人脈チートだけれども、それに気が付かず、15年間うだつの上がらない生活を送っている(主観)やさぐれ転生者は今日も美人局(笑)を躱して平穏を享受する 作:KeI77777
Aランクパーティーたちと、
カネツグのなれそめ話
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドS)
冒険者の頂点、Aランク。
そしてそのAランクだけで構成されたパーティーは、
人々にとっての憧れである。
---現在あるAランクパーティーの7割がとある人物がきっかけで生まれたことを、
本人も含めて、殆どの者は知らない。
知る由もない。
それは、今よりも昔のこと。
時間にして、彼が冒険者生活10年目に差し掛かったころのことである。
◆
私たちは、一つの問題に直面していた。
「そんな・・・!?約束は、100万リアだって・・・!!」
「知らねぇな。」
「嬢ちゃん、桁を一個見間違えていたみたいだなぁ?」
ぎゃはははは、と下品な笑い方をするごろつきと、
その中心で踏ん反りかえる、カイゼル髭の中年。
名をファルバム・シュタラスという商人だ。
ぎり、と握りこぶしを振るおうとする腕を寸でのところで抑え、
思いとどまる。
「・・・借金には、利子というものがある。・・・君たちは、
それを返さなければならんのだよ。」
「だからって・・・・!!こんな・・・!!法外な利子・・・!!」
「違法とでも言うのかね?・・・ああ、独り言だが、
信用も、後ろ盾もない相手には相応の利子をつけている。
---君たちにはぴったりの査定ではないのかな?」
「----!!」
「---レイ、だめっ!!」
私が何か言うよりも、先に、レイが剣に手を伸ばし、
斬りかかろうとしたのを、その隣にいたアンジェラが必死に止める。
「だって・・・!!こんな・・・!!こんな・・・!!」
「・・・・一週間。君たちに猶予をくれてやろう。
・・・その間にもう100万リア持ってきたまえ。そうすれば君たちから預かった装備は返してやろう。」
----男の言葉を受けて、目の前が真っ暗になった。
◆
「-----ふへぇ。」
「ありがとうございました。」
「ああ。いいってこってすよ。」
「兄ちゃん、兄ちゃん。次はいつ来てくれんだ?」
「あ?・・・・まあ、仕事があったらな。」
俺の言葉にえー、と残念そうな声をあげるガキども。
全く、孤児院からの仕事は確実な報酬をもらえるんだが、
子供たちが元気すぎて少し疲れちまう。
とはいっても、収入源が多いに越したことはないし、
こうして依頼人との縁が切れぬよう、
多少のことには目をつむって依頼を受け続けている。
最初のころはあまり信用されておらず、警戒されていたが、
ここ数年、定期的に仕事を受けていくうちに、
互いに信頼関係を築き上げることができた。
どっかりと、コテージ近くにある気の丸椅子に座りながら、
庭で駆け回る子供たちを眺めていると、
隣にふわり、と心地よいにおいが沸き立つ。
「----ふふふ。子供たちが気になりますか?」
「・・あー。まあ、子供は嫌いじゃないですし・・・。」
隣にちらりと目線を配ると、俺のクライアントがそこにいた。
いつもにこにこと柔和な笑みを浮かべており、
俺の中でここに来る理由の半分となっている人である。
腰まで長くのばされた茶色の髪は先っぽのほうでひもでくくられており、
その顔立ちは、10人が見れば10人が美人と答える顔立ち。
目は金色に光っており、見るものを魅了するグラマラスな体つき。
胸はメロンほどの大きさで、尻も大きい・・・・って俺は誰に対して言ってんだか。
「・・・カネツグさん?」
「あ、いや、何でもないっすよ、アリシアさん。」
ずい、と身を寄せてきたアリシアさんから、近づいてきた分だけ、
そっと距離を取りつつ、慌てて取り繕う。
緑色のローブに身を包んでおり、
布面積が多くて健全なはずなのに、
体つきが浮き出て逆にたまらんことになってしまっている。
「-----いつも、ありがとうございますね。」
「・・金のためっすよ。」
「そうですか。」
「そうです。」
いつもの通りと言わんばかりに、
俺たちは決まりきったやり取りをまた重ねる。
それに対する答えも変わらず、
いつもの通りに答える。
二人で、子供たちが遊んでいるのを一緒に眺めながら、
物思いにふけっていると、彼女がふ、と嬉しそうに言う。
「----あなたが来ると、いつも子供たちが楽しそうなんです。
・・・・身寄りのないあの子たちにとって、私が母親代わりになれますが、
父親の変わりはできませんから・・・。」
「・・・・・・。」
ここにいる子供たちはみな、訳アリだ。
なんでここに来ることになったのか?
