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01 (友希那、リサ、結衣、鈴音)
桜庭悠二が目覚めると彼の視界とその壁の間には揺れている女の姿がある。桜色に染まった肌の中で露にされている胸が妖しくたゆたい、綺麗に流れるストレートの銀灰色の髪は激しく跳ね回っている。
「悠二、さん、あッ、おはよう、ござ、います、んッ、ああん、あッ、あはぁッ」
自室で目を覚ました悠二に、揺れている湊友希那が胸板に両手を当てて紅潮した顔を近づける。朝立ちで勇壮と聳えていた肉幹を肉壷に埋没させ、腰を揺らしながら。
(朝から友希那の淫技を味わえるとは嬉しいな)
寝心地のいいキングサイズベッドからスプリングが軋む音が聞こえ、寝起きの自分の上で腰を回して濡れた声を響かせる友希那を目前に、悠二は彼女の胸を揉みながら心底そう思った。
昨日悠二の家に泊まったのは湊友希那、今井リサ、由比ヶ浜結衣、堀北鈴音の四人。風呂椅子に座る悠二を四人の女性が前後左右から囲っていた。恋人たちのソープ嬢に勝るとも劣らない技と裸体を駆使して身体を洗われる入浴タイムは悠二には満足がいくものだった。悠二の肉幹は終始誰かが身体のどこかの部位で擦っていた状態だった。
「んあああッ─────! 奥に、当たってるぅッ、悠二さんの、悠二さんのぉぉッ……」
悠二が起き抜けの一発を放つと、腕を横に垂らした友希那が恍惚とした顔で天井を見上げ、ブルブルッと総身を震わせる。口から舌先を垂らし、アヘェェと声を漏らした。
「やっはろー! 悠二さん、おはようございます。あ、友希那ちゃん、いいなぁ~」
「おはようございます。悠二さん」
そこに結衣と、鈴音が訪れる。
「友希那ちゃん……ソレ、頂戴。んぅぅん、じゅぶっ、じゅぶっ、んぅ……ぢゅるる……」
「やあんっ、すごいっ、ゾクゾクする、あっ、ああっ、ひあんっ、だ、だめぇぇっ、それ、ぁぁぁッ────」
結衣は友希那の秘部から溢れる悠二の体液を啜る。
「はぁ、はぁ、んッ、ちぷっ、ちゅる……んはぁっ、うぅん、れへぇ……はぁぁ、ぢゅるんっ……」
鈴音は抜かれたばかりの肉幹をうっとりと嘗め回した。悠二は黒絹のような鈴音の髪を優しく撫でている。
悠二たちがダイニングへ移ると、リサが朝食の準備が終わらせていた。
「ふああ……悠二さぁん、おはようっ」
「おはよう、リサ」
エプロンを纏っている制服姿のリサが悠二の前までやってくる。
「今日は出張ですよね。頑張ってね!」
悠二は右手で鈴音の胸を揉み、左手で結衣の胸を揉み、背後で密着している友希那に股間を撫でられながら、数分に及ぶ濃厚な朝のキスをリサと交わした。暫く濃厚なキスをした後、舌を繋ぐ銀糸が切れた。
「あん、ねえ……出張から帰ってくるまで会えないからさ……」
リサは友希那の手と重ねるように片手をあてがい、悠二の股間をさする。
「ねぇいいでしょう? 悠二さんがご飯を食べてる間、おしゃぶりさせてください……」
「じゃあ私もぉ……」
結衣は胸を揉んでいる悠二の手に手を重ね、擦り付けるように動かして、首筋に舌を這わせて甘えた。
「朝食は?」
「抜かりはないよ、早弁用のサンドイッチ作ったから。結衣や鈴音の分もあるよ」
「そうか。じゃあ、いいよ」
「やったぁっ」
「ありがとう悠二さん」
二人の女子高生が喜びを示すと、鈴音が媚びるように腰をくねらせて悠二の顔を覗き込む。
「私も暫く会えないです……悠二さぁん、私にも……おしゃぶりさせてください……」
「駄目。鈴音はさっき飲み干したところだろ」
悠二が子どものおねだりを断るように言うと、鈴音は悲しそうな──事実、とても悲しいのだが──表情で嘆息を吐いた。
悠二が椅子に腰かけると、テーブルに潜り込んだ二人の女子高生が彼のズボンをスルンと脱がせて大股開きの彼の足の間で四つん這いの身を寄せ合い、活力に漲っている肉幹に舌を滑らせていく。
