絵の女性と生身の女性、どちらがいいか? 〜現代のピカソが三次元に恋をするまで〜 作:チャンドラ=グプタ
「それじゃ、今から服を脱ぐから部屋の外で待っていてくれ」
陽毬にそう言われ、俺は部屋の外で彼女を待つことにした。
俺はヌードデッサンするのを今か今かと待ちわびていた。
「待たせたな」
しばらくすると、陽毬さんが出てきた。陽毬さんが一糸纏わぬ姿で俺の前に立っている。
大きめの胸は垂れることなくツンと上に向いており、くびれはキュッと引き締まっており、余計な脂肪が全くといっていいほどついていない。
まさに俺の理想的な体型をしている。
「湊くん、私の裸(ヌード)を見た感想は?」
陽毬がヌードを見た感想を求めてきた。
「素敵だと思います」
俺が素直な感想を述べると、陽毬はなぜか呆れたようにため息を吐いた。
「もう少し照れて言えないのかな。君は。私だって一応、女性だぞ」
そんなことは百も承知だ。こんな男の理性を崩壊させてしまいそうな体型を持つ男がいてたまるか。
三次元よりも二次元に興味が強い俺だから理性を保っていられるが。
「す、すみません」
「まぁいい。それじゃ、行こうか」
俺は陽毬の後を追うことにした。家の中にある部屋に入るのかと思っていたが、陽毬が向かったのはなぜか玄関だった。
「えっと、陽毬さん。もしかして外へ?」
「ああ」
「全裸で外に出る気ですか? あ、危ないですよ! もしも誰かが庭の中に入ってきたら……」
「安心しろ。庭の中にはいたるところに防犯カメラが設置されている。不審者が入ろうものならすぐに発見して、私のこのスマートウォッチに知らせてくれる」
陽毬の右腕にはスマートウォッチが装着されていた。
「そ、そうですか……」
そういう問題でもない気がするが、本人が気にしていないならいいか。
陽毬は靴を履き、扉を開けて外へと向かった。
俺たちが向かったのは庭の中にある池の近く。そこにはよく海水浴で見かけるようなリクライニングチェアが置かれていた。
「それじゃ、私はここに座るから遠慮なく描いてくれたまえ」
陽毬はリクライニングチェアに座り、そして頭の後ろに手を組み、悠々とした態度で背もたれに寄っ掛かった
美少女が外で全裸でくつろいでいる。すごい光景である。
俺はスケッチブックを開き、陽毬のヌードをデッサンすることにした。
身体全体の輪郭を描いていき、そこから徐々に細部を描いていった。
陽毬の胸は同年代の女性の中では大きい方に入るのだが、美咲さんや明梨のよりかは大きくない。
ただ、澪のよりは確実に大きい。
全く垂れることなくツンと上を向いている胸の乳輪はベージュ色をしていた。
「湊くん。一つ、聞いてもいいかな?」
「なんですか?」
「君は生身の人間には興味ないのかい? 私のヌードを見ても反応が小さかったからちょっと気になってね」
陽毬から質問を受けて俺は思わず筆を動かすのを止めた。
「いえ……そんなことはないですよ」
「本当かい?」
「ええ」
これは半分本当だ。現に俺は女性とセックスして普通に気持ち良くなる。
「これは私の推測だが……君は普通の性行為よりも、ヌードデッサンに性的快楽を感じる。違うかい?」
陽毬は核心を突くような自身の推測を述べた。
「はい……そうです」
「やはりそうか」
陽毬さんは意地悪く微笑んだ。やっぱり苦手だこの人。
自分のことを何もかも見透かしてくるような得体の知れない雰囲気を持っている。
だが、今は陽毬に対する嫌悪感や不気味さよりも、ヌードデッサンを描きたいという思いが勝っている。
やがて顔の描写へと移る。
陽毬の目、鼻、唇など顔のパーツ一つ一つを丁寧に描いていくが、仕上がっていくたびにいかに陽毬の顔がいかに美しいのか判明していくようであった。
顔の描写が終わると、妖美な雰囲気を持っている唇に本物の陽毬が目の前にいるのにも関わらず、唇を重ね合わせてしまいたくなる。
「興奮しているのかい? 湊くん」
「し、してませんよ……」
