翌週の金曜日にも鈴音は“夜這い”しに入った悠二の家に泊まった。夜這い御免状の効果で無断外泊であろうと咎められることはない。寮暮らしの鈴音にとってはありがたいアイテムだった。
悠二よりも早く起きた鈴音は、隣で寝ている悠二の朝勃ちしている肉幹をしゃぶり精液を啜り、悠二と鈴音の体液にまみれて汚れた身体を洗い流すためにシャワーを浴びていた。
「ああ……」
鈴音は自分の首筋を触る。鏡に映るその箇所はキスマークがある。よく見れば鈴音の身体のいたるところにキスマークがある。全て悠二がつけたものである。これは彼が自分を己の所有物であると示すために刻印を刻んだようで、そう思えば鈴音は幸福感に浸る。
「いたっ……」
背中には悠二がセックスに夢中になり思わず爪を立ててしまいつけられた軽い引っ搔き傷があった。傷に湯が染みるがその痛みすらも悠二が自分とのセックスに夢中になってくれた証左である傷は愛おしく、痛みは幸福感となって心が満たされていく。
「悠二さんの他の女性たちも、きっと幸せなのでしょうね」
鈴音は悠二には自分以外にも女がいることを彼本人から教えられている。
最初は戸惑ったものの、桜庭悠二のような人物なら自分以外にも女を何人も抱え込むことはおかしくはないと納得してしまった。「みんな仲良く」と言い含められてしまえば自分以外にも女がいることへの怒りなども霧散する。
「私以外の女がどうなろうと、どうでもいいわ」
そう。どうでもいいのだ。悠二は自分とのセックスに夢中になる、彼は堀北鈴音を見てくれる。それこそが肝要なのだ。その事実が彼女に幸福感をもたらす。
悠二が相手ならば先日のような、人間的尊厳を損なう変態的なプレイも喜んで行える。
鈴音は視線を落とす。
膣から精液が零れていた。
「ああ……勿体無い……」
鈴音は白磁のような肌に伝って落ちる精液を掬い取り、嘗め取った。
不思議なもので決して美味ではないはすのそれによって、口中には甘露のような甘さを感じ、脳が芯から痺れる思いだ。
「ふふ、きっと今の私がやっていることを知られたら勘当されるでしょうね」
堀北鈴音は厳格な家庭で育ってきた。両親も兄も厳しく接してきた。そのことに不満はない。両親は教育のためならば金も時間も惜しまなかったし、兄も鈴音が憧れるにたる人物である。今の性に溺れた在り様には両親も兄も失望することだろう。
「ふふ、それもどうでもいいわね……悠二さんがいれば、どうでもいい」
桜庭悠二と出会ってまだ一ヶ月とも経っていないけれど、彼は鈴音の中で誰よりも大きな存在へ昇華されていた。
兄に認められるより、兄に褒められるより、悠二のもとにいることで幸福感が満ちていく。彼に抱かれると、無上の幸せを感じれる。
かつてあった兄への執着はもはや鈴音にはない、家族愛こそあるもののそれだけだ。兄にはさほど感心こそないが、両親への感謝の念は増すばかりだ。なにさ、自分を生んでくれたからこそ、悠二と出会えたのだ。悠二を魅了させる肉体を持って生んでくれたことには感謝してもしきれない恩を感じていた。
「悠二さんが起きる前に朝食の準備をしないと」
今日は土曜日。明日も休日なので丸一日、悠二と性に溺れる時間を送れる。勉強のための一式も持ち込んでいるため、勉強だって帰らずに悠二の家で行える。
「ふふ……今日もアナルを弄ってもらえるかしら?」
SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?
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紛らわしい(改善したほうがいい)
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紛らわしくない