悠二の右に友希那が掛け、悠二の左に鈴音が座った。
「れろぉ……あん、いやらしい匂いがする……ちゅ、ちゅるる……れろ……」
「れぅれぅ、んぁ、友希那ちゃんがハメて起こしたみたいで……んぅっ、ぢゅる……」
「じゃあ悠二さんのあの濃い精液、朝から中に……? ああん、寝起きだからすっごく濃いのをいっぱい注いでもらったんだろうなぁ……んちゅ、ちゅぷ……」
テーブルの下からそんな会話がある中、悠二たちも食事を始めている。
「んふぅぅ……」
悠二が友希那から口移しで朝食を受け取る。
生温かくてドロドロしつつもつぶつぶとした食感のある流動物を悠二は受け取る。友希那の口の中で咀嚼されてたっぷり唾液を含んだ白米だったもの。
彼がその生温かい白米を飲み込むと、飲み込んだのを察したのか鈴音が前へ身を寄せながら悠二の頬に両手を添える。
「はい。ふぅぅっ……」
鈴音から渡されたのは咀嚼した焼き魚。彼女は唇を貪り、舌を蠢かし、唾液に乗せて口の中の物を移しきり、ようやく顔を離した。
口移しで食事をしつつ、友希那と鈴音の母乳を飲んだ。乳房を刺激されて得た快感からあげる彼女たちの嬌声を聴きながら、悠二は食事を続ける。
「悠二さぁん、今日は誰かを連れていく予定はありますか?」
鈴音が蠱惑的な眼差しを悠二に向ける。テーブルの下から覗いている二つの頭と彼女らが発する水が跳ねるような音、そして荒い吐息が鈴音の愛欲を再燃させていた。
「いや、特に考えてないかな……。必要になったら向こうで捕まえようと思っている」
「あん、もう……どうしようもない人なんだからぁ……」
鈴音はツン、と鼻の先を人差し指で軽く突く。それはまるで恋人同士がやるような甘いやり取りだ。それを聞いても鈴音は嫉妬せず、むしろ捕獲されるかもしれないその女の子の存在も受け止める。
結衣は舌先で傘を弾き回ると、次は唇で挟んで亀頭の表面を唇の裏で擦る。リサは根元から嘗め上げたり音を立ててキスを浴びせたりしていく。
「じゃあ悠二さんのお部屋、お掃除させてください……」
「え? やってくれんの?」
「はい……特にシーツ」
「あ……そう言えばお前らの汁で汚れたな……。リサは特に噴いていたぞ」
「ほへんなふぁいぃぃ……はあ、はあ……」
悠二が視線を下ろすと、リサは裏筋を嘗めながら眉をハの字に曲げて反省の色を見せた。昨日は恋人たちの中でもよく潮を噴き、悩乱していたリサが一番シーツを、男を、恋人たちを彼女の体液で汚していた自覚があった。リサは下に移り、茎胴に舌腹を撫でるように押しつけている。
「気にしなくても、どうせ四人の潮でビショビショになったんだし。」
それを聞いて他の三人もリサと同じように顔を赤くした。
「たくさん潮を吹くようになるなんて、リサはエッチな子なんだね」
「あ……エッチな子は、嫌い、ですか?」
「ううん」
「ふわあああ、よかったぁ……」
リサは感謝の想いを伝えるようにエラの辺りに頬擦りし、濡れた頬を拭くこともせず亀頭に舌を絡ませていく。
リサは結衣と顔を並べて亀頭の半分を責め立てながら、肉茎に指を巻き付けてゆったりとしごいている。
「んはあああっ……」
悠二が片足を結衣の秘部に押し当てると、彼女は顎を浮かせて全身をざわつかせた。
リサが肉幹にしゃぶりつき、結衣は上に登り気味の玉をねっとりと舌で掬う。二人とも艶かしく腰を蠢かし、悠二の足に秘部を擦り付け、身体をビクビクと弾ませている。
悠二は友希那の母乳を飲み、鈴音へ目を向けた。抱き締めた友希那を胸の中で彼女の頭を優しく撫でながら。
「そろそろお前の学校の子たちも捕まえておきたいな。タイミングをいつにしようかな」
「はああっ、もしかして来てくれるんですか?」
メロメロに蕩けた顔でハート視線を向ける鈴音。鈴音は愛液を流し続けており、もうパンツはネチョネチョになってしまっている。
そんな彼女の目の前で二つの頭が入れ替わる。リサがパンパンに張っている玉を転がして、結衣は屹立を口内粘膜で擦る。
