01 (エロなし)
土曜日、桜庭悠二は目ぼしいモンスターを探すため都内を散策に出ていた。
前日の金曜日、午後から在宅勤務をしていた悠二は友希那たちと交わり、燐子をレベル20にアップさせた。友希那はレベル24、鈴音はレベル18となっている。モンスターたちはレベル10以降レベルアップしても矢は貰えなかった。悠二のレベルは29。30になればどう何を得られるのか、悠二は楽しみだった。
設定は71以上。SR狙いだ。
悠二が巡る場所は新宿、池袋、渋谷といった一〇代から二〇代の女性が多く集まりそうな場所だ。
反応はそれなりにあり、確認はするもののこれはと思うモンスターでなかったので捕獲はしなかった。
マークが少しずつ発見できる。レア度はスーパーレアばかり。ウルトラレアは見つからない。スーパーレアでも構わないが出来ればより心が躍るモンスターがいい。
二時間近く歩き回り、獲物が見つけられない。引き上げて前々からハーレムに組み込むことを願っていた宇田川巴、今井リサなど友希那や燐子のバンドメンバーや知り合いを捕獲しようかと思案し始めていたときだ。
ついにウルトラレアを見つけた。学生服を着ている。ブロンドの長髪はサイドテールにしてあり揺らしている。大きな尻だがスカートから覗く脚はすらっとしている。後ろから見る限り、ウルトラレアに相応しい美人であろう期待感が高まる。
なんとか顔が見たいと思い、彼女の横を通り過ぎてから世界的に有名なモンスター蒐集ゲームアプリをやっているようなふりをして、彼女の顔を確認する。
おっ、と思わず声が出そうなところギリギリ我慢できた。グラビアアイドルになれそうな逸材である。くっきりと見栄えのする華麗な顔立ち。両目の下の泣きぼくろ。そしてはち切れんばかりの爆乳が印象的である。
巨乳美女はすでに燐子を持っているが眼前の彼女はもしかしたら燐子に負けず劣らず大きいおっぱいを持っているようだ。
これは是が非でも手に入れねばならない、悠二はそう決意した。例え手持ちの矢が尽きても手に入れねば後悔するだろう。
一回目は失敗する。だがまだ慌てるときではない。クールタイムが終わるまで彼女についていく。
彼女は信号待ちのために立ち止まる。そこをすかさずに愛の矢を放つ。
『捕獲しました』
よし! 悠二は内心ガッツポーズを作る。さっそく情報の確認をする。
レア度:UR 点数:88
氏名:川神舞
年齢:16歳
レベル:0
交際経験:0人
キス経験:無し
性交経験:無し
被捕獲経験:1回、被捕獲中
対象:異性
嗜好:露出に興味あり
好感度:普通(47)
身長:168cm
体重:60kg
3サイズ:B95/W62/H93
バストカップ:G
三人目のウルトラレアだ。さっそく召喚しようと思ったがふと思いとどまる。それは彼女の来歴のデータを読んだからだ。
「なんだこれ……?」
思わず声に出てしまった。舞はホセア学院高等部二年。『ファントム』と呼ばれる幽霊や妖怪たちに対抗できる特殊な力を持つ能力者であるのだと書いていた。父親に習った中華拳法に『五行の氣』を纏わせた近接戦闘が得意らしい。
「なんだか漫画の設定を読んでいるような気分だ」
困惑して黒髪を掻きながら悠二は呟く。『ラブ・ハンター』で得た情報を読んでいるだけで、それがどういう意味であるかを悠二が解っているわけではない。
幽霊や妖怪がいるだなんて夢想だにしていなかった。
超能力者だか魔法使いだが、奇妙な人物を捕獲するということも想定外だ。
「しかし、ラブ・ハンターみたいなとんでもないものもこの世にはあるしな……」
困惑しつつ、悠二は舞の情報を読み続ける。
関東にあるホセア学院には脳機能エラー対策室というファントム対策のグループがあり、舞はそこに所属しているのだ。
「……えぇ」
悠二は大いに困惑していた。
「このアプリの情報は今のところ間違いはなかったし……やっぱりこれも本当なんだろうな」
あの華麗な容姿の美女が胡乱な仕事をしているとは意外過ぎた。
さて、どうしたものか。悠二は途方に暮れていた。
川神舞
第四のヒロイン。『無彩限のファントムワールド』のヒロインの一人。
舞や彼女に関連する設定は原作から変更されています。色々な設定がちゃんぽんするクロスですからご容赦ください。
SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?
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紛らわしい(改善したほうがいい)
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紛らわしくない