※この作品はR-18です。

ラブ・ハンター   作:生死郎

73 / 175
17 (エロなし)

 桜庭悠二の待ち合わせの相手はギブスンだった。お互いにキャンペーン期間のため忙しいので、まだ九時になる前に集まった。

 ギブスンは女性と一緒に来た。まだ高校生くらいに見える。長い髪を茶髪に染めたギャル系の美少女だった。

「紹介するよ。彼女は俺の所持モンスターである藍原柚子だ」

 少女──藍原を紹介されて、悠二も挨拶する。お互いの挨拶が終わるとギブスンが切り出す。

「彼女は交換用の娘ではないんだ。別件で連れ出していたんだ。それで交換してくれるというモンスターは?」

「ああ、そうだね」

 悠二がラブ・ハンターを起動させて、交換用に捕獲していたモンスターのデータを表示させる。

 

レア度:UR 点数:82点

氏名:六合塚弥生(くにづか やよい)

年齢:24歳

レベル:0

交際経験:4人

キス経験:有り

性交経験:有り

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:レズビアン

嗜好:ノーマル

好感度:無関心(13)

身長:170cm

体重:52kg

3サイズ:B86/W63/H88

バストカップ:C

 

 六合塚弥生(くにづか やよい)は長い黒髪ストレートのポニーテールが特徴的な美人だ。彼女は警視庁の刑事だった。趣味で学生時代からアマチュアロックバンド「アマルガム」のギタリストとして音楽活動に勤んでいる。

 捕獲したときにまず目を引いたのは好感度が低すぎたことだった。キャンペーン期間でなければ、好感度は今までのなかでも最低の嫌悪になっていたところだ。

 弥生のデータを見たギブスンがほほうと唸る。

「これは、なかなか」

「ね、ギブスンさんが好きだと思ってね。レズとか百合が好きなんですよね」

 ギブスンはレズやバイセクシャルを調教して嗜好を歪めてしまうことを好む、特異な趣味があった。

 ──百合は穢して壊してこそ、価値があるし、魅力的なんですよ。

 前にギブスンに言われて内心引いた台詞がこれだ。彼の所持するモンスターには元はレズカップルだったものの、今ではお互いが好きだったことを黒歴史と考えているモンスターもいるらしい。

「本当にこの娘にノータッチでいいんですか?」

「いいよ。愛の矢も君が回収して構わない」

 悠二も弥生は魅力的だと思ったが、彼女を教育するのに時間使うよりも帆波たちや友希那が用意したモンスターを相手にするほうを優先したのだ。そして昨日、ギブスンに交換を持ちかけたのだった。

「流石はディックさん。いい娘を捕まえてくれるな。僕だったら、この娘はレアリティが高くて捕獲するのが大変だったろう」

 ギブスンがそう言って悠二をわざとらしく拝んで見せた。彼の見立てでは弥生はSSRになると思っているようだ。

「さっそく交換といきたい所なんだが――」

「今僕には交換に出せるようなモンスターが居ないんだ。ディックさん、借りは必ず返すから先にトレードしてくれませんか。その担保として矢を五本と高レアのアイテムを出します。後に彼女との交換に見合ったモンスターを渡す」

「分かった。信じるよ」

「ありがとう」

 そういうことになった。悠二は弥生を交換の結果、矢を五本と高レアアイテムを交換で得た。

 

 桃色るるぶ

 旅情報の雑誌。持ち主の好みの異性に出会える場所と時間を、数多く掲載している。使用回数:3回。

 

「へえ、籠と同じランクの最高ランクのアイテムだ。……ところで、レベル五〇の創造という特権はご存知ですか?」

「え? ああ、勿論。ディックさんはレベル五〇に到達したんですか? おめでとうございます」

「ありがとうございます。それで、あれは使えば籠をたくさん確保できるというのは破格な特権じゃありません?」

 悠二がそう言うとギブスンが苦笑する。

「確かに創造を多用すれば籠や愛の矢もたくさん確保できますが、それだけの精力がどれだけプレイヤーにあるかということですよ。それに籠も増やしてモンスターを多く保持するのも難しいですからね。訊いた話では、長期間モンスターに干渉しないでいるとレベルと好感度が下がるらしいですよ。そしてプレイヤー自身のレベルも上がりにくくなる」