「桔梗や杏里たち生徒も教師たちも魅力的だし是非とも欲しいところだ」
「はああ、素敵……ッッ、んっ、んッ、ぁぁッ、か、彼女たちも、喜ぶと思います……」
聞いただけで鈴音は甘い電撃に撃たれ、全身をピクピクと戦慄かせていた。
「捕まえたいけど他にも欲しい子たちがいるんだよな。試してみたいこともあるし」
悠二が最近使い始めたやり方をもって今までよりも、籠や愛の矢を作るペースが速くなった。そのため、今ならば鈴音や帆波が選んだターゲットたちを集めることは可能である。
悠二の手を頭に乗せられたリサが瞳を鈍く光らせて、艶かしい吐息を荒々しく吐いて、大きく頭を揺らしていく。その下で結衣がグッとせり上がる玉を肉袋越しにねろねろと嘗め回している。
「とっても気持ちいいこと、彼女たちは知らないだなんて可哀想……ううん、気持ちいいなんて言葉じゃ言い表せない……すっごく熱いのがいっぱいビューッビューッて入ってきて、頭が真っ白になって……ぁッ、ぁぁぁッ、意識、ぶっ飛んじゃうの、ぉッ、んっ、んんぁッ」
語りながら友希那は甘美な刺激に全身を襲われて、腰をピクピクと震わせる。
「んうううんッ! んっ、んっ、んっ……」
と蕩けた呻きを上げたリサが頭を止めて喉を鳴らしている。テーブルの下で彼女の足腰が小刻みに戦慄いている。
「そう言えば、堀北さん。悠二さんのために選んだ女の子たちはどうやって選んだの?」
「え? 悠二さんが抱きたそうな娘というだけよ」
鈴音がこのとき指しているのが外見のみの話。
「もしオマンコの相性がよくなくても、合うまでハメてもらえばいいし、性格なんてどうでもいいじゃない。悠二さんを愛して、忠実でさえあれば天使のように清浄である必要はないの」
鈴音がうっとりと瞳を濡らす。彼女が見ている先で逸物を咥えた結衣は、尿管の残液を搾り上げて頭を痺れさせていった。
友希那と鈴音の会話を聞きながら悠二がラブ・ハンターを起動していると、通知が届いていたことを知る。
『レア度設定が更新されました。更新された個体は現時点での値を算出し表示するようになります。』
「何?」
悠二は胡乱げに、捕獲したモンスター一覧を確認すると、一部のモンスターのレア度が変更されていた。
グレイフィア・ルキフグス レア度:SSR 点数:97
胡蝶しのぶ レア度:SSR 点数:97
川神舞 レア度:SSR 点数:93
一之瀬 帆波 レア度:SSR 点数:93
今井リサ レア度:SSR 点数:92
白金燐子 レア度:SSR 点数:92
堀北鈴音 レア度:UR 点数:88
「あら、私は変わっていないのね。それにグレイフィアさんや胡蝶さんに抜けれてしまっているわね」
悠二の頭をやさしく胸に受け止めながら画面を見る友希那。労わるように男の頭を撫でる姿は、青薔薇の歌姫としての彼女には見られない女としての顔がはっきりとわかる。
「友希那は元々、うちではトップレベルだったから変更は起きなかったのかな。もとからかなり好きだし」
「……そういうことにしとくわ」
「あたしや燐子や舞は一気にSSRだ。帆波もレベルアップしている」
「私もレベルアップしているけど、URのままだわ」
「私もだ! もう、千葉からだとあまり会えないせいで愛してもらえる時間が足りないからかな~」
鈴音は拗ねたように画面を睨む。
「いやいや、URも結構レアリティは高いからさ。うちだとURは多めだけど、見つけるのはかなり大変なんだよ?」
悠二が鈴音と結衣の頭を撫でて言い含める。悠二も推測していたが、やはり彼女たちの中でもレア度は恋人としてのヒエラルキーとして認知しているようだ。レア度がSSRまで上がった女たちは大層嬉しそうだが、変更がなかった者、点数は上がったもののレア度が変更なかった者は不満そうだ。
──あまり、嬉しくない更新だな。
悠二はそう思う。またレア度が変更されていままでとは、野良のモンスターを捕獲するときにも影響があると困る。変更されてしまえばレズ、バイのレア度判定が変わってしまう。そうなればおそらく、レズやバイを捕まえにくくなると思われる。
