバした感触が感じられる。だがそれ以上に、醤油で味付けされた柔らかい豆とホカホカのご飯のコンビネーションは絶妙で、手が進んでいく。

 こんなに美味い飯を、朝昼晩の三食も味わうことが出来る俺は間違い無く幸せ者だ。この糞暑い時期でも、食堂のご飯さえあれば夏バテになることは無いだろう。

 

(あぁっ、口から糸を引いた指揮官……凄い破壊力……っ♡)

 

(私の愛液を舐めたら、あんな感じになるのかな……♡)

 

(やはり舐めるだけでは足りない。何とかして卿のエリート塩を作れないものか……)

 

(いっそのこと指揮官の身体に食べ物をありったけ乗せた男体盛りを味わいたい……そしてそそり立ったおちんちんにクリームを塗って……ごくっ♡)

 

「…………」

 

 チラチラどころかガン見してくるんですが。お前達もう隠す気無いだろ。そんな血走った目で見たり涎垂らしながら凝視してきたり鼻の下伸ばしてたら、どんな鈍感な奴でもすぐに気づくレベルだぞこれ。

 俺からしてみれば、薄着のせいで下着や乳首が透けてるお前達の方がエロいぞ。今すぐそのおっぱいを揉みしだきながら乳首に吸い付いて……いや、やめとこう。

 そんなことしたら一瞬で大乱交スマッシュKAN-SENズがおっ始(ぱじ)まって、俺がミイラになるまで搾り取られそうだ。せめてセクハラかますなら一対一の状況じゃないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「委託艦隊と出撃艦隊はこれで良し、と。後は演習だな……おっ、今回はあいつの所か!」

 

 KAN-SENからのエロい視線を無視しつつ朝食を食べ終え、演習相手の資料を確認していると、演習相手先の指揮官名が親友であることに気がつく。そういえば、俺がこの世界に飛ばされてから一度も顔を合わせて無かったな……

 

「……知り合い、ですか?」

 

「あぁ。俺の学生時代からの親友だ」

 

 秘書艦の綾波が尋ねてくる。朝飯食ってる間も秘書艦をどうするか考えていたが、とりあえず今日は綾波にした。こいつなら周りのKAN-SENからブーイングされることは少ない。何せ俺がこの母港に着任して最初に出会ったKAN-SEN……いわゆる初期艦だからな。

 

「親友……その人、女の人だったりするのですか?」

 

「いや、男だけど」

 

「そうですか……良かったです」

 

「ん? どした?」

 

「な、何でも無いです」

 

(指揮官は母港で唯一の男性……そもそも、男性が指揮官の時点で貴重な存在なのに、どこの馬の骨かも分からない女に取られる訳にはいかないです。というか、私達だって指揮官を襲いたいのを我慢してるのに……その人だけ美味しい想いをするなんて、許せないです……!)

 

 何やら綾波が可愛く頬を膨らまし始めたが、どうせ思考はレンジャー先生……おっと失礼。ピンク一色なのは予想出来るから触れないでおく。さて、これで午前中の仕事は片付いたことだし……少し休憩するか。

 

「指揮官? 出かけるのですか?」

 

「あぁ。ちょっとコンビニへ涼みに行って来る。綾波も一緒に行くか?」

 

「……はい。お供するです」

 

(女なんて野獣ばかりです。私が指揮官を守らないと……今のガードが緩い指揮官じゃ、誰かに襲われるかもしれないです……!)

 

 今思えば、俺はこの世界に飛ばされてからまともに母港の外へ出たことが無かった。別に引きこもりじゃないぞ? KAN-SEN達とセックス三昧の日々を送ってただけだから! うん!

 ……コホン。とにかく、色々と確かめたいことがあるしな。俺は綾波を連れて、母港近くのコンビニへやって来た。店内に入ると、ガンガンに効いたエアコンの冷たい風が体に当たる。ここが天国か……!

