目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。 作:赤いUFO
あれはカッコいい。
舞衣と命は一姫と天音同様にセット扱いで。
「じー」
誰もいない道で携帯していたチョコバーを齧っていると出くわした見知らぬ少女がこっちを見てくる。
「食うか?」
「いいのか!?」
もう1つ持っていたチョコバーをやるとそれを受け取って女らしさの欠片もない動きで平らげる。
「お前、いい奴だな!」
「そうか?」
「ふむ!」
どこか野生児っぽい感じがする少女のチョロさに不安を覚えながらもそう真っ直ぐ言われれば機嫌も良くなるというもの。
基本、徹雄も単純なのだ。
「お前、名前は? いや、言いたくねぇならいいけど」
「何故だ? 私は命。美袋命だ!」
「そっか。俺は朝比奈徹雄。よろしくな、命」
「うむ!」
頭を撫でてやると目を細めて気持ち良さそうにしている。
(なんだろ。なんか猫とかが懐いたみてぇ)
さすがにそれは失礼すぎるか? とも思ったが、目の前の少女に異性としての興味よりこう、ペット的な感じで愛でたくなる。
そんなことを思っているとどこからか命を呼ぶ声がした。
「命ー! どこー!」
「舞衣!」
誰かが命を呼ぶと嬉しそうに立ち上がる。
その声で向こう側も気付いたのか、こっちに近づいてきた。
「いたいた! もう! あんまり離れないでっていった……」
じゃない、と続けようとしたのだろうが、隣にいた徹雄を見ると目を丸くする。
本人もそろそろ行くか、と逃げるように立ち上がる。
「じゃあな、命」
「うむ! また会おう、徹雄」
互いに手を振って別れると同時に舞衣と呼ばれた少女は声を上げた。
「はいぃっ!?」
今日、どうしても1人で行動していたのは、伯父の墓参りに訪れたかったからだ。
と言っても、少し離れたところで楯無や美羽が車で待機しているが。
墓と言っても個人のソレデハなく、MKウイルスが蔓延して亡くなった人たちを纏めた墓だが。
そういうのがあると赤緒から聞いて今日訪れることにしたのだ。
用意された花を手にして目的の場所まで移動すると先客、というか、さっき会った少女2人がいた。
命がこちらに気付く。
「おー! 徹雄!」
ブンブンと手を振る命に軽く手を振り返す。
舞衣、と呼ばれていた少女も、驚いた顔をしながらも、戸惑うように頭を下げる。
墓に花を添えて手を合わせる。
そんな徹雄に命が訊ねた。
「お前も、大切な人を亡くしたのか?」
「伯父をな。両親を亡くしてから面倒見てくれてた人を。お前たちもなんだろ?」
先に口を開いたのは舞衣の方からだった。
「はい。あたしは、弟を。命は、お兄さんを」
「そっか。辛いよな」
おそらくは身内を目の前で亡くした少女たち。
看取ることすら出来なかった徹雄。
どちらが辛いかなどは論じることではないだろう。
「ここも、数年前までは沢山の人が訪れてたんですけど。今は皆、自分のことで精一杯だから。ここに来る人も少なくなっちゃって」
淋しそうに笑う舞衣に徹雄はそうか、と空を見上げた。
「偉いな、お前ら」
笑う徹雄に舞衣が質問する。
「あの、朝比奈さんはどうして……」
命から名前を聞いたのか、名前を呼ぶ舞衣。
それに徹雄は答えられることだけ答えた。
「この間、ニュースに出てた水原玲人。俺もアイツと同じだよ。こっちはまだ世間に公表されてないけど。あんまり詳しくは言えねぇんだわ。悪いな」
「いえ、それは……」
もしかしたら、男性が生きていることに思うところもあるのだろう。
自分の弟は亡くなったのに、という感情。
それが理不尽な八つ当たりだと理解しているから舞衣は口をつぐむし、徹雄は察しながらも何も言わない。
そんな2人の空気に意を介さず、命が胸を張った。
「私は徹雄が生きてくれて嬉しいぞ! お菓子くれたからな!」
そんな命に2人の間に有った微妙な空気が緩和される。
「そっか、そっか! なら、俺も生きてて良かったよ」
「もう! 命ったら!」
墓の前とは思えない、明るい笑い声が空に響いた。
「何か最近俺の扱い雑だと思わね?」
「どうしたんですか、朝比奈さん?」
マッサージを受けながら徹雄は千鶴に愚痴る。
「最近、更識の奴は俺の頭をパシパシ叩くし。妹の方も口調に遠慮が無くなったよな。柊神社に行ったら、ガキどもが間接技喰らわせてくるんだけど。それにこの間も玲人の妹さんには初対面で叩かれるし」
別にゴマを擦ってほしい訳ではないのだが、どうにも嘗められてる感がある。
その事に千鶴は苦笑しながらも答えた。
「朝比奈さん、親しみやすい人ですから」
「そうなのかねぇ……」
実際、徹雄はパッと見て怖い容姿をしているが、話してみると親しみやすい人柄であることが分かる。
良い意味で子供がそのまま大人になったような。
気にする必要はないですよ、と言う千鶴に徹雄も本気で悩んでる訳ではないため、話を切った。
「そういや、先生の方はどうなんだ?」
「相変わらず研究室に籠ってるみたいです」
