絵の女性と生身の女性、どちらがいいか? 〜現代のピカソが三次元に恋をするまで〜 作:チャンドラ=グプタ
入学式の日からすでに三週間あまりが経過した。
陽毬の家でヌードデッサンをした俺であったが、その後は特に陽毬からコンタクトはなかった。
しかしながら現状、澪とヌードデッサンしていたことを秘密にするという約束は守られている。
そして二年になっても俺の生活は変わることはなかった……と言いたいところだが、大きく変わってしまった点が一つある。
「せんぱーい!」
お昼休み、彼女はやってきた。視線が一気に俺に集まる。
「こんにちは、先輩!」
ピンク色の髪をゴムで纏め、ペコっと可愛らしくお辞儀する彼女の名前は垂水桃子(たるみずももこ)。
同じ美術部の一年生である。数日前から何故かお昼休みになると、俺の元にやって来るようになった。
「おお、桃子か。どうした?」
「今日も先輩とお昼ご飯食べたくて来ちゃいました! 行きましょう!」
「え、あ……ちょ!」
桃子は俺の腕を掴み、半ば強引に俺を教室の外に連れ出した。俺たちは屋上へと向かった。桃子は屋上が好きらしい。
「先輩、どうぞ」
桃子は弁当箱を開けた。弁当箱の中には卵焼きや唐揚げなど、美味しそうなおかずがたくさん入っていた。
「ありがとう。いただきます」
俺は箸を使って弁当箱の中に入っている卵焼きを取り、口に入れた。
「どうですか?」
「ああ、すごい美味しいよ」
実際にとても美味しい卵焼きであった。明梨には悪いが、あいつがたまに作ってくれる卵焼きよりは確実に美味しい一品であった。
「それじゃ他のおかずもどーぞ!」
俺は桃子の好意に甘え、他のおかずも食べることにした。
「いやー、良い天気ですね。先輩」
ご飯を食べ終えると、桃子は俺の肩に寄っ掛かってきた。
フワッとした桃色の髪が顔に掛かり、シャンプーの良い香りが漂ってきた。
「なぁ、桃子。俺なんかとお昼、一緒にいて楽しいのか?」
「もちろん! すっごく楽しいですよ。先輩!」
「そ、そうか……」
「あの、先輩。聞きたいことがあるんですけど……」
「なんだ?」
「先輩って、澪先輩と付き合ってるんですか?」
桃子は澪との関係を訊いてきた。俺は部活で澪と絡むことが多いため、気になっても不思議ではないか。
「いや、別に付き合ってはいないぞ」
嘘ではない。ちなみにあのヌードデッサンをした日からも普通に話をしたりしている。
しかし、澪はあの日のことを思い出すことがあるのか、たまに俺に対して恥ずかしそうに顔を背けてしまうことがある。
「そうなんですか……せ、先輩は好きな人とかいますか?」
桃子は顔を真っ赤にさせ訊いた。
「いや、特にはいないな」
「そ、そうですか……すみません。変なこと訊いて。そろそろ私、教室に戻りますね!」
桃子は立ち上がり、慌てた様子で自分の教室に戻っていった。
今日の授業が全て終わり、俺は部活に向かうことにした。教室を出ると、廊下で澪が立っていた。
「あ! 湊くん。今日は部活に行く?」
俺に気づいた澪が声を掛けてきた。
「ああ」
「それじゃ、一緒に行こう!」
俺と澪は並んで歩き、共に美術室に向かった。
美術室に入ると、すでに桃子が黙々と絵を描いていた。
桃子は美術部の新入生の中でも一際才能がある。作り上げる作品は新入生の中でも異彩を放っていた。
俺は席に座り、絵を描くことにした。さてと、今日は何を描くか。まぁ、ヌードデッサンよりかはのめり込んで描くことはできないだろう。
「はぁ〜終わった」
一枚の絵を書き終えた俺は大きく背伸びした。すると、机の上に缶コーヒーが置かれた。
「お疲れ様。湊くん」
ふと顔を上げると、コーヒーを置いてくれたのは澪だというのが分かった。
「おお、ありがとう」
「今日もすごい集中して描いてたね」
すでに他の部員も帰宅していたため、入学式の日と同様に美術室には俺と澪以外誰もいなくなっていた。
「ねぇ、湊くん。今日、描きたい?」
そう言いながら澪は制服のボタンを外し始めた。
俺は時が過ぎるのも忘れるくらい、ヌードデッサンにのめり込んだ。
「できた」
「見せて見せて!」
全裸姿の澪は完成させた絵を見ようとキャンバスに近づいた。
前回は澪が椅子に座った状態で描いたが、今回は立ち絵を描くため、澪が立っていてもらい、その姿を描いた。
「うわ……すごい……」
澪は顔を赤くし、キャンバスに映る自分の裸体を恥ずかしそうに見つめた。
「なんていうか、普段湊くんが部活で描く絵よりも熱量が違う気がするね」
「ああ、そうかもしれないな」
実際、俺がヌードデッサンする時はとんでもなく集中して描いている。
「ねぇ、湊くん。最近、桃子ちゃんと仲が良いみたいだけど付き合ってるの?」
「いや、付き合ってないぞ?」
桃子と付き合っている子を否定すると、桃子は安心したように微笑んだ。
「そっか。湊くん、ヌードデッサン描いてたらそのしたく……ならない?」
澪は俺の耳元で甘く囁き、セックスの誘いをしてきた。
「澪はしたいのか?」
「うん、したい」
澪はあっさりと認めた。そこで俺は使っていない筆を取り、澪の秘所を責めることにした。
「ひゃぁ!」
澪は可愛らしい声を上げた。どんどん濡れてきたのが分かったので、筆をズブズブと膣内に侵入させた。
「き、気持ち良い……」
筆をあらゆる覚悟に動かすと、澪の嬌声が漏れる。
「み、湊くん……私、イっちゃうそう……」
どうやら澪は絶頂寸前のようだ。俺は澪の膣内から筆を抜いた。
絶頂寸前に筆責めを止められ澪は物足りないのか、身体をモジモジとさせた。
「ひ、ひどいよ湊くん。こんなところで止めるなんて」
「もっとしてほしいか?」
「う、うん! でも……筆じゃなくて私、湊くんのお……おちんちんが欲しいかな」
澪は自身の鞄から何かを取り出した。澪が取り出したのは避妊用具(コンドーム)であった。
澪のやつ鞄に入れておいたのか。よほど我慢できなくなったのか、澪は俺のズボンとパンツを下ろし、コンドームを装着させてきた。
「えへへへ……それじゃ、湊くんのおちんちん貰うね……」
今の澪の表情は発情している雌そのものであった。