リクエストがありました胡蝶しのぶをメインにした胡蝶しのぶ編がスタートします。この章では今まで躊躇していた設定も出してみる実験的な試みも含まれています。
01 (エロなし)
桜庭悠二がRoselia、宇田川巴、白鷺千聖とハーレムプレイをした翌日、堀北鈴音、一之瀬帆波を家に招いて一晩愛し合った。テンションが上がった悠二との交合は凄絶であった、鈴音と帆波は疲労困憊になり、そのまま眠り込んでしまって、起きても足腰立たなくないそうだった。
流石にやり過ぎたと反省した悠二は、アイテムから精力剤を取り出して使うことにした。彼は精力剤を自身の肉幹に垂らし、それを二人にしゃぶらせた。お掃除フェラで精力剤を嘗めさせることで、鈴音も帆波も瞬く間に回復した。
悠二は鈴音、帆波二人の肩を抱き、キスを繰り返しながらのピロートークを楽しんでいた。ただセックスをするだけで終わらない、この辺のケアを怠らないのは、悠二の美点と言えた。
女性を満足させるのは、あくまで愛されてるという実感。肉体的な刺激はその手段の一つである。本人たちは悠二を喜ばせればそれだけで嬉しいのだが、悠二の心配りでより自分たちが愛され、大切にされていると思いまた愛情を深めていた。
悠二は左右に鈴音と帆波を侍らせて、ベッドの上でタブレット端末を操作していた。恋人たちから美人の情報を「恋人候補情報」として集めさせて、白金燐子にその取りまとめをさせているのだ。
いずれも美しく掌中に収めたいと思う者たちばかりであり、だからこそ厳選は難航していた。
「やっぱりみんな綺麗だから迷っちゃう?」
「そうだなぁ、お前たちに教えてくれた娘らも、他のみんなが教えてくれた娘らもいいんだよなぁ」
ううむ、と悠二はあごを擦るようにして唸る。
「櫛田さんを推したのは私だけれど可愛いでしょう?」
鈴音は悠二の胸に手を当てて、上目遣いで見上げながら聞いてくる。
櫛田桔梗の人柄にはクラスのアイドル以外のものがありそうだとは思いつつも、悠二なら手懐けられるだろうし彼女も悠二の恋人になれることは嬉しいだろうと鈴音は思っていた。
「はんっ! ……んん、でも、可愛いと思うのでしょう?」
「まぁ、鈴音と同じくらいには」
「やぁ……うれしぃ……」
悠二は鈴音の細い腰に手を回して、抱き寄せる。
「ぁんっ……」
「可愛かった。可愛かったけど……」
「ダメだったの?」
「ダメじゃないんだけど……なんと言うか……」
右手で帆波の腰を抱き寄せ、両手は左右の美少女の胸を揉みながら答える。
「他にもいい娘がいてさ、決定力不足なんだな……」
「あ~、みんな可愛くて誰から手をつけようか迷ってる感じ?」
「そうそう、そういう感じ」
悠二が帆波の頭を撫でながら彼女の言葉を肯定すると嬉しそうに表情が蕩ける。
悠二が持つ籠の数は三つ。SSR獲得ボーナス、創造、ガチャなどの機会もあって籠を増やせているがモンスターもどんどん捕まえているので籠は今後とも必要になる。悠二はアイテム欄を眺めてふと気づいた。
「そういえば
そこで悠二は思いついて帆波にデスクに置いてあるスマホを取らせる。ラブ・ハンターを操作するとスマホのライトから赤い光線が照射されてアイテムを出現する。帆波たちは驚かず見ている。ハガキサイズの桃色の紙がベッドの上に現れる。
このアイテムを渡された相手は七日間、プレイヤーを想いながら自慰をさせる。このアイテムは相手に渡した瞬間に消失(ロスト)する。プレイヤーの姿を知らない者に渡しても効力はない。
「これはモンスター以外にも使えるアイテムなんだ」
七日間にかけて、相手にオナニーを強制するだけのアイテムである。レアリティもコモンである。
「……悠二さん。言っておくけど、私たちはそんなアイテムなくても、しろと言われればするよ?」
「まぁ、それは分かってる」
帆波の言葉に悠二は頷く。確かに恋人たちには不要なアイテムだ。悠二が命令すれば、オナニーをすることに躊躇いはない。そもそも……
「君はオナニーの様子を動画で送っていたことあったよね?」