それを聴くことはタブーでもある。
---あまり、愉快じゃない理由を昔、アリシアさんから聞いて以来、
突っ込まないようにしていた。
「・・・・あと、その、ですね・・・・。」
「あ、はい。」
また、ぼうっと景色を眺めていると、
隣のアリシアさんが、もじ、もじ、と身をくねらせる。
「・・・・・・私も、嬉しい、です・・・。」
「・・・・・・そうですか。」
子供たちが元気になって、嬉しいということだろう。
きっと彼女にとって、あの子供たちは本当の息子、娘なんだ。
---少しだけ、万年Eランクの俺が、
何かの役に立っていると感じて、誇れるように思えた。
◆
「-----!!」
「・・・?」
「・・・・ああ、彼らですか?」
「・・・何かあったんですか?」
孤児院での仕事を終えて、報酬を受け取りにギルドにやってきて、
受付の人と会話していたところ。
騒がしく、少し大きな声で話している3人組の冒険者らしき
集団がいた。
「何か、あったんですか?」
「---他の人には内緒なんですけれども・・・。」
すすす、と俺の耳元でささやくお姉さん。
「--どうも、借金が返せないから、
夜の街に立つ、立たないってもめているみたいでして・・・。」
「・・・ああ・・・。」
冒険者に限らずよくあることだが、
金を稼げず、女がそうした職業につくのは不思議なことじゃない。
見たところ、あの3人組もそうなのだろう。
見た目はかなり整っているから、
なればすぐに金を稼げるようになれそうだが、
さすがにそれを同じ女性である受付のお姉さんの前で
言うつもりはなかった。
「なるなら、さっさとなっちゃえばいいと思うんですけどね。
・・・・信用も、実績も、実力もない冒険者は害虫ですから。
・・・・あ、カネツグさんはもちろん違いますよ!?」
「・・・・そ、そうですか・・・。」
ストレートな罵倒にちょっと身を引きつつも、
女ってやつはこれだから・・・・とため息を漏らす。
「はい、こちらが報酬となります。
・・・・カネツグさん、いつもありがとうございますね?
・・・あなたがいるから、救われている人もたくさんいるんです。」
「・・・・そーすか。」
社交辞令を受け取り、報酬の入った金貨の袋をじゃらじゃらと鳴らし、
中を開いて、一枚一枚数える。
「・・いつもより、枚数多くないですか?」
「・・・・どうやら、多少の色をつけてくださったみたいでして。」
「・・・。」
アリシアさんもお人よし過ぎる。
俺がもし、悪人だったらころっと騙されてしまうんじゃないだろうか。
まあ、そこがあの人のいいところでもあるんだが。
そうしてじゃらじゃらと数えていると、
後ろからいきなり誰かに抱き着かれ、うぐ、と声が漏れる。
「カネツグーー!!お金入ったんだな!!?あたしの剣、買えよ!!」
「だああああ!!ひっつくんじゃねえええ!!うっとおしい!!」
ちっこい体で俺の背中にしがみついてきたのかと思うと、
すぐさまよじ登り、勝手に俺の肩に両足を乗せ、定位置と言わんばかりに図々しく居座る襲撃者。
「レテ!!重いから降りろっつってんだろうが!!」
「なっ・・あ、あたしは重くないし!!ほら!!見ろよ!!