「悠二さんは最近、レズっ娘とかを交換する前にエッチしたりしているからそれも影響あるんじゃないかな」
リサの言葉にあるかもしれないと悠二は唸る。いままでの更新はありがたいことが多かったが、今回のラブ・ハンターの更新は困ったものだ。この更新は他のプレイヤーにも及んでいるのだろうか。
◇◆◇
「このアイテムを使ってみようと思う」
悠二が示したのは『異次元の捕獲装置』。
異次元の捕獲装置 レア度:SR
あらゆる世界線に干渉してモンスターを捕獲することができる。捕獲できるモンスターのレア度はランダムで決まる。捕獲されたモンスターはマレビトであるため、基本的には帰還することはできない。
「これは捕獲が成功しないと言っていたアイテムよね?」
友希那がスマホの画面を不思議そうに見ている。彼女が言うように今まで四回試して四回失敗したものだった。他にもミュステリアを蒐集する『異次元の鹵獲装置』を何度か試したが二度しか成功することができなかったのだ。
「そうだなぁ。レア度も高いから空振りは辛いんだよね。……だけど、オッズを上げることはできる」
悠二が併用しようとするアイテムを選択する。『アフロディーテの導き』ならば発動後二四時間は捕獲率を二倍にすることができる。今日、捕獲装置を使用するならば捕獲率が二倍となるので捕獲の成功か失敗かが判明するのが数日後でも効果は有効である。
「まあ、やれるだけやってみるさ。仲間が増えたら仲良くしてくれよ」
そう言って悠二は十余りの捕獲装置を使用する。これで捕獲が成功する装置がいくつあるのか……。
悠二も含めて誰にもわからないことだった。
◇◆◇
友希那たちに見送られながら、悠二は会社都合のため九州へ出張に出た。会社には顔を出さず飛行機で直接向かう。空港から目的地の冬木市へ向かった。
仕事は二泊三日となる。一日目は予定り早くに終わった。定時より早い16:30に退社する。
そのままホテルに直行するつもりはない。今日は冬木市を歩いてモンスターを捕獲するつもりだ。恋人たちに言ったように今回の出張はラブ・ハンターのための遠征を兼ねるのである。
都市部の新都を散策したが収穫はなかった。見つけさえすれば『アフロディーテ導き』によって捕獲率が上がっているのだから捕獲は通常よりもうまくいくはずである。
悠二の私見では捕獲率=レア度による捕獲率+補正値。レベルや嗜好に合うかどうかで補正値が変わる。
散策後、新都から冬木大橋を渡り、深山町に向かう。そこは穂群原学園もあるので成人で狙える相手がいなかったため学生を狙ってみた。
狙いは的中した。URのモンスターがちらほら表示されている。
アイテムも組み合わせて使えば、例え彼氏連れだったり、友達といたり、しても対象だけを連れ出すことは可能だ。
画面を頼りにしていると高レアのモンスターが、一人で歩道を歩いているので後をつけた。後ろ姿からしてかなり期待が持てる。だが気になるマークのモンスターだ。通常、モンスターのマークは青だ。だが今回のモンスターは黄だ。トピックスが明滅しているのでそれタップする。
『マークの色はモンスターの状態を表します。
青は普通。
赤は生理中。
紫は性交に不適合な病気やケガ(性病含む)
黄はモンスターの心身に関わる危険を抱えている』
黄は悠二にとっては初めてのケースである。危険とは気になることだが捕獲して登録すればどんな危険があるのか調べられるし、そうすればアイテムや恋人たちの協力で対応できるかもしれない。どうにもならなければ、最悪、
──ますは捕獲してしまおう。
悠二はターゲットが信号待ちしているところで愛の矢を放った。
捕獲に成功した。
悠二はモンスターのデータを確認する。
レア度:UR 点数:87
氏名:間桐桜
年齢:16歳