鈴音の乳首ピアスを軽く引っ張りながら悠二が指摘すると、彼女は甘い声をあげる。
「あぁん、だって喜んでくれると思って……」
「確かに嬉しかった。帆波もわざわざ放尿する動画を送ってきたよね」
「ふふふ……また送るね」
じょろじょろじょろと音を立てながら放尿する動画が帆波から送られてきたのは、つい最近のことである。
「まあ、それはそうと、鈴音。これを桔梗に渡してみてくれ。アイテムの実験がてら反応を見てみたい」
オカズにしてオナニーを繰り返していた相手に捕獲されたときに、何か特別な変化点があるか興味があったのである。
「まあ、唾つけておく、みたいなもんだよ」
悠二は適当なことを言っているのだが、鈴音は至って真面目である。
「そうね、せっかく悠二さんの恋人になれそうなのに……もったいないわね。渡しておくわ」
もったいないとは、これ如何に。悠二は苦笑した。
◇◆◇
その日は幸先が良いと思った。ラブ・ハンターのアイテム
「対魔忍というのはいつもあのぴっちりスーツを着ているんだと思ってた」
「ふふふ、流石にあんな格好で街中は歩けないわ」
桜庭悠二は終業後、水城不知火と晩御飯を食べていた。不知火は対魔忍としての格好ではなくキャリアウーマンを装っていた。しかしスーツは彼女の妖艶な稜線を形作られ、非常に肉感的だった。
二人で話し合った結果、悠二の行きつけの店である三軒茶屋の喫茶店に行った。そこの喫茶店はマスター自慢のカレーが美味い。不知火も気に入って貰えた。
晩飯の後、ベタ惚れの不知火は、当然の如く、ただ悠二を帰宅させなかった。悠二の右腕には、柔らかい弾力。不知火の乳房だ。不知火はぴったりとくっついて悠二の腕を抱き、その胸の大きな膨らみを押し付けてきていた。感触はもちろん気持ちいい。まるで恋人同士の構図である。
恋人同士での営みは、悠二の家ではなくどこかホテルを使おうと考えていて移動中のことである。ラブ・ハンターが反応した。
「ん?」
「え?」
そういえばと悠二は思い出した。ラブ・ハンターの探索機能をオフにしていなかったのだ。
不知火が反応したのはラブ・ハンターについてではなく、周辺で魔族の気配を感じたからである。
「どうしたの?」
「魔族の気配がかなり活動的になっているわ。まるで暴れているみたい」
「こんな街中でか?」
悠二は顔をしかめる。不知火は今までの恋人との時間を楽しむ女の表情から、対魔忍としての表情に変わる。悠二が先程反応したラブ・ハンターを見れば、UR以上がいる方向は魔族がいるという方向であった。魔族というのは魔界の住人でありグレイフィアのような悪魔も大別して含まれる。もしかしたら、この反応が件の魔族であるかもしれない。
「ごめんなさい、私は行ってくるわね」
対魔忍としては事態を確認しなければならない。不知火は悠二に別れを告げた。しかし、
「俺も行こう」
「! ダメよ!? 何があるか分からないわ!」
完全支配されている不知火であっても、悠二の身に関わる危険ならば直訴する。唯々諾々と従わず、必要ならば箴言や忠言をする。これもひとつの忠義の形だろう。
「あちらには俺が探すものがあるかもしれないんだ」
不知火がさらに言おうとするのを、悠二は被せるように言った。
「危なくなったら逃げるよ。危なくなったら俺は
行ったことのある住所に限るが、指定した住所へプレイヤーやモンスターを転移する。
これはおそらくは捕獲したモンスターの家に向かうときや、帰宅するときに使うアイテムなのだろうが緊急非難のためにも使うことができる。
「……わかった。だけど、私の言う事には従ってもらうわよ」
「了解了解」
悠二と不知火が向かった先には人通りが少ない路地裏だった。そこには異形の怪物がいた。悠二が見たことのある悪魔やファントムとは異なる禍々しい容貌。
人体に歪んだ蛸にも似た生き物に酷似した頭部を持つ。溺死体のような膨れ上がった体に、皮膚の色はやはり溺死体のような濁った白色。指はほっそりとしたものが四本生えており、水かきが互いの指との間についている。太ももの辺りまでありそうな六本の長い触手を持つ。
「あれが魔族か!