それは胸と尻がおっきくなったからであって・・・・」
「わーー!!バカバカ!!こんなところで脱ごうとするんじゃねえええ!!!」
驚いてレテのほうを見ると、すでに脱いでおり、上半身はさらしだけになっていた。
---ん?なんか背中に寒気が・・・・。
「・・・・・・・」
「あ」
「あ」
後ろを振り返ると、そこには笑顔だが、目の笑っていないお姉さんが立っていた。
---結局、レテのバカのせいでギルドのお姉さんにお叱りを受けることになるのだった。
「・・・・・・・・・・・・あの人。」
◆
「・・・・おい痴女。」
「・・・・なにさ。」
ぶすー、と不貞腐れるレテをおんぶしつつ、
街を歩く。
こいつの自業自得だというのに、
何を怒っているんだか。
「お前がアホなのはしっていたが、あそこまでアホだとは知らんかったわ。」
「アホっていうほうがアホなんだぞう!!!」
「はいはい。レテちゃんはえらいでちゅねー。」
「子ども扱いすんなー!!」
うがー、と怒るレテをいなしつつ、
今日の夕食のもとになる材料を買っていく。
・・・こうしていると、なんか主婦みたいだな、俺。
レテみたいな子供は絶対に御免だが。
「それで・・・・ん?」
「・・・・。」
す、と目を細めてレテがぼそぼそ、と俺にだけ聴こえる声でしゃべりかけてくる。
「どうした?」
「---つけられてる。」
「---。数は?」
「3人。・・・金属の擦れる音が少し聴こえるから、
武装してるっぽい。・・・やる?」
「やんねーよ。・・・うし、少し脅かすか。」
◆
「・・・あれ?」
「・・・・アンナ、どうした?」
3人で、"あの人"を尾行していたところ、
いつの間にか、姿が見当たらない。
「・・・・見失っちゃった?」
「まさか。・・・・けれども、いきなり姿が・・・。」
「よう。」
声をかけられた方を見ると、そこには、
私たちが尾行していた人物が立っていた。
なに・・・?肌が、なぜかひりつく・・・・。
「わざわざ裏通りの人がいないところまで誘導してやったんだ。
・・・・・話を」
「---せいやぁっ!!」
「・・・聞けっつってんだろうが。」
私が制止するよりも先に、レイが斬りかかる。
真っ二つになるかと思われ、血の気がさあ、と引いた瞬間、
がぎん、と音を立ててレイの剣が切り払われた。
「・・・・・・・お前、今、何をした?」
「・・・・!!?」
----レイと、お兄さんの間に紅い影が割り込んだと思ったのは錯覚であり、
それは一人の少女だった。
肩まで伸びた紅い髪をたなびかせ、装飾のついていない剣を
レイの首元に突きつけている。
「レイッ!!!」
「・・・・くっ・・・この私が・・・!?」
「・・・・なあ、聴いてんだよ。・・・・答えろよクソアマ。」
「がっ?!」
自分の剣を容易く受け止められたことが信じられないといったレイの腹に膝蹴りを打ち込む紅髪の少女。
「レテ。ストップ。やりすぎだ。」
「・・・・・・・・・・・・・ま、カネツグがそういうならいいけどさー。
・・・ああ、そこのもう一人。その懐に伸ばしている手を早くしまいなよ。
・・・こいつの首が飛んでいくのを見たいなら、話は別だけど。」
「・・・・・・。」
奇襲しようと懐に手を伸ばしていたアンジェラに殺気を飛ばし、
威圧してくる。
----!!ひ、膝が・・・。
「・・・・・あー、お嬢ちゃん、いいか?」
「は、はひっ。」
「いや、そんなビビんなくても・・・・。」
件の人物が目の前で、私の顔をちょっと心配そうにのぞき込んでいるのに気が付き、
尻もちをついてしまう。
「なんで、俺のことつけてたんだ?・・・・ぱっと見、育ちが良さそうだし、
物取りってわけでもなさそうだが。」
「・・・・・あ、あの!!!」
「うおっ。な、なんだ?」
がばり、と立ち上がり、頭を下げて叫ぶ。
「----モンスターの討伐の仕方、教えてください!!!」
「・・・・・・・・・・・・・はん?」
それが、彼と私たちのなれそめだった。
◆
「-----むにゃあ。えへへへへ・・・カネツグさぁん、だめですぅ・・・♡♡
あっ、そんなはげしっ♡♡ママになっちゃう♡♡ママになっちゃううう・・・♡♡」
「・・・・あ、あれ??・・・夢???ああ、夢かぁ・・・。」
火照る体を手でいじる。
胸をくりくりと手でもてあそぶ。
あそこはぐしょぐしょに濡れていて、
パジャマが湿り切っている。
「ん・・・・♡♡・・・・好きな夢を見られる枕、買ってよかったぁ・・・♡♡」