「俺、あの人に1回しか会ってないよな? 一応俺の専属医じゃねぇの、あの人? 健康診断すら雪村に丸投げじゃねぇか」
「専門は薬学ですからね……」
ここでMKウイルスに関する研究をしている女性。
以前紹介されてから一度も顔を会わせていない。
こちらの身体のデータを取ってそれを参考にMKウイルスに関する特効薬を開発しようとしてるらしい。
一姫は、その助手をしている。
マッサージを終えて、起き上がる徹雄。
「今日も、ありがとな」
「いえ。このくらいならいつでも言ってくださいね」
少しだけ顔を赤らめて千鶴は微笑んだ。
「会いに来たぞ、徹雄!」
「ホワット?」
「あはは……」
メイティングの時間に突然現れた舞と命に徹雄は首を傾げた。
そんな徹雄に舞衣が説明する。
「その、更識さんという方に……」
「あ、うん。大体分かった」
「すごいな! 今ので分かったのか!」
墓参りで2人と話しているのを見て勧誘したのだろう。
最近、ちょっと見境がなくなってきてると思う。
「……悪いな、アイツが。後で〆とくから」
モニター越しに楯無がちょっとぉ! と文句を言ってる気がするが、そんなことは気にしない。
舞衣が苦笑する。
「驚きはしましたけど……」
「楯無が言っていたぞ。徹雄と子を成せば、ういるすに負けない強い子が産めるかもしれないと」
「まだ、確定じゃねぇけどな」
さて、どうしたもんかと腕を組む。
すると、舞衣の方から話を持ってきた。
「こんな時代ですからね。その……ちゃんと考えて答えを出してます。あたしも命も」
体を寄せてくる舞。
あぁ、クソ! とこれも全部更識のせいだ! と内心で罵りながら舞衣の服に手を伸ばした。
「ん……くすぐったいぞ、徹雄……」
「我慢しろ。お前くらい小柄だと、ちゃんと準備しねぇと……」
木綿季よりも小柄な命の体を丁重に愛撫しながら濡らそうとする。
後ろから腕を回して凹凸のない胸を揉み、反対の手で太腿から股に移す。
陰核に触れると命が身を捩った。
「そ、そんなところも触るのか!?」
「むしろ、こっちが本命だろうが」
首の後ろを舐めて軽く歯を立てると、ビクリと跳ねた。
「い、色々なところを触られて……へんな、きぶんだ……」
ちゃんと濡れるまで丁重に愛撫を重ねると命から熱い吐息が漏れる。
「ひっ!?」
少しずつ慣らしていくように指を陰口の奥へと通す。
最初は痛みで声を出していた命も、次第に強張っていた体の力が抜ける。
「ここまで慣らせばいけるか? 初めてだし、仰向けでな」
命を仰向けに寝かせて、ぺニスを脚を広げさせて陰口に添える。
「それじゃあ、いくぞ」
「う、うむ……」
緊張した様子で頷く命に徹雄は腰を進ませた。
「つっ!」
思った以上に狭い肉壁にぺニスを奥へ奥へと進ませる。
「うー! うー! うっ!」
「ちょっ!? 大丈夫! 命!」
歯を食い縛り、痛みに耐えている命の手を舞衣が握る。
半分ほど入ったところで進めなくなり、これ以上は時間をかけて慣らしていくしかないと判断する。
ぺニスの出し入れを遅い動きで続け、なるべく早く終わらせようと努めた。
「命。1回、
「だすって、なにを……つぁ!」
命が理解するより早く膣内で射精する命。
さすがにここまで体格差があり、初めてだった命は感じる余裕はなかっただろう。
命の手を握っていた舞衣の腕を掴む。
「このまま、するからな」
コクリと舞衣が頷く。
しっかりと実った乳房を両手で鷲掴みにして揉む。そして、搾るようにして突き出た乳首を吸い始めた。
「んっ! んんっ!?」
羞恥から声を出さないように指を噛んで堪える舞衣。
膝立ちだった舞衣を押し倒してずっと胸を弄り続ける。
「そんな……胸ばっかり……!」
「でも、感じてんのな」
命よりも多くの愛液が股から太腿まで伝っているのが見える。
それでも、命のときと同じように指で膣内を広げる。
だがやはり、舞衣の方は若干余裕がありそうだった。
広げる愛撫を終えると、命のときと違い、舞衣を四つん這いにする。
向けられた尻を掴んで子宮口を叩こうとぺニスが押し入っていく。
「ん、あぁ!?」
四つん這いにだった舞衣の体を上から覆って片手を重ねながらぺニスの出し入れを繰り返す。
命のときと違い、ある程度スムーズに中が解れていき、何度も注挿を続けていく内にぺニスを受け入れていった。
「ハァ! ハ、ハッ!」
舞衣も、次第に自分から腰を動かし始めて自分の中へと進ませる。
「いいぞ、舞衣! きついけど、包み込むみたいで……!」
徹雄はまだ余裕があったが、初めての相手にあまり負担をかけたくなかったために、早々に射精することにした。
「射精すぞ! お前も、膣内で受け止めろっ!」
「は、はいっ!!」
最後の一突きと共に精液を舞衣の膣内へと注ぎこんだ。
ぺニスを引き抜くと、舞衣が、どっさりとベッドに倒れる。
「……あつい」
そう呟いて目を閉じていた。
「どう? 気が利くでしょ?」
得意気な顔の楯無に取り敢えず徹雄はコブラツイストをかけることにした。