「いいえ、あれはブレインフレーヤー。それでも様子が私の知るものとは異なる……変異型?」
ブレインフレーヤーとは次元侵略者のあだ名を持つ魔族である。あだ名の通り時空を操り、異なる世界を可能とする能力を持っていた。
ブレインフレーヤーは片手に人間を捉えていた。紫に染まった毛先の黒髪を優美に結い上げ蝶の髪飾りをつけている女性だ。変わったことに蝶の羽のような模様の羽織を着ている。小柄な彼女には羽織はやや丈が合っていない。
「誰か捕まっている!?」
「わかっているわ! だけど、あいつがいるということは!」
対魔忍スーツに着替えた不知火は薙刀──冷酷なるコキュートス──を振るい、自分と悠二に迫るいくつかの影を迎え撃つ。薙刀が縦横無尽に振るい刃の結界が異形たちを斬り裂き、叩き落とす。
不知火の予想通りブレインフレーヤーが使役する妖魔ブレインドッグだ。その姿はまるで目のない褐色の大蛙だ、牛をも飲み込みかみ砕けそうな大きな口と牙。人間の脳を吸い取るための四本の触手を持つ奇怪な容貌である。表皮から生え伸びる触手を敵の死体に伸ばして脳漿を吸いとるという。
「まだブレインドッグがいるかもしれないから、私から離れないで!」
不知火は薙刀を振るい水遁の刃を飛ばす蒼月刃をブレインフレーヤーに放つ。怯んだ隙に捕らえられていた女性がブレインフレーヤーの腕を掴み、足払いをして投げ飛ばした。柔道や柔術のような身のこなしは、柔道の腕前が黒帯である悠二をしても瞠目する技の冴えだった。
「うおっ、カッケーなおい」
「あの身にこなし、一般人じゃない?」
驚愕する悠二や不知火を他所に女は追撃する。
投げ飛ばされたブレインフレーヤーは路上をボールのように跳ねて転がる。女は腰に差した刀を抜刀する。その刀身は変わっていて、切っ先と柄付近を残して刃の部分を大きく削ぎ落した細剣のような特殊な形状をしていた。
「フゥゥゥッ!」
──
その女は一瞬でブレインフレーヤーとの距離を詰め、一突きにした。その刺突、足運びの迅速さは、対魔忍でも屈指の実力者である不知火をしても速すぎてしっかりと視認することはできなかった。
凄絶な一突きだったがブレインフレーヤーは躓き、転倒したことで辛うじて胸部を一突きされることから免れた。
「■■■■■■■■■■■■■■──ッ!」
しかし、刀を掠めた腕を抱えてブレインフレーヤーは悶絶する。悠二には聞き取れない奇怪な言葉で罵るように呻いているようだ。羽織を着た女が追い討ちをかけようとした瞬間。女の身体が後ろに倒れる。
「何が!?」
「狙撃よ、伏せてっ!」
不知火は即座に悠二を押し倒して彼を庇うようにして地に伏せた。羽織の女は狙撃されたことでぴゅーと血を噴き出して倒れた。
「■■■■■■■■■!?」
ブレインフレーヤーは触手を鞭のようにしならせ、怪我を負った右腕を斬り落として逃げ出した。
狙撃に警戒しながら、不知火と悠二は羽織の女に近づいた。蝶の精のような女だった。
玲瓏とすみきっている美貌の女だった。大怪我を負っているにも関わらず、悠二は数拍見入ってしまった。この女性ことが、ラブ・ハンターが反応を示した対象だ。
「不味いわ、かなりの大怪我」
羽織の女は首と胸から血が溢れていた。不知火が傷口を抑えているがこのままでは出血は止められないだろう。精気を失いつつある瞳が悠二の視線とぶつかる。
悠二がラブ・ハンターを操作してアイテムを掌に出現させる。鶏卵サイズの赤い玉を白銀の蛇が包むように蛇体を巻いている。
「アスクレピオスの
召喚したアイテムが砕け霧散すれば赤く光るオーラが蛇を形作り、羽織の女を包み込み、消える。するとどうだろう、怪我は綺麗に治癒して死の気配が濃かった顔色もよくなり、苦しそうな息も穏やかになった。羽織の女は目を瞑り眠るように気絶した。
大きな変化に不知火は絶句する。悠二が使用したアイテムは最高レアのアイテム。
アスクレピオスの
どんな重症や病気でも、一瞬で快癒する。使用限度回数:1回
「こんな凄いアイテムを持っているだなんて流石だわ!」
「流石って何だい。それにアスクレピオスの秘薬はこれしか持ってないよ。兎に角、彼女をどうにかしないと……警察呼ぶか?」
羽織の女の持ち物を確認していた不知火が首を横に振る。
「いいえ、ブレインフレーヤーと一緒にいたから恐らくは彼女はこの世界、この時代の人間ではないわ」
「……え?」
身元を証明するものが一切なく、この世に唐突に現れた彼女を警察に引き渡すのは不味いと判断した。
「どうしようか?」
「ブレインフレーヤーについても調べたいし、この件は五車学園に連絡するわ。だから、この娘の身柄も私が預かります」
