※この作品はR-18です。

人脈チートだけれども、それに気が付かず、15年間うだつの上がらない生活を送っている(主観)やさぐれ転生者は今日も美人局(笑)を躱して平穏を享受する   作:KeI77777

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こんにちはんこそば
KEY(ドS)と申します。

久しぶりのこれの投稿

相変わらず勢いが衰えないので最新話を執筆


それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドS)


とある一幕~彼がもし怪我をした場合~その1

「いってぇ・・・。」

 

ずずず、と痛む足を引きずりながら、

獲物を右手に街へ進む。

 

害獣駆除のクエストで、獲物を狩ることには成功したものの、

後ろに回り込んでていた別モンスターの攻撃があたり、

痛手を負ってしまった。

 

幸いにして、歩くことができるだけマシだが、

これでは明日の仕事はままならないだろう。

 

左手で血のにじむ腹を抑え、

吐き気をこらえつつ、帰路を進む。

 

 

稼ぎが少なくなって、家に帰ったらシャロにいやみの一つでも

言われるだろうな、と想像したらため息が漏れた。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・おい、聴いたか?」

「ああ。・・・あのカネツグがな。」

 

 

カネツグが暮らしているのは、人口10万人程度の街。

決して少なくはないその街にて、人々はとある噂に没頭している。

 

 

---王城にて。

 

「---姫!!いけません!!今夜は殿下と同盟国との会談があるのです!!」

「どきなさい!!!カネツグ様以上に大切なものなどありません!!!!

---カネツグ様あああああ!!!!!今、貴方のエルが向かいますわああああ!!」

とある暴走特急が、とあるしがない冒険者のもとに向かおうとしていたり。

 

 

---とある富豪の商会にて。

 

「マリー。彼がもっといい場所で休めるよう、手を回しておいた。

---あとは、わかるね?」

「はい!!!孫を必ずお見せいたします!!!」

命を救われた両親と、子を産む気満々な娘の豪商タッグが

良からぬことを企んでいたり。

 

 

---とある鍜治場にて。

 

「おーい。レテ。王宮から儀礼用剣の発注が・・・。」

「・・・カネツグ・・・・カネツグ・・・・。アタシが今、最高の防具を作ってやるからな・・・。お前が二度と傷つかないように、一生アタシの防具で包み込んでやるからな・・・・・。・・・へ・・・へへへ・・・・。」

「(・・・・・・・亡くなった家の嫁そっくりになってやがる・・・。)

不眠不休で、最恐の防具を作ろうと、

ハイライトの消えた笑みで、世界最高の鍛冶師が重すぎる愛を胸にくすぶらせていたり。

 

 

---ギルドにて。

「----はい。それでは、そのように・・・・。ああ、カネツグさんが入っている保険から彼の口座に保険金を入金するのも忘れずに。・・・・それから、私の伝手で腕のいい治療師を呼んであります。・・・・いえ、別にそういう関係では・・・。

・・・夫婦になれたらうれしいのですが・・・。・・・・ありがとうございます。

その際は、ご招待いたしますね?」

カネツグの収入が減らないよう手回ししつつ、

ちゃっかりと外堀を埋めている受付嬢がいたり。

 

----とあるモンスターの集落にて。

「それじゃ、気をつけていってくるんじゃぞ。」

「お兄ちゃんによろしくー」「いいなー。私も行きたーい。」

「・・・・みんなの分も含めて、お見舞いしてくるから大丈夫。」

「お姉ちゃん。お兄ちゃん欲しいから私にちょうだい。」

「・・・・・・・・・・・・・」

モンスターなのに、どこから噂を聞きつけたのか、

人間の街に行って、とある人物の看護をしようとしている少女がいたり。

 

 

たかだが一人の冒険者が一時的に離脱しただけで、

街中に衝撃が走った。

 

 

「・・・・・・・・。」

結局のところ、全治1か月。

より詳しく言うと、もっと早く治るだろうが、

経過観察を兼ねての日数だった。

 

街のとある静かな区画にある療養所にて、

俺はベッドでごろごろとしていた。

 

やることがなく、本を読むくらいしかない。

時たま、誰かの視線を感じることはあるものの、

しかし誰も見当たらないので気のせいだと片付けた。

 

仕方ないから、つけた記録を振り返ろうと

羊皮紙の巻物を広げていると、

こんこん、とドアがノックされる音が響く。

 

「・・・・はい?」

『カネツグ様。私です。』

 

きい、とドアが開けられると、

その先には見知った顔があった。

 

「・・シャロ?」

「・・・・・・。」

 

いつもの能面を思わせる無表情。

銀色に輝く長髪を横でサイドテールにくくり、

碧く光る瞳をこちらに向けてくる、

なぜか、背中に寒気を感じる。

 

療養するから、暇を出していたはずだが・・・。

というか、なぜこの場所を知っているのか。

 

「・・・・ご主人様。お昼です。」

そういって彼女が手渡してきたのは、

作った料理が入っているバスケットである。

 

というか、社畜じゃあるまいし、

わざわざ俺のために届けに来たのか・・・と

顔が引きつるのを感じつつ、

お、おう・・・とこぼして受け取る。

 

「俺、お前に休みだしたよな・・・?」

「・・・・・とりあえず、入院中は

ずぼらでのーたりんなご主人様ではまともな生活は難しいでしょうから、

私がすべてお世話いたします。」

「おう、こっちむけや・・・!」

 

目をあわせないよう、横を向きながらしれっと

ここに居座る宣言する駄メイドの両頬を手でつかみ、

ぐぐぐ、とこちらに向きなおさせる。

 

「金がかかるから休職してろっつたったろうが!!!」

「・・・・・・・私に乱暴する気ですか?

・・・・まだ日が高いですよ?」

「話反らしてゴマかしてんじゃねええええ!!!」

 

結局、その日一日はシャロがひっついてきて、

休養どころではなかった。

 





ちなみに、シャロは乱暴されるの好きで、誘い受けの毒舌。
襲われるために毒舌で煽っている。
なお、カネツグは普通にキレる模様。

あれー
おかしいね。
最低ランクの冒険者がケガしたくらいなのに、
なんだか不穏だねー(すっとぼけ)

たとえるなら
地味で、収入そんなにないフリーの個人事業主だけれども、
15年間後輩の面倒見たり、お偉いさんの役に立って、商談を成功させたり、
誰もやりたがらない地味な仕事をこなして、街の生活水準をあげたり、
破滅するはずだった豪商の娘を救って、国の経済を活性化させたりした人間が、
怪我したらそれまでの因果が利子をつけて殴りつけてきた感じ。

シャロ、レン、アリスあたりのモンスター組との縁がとくにやべーんだよなぁ・・・・。

というか、ギルドで今活躍しているAランクのパーティーの7割はカネツグの世話になっているから頭が上がらない状態。

カネツグ自身がその見返りを受け取ろうとすると、まず、誰からの見返りを受け取るかで死ぬほどもめるレベル。

なので、カネツグの疑心暗鬼によって、非常に危うい感じでバランスが取れている。

新興貴族で力をつけつつあるところともコネがある男だからね、こいつ・・・・。

ただ、戦闘方面の才能ないからいまだレベル1という悲哀。

悲しいなぁ・・・・(諸行無常)


感想、くれ


れれれのれ

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