「本当ですか!」

 悠二は思わず声が上がってしまった。

「ゲームでもそうですが、そういう設定面の検証が好きな人がいるんですね。……だから籠に入れっぱなしで管理できないと結局プレイヤーの負担にしかならないんです」

「なるほどね……、私は籠がたくさん得られるのはいい事だと思ってましたよ」

「それはディックさんが精力絶倫だからですよ! 何人いま持っているんでしたっけ」

 湊友希那、白金燐子、堀北鈴音、川神舞、一之瀬帆波、白瀬咲耶。そしてつい先程までいた六合塚弥生。

「七いや、六人ですね」

「初期設定の最大五人でも維持するのが難しいプレイヤーもいるんです。レベルアップで精力が強くなっても、個人の限界もありますからね」

「──」

 これからさらに三人増やして、以降もモンスターを捕獲していこうと思っていたのは黙っておこうと思った。

「モンスターの調教がうまく、たくさん飼いならせるディックさんは、女殺し(ドンファン)に向いてますよ」

「そんなもんかなぁ。まあ、女の子たちに囲まれてちやほやされる生活は悪くないと思ってますよ。──弥生はこの近くのショッピングモールのフードコートに待たせてある。今日は非番だから、今日中は君の予定に合わせられると思う」

「ありがとうございます。──もう残り時間が少ないから、僕は行かせてもらいますね。ありがとう、ディックさん。絶対に損はさせないから。また会いましょう」

 ギブスンは早口でそれだけ言うと、モンスターを伴って去っていった。早速弥生に連絡をするつもりなのだろう。

 

 ◇◆◇

 

 桜庭悠二は湊友希那との約束通り、彼女に指定されたファーストフード店へ脚を運んでいた。ここに悠二のハーレムの一員になる女性を集めるという手筈だった。そのために友希那と燐子が今は相手をしている。──相手をしていると言ってもみんなでハンバーガーを食べているだけだが。そもそも口が上手いわけでもコミュニケーションが得意なわけでもない二人だ。そこは悠二も知っているので彼女らには多くは求めない。ただ時間稼ぎをして持っているのだ。

「ありがたい……本当に助かるな」

 悠二は燐子からのメッセージを受け取った後、注文をしてセットメニューを注文すると店内を歩く。燐子からの連絡にあった場所へ向かえば燐子や友希那を確認する。意外と問題なくコミュニケーション取れているな、などと失礼な感想を悠二は抱いた。

標的の三人が背を向けた位置にある席に悠二は座る。ここでならばスマホを彼女らに向けても気づかれ難いだろう。これから悠二は彼女らを捕まえるのだ。時間かけて捕まえるのだから、周囲に不審がられたくはない。

 位置的に友希那と燐子は悠二に気づいている。何かと話しかけて注意を自分たちに引き付けようとしている。

 悠二はスマホを取りだし、ゲームを始めるふりをしながらアプリを用意した。そして三人のうち一人へ矢を放った。

 

『捕獲しました』

 

 画面にメッセージが出た。

 成功音はサイレントにしているため周りには気付かれていない。

 さすが捕獲率二倍だけあり、一発で捕獲することができた。SSRの帆波のときは大苦戦をしたこともあって一発で決まると気持ちいい。同じSSRでも咲耶が一発だったことはひたすら運が良かったのだろう。

 次に矢を使用するためのクールタイムに入る。悠二は急いで情報を確認する。

 

レア度:UR 点数:88点

氏名:今井リサ

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:マゾ、奉仕体質

好感度:好意的(58)

身長:158cm

体重:49kg

3サイズ:B87/W56/H87

バストカップ:F

 

 Roseliaのメンバーだ!悠二は内心でガッツポーズをする。彼女はガールズバンドの娘たちの中でも特に欲しいと思っていた、美形のギャルだ。胸も結構大きい。カップサイズで言えば一之瀬帆波、白瀬咲耶に並ぶ。巨乳ギャルを思うままにできると思えば今から胸が高鳴る。しかもキャンペーン期間の効果によるものか、好感度は元から高いのも嬉しい。