五車学園とはかつては対魔忍の里と呼ばれていた町にある政府直轄の対魔忍育成機関である。不知火はそこに所属している。
「そうか、わかった。よろしく頼むよ」
「ええ、頼まれました。それに彼女についてもこの一件は私が巻き取りますので、会えるようになったら連絡するわ」
「いいのか?」
勿論と不知火は嫣然と笑う。
「アナタが息を呑むほど魅了された美人さんだもの。可愛がることができるチャンスは作ってみせるわ」
不知火にさも当然とばかりに言われた悠二は微苦笑をした。
「お見通しか、参ったな」
「当然よ。それよりどうする? アナタのおかげで怪我は癒えたことだし、運ぶ前に捕獲しておく?」
「そうだな、やっておくか」
不知火は実に自然な様子で次元を超えた漂流者に対して酷な提案をするなと思いつつも、悠二は矢を放つ準備をして、横たわる羽織の女に矢を放った。
『捕獲に失敗しました』
失敗した。悠二は嘆息した。ここ最近はSSRでも一回で捕獲成功していたが今回はそう上手くはいかないようだ。
「クールタイムが面倒くさいな……」
悠二はクールタイムが経過した後、再度チャレンジする。
『捕獲に失敗しました』
「またか……」
さらにクールタイムが経過してから悠二は矢を放つ。
『捕獲に失敗しました』
「ええ……」
悠二は困ったと頭を抱える。SSRを楽に捕獲してきたせいで運気の反動で失敗が続いているのかと考え始めた。思えば今までのように簡単に高レアが手に入るほうがおかしかったんだ。あと矢は二本。どうしようと悩みながらもさらに矢を放つ。
『捕獲しました』
「よしっ!」
「やったわね」
悠二がガッツポーズすると不知火は優しく微笑んで彼を労った。悠二は羽織の女の情報を確認する前に、彼は女神のウィンクを使用する。このアイテムは所有モンスター数に応じて、捕獲したモンスターからのプレイヤーへの対人好感度が上昇するのだ。悠二が所有するモンスターは一六人。
レア度:UR 点数:90
氏名:胡蝶しのぶ
年齢:18歳
-
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:ノーマル
好感度:積極的(69)
身長:151cm
体重:37kg
3サイズ:B90/W59/H84
バストカップ:G
九〇点と高得点。SSRに限りなく近いURである。体重はモデルや女優くらいでなければいないのではないかと思うくらい低体重だ。それなのにバスト九〇のGカップというボリュームは素晴らしいと悠二は思う。
白蝋に似た顔や、しなしなとか細い身体に、妙に男をいらだたせる肉感的な翳があった。高得点になるのは納得の逸材である。
「この娘は胡蝶しのぶというらしい。ちょうどいい、しのぶの情報を確認してみよう」
詳しい情報を悠二は読んでみる。
古の昔より人食い鬼から人を守ってきた鬼狩りの組織である鬼殺隊の隊士の中でも、柱と呼ばれる最上級剣士の一人。「蟲柱」の称号を持つ女剣士。
幼い頃に鬼に襲われ家族を殺されており、両親の仇討ちのため生き残ったしのぶと姉とともに鍛錬を積み重ねて鬼殺隊に入隊。その後、姉は鬼との戦いで戦死。姉の仇である鬼を、鬼たちの始祖鬼舞辻無惨を追い求めている。
壮絶な経歴を持つことを知った悠二と不知火は驚き、さらにしのぶがやってきた世界に絶句した。彼女はこの世界の過去からやって来たのである。
「人喰いの鬼……そういう妖魔はいるけれど、鬼舞辻無惨、鬼殺隊どれも訊いたことないわね……」
「不知火でも知らないのか。そこも調べてみてくれないか? 捕獲したはいいけど、過去の人物だったらしのぶの記録もあるかもしれない」
「そうね、わかったわ。任せてちょうだい。それにしても……過去の人間を恋人にしても大丈夫かしら?」
「大丈夫じゃないか? 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも過去の人間を嫁にしていたぜ?」
胡蝶しのぶ
第17のヒロイン。『鬼滅の刃』のキャラクター。
しのぶというか柱の戦闘力は不知火やアサギのような上位の対魔忍、ゼノヴィアや木場のような強力な悪魔の剣士、曹操(ハイスクールD×D)のような英雄派にも比肩する実力者として書いてます。
時代が異なるので当然ですが、↓の水柱の青年としのぶは面識はありませんが時間線は同じと想像して書いています。
https://syosetu.org/novel/221176/
SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?
-
紛らわしい(改善したほうがいい)
-
紛らわしくない