結婚資金を貯めるくらいしか使い道のなかった金をはたいてよかった。
こうして毎日彼と夢の中でまぐわうことができる。
・・・隣のベッドで寝ている二人も同じ枕を使っているのは、ちょっといい気はしないが。
「さて、と。・・・カネツグさん、おはようございます♡♡」
監視魔法の先では、ベッドで寝息を立てて眠り続けるカネツグさんの姿があった。
・・・・・・見ているだけで、また・・・。
ごそごそ、と服を脱ぎ捨てて、ベッドの上に寝転がりながら、
○○〇に手を伸ばし、指でいじるとううあ、と声が漏れてしまう。
「ううっ♡♡だめぇっ♡♡カネツグさんっ♡♡カネツグさぁんっ♡♡」
その日は、結局2桁、自分を慰めたのだった。
ファルバム・シュタラス
元々は戦争に負けて没落した国の元貴族の商人。
お抱えの傭兵を持っていることから、"商家兵団"と呼ばれている。
食い扶持に困っていたしがないアラフォーだったが、
カネツグに出会い、とあるものを過去の伝手をもとに売りさばいた結果、
国でトップ5に入る富豪に上り詰めた。
信用を第一に考えており、
相手がどんな人間かによって借金の利子を決めている。
彼自身は公平な金融屋であり、
グレーに差し掛かることはしても、
違法行為はまずしない。
ちなみに、カネツグが彼から金を借りる場合、
利子はほぼないに等しくなる。
自分の姪を彼にあてがおうと画策している。
姪?ヤンデレに決まっているだろ(絶望)
豪商のマリーとは、ビジネスパートナー。
アリシア・レティス
孤児院を経営する、未亡人みたいな女性。
実は未婚。しかもこの時点だとまだ未成年。
その正体は、帝国最強の呪術師家系、レティスを祖とする
貴族の元跡とり。
政略結婚にて他国の有力貴族に嫁入りする予定だったが、
呪術の実験に失敗し、子供が埋めなくなった結果、
破断し、実家からも勘当されてしまう。
孤児院を経営しているのは、
子供を産めないからか、それとも・・・・。
心にぽっかりとあいたすき間。
女として死んだも同然の彼女を救ったのは・・・・。
アルバーツ連邦の"法術"魔法を改造して作られた"呪術"を扱う。
彼女が魔力を込めて"死"を願えば、力なきものは瞬く間に死ぬ。
呪いすなわち、祝福は使い方によっては人の力を引き出すことも可能である。
死者を傀儡とする外法、"禁術"を有する。
("十王"、"聖騎士"ピエール、"酒呑童子"と同じ)
彼女の好きなプレイは、仰向けで寝っ転がっている相手の顔に自分の胸を押し付けて、胸で圧迫し、もがくところを見ること。
しかし、生娘のため、妄想でしかできていない。
カネツグが生きているときも傍に。
死んだらアンデットにして、自分の傍に。
とにかく、何もかもが"重い"系のヤンデレ。
過去にアリスと2度戦い、引き分けた実力を持つ。
Aランクパーティー。
リーダーのアンナ。護衛のレイ。参謀のアンジェラの3人娘パーティー。
とある理由により、金を稼ぐために街にやってきた。
借金で目的は達成したが、返済することができず、
親の形見である装備が質に取られたまま。
偶然見かけて、まちで話題の"プロフェッショナル・E"と呼ばれる
カネツグにモンスターの倒し方を教えてもらうようお願いする。
(※カネツグは、冒険者になった人に配られるガイドブックにて、
名前、経歴が詳しく書かれており、こういう冒険者を目指すようお手本として描かれている。駆け出しの冒険者で知らない人間はいないレベル。なお、本人は知らない。)
性欲とかがヤバい。
現在はAランクの冒険者として活躍している。
アンナは独占欲、レイは妄信、アンジェラは依存系のヤンデレ
やったぜ()
ちなみに、レイが斬りかかったのは、
カネツグの影に潜んでいるアリスの殺気に反応して。
才能がある分、体が先に動いてしまったパターン。
"剣王"あたりのレベルなら、殺気を感じつつ、それに反応するかどうかを自分でコントロールできる、
レテが防いでなかったら、
アリスに3人とも殺されていた。
その場合、一瞬で丸呑みにされていたため、
失踪者が3人増えることに
レテはこの時点で50レベルいってるから、
レベル2~3くらいしかないこの時点の3人だと勝ち目無し。
今は互角程度だけど。
アリス?あれはバケモンだからノーカン。
感想がめちゃくちゃ来ていて草。
今回もリクエスト書いていたけど、
他に見たいのあったら、要望を取り入れるゾ
感想、くれ
KEY(ドS)