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:有り
性交経験:有り
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:管理願望/マゾ属性
好感度:無関心(29)
身長:156cm
体重:46kg
3サイズ:B85/W56/H87
バストカップ:E
巨乳の女子高生だ。ただ巨乳ではなくスタイルもいい。見れば弓道部に所属しているらしく、見た目はインドア派に見えるが存外活動的なのだろうかと悠二は考える。非処女だが交際経験はないというのは、見た目の印象とは異なる。
データを確認して危険というものが何なのか察した。
──魔術の家系か……面倒臭そうだな。
悠二が悩んでいると桜が歩き出す。彼女には召喚を発動する。暫くすれば桜が悠二のもとにやってくる。
「あの……」
「間桐桜だね」
「はい」
「俺は桜庭悠二。君の飼い主になった」
「はい……」
桜が小さく頷いた。緊張しているのか声が固い。雰囲気も暗かった。
正面から見た桜はURに相応しく美人だった。類稀なる美形。幼さを残した、柔和な、大人しそうな顔つき。半月型の大きな眼。桜色の小振りな唇。艶やかな黒髪。豊かな乳房でプロポーションが良い肢体。
──勿体無いな。
悠二がそう思ったのはせっかくの美人であっても、このように暗くては教室では男子からは疎遠に、女子からは敬遠されてしまうのではないだろうか。
「君には悪いモノが憑いているね」
「え?」
「蟲だろう? 君のお爺さんと欠片だ」
「どうして……それを……」
愕然としたように桜は呟く。
「……何が目的なんですか」
「目的? それは桜、君が欲しいというだけだ」
初対面でいきなり呼び捨てにして、傲然と聞こえる内容を話す悠二に桜は困惑する。
「私……?」
支配的な物言いに反感を覚えるよりも、不可解だと示すの表情に桜が置かれた環境は良くないことが、データの通りだと悠二は思った。いかに温和な人柄でも好感度も低い状態で先程の悠二のように言われたらもっと反発するはずだ。
「私を何かに利用しようとしているんですか。でもお爺様が」
「間桐臓硯さんだね。俺は聖杯も君の魔術の素養とかにも興味ないんだ。それに俺は魔術師じゃないからね」
「そんな……どこまで……? じゃあ、どうして」
知られざることも知っている正体不明の男の登場に混乱する桜に、悠二はさらにたたみかける。
「君を今の状況から救い上げたいと思っている」
「あり得ません! そんな、無理です。お爺さまに、逆らうだなんて」
「ああ、そうだね。その爺様は『邪魔だ』な」
顔も知らない桜の祖父に、悠二は剣呑な気持ちを込めて呟く。すると、
「あ、うう……あああ!!!」
桜の体が激しく震えだす。まるでそれは体の中で何かが暴れているようで。それに合わせて動けないはずの桜が悶え苦しみだす。
「え?まさか言葉通りになった?」
モンスターのレベルや好感度次第だが恋人たちは彼の命令に従う。だが桜に起きた変化はいままでにないことだった。もしかしたら桜の身体にある障りを弾くために暴れ出したのではないか。
ラブ・ハンターによって間桐臓硯が桜にしたことは知っている。彼女の身体に仕込まれたことも全て。
「うぐああああ!」
桜が女性らしからぬ苦悶の表情を見せる。相当な苦痛が桜の体を苛んでいるようだ。勿論、悠二に桜を苦しませる意図はない。
桜は苦悶の表情を浮かべている。だから悠二はつい手を握ってしまった。
「あ、が、ぐう……」
「桜、頑張れ」
「ああ!」
それによって黒い靄も暴れだす。それは桜の体を這い回る。
「きゃああああああ!!!」
そして黒い靄は払われて桜の体から──親指大の蟲が弾き出された。
「はあああ!!??」
悠二は驚愕する。こんな現象は今まで見たことなかった。
「え? な……え?」
黒い靄に包まれながら蟲がのたうち回る。
「っ、こっちにくるな!」
