初のバンドリ以外のヒロインですよ!
01 (エロなし)
今日は友希那も燐子もRoseliaの練習で悠二のもとへは来れない。
こういうとき、同じバンドに所属しているのは厄介だった。彼女たちにはRoseliaも大切にして欲しいと言った手前難色は示せないが、残念だという思いは拭い去れない。
以前のライブで目をつけた少女たちを悠二は思い出す。彼女たちに関する情報や連絡先は全て友希那と燐子から得ている。彼女たちを捕獲しにいこうかと思案するが、今回は嗜好を変えてみようと思う。
悠二が赴いた場所は渋谷。モンスター表示は71点以上にしてある。
日曜日の渋谷は流石に人が多いだけに、モンスターマークが散見されている。これならば何とか三人目を捕獲できるかな? 悠二が期待していると、画面に見たことのないアイコンがあることを知った。
モンスターのアイコンではないそれのあるところへ悠二は歩く。そこはヒカリエの近く。アイコンに近づくとそこには男がいた。年齢は悠二と同じか少し上くらいに見えた。男もスマホを見て何かを気づいたような表情で悠二を見る。
悠二もこの男の正体に見当をつけた。
「こんにちは。あなたがやっているアプリは」
悠二は自分が持つスマホを掲げる。
「モンスターを捕まえるのはボール?それとも矢かな?」
我が意を得たとばかりに男は笑う。
「矢を使っている。同じプレイヤーみたいだね」
男は『ラブ・ハンター』の画面を悠二に見せる。
「俺はギブスンだ。よろしく」
「ディックです。こちらこそよろしく」
「ディック?……へえ。あなたとは仲良くできそうだ。他のプレイヤーに会ったのは初めてですか?」
「はい。他のプレイヤーが捕獲したモンスターを見かけたことはあったので自分以外のプレイヤーがいたのは知ってましたけど、こうして会うのは初めてです」
「そうですか、このゲームはどうやらプレイヤー人口はそう多くはないみたいだからこうして会うことなくプレイしている人も多いかもしれないですね」
悠二はプレイヤーを示すアイコンも渋谷に来て初めてだった。プレイヤー人口は一体どれだけいるのだろうか?
「だからプレイヤーたちは自主的に集まって情報交換とかができる場所を作っているんですよ。例えばここ渋谷。あと近くだと新宿。ちょっと遠いが横浜にもある」
「そうだったんですか……それは知らなかった。このアプリを使って一ヶ月くらいかな? ずっとモンスターの調教ばかりでした」
友希那たちに夢中になり、情報収集を怠っていた自覚があるので悠二は他のプレイヤーたちの行動力に感心する。
「俺たちみたいな社会人だと定職を持ちながらの育成は大変ですから仕方ないですよ」
この前も残業で大変でした、と苦笑するギブスン。悠二も心当たりが多過ぎる。最近は友希那たちに会いたいがために定時に上がるため頑張っている。
「そうだ、ディックさん。モンスターを見せあいっこしましょうよ」
「いいですね、やりましょう」
悠二はアプリの画面を見ると今まで使用出来なかったメニュー画面のなかのサブメニューのひとつ閲覧が使用可能であることを知った。
「そうそう。こうやってスマホを近づけて、閲覧をタップ。そして、見せても良いモンスターにチェックを付けて決定をタップするだけ」
「なるほど」
「ディックさんは何匹持ってるの?」
「二匹」
「じゃあ、俺も二匹見せるよ。それでいいですか?」
「わかった、それでいい」
そう言って彼はスマホを操作してから悠二の方へ向けてきた。悠二は言われた通りの手順を行う。
互いに画面を見せあう。画像はモンスター一人につき顔のアップと全身がそれぞれ映ったものがある。
「SSRとURだけが手持ちのビギナーって凄いな。とくにSSRのほうは俺でもレア度は高そうだ」
「引きは強かったと思います。……俺でも? ギブスンさんのところでは違う? もしかしたらプレイヤーによってレア度は違うんですか?」
「そうなんですよ。同じモンスターでも持ち主によってレア度が変わるんだ。例えばロリが好きなプレイヤーで30点代でも熟女好きのプレイヤーならば80点台になるかもしれない」
「ああ、最初に何枚も画像を見せられて採点していたのはレア度を設定するためだったのか」
悠二は得心が言って頷く。
「それにしてもギブスンさんのモンスターも美人さんですね」
悠二はギブスンの一人目の画像を見て言った。
レア度:UR 点数:83
氏名:姫宮千歌音
長い黒髪と碧空色の瞳を持つ美しい少女だった。
レア度:SR 点数:78
氏名:来栖川姫子
友希那や燐子には全く不満はないが、それでも素直に美人と評価できる女性たちだった。
「あの、二人とも対象:異性(限定)というのは?」
「ああ、これは俺限定で異性が好きってこと。あとは興味なし。こいつら元はレズだったんだ」
「え? それはどういうことですか?」
「つまりね、元々は女が好きで男には興味ないか嫌いなモンスターたちだった。それを俺が捕まえて調教したんだ。そのお陰で、今では女にも興味を持たないで俺だけに感じるようにしたんだ」
「へえ、それはそれは……」
「あ、戸惑ってますね?まあ、仕方ないか。」
「…………」
悠二はなんと言えばよいか、わからなかった。
「レズを調教して屈服させるのが好きなもんだから、俺の手持ちはほぼ元レズなんですよ」
「それはまた、大層なテクニックを持ってますね」
悠二はなんとか、当たり障りの無さそうな返答を探す。
「いやいや、俺よりもディックさんのほうが凄いじゃないですか。一ヶ月くらいで好感度レベルMAXを二人って結構凄いですよ?」
「そうなんですか?」
「そうそう。ディックさんならもう気づいてるかもですが、好感度はただセックスするだけではダメ。モンスターを感じさせてイカせないといけない。だけどそれがわかってないプレイヤーや、下手くそなプレイヤーはレベルや好感度の上がりかたが遅いし停滞しがちなんです」
「……好感度が停滞することはなかったです」
ギブスンは感心するように頷く。
「やっぱり思わぬ大人物に出会えたようだ……。ディックさん。俺と取引しませんか?」
章ヒロインは登場していないが初のプレイヤー登場回でした。
ギブスン
ラブ・ハンターのプレイヤー。レズやバイを調教して自分を愛させることを好む。
ギブスンの所有モンスター
・来栖川姫子(神無月の巫女)
・姫宮千歌音(神無月の巫女)
SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?
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紛らわしい(改善したほうがいい)
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紛らわしくない