 URをこうもたやすく手に入るのは嬉しい。親友を自分への生け贄として差し出してくれた友希那に感謝したい。

 情報を確認したあと「メッセージ」を選択。しばらくしたらリサのもとへ向かうとメッセージを送る。すると、悠二のメッセージを読んだリサはびくっと震えたと思うとそわそわし始めていた。悠二の支配力がリサを侵しはじめたのだ。

 クールタイムが終了して再びアプリを捕獲用にする。そして再び狙いを定めて、矢を放つ。

 

『捕獲しました』

 

 画面にメッセージが出た。

 またもや一発で成功だ。やはりSSRでもなければ捕獲の成功率はかなり高くなっている。クールタイムを利用してモンスターの確認をする。

 

レア度:SR 点数:78点

氏名:宇田川巴

年齢:16歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ノーマル

好感度:好意的(50)

身長:168cm

体重:56kg

3サイズ:B80/W59/H85

バストカップ:B

 

 巴も悠二が前々から目をつけていた美女だ。彼女はAfterglowのドラム担当で、ロゼリアのドラム担当宇田川あこの姉だ。巴は咲耶とは異なるタイプの格好いい女性である。そんな巴が自分の前ではなよやかな女性として振るまうのは想像すれば、それを早く実現化させたくなる。

 巴にもリサと同じメッセージを送れば、やはり彼女もどことなくそわそわし始めた。

 あと一人だ。キャンペーン期間を十全に使うためにもあと一人を捕獲したい。

 クールタイムが終了したので矢を放った。

 

『捕獲しました』

 

 画面にメッセージが出た。

 またもや一発で成功だ。咲耶は幸運にも一発成功ではあったが帆波に苦戦させられたSSR以外ならば、キャンペーン期間はこうもたやすく捕まえられるのかと、悠二は思った。情報をすぐに確認する。

 

レア度:SR 点数:72点

氏名:白鷺千聖

年齢:17歳

レベル:0

交際経験:0人

キス経験:無し

性交経験:無し

被捕獲経験:1回、被捕獲中

対象:異性

嗜好:ペット(犬)願望

好感度:無関心(28)

身長:152cm

体重:46kg

3サイズ:B79/W60/H85

バストカップ:B

 

 Pastel*Palettesのベース担当だ。さほど芸能人には詳しくない悠二でも知っている元子役の女優だった。芸能人の恋人はこれで二人目になる。

(それにしても……)

 好感度が低い。キャンペーン期間で好感度は向上するのに28で無関心とは。通常で捕まえていたら嫌悪こそされなくとも、ギリギリ無関心なところまで好感度が低いことになる。

 好感度が無関心から調教が始まるのは堀北鈴音以来だった。つまり、最初は嫌悪感を出しながらも好感度を上げて最終的には自分への愛の言葉を語らせるように変えていく過程を楽しめるということだ。

 鈴音も今となっては当時の自分の態度をネタにお仕置きを求めて淫楽に耽るくらいの変貌を遂げていた。

 

『モンスター累計獲得十匹ボーナスで愛の矢が一つ贈られ、籠が一つ追加されました』

 

「なんと、これは驚いた」

 ギブスンに渡した弥生も含めて千聖で調度モンスターを十匹捕まえた報酬を思わぬ形でた。手持ち五個だった籠を三個埋まり、そして一個追加されたことで残りの籠は三個となった。

「俺はもっと女の子たちを増やして楽しみますよ。ギブスンさん」

 そう独り言を言って、席を立ち友希那たち恋人と捕獲した獲物たちのいる席へ向かう。




今井リサ
第7のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。
Roseliaのベース担当。

宇田川巴
第8のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。
Afterglowのドラム担当。

白鷺千聖
第9のヒロイン。『BanG Dream!』に登場するキャラクター。
Pastel*Palettesのベース担当。

ギブスンの所有モンスター
六合塚弥生
ヒロインにならなかった人。『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場するキャラクター。
需要次第では一時的な交換で主人公とエッチするという展開はあるかもしれない。

藍原柚子
『citrus』に登場するキャラクター。調教済み。

久しぶりのガルパヒロイン登場!キャラクターの嗜好などには募集したアイデアも反映させていただきました。

リサ、巴、千聖のプレイ内容でリクエストは募集中です!いつもアイデアが枯渇する作者ですまない……

SSR>URのような独自なレアリティは紛らわしいですか?

  • 紛らわしい(改善したほうがいい)
  • 紛らわしくない
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