悠二が叫ぶと蟲が奇妙な音を発して蟲たちが消し飛び、その中でも一匹は奈辺へ去ってしまう。残されたのは悠二と彼にもたれかかる桜だけだった。
◇◆◇
「なるほど、そんなことがあったんですね」
「それであたしたちを呼んでくれたわけ」
悠二が桜を自分の宿泊するホテルに案内すると、胡蝶しのぶと川神舞を
ちなみに女子高生を連れ込む社会人という構図は宜しくないので、桜にはタルンカッペを使って周囲からは認知されないようにして連れ込んだ。このアイテムは以前、川神舞と一之瀬帆波と外でセックスをしても誰にも認知されることがなかった実績がある。
「魔術とか魔術師の業界関係者は知り合いにはいないし、何か知っていそうかなと思って呼んだんだ」
「あたしの専門はファントムだから詳しくはないよ? それでも出来る限りのことはするわ」
「ありがとう。頼りにしているよ舞」
悠二に頼られたという喜びから舞は頬を赤らめる。下腹部に熱を感じ股間からは淫液が垂れる。
「わたしは桜さんを看るためですね。彼女は命に別条はありません。憑いていたものが出て行ったショックで倒れたようです。少し休めばエッチもできますよ」
しのぶが桜の診断をした後、悠二に蠱惑的な笑みを浮かべて桜と性交することに問題がないと言った。
「そうか、安心した。ありがとうしのぶ。それはそれとして、イメチェンした?」
悠二がしのぶにそう訊ねたのは、彼女が着る鬼殺隊の服装が変わっていたからだ。元々彼女が着ていた隊服は狙撃で穴が空き、流血で汚れたので厳密には転移してきたそのものではない。だが、隊服に酷似したものをしのぶは着ていた。以前とは異なるのは、胸元は大きくはだけてGカップの双丘が見えることと、脚絆ではなくミニスカートになっている点だ。
「前の服装もよかったけれどその格好も凄く似合っているよ。綺麗だ」
「ありがとうございます!」
悠二の賞賛にしのぶも心底嬉しそうに微笑む。
以前、しのぶは似たようなデザインの隊服を渡されたときは、設計者の前で隊服に油をかけて燃やしてしまった過去がある。今でもあの行為に後悔はないが悠二が褒めて望むならばこの姿もしのぶは好きになれた。
「悠二さんに褒めていただきましたし、暫くはこの格好にしますね。それと、こっちは」
しのぶは視線を自分の下腹部に落とす。スカートを捲れば彼女の下肢が露わになる。
「あれ、パンツか」
悠二は意外そうに声を上げる。いつもしのぶはふんどしを身に着けているが今日はパンツだった。それもレースで生地は薄く。タイプはブラジリアンカットのものだった。Tバックではないが、後身頃が二分の一カットつまりは半ケツ状態。カットのラインがぷりっと締まった尻肉を円く縁取っているように見えた。
「……エロいな」
「ふふ、喜んでくれると思いました。桜さんの後は是非、私にも御寵愛をくださいね」
「あ、ズルい。あたしにもちょうだい!」
「わかったわかった。こちらこそよろしく頼むよ」
間桐桜
第20のヒロイン。『Fate』の登場人物。
しれっと伏線を入れましたがマレビトとしてリクエストされたキャラクターたちを登場させようと思います。決めているのは松本乱菊、ヒナ(ONE PIECE)、ソフィーヤ=オベルタス、ヴァレンティナ=グリンカ=エステス、オフェリア・ファムルソローネ。当面の目標であと二人くらいマレビトとして出したいと思いますのアンケートさせてください。上位二名を出したいと頑張ります。
選抜基準は私の好みもありますが、エミュがなんとかなりそうな人たちです。
SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?
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紛らわしい(改善したほうがいい)
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紛らわしくない