※この作品はR-18です。

ラブ・ハンター   作:生死郎

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今回の戦闘は前編と後編に分かれています


08 (舞)

 今回のファントムは大きな地市松人形のような姿をしていた。

舞の敵意に反応して首が伸びて、カマキリのような腕が胴から生えた様子はグロテスクな昆虫のようだった。

ファントムは蟷螂のごとき鎌を舞に振り下ろす。

舞は豊かな胸を大きく揺らしながら、身軽なフットワークで回避している。

「疾(シッ)、疾(シッ)、疾(シッ)!」

 短い呼気とともに、鋭いジャブの三連打を放つ。ジャブでファントムの鎌を形作る甲皮に亀裂を入り、そのまま舞はバックステップして、少し間合いを取って長く伸びる首のほうへ迫ると、

「ハッ!」

右のハイキックをバシッと叩き込んだ。その拍子に、白いスカートがぱっとめくれ上がる。その下は何も履いておらず金の秘毛が露わになる。

ファントムの関節部分は柔らかいようで、舞の猛攻に悶絶する。

しかし、悠二の関心は怪物よりも舞にあった。悠二と同じ心境の者はほかにもいたようで、助けられた少年たちは驚いた面持ちで舞を見ていた。

少年たちの視線に舞は気付いているのだろう。羞恥で白い肌が赤くなっている。

「おい、あの姉ちゃんってさ……」

「うわ、えっろ」

「マジかよ……」

 口々に勝手なことを言っていた。その言葉全て舞にも届いており、彼女の羞恥心を大層刺激してるようだ。

 それは油断だったのだろうか、あるいは快美なる感覚に注意力が散漫になったのせいなのなのか、ファントムが蠢いているのに舞は反応が少し遅れた。

 痛めた鎌は動かせないのか胴から触手を生やした。腕は蛇ぐらいの太さがあるその触手が舞に迫る。

「なんか、やな感じ」

 舞はそう呟いている間に、二本の触手が彼女の構えた両腕を捕らえようとする。舞は不快そうに顔をしかめ、素早く触手を叩き落とす。

 しかし、その隙に残り二本の触手が、舞の引き締まった左足首に巻きついた。そして、そのまま上に引っ張り上げようとする。

「ふんっ、甘いわよ!」

 舞は触手の力に逆らわず、むしろそれを利用して、優美な脚線美の左脚を頭上まっすぐに伸ばすと、

「ハッ!」

 軸足である右足で地面を蹴って、三、四〇センチほど飛び上がる。

 そして急降下しながら、ファントムの額に左の踵を槌のように落とした。

 ファントムは耳ざわりな音を立てる。どうやら悲鳴のようだ。その額に亀裂が入った。

「流石だな、たいした強さだ」

 遠くから見守る悠二は感嘆の声を上げる。

 ミニスカートをつけた舞が蹴りを放ったとき、ミニの奥が見えたのだ。悠二の位置では桃尻がしっかり確認できた。悠二より舞の近くにいた少年たちは、あまりにスピーディーなアクションであったためミニの奥が見えなかった。

「ほら、どうしたの。かかって来なさい。これじゃ、準備運動にもならないわねぇ」

 舞がウインクしながらファントムを挑発してくる。

 ファントムの胴が蠕動したと思えば一〇本ほどの触手がまっすぐに伸びていく。スピードも先程よりも速い。

 舞は巧みで華麗なフットワークと、上半身を優雅にスウェーさせることで、迫る触手をかわしてしまう。ブラジャーがなくともロケットのように尖ったような豊かな胸と、薄い筋肉の張り詰め、優美な脚線美を描く美脚を誇る彼女は、踊り子のように美しく跳ねまわっている。

 ポニーテールがリズミカルに揺れ、ミニスカートの裾はめくれがある。美しい雪白の尻が、黄金の陰毛が露わになり、悠二にはよく見えた。

 舞の口元には笑みがある。余裕の笑みとも、自分に向けられた視線への快感ともとれる笑みである。心なしか頬が赤く、汗ばんだ額は、日の光を弾き、健康的な肌の輝きを放っていた。




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