友希那は名残惜しむこともなく悠二と別れた。
「明日も会える?」
「明日は放課後Roseliaの練習があるわ。その後でなら大丈夫よ」
友希那が練習の終わる時間を手帳で確認して悠二に教える。その時間ならば悠二も就業後に友希那と合流することはできる。
悠二は友希那と次に会うアポを取って、彼女を駅まで送った。悠二は帰宅途中にファーストフード店に入り食事をしながら、アプリを確認してみると情報が更新されていた。疑問だらけだった悠二は情報に餓えていたのだ。
ディック(桜庭悠二)
レベル:5
経験:1匹
愛の矢:5/5
所持モンスター:1匹
湊友希那
レベル:5
経験:1匹、1回
交際経験:1人
キス経験:有り
性交経験:有り
「レベル5……俺と友希那のレベルが同じく5と上がっている。これはセックスした回数か?」
友希那とは今日は五回射精するほど深く交じり合っていた。悠二の推測通りならばセックスで一回射精するごとに自分と女性はレベルが一つ上がるのだろう。
「しかし経験が一匹……? これは交際した女性の人数とは違うのかな」
悠二が付き合った女性も初体験の女性も、友希那が初めてではない。しかし、このステータスはモンスターとして捕獲された女性との経験のみカウントされるのだろう。
他に変わったところはないか探してみると、好感度の項目が明滅している。タップしてみると、関係性を変更できるようだ。単語が並んで出てきた。
嫌悪、無関心、普通、好意的、積極的、ラブラブ、メロメロ、完全服従
この中では嫌悪、無関心、普通しか選べない。悠二は普通を選んだ。これで明日はもっと親しくできるのだろうか。悠二はハンバーガーを食べながら、アプリについて考える。わからないことは山ほどある。色々と実験して調べてみるしかない。食事を終えたら友希那以外のモンスターを探してみようと悠二は決めた。
街を散策してわかったことがいくつかある。モンスターはおよそ5メートル近づかないと矢は使用できない。
そしてわかったことはレアリティもスーパーレア以上は稀少なようである。暫く街を散策したがレアを見かけることはそう難しくはなかった。しかしレア以上はお目にかかっていなかった。SSRは兎も角、URやSRも見つけられない。SSRが偶然にも隣にいたのはまさに強運であっただろう。
「幸先の良いスタートだったな」
物は試しにレアでも捕獲しようかと考えたが、妥協的な行動をするくらいなら明日たっぷりと友希那とセックスしたほうが満たされるだろうと思い、捕獲はやめた。
そもそも捕まえるために必要な愛の矢は残り五本。これが増えることがあり得るのかもわからないのだ。
また最後に、このアプリはスマホのエネルギーを消費しないようだ。アプリを起動しつつ街を歩いていてもエネルギーが減ったようにみられなかった。そしてアプリそのものを調べてもアプリ内部には課金システムが備わっていなかった。矢を購入することはできない。広告も表示されていないし、インターネットでこのアプリについて検索して一切引っ掛からない。出てくるのは関係のないものばかりだった。
「妙なアプリだな……」
SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?
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紛らわしい(改善したほうがいい)
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紛らわしくない