目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。 作:赤いUFO
「ちょっと……2人とも、やめなひゃっ!?」
小柄な銀の髪の女性を前後から男女が弄くり回している。
「いやー。一姫の肌ってスベスベだからずっと触っていたくて」
「同感。最近は感度も上がってるよな」
「バカ言わないで! 大体、こういうのはドMの天音の役わ────つあ!?」
乳首を吸うと天井見上げて声を出した。
その上げた顔を上から天音が唇を塞ぐ。
口を塞がれたままに腰を浮かせられて挿入すると、ビクッと体が跳ねた。
身動ぎをして抜け出そうとするが、背中に回された腕にガッチリ固定されていてどうにもならない。
「最初はメチャクチャキツかったけど、今はかなり良いよな」
抱き締めている一姫を下から突き上げると、膣内の肉壁がぺニスから精液を吐き出させようとうねりを上げる。
そこで一姫から顔を離した天音が尻肉を下から持ち上げるようにして揉み出した。
「ちょっと、天音!」
「こっち気にしてる余裕無いと思うよ、一姫」
天音が言うように、徹雄は容赦なく一姫の膣内を蹂躙し、子宮口を押してくる。
痛みとそれを上回る快感に翻弄されながら目尻に涙を浮かべた。
「ヤバ……その
「ばっ! こんなときに……っ!」
膣内でぺニスが大きく、さらに大きくして硬くなるのを感じて一姫の目蓋が大きく開いた。
「つ、あ……あぁああああっ!?」
精液を注がれるとそのまま疲労した様子で徹雄に体を預けてくる。それを受け止めると天音のほうが顔を近づけてきた。
「次はぁ、こっちの番でしょ?」
実った胸を後頭部に押し付けてくる天音。
徹雄は後ろを向いてその乳房を噛んだ。
「初めまして、朝比奈徹雄さん。新しい護衛としてやって来ました。風林寺美羽と、申しますわ」
「あ、あぁ……うん……」
ピッチリとしたボディスーツにジャケットを羽織った金髪の女性に挨拶されて徹雄は気のない返事で返してしまう。
「どうしたの? まさか、美人が護衛で驚いてるとか?」
「いや。護衛っつーからマドラックスさんみたいな銃で武装してる奴を想像してたのに丸腰だから驚いただけだ」
「彼女は武術の達人なのよ。それに日本で銃器はマズイでしょ?」
「え? 今更そこを気にするのか?」
徹雄と楯無の会話を聞いて美羽がクスクスと笑う。
「ご心配なく。武器は持っていませんが、腕にはそれなりに自信がありますわ」
「更識が見つけてきた人材だしな。そこは疑ってねぇよ。よろしく頼むわ」
「はいですわ!」
握手する2人。
「んで、早速悪いんだけど、今から出かけるから、護衛頼む」
聞いていなかったのか、美羽は瞬きした。
「どちらに出掛けられるのですか?」
「他の野郎んとこ」
「なぁ! 頼むよ、怜人君!」
2人のいるテラスに着た徹雄は何か言い合っている怜人と恭司。
言い争いと言うより、恭司の頼み事を聞いて怜人が困ってる感じだった。
「どうした、2人ともー」
片手にサンドイッチを持ちながら現れ、話しかける徹雄に2人が驚いた様子を見せる。
「いや、それが……」
何やら、恭司が怜人の妹に会いたがっているらしい。一目惚れだとかで。
恭司の担当官を通して会うように話したが、本人は会うつもりがなく、突っぱねていてらしく、説得してくれないかと怜人に頼んでいるところのようだ。
「なに? お前妹さんいたの?」
「うん、まぁ……」
「笑顔が素敵な娘なんだ!」
困ったように頬を掻く怜人と、興奮気味に怜人の妹のことを語る恭司。
それを聞いた徹雄は少し考えた後に。
「なぁ、怜人。お前の妹さん、俺も会いにいっちゃダメか? 一度会ってみたい」
「え?」
「ま、まさかアンタもまひるちゃんに興味を!」
「少なくとも性的な興味はねぇよ。なんなら、俺の方からも恭司に会うように説得しても良いぞ」
「ほ、本当か!?」
徹雄の申し出に2人は目を見開く。
「もちろん、成功は保証出来ねぇけどな。つか、俺に説得とか向かないしな」
「あ、あぁ!! ありがとう!」
「あれ? 会うのは確定なの?」
「なんでそんな話になってるの怜にぃっ!?」
「いや、俺に言われてなぁ……」
恭司のお断りの話に行った筈なのにもう1人を連れてくる怜人に妹であるまひるが声を上げる。
警戒して怜人の後ろに隠れるまひる。
取り敢えず約束通りまひるの説得に入る徹雄。
「まぁ、なんだ。恭司。あいつとは通信で何度かやり取りしてるけど悪くない相手だと思うぞ。ちょい下半身に正直過ぎるところはあるけど、女には優しくする奴だし。俺と違って」
徹雄は別にフェミニストではない。
ちなみに徹雄の恭司に対する評価はどう転んでも悪人にはなれないタイプ、である。
「真面目な話。男なんて今確実に目覚めさせられるのは俺たちを含めて6人だけ。怜人がMKウイルスをなんとかしようとしてるけど、色々と厳しいのも事実だろ?」
徹雄としても、眠っている多くの男性たちが生きていてくれる未来を望んでいるが、そうならない未来も考えておくべきだろう。
そんな中で、自分に目をかけてくれる相手がいるのは運が良いと見るべきだ。
「……」
徹雄の言葉に不服そうにしながらも聞いているまひる。
「俺だって別に、会ってそのままベッドインしろとは言わねぇよ。ただ、会う前から嫌ってやるなって話」
いくら身近な相手とはいえ、さすがに近親相姦までは承諾しないだろう。
というか、まひるがやけに
「こんな時代だ。女として意識されてる内が華だよ華。まぁ、もしもアイツが迫って来ても、逆に考えとけ。処女くらい、あげちゃってもいいさってな」
最後の言葉に後ろにいた楯無があちゃーと顔を覆い、美羽も引いている。
それを聞いたまひるはカッとなって手を挙げた。
パシンと徹雄の頬が張られた。
「サイッテェ!! 信じられない!!」
そのまま部屋を出ていくまひる。
「あー、ごめん。まひるが……」
「別にいきなりスタンガンを喰らわされるのに比べりゃ大したことねぇし。お前の妹さん、元気だな」
はは! とヒラヒラと手を振る徹雄。
しかし、簪といい。自分は妹系に叩かれる星の下に生まれてのだろうか?