 

「あ~涼しい~……生き返るぅ~……」

 

「同感、です……♪」

 

 暑さで火照(ほて)った体を冷風で冷やしながら、俺は本が売られている場所の端まで進む。綾波はアイス売り場に行き、目を輝かせながらキンキンに冷えたアイスを眺めている。よし、確認するなら今だな。

 

「……うっわ。予想通りか」

 

 俺が立っている場所……それは成人向け雑誌コーナー。平たく言えばエロ本コーナーだ。この世界に飛ばされてから、俺はずっと考えていた。もしかすると、この世界のエロ本は……非ッ常~に! 残念なことになっているのではないかと!

 で、確認してみたら案の定である。現実世界ならば、綺麗な女の子達のアッハ~ン♡な写真集が売られているはずだが、この世界では……既にご想像がついたことだろう。

 

「男の裸が載った写真集……おぅえぇぇぇ……」

 

 これを見せられたらどんなにムラムラしていても一瞬で萎える自信がある。いや別にこの雑誌を批判するつもりは無い。この世界では男性より女性の方がムラムラしている世界だし、エロ本は当然こうなるであろうことは予想していた。

 しかし、実際に自分の目で見てみると……やはり俺は異世界へ迷い込んでしまったという事実を改めて認識する。俺と肉体関係を持ってくれたエンプラ達は、ある意味俺の救世主だわ。いやマジで。

 もし俺が未だに童貞で、誰ともセフレになっていなかったとしたら……色々とヤバかったかもしれない。だってエロ画像やAVの主役が男ばっかりなんだぞ? オナニーのオカズが無い世界なんて生き地獄じゃないか! 耐えられる気がしねえよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ~! どこで〇ドアだ~!」

 

「やっぱりド〇ミちゃんってすごーい!」

 

 コンビニから戻り、昼食を食べ終えた俺は睦月・如月・水無月、そして綾波の四人とアニメを見ていた。睦月達三人はちょうど今日が非番で、俺と綾波も一緒に見ようと誘ってきたのだ。親友所属の母港との演習は夕方からだし、他の仕事もそれなりに進めていたので、休憩も兼ねて一緒に見ることにした。

 ……いや、流石に睦月型に欲情したりはしないからな? どこぞのやべー空母と違って、外見幼稚園児の女の子でハァハァするのは無理だ。なので今はセクハラは抜きにして、俺の隣に座る睦月達の頭を撫でたりして普通に可愛がっている。その様子を、綾波が「微笑ましい」という表情で見ていた。

 現実世界で言えば、お姉さんがショタと一緒にテレビを見ている状況だもんな。確かに俺から見ても微笑ましい光景だ。問題は俺がどうしようもない変態ということだが、さっきも言ったけど睦月型には一切欲情しないからセーフ。誰が何と言おうとセーフ。

 

「あっ、の〇太くんがおふろ入ってる!」

 

「最近、の〇太の入浴シーンが少ないのです……色々と世知辛い、です」

 

 それよりアニメの内容だ。睦月達が見ているのはドラ〇もん……ではなくド〇ミちゃんだ。いや、本編に統合された元スピンオフ漫画のことじゃなくて、マジでド〇ミちゃんなのだ。最初は目を疑ったが、オープニングでもデカデカとド〇ミが登場していたから間違いないと思う。

 主人公はド〇ミになっており、ドラ〇もんは何故か「ド〇ミの弟」という設定になっていた。そしての〇太とし〇かのポジションが入れ替わっており、ジャ〇子がジャ〇アンポジションになっていた。ちなみにジャ〇アンも「ジャ〇子の弟」という設定だった。

 ス〇夫やその他のレギュラーキャラに至っては、立ち位置はそのままだが出番がかなり少なくなっていた。ここまで来ればもうお分かりだと思うが、現実世界と比べてキャラクターの立ち位置や設定がごっそり入れ替わっているのだ。これも貞操逆転世界の影響だろうか?