「おそらく、顔の描写が終わったところなんだろ。スケッチブックに描かれている私とキスしたくてウズウズしてるんだな。いいぞしても」
「し、しませんよ。そんなこと……」
気を取り直して俺は身体の部分を描いていくことにした。
女性特有の膨らみを性格に描く。質感を現すため、光が当たる部分を意識して影をつけていく。
俺が最もヌードデッサンにおいて力を入れている部分は胸の描写である。
胸の描写でヌードデッサンの全てが決まるといっても過言ではない。
胸は本人が持っている胸と相違なく描かねばなるまい。
個人的に顔を始めとする他の部分については、いくらか自分の理想を取り入れても構わないと思っている。
しかし、胸の部分に関してはちゃんと本人が持っているのと同じように描かなければならない。
胸と女性であるモデルは文字通り一心同体。
たとえその胸が大きかろうと小さろうと、正確に描き上げる。
それが俺のポリシーだ。
胸の描写が終わると、秘所の部分へと移る。
陽毬はちゃんと手入れをしているのか、うっすらとした三角形の形をしていた。
上から下に沿って一本一本描いていく。
秘所の描写を描き終え、ようやくデッサンの下絵が終わった。
そして、ここから色をつけていく。
髪にオレンジ、身体全体の肌の色を着色していき、描き始めから一時間ほどでヌードデッサンが終わった。
「陽毬さん、終わりました」
「どれどれ……」
陽毬は俺に近づき、俺が持っているスケッチブックを覗き込むように見つめた。
「おお、これはすごい。かなりの表現力だ。やはり君は天才だな」
「いえ、そんなことありませんよ」
「敬意を表して君のことをピカソくんと呼ぶことにしよう」
「や、やめてください。何ですかピカソって……」
俺がピカソとかあまりに恐れ多すぎる。
「ピカソは生前、七人の愛人がいたという。美男子の君もいずれそうなるかもしれないからな」
七人の愛人って……それは随分すごいな。伊◯誠のようだ。
「な、なりませんよ。それに全然美男子じゃないですし……」
「そうかい? それより、ヌードデッサンしてここ……随分と溜まっているだろ?」
「あう!」
陽毬は股間を摩(さす)ってきた。瞬く間に俺の股間は大きくなる。
「失礼するぞ」
ズボンのチャックを開け、パンツを下ろし、勃起した股間を陽毬は手でシゴいてきた。
「君の性液……私が一滴も余すことなく飲んでやる。だから君は安心してスケッチブックをオカズに射精するといい」
気持ち良い……この人、かなり手コキが慣れている感じがある。かなり良いところのお嬢様なのに結構、『そういった経験』があるのだろうか。
「は、はい……」
俺はじっとスケッチブックに映る陽毬を見つめた。
綺麗な裸体を惜しげも無く俺の前に晒し出している。
「キスするといい。したかったんだろう?」
「はい……」
二次元の陽毬と口付けを交わした。普通は紙の感触しかしないはずなのだが、不思議なことに俺はスケッチブックに描かれている女性とキスすると、本当にキスの感触を感じる錯覚に陥るのである。
陽毬はさらに早く手を動かし、射精を促してきた。さらに反対の手で玉まで摩ってきた。
「うわ……で、出そう……」
しかし陽毬は手を止め、先走っている肉棒にしゃぶりついた。
上目遣いで恍惚の表情をしながら見つめる陽毬の表情はまさに雌そのものである。ぐつぐつと顔を上下に動かし、フェラを行う。
俺はギュッとスケッチブックを抱きしめた。
いつのまにか全身の力が抜けていった。
それと同時に自分が出した液体を苦しそうに飲んでいる陽毬が目に映った。
全てを出し終えると、陽毬は肉棒から口を離した。
「な、なかなかすごい量だったな。君のは」
「すみません……」
「いや、謝ることはない。もし、またヌードデッサンしたくなったら知らせてくれ。いつでも付き合おう」
「ありがとうございます」
不思議なものだ。
さっきまで自分のことを見透かしてくる陽毬とはあまり関わりたくないと思っていたのに、またヌードデッサンできると知ったら心の底から嬉しさが湧き上がってきた。