後ろに控えていた楯無が頭を下げる。
「申し訳ありません、水原様。うちのは基本的に考えなしのアホですから」
「うっさいよ。俺は初めて店に言ったときは先輩にこう言われて踏ん切りがついたんだぞ!」
「そんなの貴方だけよ。というか、男と女の子の初めてを同列扱いしないの!」
「朝比奈さん。流石に今の発言はどうかと思いますわ」
2人から責められるように視線と言葉に徹雄はふん! と拗ねるように鼻を鳴らす。
「取り敢えず怜人の妹さんの顔見て満足したし、今日は帰るわ。今度は恭司を交えて野郎同士のバカな会話をしようぜ。そういうのに飢えてんだよ、俺」
この後、まひるは会う前から嫌ってやるな、という言葉には一応の正しさを感じて恭司と会うことになる。
もっとも、結果は彼の思うようにはならなかった様だが。
「じゃあ、ユウキの方は問題ないんだ」
「アスナは気にしすぎだよ。赤緒さんはいい人だし。あそこにいる子たちもいい子だよ。娯楽品が手に入りにくいのがちょっと不便だけど。まぁ、それは仕方ないかな」
「……」
木綿季の言葉にアスナと呼ばれた女性────結城明日奈は少しだけ表情を曇らせた。
それに気づいて木綿季も気にしないでと肩に手を置く。
「だから気にしないでってば! 別にアスナが負い目を持つ必要はないんだから」
「それは、分かってるけど……」
木綿季と明日奈は以前、とあるオンラインゲームで知り合い、意気投合した親友同士だった。
その際、当時木綿季が患っていた病気が原因で一時は生存を絶望視されていたが奇跡的に助かる。
ただ、身寄りもなく、今まで病人であったからこそ受けられた庇護も退院と同時に失い、スラム同然の町に放り出されて柊神社に辿り着いた。
だから友人として明日奈は時々木綿季と会っているのだ。
それは今もMKウイルスが猛威を振るう前の生活が変わらず出来ている後ろめたさもあるのかもしれない。
「最近はさ、DIYっていうの? 日曜大工とか始めてるんだから。こっちは、それなりに楽しくやってるよ。それに────」
顔の前で両手を合わせて僅かに頬を染めて微笑む。
「好きな人が、出来たんだ……」
「え?」
木綿季の表情に明日奈は戸惑う。
現在、世界中に男性はいない。いや、先日公表された水原怜人はいるが、どこに接点があるのか想像できない。考えられるのは────。
(同性ってことかな。私の周りにも増えてきてるけど……)
男性が世界から消えて4年。同性同士のカップルというのも増え始めている。
幸せそうに微笑む親友を見て祝福すべきか。それとも一言口にすべきか迷っていると、木綿季を呼ぶ声がした。
「おーい、木綿季ー!」
「あ! おにーさん!」
木綿季が手を振ると底には金髪の女性と体格の良い男の人がいた。
「これから、柊神社に行くとこだったんだけど。なにしてんの?」
「そっちこそ。後ろの人は?」
「あぁ。俺の新しい護衛だよ」
「風林寺美羽と申しますわ。よろしくお願いしますわ」
柔らかな態度で挨拶する美羽に木綿季は一瞬むむ、と険しい表情になったが、すぐにいつもの快活な顔に戻る。
「お前も、そっちの人は?」
「うん。結城明日奈! ボクの友達だよ!」
明日奈の腕を組む木綿季。
ふーんと納得した後に徹雄は明日奈に手を差し出した。
「初めまして。木綿季の大工の師匠ってか。まぁ、友達の朝比奈徹雄だ。よろしく」
「は、はぁ……」
頭がフリーズしたままに握手に応じる明日奈。
「それで? おにーさんは今日はどうしたの?」
「あぁ。前にやった健康診断。結果が纏まったから、届けにな。ってのが口実で外の空気吸いにな」
「前に千鶴さんがやってくれたやつだね」
「そうそう。今日は楯無も色々とあるらしくてな。護衛の風林寺だけで移動だ。これから行っても大丈夫だよな」
「うん! おにーさんならいつでも大歓迎だと思うよ」
明日奈に付いていた手を離して徹雄の手を取る。
「それじゃあアスナ! またね!」
元気に手を振る木綿季。
そうして並んでいるとまるで兄妹のようで。
「え? え、ええっ!? えええええっ!?」
生きている男性を見てようやく動いた思考で明日奈は声をあげた。
明日奈にエロが入るかは未定。