燐子はお泊りをした次の週の土曜日。午後一五時頃、桜庭悠二の家を訪れた。
「いらっしゃい」
「はい……お久しぶりです」
常のように気弱そうな態度の燐子だが、彼女は明らかに悠二と会えて嬉しそうだ。久しぶりと言っても、彼女と悠二は会えないまでもずっと連絡を取っていた。SNSでの彼女は顔文字も多用して実に多弁である。彼女の新たな一面を知れて悠二は嬉しかった。
燐子を居間に案内すると彼女は不意に立ち止まり、瞠目する。意外な人物に出会ったからだ。
「ゆ、友希那、さん……?」
「いらっしゃい、燐子」
いつものような調子で挨拶をするのは湊友希那。まるで自分もこの家の一員であるかのような態度である。
悠二の家で友希那と会うのは驚きだがさらに驚かされたのは友希那の格好だ。猫耳カチューシャ、赤い首輪、黒の手袋、黒のニーソックス、そして猫の尻尾型の玩具を肛門に挿入していた。腹や乳房どころか陰部も露わになっている姿。それなのに振舞いはいつも通りの湊友希那が自分に接することに燐子は困惑する。
「ど、どうしてここに……?」
「それは俺から説明しよう」
悠二は燐子に説明した。自分が手に入れたモンスターは二人いたこと。そしてその一人が湊友希那であったのだと明かした。
「私はどうなるのですか……?」
燐子の声が急に沈んだ。
「どうにもならないよ。お前も俺の大事な恋人の一人だよ」
「こ、恋人……!?」
感極まった様子の燐子。
「あなたも私と同じ悠二さんの恋人に選ばれるだなんて良かったわね」
祝福するかのように友希那が言う。
「友希那もそうだけどさ、たくさんいる恋人の中の一人になるんだけどいいの?」
「なを言っているの? 悠二さんなら、多くの女を侍らせるなんて当然の権利だわ。その中の一人に入れてもらえるだなんて、とても名誉なことだわ」
「そ、そうです……感激です!」
(ほぼ全裸の)友希那は毅然とした態度で、燐子にしては珍しく大きく力強い声で友希那にそう言った。
「そうか……」
二人の態度に完全服従の支配力を実感させられる。恋愛感情を持ちながら悠二を何か偉大なものであるかのように思っているようだ。思うに完全服従では悠二を害したり悩ませたりしないように思考が働くのではないだろうか。
「それにしても友希那さん、その、格好は……?」
「今日は悠二さんの飼い猫になっていたのよ。朝からずっと可愛がってもらっていたわ」
にゃーんにゃーんと、甘えた声と猫の真似で隣の悠二にじゃれついている。まるで仲間には秘密(にできていると友希那は思っている)で猫を公園で愛でているときのようにデレデレだった。悠二も微笑んで友希那の頭を撫でる。
「そ、それに……こ、このトイレマットは雰囲気造りの道具ですか?」
「これは取替えた新品だけど、ちゃんと使っているわよ。猫なんだもの」
燐子は絶句した。友希那の痴態を想像したからだ。だが同時に楽しそうだなと思ってしまった自分の心情にも驚いていた。
「まあ、兎に角。燐子はこれからも俺の恋人ってことでよろしく」
「で、でも……」
「気にする必要はないわよ。燐子。あなたも、悠二さんの恋人になるのだから。幸せになる権利はありますとも」
「そ、そんな! わ、私なんて……!」
「けれど、悠二さんはそれを望んでいると思うわよ?」
「えぇ!?」
「もちろん、そのつもり。よろしく」
その後なんとか燐子を宥めすかして、恋人に同意させた。
「それで……」
「ああん」
友希那の生尻を擦り、
「ひゃんっ」
燐子のスカートをたくし上げてパンツの中に手を突っ込んで触る。
「三人で一緒に気持ちよくなろうか」
燐子は顔を少しだけ傾け、口端からとろりと唾液を垂らした。ローションの代用だ。母乳が溢れない力加減でパイズリをする。そのまま躊躇いなく肉幹の先端を唇で包み込み、ぬぽんと口腔内へと飲み込んでしまう。舌を使って美味しそうに肉幹を嘗めて味わう。
「ちゅぷ、れろぁ……。んむぅ……」
悠二の顔に跨る友希那が胸を反らして痙攣し、その姿に興奮しているのか肉幹が強く脈動した。透明な液体が噴き出して、それを燐子は啜り嘗め取る。
ああ……おかしくなっちゃう……。燐子が啜り取った液体の粘りけが口腔内にこびりつき、甘い刺激に意識が遠退いていくような心地に陥る。燐子は知らずに母乳を漏らしていた。
「んぅんっ、んっ……じゅろ……」
燐子が頭を振れば肉幹が口内を擦り、脳髄が蕩けさせていく。
「んふぅぅ……、ふぅ……」
「ひゃっ、ああっ、あああんっ! っっお、おかしく、なっちゃう……」
友希那がふたたび背筋を反らしてビクビクと跳ね上がった。友希那が肛門に差し込んだ尻尾が顔に当たり邪魔だったので悠二はそれを引き抜いた。
「あぁぁぁんっ!」
玩具を抜かれた刺激で友希那がイッて潮を盛大に噴かせる。
「んふうううっ!?」
友希那の潮が燐子の顔へふりかかる。唐突な事に燐子は驚くものの、口に咥えた肉幹を離すことはなかった。噴きかけた当人である友希那の思考回路は崩壊し始めていた。快楽を求める波となり快感の余韻に乗って広がり、頭の中を白く濁していく。友希那は焦点が合わない茫洋とした瞳で口からは舌を垂らしていた。
SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?
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