 

「も、もうすこしでの〇太くんのおっぱいがみえ……みえ……!」

 

「うぅ……マンガならからだをあらってたのに、どうしてアニメではおふろに入ったままなの……?」

 

 ちなみに今はし〇かがどこ〇もドアでの〇太の風呂場に突入して、の〇太から「うわ~! し〇かちゃんのエッチ~!」と言われている場面だ。何かもう色々と突っ込みたくて仕方無いが、とにかくこの世界におけるドラ〇もん……いやド〇ミちゃんではよくある光景なんだろう。

 俺からすれば男子の裸なんて見てもちっとも面白く無いが、現に睦月達はの〇太の風呂シーンに興奮して……おいちょっと待て。綾波はともかく睦月達は幼稚園児だよな? 何でそんな血走った目での〇太をガン見してんだよ。その外見年齢でむっつりとかヤバ過ぎるだろオイ。

 

「いいなぁ~。睦月もどこで〇ドアほしいなぁ~。それがあればしゅきかんがおふろに入ってるときにいつでも……♡」

 

「わたしはとうめい〇ントがほしい! しきかんのおっぱいとかおちんちんをこっそりみちゃえば……♡」

 

「透明〇ントより石こ〇帽子の方が優秀です。それを使って指揮官のお風呂からトイレまで至近距離で眺めたり、そのまま無自覚セックスまで持ち込んで……ふふっ♡」

 

「き、如月は……その、タンマ〇ォッチ……じかんをとめて、しきかんのからだを……さわってみたい……♡」

 

 普段なら聞き逃してたかもしれないけど、隣に座ってるから小声でも全部聞こえてんだよなぁ。精神年齢が幼稚園児なのにそこまでま(・)せ(・)て(・)る(・)というか、その辺の変態紳士みたいな思考になってるようじゃ、お兄さん君達の将来が心配だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「閣下! 委託艦隊が帰って……睦月!? それに如月や水無月に綾波まで!? 何をしているのだまさか私に内緒で閣下だけ駆逐艦の妹達とたわむれていたというのかズルいズルいぞ私には出来る限り近付くなとか説教した癖にしかしその対価として定期的に閣下のエロい身体を触らせてもらっている以上文句は言えないがそれでも自分ばかり駆逐艦達と楽しくやるというのは私への当てつけかそれともお仕置きなのかそれとも閣下なりの愛のムチか確かに男性から弄ばれるというのも悪い気はしないというかむしろ私含むKAN-SENにとってはご褒美だが目の前で駆逐艦の妹達とイチャつかれるのはご褒美にしては残酷過ぎるだろうアメとムチにしたって限度があるじゃないかムチが大きすぎてアメが意味を成していないだが多大なムチに対する僅かなアメもそれはそれでゾクゾクするがせめて駆逐艦達を利用するのはやめていただけないだろうかあぁやめろやめてくれやめて下さい睦月如月ちゃん水無月さん綾波様そのようなゴミを見るような目で私を見るのは興奮してはつじょゴホン我慢出来なくなる極めつけは閣下だどうすれば駆逐艦の妹達にそこまで好かれることが出来るんだお願いしますその方法を教えて下さい何でもしますからどうかアークロイヤル一生の頼みを聞いて」

 

「「「ひいいいいぃぃぃぃっ!?」」」

 

「鬼神の力、味わうがいい……!」

 

「グヘァッ!?」

 

「ナイス綾波。後でこいつはロイヤル寮にぶち込んどくわ」

 

「このままだといずれ意識が戻るはずですし……縄で縛った方が良いかも、です」

 

「……そうだな。その方が良いよな。委託任務から帰って来てもらったばかりとはいえ、放置してたら睦月達が危険だし……」

 

「あへぇ……♡」

 

 突然現れて鼻血を出しながら迫って来た変質者(アーク・ロイヤル)を見事ワンパンで沈めた綾波。流石初期艦だぜ。頼もしい事この上無い。艤装を付けていない以上は俺でも対処は出来たが、綾波のあの素早い身のこなしはこれまでの努力の賜物だろう。しかし殴られた割に随分と嬉しそうな顔で気絶しやがって……もう手遅れなんじゃないかなこいつ。




 アークロイヤルさん出オチにも普通のオチにも使えていや~便利っす。

 2019.12.6 文章の一部分を微修正
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