人脈チートだけれども、それに気が付かず、15年間うだつの上がらない生活を送っている(主観)やさぐれ転生者は今日も美人局(笑)を躱して平穏を享受する 作:KeI77777
KEY(ドS)と申します
アンケートで、この小説の続きを見たいという声があったため、
執筆
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドS)
事の顛末を話すと、エマさんによって
盗賊たちは壊滅させられ、生きている者、
死んでいる者含めてギルドまで連行された。
3人娘を逃がしたい理由は俺よりもステータスが上であり、
逃げ足も速いので、助けを呼びに行かせるためだった。
結果的に、あの町で最高の戦力が救援に駆け付けてくれ、
俺たちは命からがら助かった。
大剣に光を集め、衝撃波を放つその姿は、
さすがのAランク冒険者というべきか。
どのようなモンスターであろうとも、
当たればただでは済まないことをうかがわせる
爪跡が、大地に刻まれていた。
・・・まあ、威力が高すぎて、地面にクレーターが
出来てしまった、ってだけだが。
念のため治療と、事情聴取のため、
俺たちもギルドまで同行し、そこで治療と、休息を取らせてもらってから、
一通りの事情を洗いざらい話した。
運悪くというか、戦場から逃げ出した傭兵崩れの盗賊団に出会ってしまったのは
仕方がない、とのことだったのでお咎めもなく、むしろ同情を買えたのはましだった。
俺も特にひどいけがはなく、そして、あの3人娘はというと・・・・。
「----師匠っ!!」
「ぐほぉああっ!!?」
あのアホ3人の顔を思い浮かべながら、これまでの出来事を回想していると、
ギルドの掲示板前で立っていた俺の後ろから何かが声をあげながら突進してきた。
突然の攻撃に対して踏ん張り、どうにか体が倒れないように後ろを振り向くと、
突撃してきた馬鹿一人と、そんなこいつの後ろに立つもう二人。
あの3人娘達だ。
「師匠!!師匠!!どうしたんですか!?一緒にクエスト受けに行きませんか!!
ご飯食べに行くだけでもいいですよ!!」
「痛ぇよアホ!!」
「あうっ」
いきなり背中からタックルかましてきやがったアンナの頭にげんこつを食らわせ、
そして飼い主である二人に対しても恨み節を炸裂させる。
「レイっ!!アンジェラっ!!いい加減こいつの手綱握っとけっていつも言ってんだろうがあ!!」
「いや・・・目を離すとすぐさまいなくなっているもので・・・。」
「・・・・・専門外・・・。」
「つーかお前はことある事にひっつこうとすんなや!!」
「うううう・・・あ~・・・師匠の匂いいいい・・・・。」
若干ネコ目になりながら、俺の腹に自分のつむじをおしつけ、
すりすりと体をこすりつけてくるアンナの頭を押さえながら、叫ぶも、
効果はなく、しがみついてくる。
当然、そんな姿をギルドで晒せば、周りからも
『カネツグー!!誰だそのかわいこちゃんたちーー!!』
『俺らにも紹介しろよー!!』
『ついに本命が決まったのかー!?なんてな!!ぎゃははははは!!』
『・・・・・。』
『・・・・ん?な、なんだこの美少女ちゃんたち・・・・?
目がこわっ』
『ぎゃあああああっ!!指はらめええええ!!』
『なんか恐ろしいほどかわいい美少女ちゃんたちが
カネツグを冷かしていた奴らに関節技を極めてんぞ!!?』
ここはうるさいし、これ以上いてもからかわれるだけなので、さっさと
ギルドから出ることにした。
おまけ+3という余計なやつらもいるが、まあいい。
「・・・・おう。そういえばこの近くに値段もそこそこで、
上手い料理屋が最近オープンしたんだが、行くか?」
「!!行きます!!行きます!!」
「私も。」
「・・・・行く。」
「うし。飯食ったらクエスト行くぞ。
・・アンナ!!てめぇはいい加減離れろや!!」
---こんな日々が、3人娘が出世して、別の街に移るまで
続くことになった。
・・・色々と手を焼かされたこともあったが、
それを差し引いても、退屈はしなかった。
シャロはこの半年間、ずっと不機嫌だったが、
3人娘がいなくなってから、いつも通りの調子になった。
おっさんが若い女を侍らせているようにも見えるし、
不潔だと思うのも無理はないだろうが、わかりやすいやつだ。
◆
---時は過ぎ、某国、某所にて
「なあ、アンナ。本当にここであっているのか?」
よどんだ空気を醸し出す、とある廃村の一角にて。
黒髪の長髪をたなびかせ、腰に名刀を差し
伸びた身長と、成長した体つきを強調するような銀色のプレートメイルに身を包む
レイは、となりで白の水晶が先っぽについている杖で探知魔法を使用しながら辺りを伺うアンナに問いかける。
「この辺のハズ・・・・。・・・"鬼"・・・・・。一体どこにいるの・・・?」
同じく、辺りを伺いながら、弓を構えつつゆっくりと廃村を進むアンジェラ。
猫背だった立ち姿は成りを潜め、どこか自信を感じさせるまっすぐ伸びた背筋のまま、歩みゆく。
「うん。・・・作物や、村を荒らす"鬼"・・・。目撃情報が正しければ、ね・・・。」
アルバーツ連邦にしかいないはずの"鬼"がどうしてこんなところにいるのかは不明だったが、それでも、Bランク冒険者たちが束になってようやく勝てるかというモンスターだ。
Aランクパーティーの彼女らも、自然と体をこわばらせ、
奥に、奥にと進んでいく。
「・・・・ん?なんだ、この匂い・・・?」
「・・・・これは・・・お酒・・?」
廃村から少し離れたところにあるひときわ大きな掘立小屋。
そこから鼻をつくようにあたりに広がるアルコールの匂いに眉をひそめながら、
3人は顔を見合わせる。
「・・・ここ、もう人はいないはずなんだよな?」
「うん。・・・・過去には"十王"が村を荒らしていたモンスターを討伐して、
平和になった時期もあったみたいだけど、今は・・・。」
「・・・・あそこ・・・・怪しい・・・。」
なんで、酒の匂いが・・・・?と疑問を浮かべながら、
3人はそのにおいの元である掘立小屋までゆっくりと近づいてく。
「------ういいいぃ・・・。」
のそり、とそれは突然現れた。
気楽に、気軽に、小屋の戸を開け、ずしん、ずしんとその2M、いや、それ以上は優にいっている巨体でふらふらとした足取りで歩きながら歩を進める。
頭には角が2本生えており、腰には飲み物が入っているであろうひょうたんの形をした水筒がかけられている。
黒っぽい紫色の甚兵衛を身にまとい、足には鉄球が嵌められているが、
"鬼"の足取りを重くするにはそれでも、不十分であった。
「・・・・あぁ?なんだ、嬢ちゃんたちぃ・・・?
酒の追加かぁ・・・?」
「・・・!?」
「・・・・レイ!!アンジェラ!!」
いきなりの事態に硬直した二人に対して、
リーダーであるアンナは即座に名前を呼び、
意識を戻させる。
アンジェラは"鬼"の顔めがけて弓矢を放ち、
レイはその胴体にめがけて剣を放つ。
「----今、何かしたかぁ?」
「・・・!?」
「・・・!!!」
だが、矢は"鬼"が口で咥えて防ぎ、
剣はそもそも甚兵衛さえ切ることができず、
カキィ、と金属音を奏でるだけであった。
すぐさま、二人は正体不明の"鬼"から距離を取り、
アンナが魔力を貯め始める。
「・・・・・俺が"誰"だか知ってて喧嘩売ってんだよなぁ?
おめぇらぁ・・・・。」
それまで、酔っていて足取りがふらついていたはずの
"鬼"からみるみる酒気が消えていき、
ぎらり、と眼光は鋭さを増し、3人をにらみつける。
「レイ!!アンジェラ!!時間を稼いで!!
私が一撃で決める!!」
「了解!!」
「・・・・先生の言いつけ通り、無理せず、さぽーと・・・。」
「・・・・ぐわあっはっはっはっはぁ!!!マジかぁ!!!
逃げねぇのかぁ!!肝が据わってんなぁ!!嬢ちゃんたちぃ!!
・・・・いいだろぉ。暇つぶしに、遊んでやらぁ!!!」
今日も、彼女たちは"冒険"をする。
時には、命を落としてしまいそうになることもあるが、
持ち前の悪運の強さと、師匠から教わった、
慎重さ、生きぎたなさを胸に。
---意中の男を手に入れるために、力を蓄え続ける彼女たちの戦いは、
まだまだ続く。
????「いってぇ・・・。」
とある聖騎士「?お主がけがをするなんて珍しいでアールな?」
????「久々に楽しめたぜぇ・・・・。ぐわっはっはっはぁ!!」
長身、銀髪の剣士「・・・だから、酒は飲むなと言っているんだけどね。」
人間違いならぬ、鬼間違いだったけど、化け物に喧嘩売って生還した3人娘をほめてあげてください。
3人娘は強くになるにつれて、カネツグを取り囲む女たちに気が付いており、
それらに対抗し、せん滅できるだけの力を求めていったん街を離れている状態。
たぶん、そろそろ戦争が起きると思うんですけど(名推理)
感想、くれ
れれれのれ
KEY(ドS)